注文住宅の内装デザインをおしゃれに|決め方の手順やポイント、注意点を解説

広々としたオープンキッチン

 

内装デザインを自由自在にコーディネートできる注文住宅。

誰しもがおしゃれでデザイン性の高い内装にしたいと思っていますよね。

しかし、内装は決める箇所が多くてデザインや色も豊富なため、意外と頭を悩ませる方が多いです。

 

今回は、内装の決め方のポイントや注意点を解説します。

内装決めのコツを抑えて、まとまりのあるデザイン性が高い家を作りましょう。

 

<コラムのポイント>

・注文住宅の打合せで決める内装について理解することが大切です。
・内装をおしゃれに仕上げるためのポイントや注意点を解説します。
・デザイン性の高い内装実例を紹介しますのでお気に入りのテイストを探してみましょう。

 


注文住宅の打合せで決める内装一覧

注文住宅ではさまざまな内装材や設備の色・デザインについて打合せを行います。

内容を理解し、スムーズに打合せを進めましょう。

 

・床材

無垢フローリング

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床は壁や天井の次に面積が多い場所のため、内装デザインに与える影響は大きいです。

無垢や挽板などの天然木を使った床材や、木目調が印刷されたシートの床材があります。

水回りにはタイルやクッションフロアが採用されるなど、床材の種類は豊富です。

また、同じ無垢の床材でも樹種の違い、タイルは色味やデザインのバリエーションがあります。

 

 

・壁や天井材

壁と天井

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壁や天井は空間のほとんどを占める空間です。

ベースとなる素材を選び、空間によってはアクセントになる素材を取り入れてもいいでしょう。

素材は、一般的な壁紙の他に、漆喰・板張りなどの自然素材やタイルなどもあります。

ベースには明るい印象を与えることができる、ホワイトやベージュ系のカラーが選ばれることが多いです。

アクセントには、空間全体の雰囲気に合う素材やカラーを選びましょう。

 

 

・建具

建具と収納扉

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建具とは、部屋や空間を仕切り「ドアや収納扉」、外部との仕切りに用いる「サッシや玄関ドア」などのことです。

メーカーによって様々なデザインや色味があり、取手のデザインなども選ぶことができます。

また、ドアや収納扉は造作で作ることも可能です。

 

その他にも、さまざまな細かな建材の色やデザインを決めていきます。

・巾木
・窓枠
・ドア枠
・廻り縁
・笠木
・見切り材

 

これらは建具と同じタイミングで決めることが多いです。

細かな部分ですが、内装デザインの印象を大きく変える部材と言えるでしょう。

打合せ時に話題に上がらない場合は、施主側から仕様を確認してみてくださいね。

 

・住宅設備の色やデザイン

ステンレスキッチン

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住宅設備の色やデザインも豊富な種類があります。

具体的には、キッチン・浴室・洗面台・トイレなどです。

メーカーによって大きくデザインが異なるため、実際にショールームで確認してみてください。

全体のカラーバランスや雰囲気に合わせて色味を選びましょう。

 

・照明

ペンダント照明

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照明も内装デザインを高めるために必要不可欠な設備です。

明るさはもちろんのこと、電球の色や照明自体のデザインによって大きく印象が変わります。

電球の色は、作業をしやすい空間にしたいなら白系、落ち着く空間にしたいならオレンジ系の色を選びましょう。

さまざまな用途で使う部屋は、調光や調色できるタイプが便利です。

 

照明本体はさまざまな施工方法の商品があります。

・シーリングライト:天井付の照明
・ダウンライト:埋込型の照明
・ブラケットライト:壁付けの照明
・ペンダントライト:天井から吊るす照明

 

また、壁や天井に光を向けて反射させ、柔らかな光で部屋を照らす間接照明もおしゃれです。

まずは、照明の施工方法を選び、その後に本体のデザインを選ぶと良いでしょう。

 

 

・カーテン、家具、インテリア

高級感のある家具

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住宅会社によってはカーテン・家具・インテリアなども、トータルコーディネートしてくれることもあります。

内装に合ったデザインや色を選んで、まとまりのある空間に仕上げましょう。

 

【注文住宅】内装デザインの決め方と手順

シンプルな内装

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すべての内装材に共通するデザインの決め方と手順を紹介します。

