小さな平屋でちょうどいい暮らし~シンプルで心地よい平屋の間取り

小さな平屋のシンプルながら個性的なデザインの外観。敷地の狭さも個性に変えた設計の工夫。

最近、小さな平屋での暮らしが人気を集めています。若い子育て世代から、デュアルライフ(二拠点生活)、シニア世代の夫婦2人の終の棲家まで、シンプルでおしゃれ、コンパクトで無駄がない、ちょうどいい平屋の暮らしが世代を超えて支持されています。そんな心地よい小さな平屋の間取りの工夫と平屋の家づくりの注意点を解説します。ぜひ参考にしてくださいね。

目次

 

愛知で小さな平屋のちょうどいい暮らしを実現するには

 

平屋が注目されている理由

建築家とつくる憧れの暮らし

平屋を支持している層は、家族といつも一緒に暮らしたい子育て世代、ゆったりと老後を過ごしたい夫婦2人のシニア世代、デュアルライフ(二拠点生活)を志向する働き盛りの世代、できるだけミニマルな暮らしをしたい夫婦や単身世帯などのタイプがあります。

シニア世代には、夫婦2人になったときでもコンパクトで暮らしやすく、平屋は階段の昇り降りがなく、体が動きにくくなったときも生活しやすい家づくりができます。子育て世代には、家族といつも一緒にいられるちょうどいいサイズの家として平屋に注目しているようです。

家事をできるだけ楽にしたいのは老後、子育て、共働きもみな同じ。最近は、無駄のないシンプルな暮らし、できるだけモノを持たないミニマルライフを志向する方からも平屋は人気です。小さな平屋なら、シンプルで心地よい、ちょうどいい暮らしが実現できます
 

“施主様インタビュー”なぜ平屋を選んだのですか?

建築家とつくる憧れの暮らし

 

平屋を建てた施主の方に、なぜ平屋を選んだのか伺ったところ、以下のような意見を伺いました。

「私自身は2階建ての家で育ったのですが、子供が小さいうちは2階建てだと目が届かないことがありそうで、家事のこともあって私は新築するなら平屋がいいなと思っていました。子供は独立すれば夫婦2人ですので、老後の暮らしを考えてもやっぱり平屋だね、と話していたんです」

「実家が2階建てなのですが、あまりモノを増やしたくないと思っていたのと、親が歳をとり、特に片親になってからは、階段の昇り降りが億劫になってしまい、2階が物置のようになってしまったのです。だったら小さな平屋で無駄なく暮らしたいと思うようになりました」

ご意見を伺った施主の方は、ご自身が2階建ての住宅で育ったこともあって、できるだけシンプルに暮らしたいという想いと、今の親御さんを見ていると自分たちの老後はコンパクトな平屋のほうがいいのかも、という想いがあるようですね。
 

小さな平屋のシンプルな形と間取り

小さな平屋のシンプルな暮らしを実現した家(平屋の外観)

 

参考)建築家とつくるデザイン注文住宅の魅力【建築実例:愛知編】

では、そんなコンパクトな平屋の間取りと家づくりはどのように考えればいいのか、考えてみましょう。

外観

屋根は陸屋根や片流れのガルバリウム鋼板でシンプルに仕上げてもらうという方法があります。雨どいも付けなければ、見た目もシンプル。ミニマルな設計になり、メンテナンスも不要になります。

 

ウッドデッキ

平屋は、ワンフロアでウッドデッキやテラスで外と繋がりやすい点も魅力です。シンプルな平屋ならIの字型。プライベート空間を確保しやすくするならコの字型、L字型にして、部屋の配置を工夫するなどして、採光・通風・プライバシーを確保するような工夫をするとよいでしょう。

なお、小さな平屋を建てたいと考える方は、家庭菜園などの農的な暮らしを希望されることも多くなってきました。そんな方にもウッドデッキはおすすめです。勝手口からキッチンの延長で家庭菜園に直結するウッドデッキは野菜を収穫してどろを払ったり、水洗いした後の水切り場所としても便利です。採れたての新鮮な野菜をサラダににしてウッドデッキでそのままいただく。自然の中で暮らす小さな平屋なら、自然の恵み豊かな暮らしが実現できます。

小さな平屋の外観~デッキからエントランスへ
参考)愛知でかっこいい家を建てよう!おしゃれな外観と内装の建築事例まとめ!

