愛知の小さな平屋でシンプルな暮らし|建築実例にみる平屋の間取りのポイント

建築家とつくるおしゃれな平屋

「愛知で小さな平屋を建てたい!」「愛知の自然の中でシンプルに暮らしたい」と考える方が増えています。

若い子育て世代から終の棲家にする夫婦二人まで幅広い世代から支持される、おしゃれな小さな平屋のシンプルな暮らし。

愛知の名古屋や豊橋の近郊エリアなら、リモートワークやデュアルライフ(二拠点生活)などの時代の変化にも対応した、自分たちにとって「ちょうどいい暮らし」を実現できる環境があります。

そこで今回は実際の平屋の建築実例を参考にしながら小さな平屋の家づくり、コンパクトな間取りのポイントをご紹介します。夫婦二人暮らしにもちょうどよい、コンパクトな平屋の実例もたくさんご紹介しますので、ぜひ家づくりの参考にしてくださいね。

<コラムのポイント>

・夫婦二人暮らしや子育て世代に似合う小さな平屋のメリットが分かります。
・小さな平屋を建てる際、面積を効率的に使える間取りのコツが分かります。
・愛知で注文住宅で建てた小さな平屋の建築実例が見られます。

 

 

 

愛知で平屋が選ばれる理由

自然豊かな愛知に建てる平屋

・愛知は都市と自然のバランスが絶妙で平屋の暮らしがしやすい

愛知は、コラム「建築家とつくるデザイン注文住宅の魅力【建築実例:愛知編】」でもご紹介したように、愛知の名古屋、豊田、豊橋などの県内主要都市近郊は自然も豊富で通勤などの移動もスムーズ。

豊橋近郊の渥美半島の田原市はサーフィンにも最適でマリンスポーツが盛んです。愛知は都市と自然のバランスに恵まれ、これからの時代にあった平屋のライフスタイルが実現できる職住近接のほどよい距離感が保てる理想的な環境があります。

 

・事実、愛知の平屋は1.7倍に増加

愛知の住宅の平均敷地面積は260㎡(78坪)、住宅の平均延べ床面積94.36㎡(28坪)で全国平均よりも戸建てが建てやすい環境にあります。

さらに、居住専用住宅の年間着工件数34,307棟のうち、平屋の着工件数は1,809棟(全体の5.2%)。2011年の1,083棟(全体の3.2%)と比較すると、平屋は1.7倍の増加傾向にあります(出典:愛知県「住宅・世帯の概況」、国土交通省「住宅着工統計」より)。

 

・平屋は子育て世代から夫婦二人暮らしまで支持を集める人気のライフスタイル

例えば、いつも家族と一緒にいたい子育て世代都会と自然のデュアルライフ(二拠点生活)を楽しみたいデュアラー世代老後を夫婦二人でゆったりと過ごしたいシニア世代ミニマリストを志向する世代まで、幅広い世代から支持されているのが特徴です。さらに、新型コロナウイルス禍の影響で、菜園付きの小さな平屋も注目を集めています。

2階建て住宅が主流の中で、マスコミや住宅雑誌でも定番の特集テーマとなった平屋。毎年着実に着工数が増加する平屋での暮らしは、これからの時代に求められるライフスタイルの潮流になっています。

 

・平屋を建てた施主が語る、シンプルな暮らしへの想い

実際に、平屋を建てた施主の方からも以下のような口コミのコメントをいただいています。

「私自身は2階建ての家で育ったのですが、子供が小さいうちは2階建てだと目が届かないことがありそうで、家事のこともあって私は新築するなら平屋がいいなと思っていました。子供が独立すれば夫婦2人ですので、老後の暮らしを考えてもやっぱり平屋だね、と話していたんです。」

「実家が2階建てなのですが、あまりモノを増やしたくないと思っていたのと、親が歳をとり、特に片親になってからは階段の昇り降りが億劫になってしまい、2階が物置のようになってしまったのです。だったら私たちは平屋で無駄なく暮らしたいと思うようになりました。」

このように、現在の日本の社会構造や住宅事情、今後のライフスタイルの変化を見据えて、「できるだけシンプルに暮らしたい」という施主の方の想いが汲み取れます。

 

 

 

 

平屋のメリット・デメリット、小さな平屋の留意点

ワンフロアで暮らしやすい平屋の間取り

では、あらためて平屋のメリット・デメリットと留意点を確認しておきましょう。

平屋のメリットは、ちょうどいい広さの家なら、以下のような平屋ならではの暮らしやすさを優先することができるという点です。

メリット①:シンプルな家事動線にできる

家事動線が良い平屋の間取り

1点目は、シンプルな家事動線になることです。構造もシンプルで家事動線もコンパクトになれば、床・壁・段差も少なくなるので掃除も楽になります。

ただし、ペットとの暮らしを考えた場合は、生活スペースを分ける工夫も考えると、少し空間づくりにアクセントをつけたり、リズム感をもった間取りにすると、遊び心のある家になります。

 