 

①採用するテイストを決める

まずは、内装の基礎となるテイストを決めましょう。

モダン・洋風・シンプル・ナチュラル・和風など、さまざまなテイストがありますよね。

工事例を見たり見学会に参加したりして、好みのテイストを見つけましょう。

 

②ベース・メイン・アクセントのカラーを決める

採用したいテイストが決まったら、ベース・メイン・アクセントのカラーを決めます。

下の画像はベースを白、メインを茶、アクセントを黒にした内装事例です。

ブルーがアクセントの家

ここで大切なことは、細かな部材や設備の色を決めないことです。

キッチンはグレーでアクセントクロスをグリーンにするなどのように、具体的な設備や部材の色を決めてしまうと、最終的にまとまりのない内装になります。

まずは、空間全体に取り入れる色について考えましょう。

 

③各部材や設備のカラー・デザインを決める

空間全体のカラーが決まったら、各部材や設備のカラーとデザインを決めていきます。

次のような流れで考えていくとスムーズです。

 

①面積が広い壁・天井・床などを決めてテイストのベースを固める

②建具やキッチン、アクセントの壁・天井などのやや面積が広いものを選ぶ

③照明やインテリアなどの細々した色味・デザインを考える

 

面積が大きなものから先に選ぶと、ベース・メイン・アクセントカラーのバランスが取りやすいためおすすめです。

キッチンや家具などをデザインの中心にしたい場合は、それらをベースとして周りの色を合わせる方法もあります。

複数の色やデザインを使いすぎないように考えながら、各部材や設備を選んでくださいね。

 

④全体的なバランスを見て調整する

デザインや色を選んだら、全体を見て空間のバランスをチェックしましょう。

それぞれのサンプルを組み合わせて色の相性を見て、パース図で全体像を確認しましょう。

 

色の割合は、「ベース:メイン:アクセント」が「70:25:5」になっていることが好ましいです。

バラバラに色を選ぶと、アクセントカラーが多すぎたなどの失敗があります。

ベースが多い分には、後からインテリアなどでアクセントカラーを追加できますが、逆の場合は改善が難しいです。

また、キッチンと床の色は合うけど、キッチンとアクセントクロスの色が合わないなどの問題が見つかるかもしれません。

空間全体を確認して、最終調整を行ってくださいね。

 

内装デザインの失敗を避けるために注意すべき5つのポイント

内装デザインの失敗を避けるために注意したいポイントをお伝えします。

 

①サンプルを見て素材感や色味をチェックする

床材サンプル

内装材を決めるときは、サンプルを必ず見るようにしましょう。

カタログの写真では、実物とイメージの差があることも少なくありません。

床材などは肌が触れる機会も多いため触り心地も大切です。

実物を見て触って、素材感や色をチェックしてくださいね。

 

②照明の色や日当たりを考慮してカラーを決める

電球色の照明

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サンプルを見るときに重要なのが、照明の色や日当たりを考慮することです。

同じ色のタイルでも、白い電球とオレンジの電球の下で見たのでは印象が大きく変わります。

白い光はクールな雰囲気、オレンジの光は柔らかな雰囲気を与えるでしょう。

 

また、内装材を採用する空間の日当たりを考慮することも大切です。

日当たりの良い壁は実際のカラーよりも白っぽく見えますが、日が差し込まない壁は暗く見えます。

照明や日差しを考えながら、イメージに近い色を選んでくださいね。

 

③壁や天井はシンプルにするとまとまりやすい

真っ白な壁と天井

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注文住宅はほとんどの内装材を自分好みに選べるため、ついつい多くの色・柄を取り入れがちです。

すると、全体のまとまりがなくなり、デザイン性の低い内装になってしまいます。

空間に対して広い面積を占める壁や天井は、シンプルで無地のデザインを選ぶと失敗しません。

シンプルな真っ白な壁でも、後からインテリアを飾ればおしゃれな空間は演出できます。

アクセントカラーを採用する場合は、無地のアクセントクロスや木・石などの自然素材が、空間に馴染みやすいためおすすめでしょう。

 