LDK

小さな平屋だからこそ、リビングがはできるだけゆったりと開放感のある空間づくりをしたいものです。吹き抜けのようなロフトやスキップフロアを組み合わせると、小さな平屋でも立体的な空間づくりができます。2LDK~3LDKの間取りであればゆったりと広めのリビングを確保できます。

小さな平屋のキッチン~回遊しやすい間取り

寝室

終の棲家であれば、寝室からウォークインクローゼットを経由して洗面所などの水回りに繋がる動線にするのもスムーズでおすすめです。洗濯物もすぐに収納できるし、寝室から着替えて出かけるにも、できるだけシンプルなほうがストレスがなく、片付けもしやすいのでよいですね。

 

子供部屋

小さな平屋なら子供部屋は子供が小さいうちはワンルームでも十分かもしれません。子供の成長にあわせて間仕切りは可動式にすれば個室が増やせます。子供が独立したら書斎、客間、収納としても使えますので、大人でも使いやすい天井高も確保しておきたいところです。

ほぼ平屋のロフトを子供部屋に

平屋の間取りの工夫、建築実例などは、以下のコラムも参考にしてください。

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憧れの二拠点生活(デュアルライフ) 愛知の小さな平屋 ちょうどいい暮らし

▼小さな平屋のシンプルな家づくりカタログ

平屋のメリットとデメリットのおさらい

小さい平屋ながら天井高、採光を考慮した高窓を確保したLDK。開放的な空間が心地いい。

注文住宅で家を新築する際に、ちょうどいい広さの家がいいなら、平屋ならではの暮らしやすさを優先することができます。

暮らしやすさとは、快適で心地よい暮らしができ、生活動線や家事動線がコンパクトでスムーズに動くことができることが大変重要です。段差も少なく、床も壁も少ないので、掃除が楽になるという面も見逃せません。

上層階分の天井、壁、柱、床などの建材も不要ですので、小さな平屋であれば、外壁や玄関、内装などのポイントとなる部分にこだわりの建材を使用することで、できるだけローコストに費用をおさえながらも安っぽくならないように素材選びを工夫することができます。

一方、小さな平屋の場合、坪単価(1坪当たりの建築費)は高めになります。平屋は延べ床面積と基礎や屋根などの面積の広さに直結しますので、どうしても坪単価は高くなるのですが、実際の建築費は総工費でみますので、坪単価の高さに惑わされないようにしましょう。参考までに、25坪の平屋の場合、坪単価70万円なら1850万円ほどになります。20~25坪程度と考えれば概ね2,000万円以下が相場と言えるでしょう。

また、平屋は近隣の建物の影響を受けやすいので、採光、通風、プライバシーの確保には気を付けたいところです。平屋に住みたい!という方は、土地探しもポイントです。平屋に向いた土地にちょうどいいサイズの家を建てるのが、末永く平屋で快適に暮らすためのポイントです。ウッドデッキやテラスも第二のリビングのように考えると、小さな平屋も自然につながりやすい拡張性のある豊かな空間づくりができます。

▼愛知で小さな平屋のちょうどいい暮らしを実現する方法
 

小さな平屋の注意点

小さな平屋の玄関はシンプル。プライバシーも確保した間取り。

ちょうどいい大きさのコンパクトな平屋を建てる際には、部屋の狭さや収納が少なくならないか気になるところです。暮らし始めてからは、家族が増えて部屋が狭くなった、荷物が増えて収納が足りない、プライバシーを確保しにくい、水回りが集まっているので時間によっては混み合うといった悩みも伺うこともあります。

小さな平屋の家づくりをするなら、家族が増えても個室を増やせる可動式の間仕切りや、収納が確保しやすいロフトやガレージの土間収納も効果的です。水回りは特に朝の洗面台などが動線が重なる時間帯ですので、2人並んで洗面台が使えるようにするなどの工夫をすれば解消しやすいでしょう。さらには、あらかじめ増築を想定して敷地に余裕をもたせる、増築しやすい構造にしておく、家の内と外がつながりやすい、ウッドデッキ、テラスなどを第二のリビングの様に使いやすい開放的な構造にする、といった拡張性のある工夫も検討しておくと、より小さな平屋のちょうどいい暮らし方にもつながります。

小さな平屋のちょうどいい暮らしを実現するには、そういった将来のライフスタイルの変化も見据えながら、プランニング段階から設計士や工務店と理想の暮らしのイメージを検討しながら家づくりを進めることをおすすめします。
 

まとめ

最近、小さな平屋での暮らしが人気です。若い子育て世代からミニマルな暮らし、20~30代のデュアルライフ、シニア世代の終の棲家まで、シンプルでおしゃれ、コンパクトで無駄がない、ちょうどいい平屋の暮らしが世代を超えて支持されています。

平屋ならでは心地いいフラットな空間、動線がシンプルで日々の暮らしさすさが満喫できる、ちょうどいい小さな平屋の暮らしは、できるだけ費用を抑えながらも、こだわりたい部分に予算を充てる工夫をすることで、安っぽくならない家づくりができます。

周辺環境やプライバシーの観点からも、平屋で快適に暮らすには土地探しが重要です。その土地にあった平屋を建てること、今後の自分たちのライフスタイルの変化を見据えて、ちょうどいいサイズの暮らし方を描きながら、家の形や暮らし方も、時間とともにゆるやかな変化を想定した家づくりをすることが、末永く快適に暮らせる平屋づくりのポイントです。

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