メリット②:予算を最適化できる

2点目は、コンパクトにすればこだわりたい部分に予算がかけられることです。できるだけ構造をシンプルにしてローコストに抑える工夫をすることで、こだわりたい部分にしっかり予算をかけることができます。

平屋の坪単価は一般的に2階建てより1~2割程度高めになりますので、坪単価70万円の場合、20坪の1LDK~2LDKで1,400万円、25坪の2LDK~3LDKなら1,850万円、30坪の3LDK~なら2,100万円程度が相場になります。

末永く暮らすことを考えればしっかり予算をかけたいところにメリハリをつけた予算配分を検討するのがおすすめです。

 

デメリット:平屋に適した土地の確保が重要

一方で、デメリットとしては、平屋に適した土地の確保と床面積のバランスが難しいという点です。

建築予定地の建ぺい率に応じて平屋を建築できる広さは変わりますが、まずは平屋に適した土地の確保が重要です。周囲の環境や建物の状況、土地の整備状況など、土地探しやプランニングの初期の段階から信頼できる工務店に相談することをお勧めします。

もちろん変形地・狭小地でも工夫次第で平屋の暮らしが実現できます。場合によっては、平屋風の「ほぼ平屋、ちょっとだけ2階建ての家」という選択肢もあるかもしれません。

小さな平屋を建てる際の留意点は、その土地の個性にあった構造や間取りのプランニングと、コンパクトさ故の収納や動線の工事などを「最適化」するための工夫が必要になる点です。小さな平屋だからこそできるシンプルな暮らしを実現するために、工事士、工務店スタッフ、施主の方のそれぞれの考え方を理解し、アイディアを出し合いながら、より理想的な暮らしを実現していきましょう。

 

 

 

 

愛知の建築実例にみる小さな平屋でシンプルに暮らす間取りのポイント

では、小さな平屋、ちょうどいい間取りのポイントについて、建築実例を参考にみていきましょう。

 

・外観

シンプルなしらや外観

平屋は、周辺環境や近隣の建物の影響を受けやすく、土地の広さや形状にあわせた最適な構造やデザインコンセプト決めが重要となります。写真の事例はコンパクトな敷地を有効活用しながらも、クリエイティブでスタイリッシュなデザインを実現した事例です。

ガルバリウム外壁の平屋

平屋の外壁には、シンプルさを引き立てる塗り壁やガルバリウムがおすすめです。

カフェ風の平屋外観

斬新さを演出するなら個性的なカラーリングの玄関ドア、ナチュラルな佇まいにするなら無垢材などの木製ドアなど、玄関やポーチ回りにアクセントをつけると、より魅力的な外観になります。

 

・玄関

玄関とリビング直結の平屋

玄関はリビングと直結にして廊下を省略すると小さな面積でも広いLDKが作れます。

玄関とリビングの間に目隠しを設置

上の写真のように、玄関とリビングの間に目隠しになる間仕切り壁を設置すれば、玄関からリビングが丸見えになりません。

玄関に手洗い場のある平屋間取り

玄関から手洗い場を直結した間取り事例です。帰ってからすぐに手を与えるので、コロナ以降、人気のある間取りです。

 

・リビングとキッチン

開放感あふれる大きな窓のあるリビング

生活の中心となるリビングは、平屋ならではの広がりのある空間づくりが基本となります。郊外では自然との一体感を感じる居住空間と外との境界線を曖昧にしたり、住宅街ではプライバシーを考慮した採光と通風の緻密な計算による窓の位置決めが重要。

写真の事例は大きな掃き出し窓を連続して設けることで、庭との一体感のある空間を作っています。

プライバシーに配慮したリビングの窓

上の事例では、窓の外の道路からの視線を考慮して、高めの位置に窓を配置しました。変形地のため、LDKを土地の形に合わせた三角形にしています。円形のダイニングテーブルを使って、リビング、ダイニング、キッチンを回遊できる三角形にレイアウトしたのもポイントです。

 

・天井と窓

トップライトに吹き抜けの天井が明るいリビングを演出

平屋はひとつながりのフラットな空間。家の中心部分に配置された部屋の採光や通風の確保に留意する必要があります。

周辺環境、敷地面積、間取りの兼ね合いで、最適なリビングの位置は必ずしも南になるとは限りません。

リビングが家の中央部や北側に位置する場合は、トップライト(天窓)・ハイサイドライト(高窓)と吹き抜けにして窓の位置を高めにすれば、デザイン性も高い明るい空間づくりが可能です。

ハイサイドライトのある平屋

上の事例は、天井を勾配天井にしてハイサイドライトを設置しています。小さな窓でも、高い位置の窓からの光で想像以上に室内が明るくなりますよ。

 

・水回り

動線の良い水回り

キッチン・洗面脱衣所・浴室・トイレなど水回りを1か所にまとめれば動線もコンパクトになり、家事も楽になります

回遊できる洗面所

一方で、家族が増えるほど生活動線が混雑することを避ける工夫が必要です。上の洗面所の事例は、奥のリビングだけでなく手前からも通り抜けられる動線があります。さらに、写真右側からはキッチンにつながっています。洗面台周りを回遊できるようにすると、快適に使えますよ。