④濃いアクセントカラーは遠い位置に配色する

青のアクセントクロス

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濃いアクセントカラーは、目線から遠い位置に採用してください。

なぜなら、目線の近くに濃いアクセントカラーがあると、圧迫感が出て空間が狭く感じるからです。

逆に、遠い位置に濃いアクセントクロスなどがあると、奥行きを感じて部屋が広く見えます。

玄関からリビングに入ったときに、遠くにアクセントカラーを配色すると効果的でしょう。

 

⑤目立つ箇所は本物の素材にこだわる

板張りの壁

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よく目に付きやすい場所は、本物の素材にこだわることをおすすめします。

なぜなら、内装は近距離で見ることが多いため、細かな素材感などが分かりやすいからです。

遠目で見たら違和感のない木目調のクロスでも、近くで見たら安っぽかったと感じる事例もあります。

天井に天然木の板張りの採用すれば、クロスでは表現できないような味わい深い内装に仕上がるでしょう。

 

 

【カラー別】おしゃれな内装を採用した注文住宅の実例

おしゃれな内装を採用した注文住宅の実例を紹介します。

 

【白】注文住宅の内装実例

白を基調とした内装の実例を紹介します。

 

こちらの家は、キッチンやサッシまで白で統一して開放的で明るいLDKを作りました。

白いLDK

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こちらの内装はアクセントカラーを入れずに、ベースカラーの白とメインカラーの茶だけでデザインしたダイニング・キッチンです。

真っ白な内装

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コンパクトな玄関は、収納扉を白にすることで圧迫感のないスタイリッシュな空間に仕上がります。

白を基調にした玄関

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明るさ・清潔感などを重視したいなら、白を基調とした内装を選ぶと良いでしょう。

 

【黒・グレー】注文住宅の内装実例

黒・グレーの内装を採用した事例を紹介します。

 

テレビボードと照明を黒、壁をグレーにして高級感ある内装にしました。ダークトーンの壁は間接照明が映えます。

黒いカウンター

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ダイニングキッチンをグレーでまとめたシックな内装。照明やレンジフードも黒にして統一感を出しました。

グレーのキッチン

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ライトグレーの壁紙をベースカラーにしたトイレ。白の窓枠や廻り縁をアクセントになっています。

グレーのトイレ

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重厚感・高級感・クールなどの内装イメージなら、黒やグレーなどのダークトーンの内装を採用しましょう。

 

【茶】注文住宅の内装実例

木目を使った内装実例を紹介します。

 

床・壁天井すべてに天然木を採用したリビングです。間接照明も相まって温かみのある雰囲気に仕上がりました。

木目を活かした内装

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天井一面を板張りで仕上げた内装です。白い壁とのコントラストが美しい空間が完成しました。

木目天井のLDK

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キッチン・壁・天井に異なる木材を採用した空間です。男前な内装デザインでかっこいい空間に仕上がりました。

木目を散りばめた家

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ナチュラルや温かみのある内装にしたいなら、木目の割合を増やすことがおすすめです。

 

まとめ

内装デザインは、空間全体のバランスを考えながら選ぶことが大切です。

お気に入りのアイテムを取り入れることも大切ですが、部屋に馴染む色やデザインなのかも意識しながら選んでください。

また、色だけでなく素材にこだわることも、おしゃれな内装を作るときに重要なポイントです。

近くで見たときに高級感のある素材、触れたときに心地良い素材を積極的に取り入れることをおすすめします。

理想のテイストを明確にし、それに近づけるように内装デザインを考えていきましょう。

 

豊橋市で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ

ブルーハウスは、豊橋市で100%オーダーメイド・完全自由工事の注文住宅の工事施工、建築家デザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。

  • ・デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担の少なく住める家をつくっています。
  • ・ブルーハウスは、高気密高断熱住宅にこだわっています。(現在HEAT20G2グレードを中心に建築。全棟気密測定(C値測定)を実施)
  • ・無垢材や塗り壁など、自然の素材を使った家づくりが得意です。
  • ・土地探しからも始められて、建てたい家や住みたい地域、住みたい環境から適した土地をお探しします。

愛知に住む人、豊橋に住む人を家づくりで幸せにする。「人生を最高に楽しむ家」をつくることを目指して家づくりをしています。

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