洗面台はシンクを2つにして朝の混雑を回避、造作家具にすれば水回りの快適さやデザイン性も自由自在

たとえば洗面台にシンクが2つあれば、朝の時間が重なってもスムーズです。さらに写真のように造作家具にすれば、家のデザインテイストと一体になったおしゃれな水回りの空間になります。

 

・寝室と書斎

寝室は間仕切り棚を組み込みプライバシーを確保、テレワークにも書斎として活用できる空間に

平屋ではそれぞれのプライバシーも重視したいところです。寝室に仕切り壁などを設置すれば、半個室のような使い方で、夫婦がそれぞれプライベートな時間も楽しめます。テレワーク(リモートワーク)時の書斎にも使えそうですね。このようなちょっとした空間レイアウトの工夫によって、ほどよい距離感で、暮らしやすい間取りになります。

では次に、このように、土地の形状、ライフスタイルに最適化された平屋にお住いの施主の方の口コミをご紹介します。

 

愛知で平屋を建てた施主様の声

一戸建ての新築イメージ
■家族構成:夫婦+子供2人+愛犬2匹

マイホームは私たち夫婦の憧れ。子どもが小学校に入学するまでには実現したいとずっと思っていました。また、住宅ローンを組むにしても、そろそろ新築適齢期だと判断し、土地探しからスタートしました。無垢や自然素材を用いてスタイリッシュな家を建てる『ブルーハウス』さんの家が、以前から気に入っていました。私たちの希望を詳しくヒアリングしたうえで提案してくれたファーストプランもイメージ以上の出来栄えで、迷わず家づくりをお願いしました。家づくりでは、私たち家族だけでなく、愛犬2匹も快適に暮らせる住まいを希望しました。完成した住まいは動線が機能的で、家事や移動がスムーズにでき、私たち家族も愛犬たちも毎日のびのびと暮らしています

 

また、平屋をブルーハウスで建てたお施主様の生の声を聞けるインタビューもご視聴いただけます。


今回ご紹介した施工事例は、ほんの一例です
。ブルーハウスは様々な施主の方のスタイルに応じた家づくりをお手伝いしています。その他の事例は、工事例のページや以下のコラムも参考にしてください。

 

 

 

 

夫婦二人暮らしにもおすすめの小さな平屋の施工実例 

お子さまが巣立ったあとの暮らしも見据えた小さな平屋

コンパクトな平屋外観

奥様が平家の家を希望された理由は、ご実家での実体験から。ご実家は2階建てだったものの、子ども世代が巣立ってしまって今はご両親しか住んでおらず、2階をほとんど使っていない状態になってしまっているそうです。

2階もあることで掃除の時間がかかったりトイレも2カ所にあって手入れが面倒だったりと、ストレスを感じていたんだとか。そして平屋のご実家に住まわれていた旦那様の家へ遊びに行った際、「小さめだけれどコンパクトで住みやすそうで、広い家でなくても快適に暮らせるのでは」と感じて、平屋を希望されたと話しました。

外観は、道路に面している面は窓の位置を高く設置することで、周りからの視線をうまく防げるようになっています。

L字型のLDKレイアウト

道路側から見ると窓が少ないですが、違う面に大きな窓を設置しているため、日の光がきちんと届くようになっています。室内も十分な明るさを確保しました。家全体で扉が少ない間取りで、どこにいても距離を感じられるようになっており、1つのフロアで家族みんな一緒で過ごせるという点も、魅力の1つです。

家の起点となる手洗い場

手洗い場は壁側に作るのではなく、通り道に設置。玄関・リビング・水回り・個室への起点となっています。一見邪魔になるようにも見えますが、住んでみると動線の良さを実感されたそうです。

平屋のガレージ

車2台が停められる、屋根付きのガレージ。雨の日でも濡れずに車に乗れます。

 

まとめ

小さな平屋は「愛知の自然の中でシンプルに暮らしたい」という若い子育て世代からデュアルライフや終の棲家にするご夫婦まで幅広い世代から支持されています。愛知の名古屋や豊橋の近隣エリアなら、おしゃれな小さな平屋のシンプルな暮らしが実現できる理想の環境があります。

小さな平屋だからこそできる、シンプルで心地よいちょうどいい暮らしは、動線もシンプルでコンパクト予算もこだわりたいところにかけられるため、自分たちにとって最適な暮らしが実現できます。

平屋は土地の個性を生かすことが重要です。敷地面積が狭くても、工夫次第で自分たちらしい家づくりができます。そのためには、今後の自分たちのライフスタイル、ワークスタイルの変化を見据えて、ちょうどいいサイズの暮らし方をイメージしながら自分たちらしい家づくりをすることが末永く快適に暮らせる平屋づくりのポイントです。

 

 

 

 

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