猫と暮らす家の間取りのコツ|新築時から検討したいキッチンやトイレの工夫【実例つき】

吹き抜けに作ったキャットウォーク

 

猫と暮らしている方は「新築するなら猫がのびのびと暮らせる快適な家にしたい」「猫も人も暮らしやすい家にしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

今回は、新築するときに知っておきたい、猫と暮らす家の間取りのコツを解説します。猫ならではの習性や気をつけたい、キッチンをはじめとするお部屋の間取りや、綺麗好きな猫にとって重要なトイレの工夫など実例付きで紹介します。

ペットも人間も楽しく、ストレスなく過ごせる家を建てたい!という方はぜひ参考にしてくださいね。

 

目次

■猫がのびのび暮らせる家とは
■猫と暮らす家・間取りの3つのポイント
 ①運動しやすい間取り
 ②生活・習性に配慮した間取り
 ・快適なトイレづくりのポイント
 ③安全・事故を防ぐ間取り
 ・猫に安全なキッチンの間取りの工夫
■まとめ

 

■猫がのびのび暮らせる家とは

・猫の好きなこと、嫌いなこと

・高いところが好き

猫にとって高い場所は、安全で視野も広く獲物を見つけやすいなど生き物としての本能で好む場所です。室内でも棚や冷蔵庫の上など高いところは安心するようです。

また、高いところはノミやダニが少なく害虫から身を守れます。さらに、他の猫よりも高い場所にいることで優位性(強さ)を示すという意味もあるそうです。

 

・暖かい場所が好き

お日さまが当たる暖かい窓辺は猫にとって日向ぼっこに最適。リビングの端や天窓からの光が当たる場所でお昼寝するのも大好きです。

実は、猫は自分で体温を調節するのが苦手な生き物です。周囲の気温に体温が影響されやすいので、暑さや寒さが厳しくなるとより快適な居場所を探します。また、猫の体温は38℃と人間よりも少し高めで、寒くなると気温差を感じやすく、より暖かく快適な場所を求めると言われています。

 

・狭くて薄暗いところが好き

猫にはかばん、段ボール箱や紙袋、ビニール袋、たんすの引き出し、家具の隙間、押し入れの中など暗くて狭いところに入りたがる習性もあります。これも猫のハンターとしての習性の名残で、一度手にした獲物を奪われず、同時に外敵から身を守るのに狭くて薄暗い場所が適しているからと言われています。また、「獲物が隠れているかも」と考えているという説もあります。

 

・綺麗好き

猫は毛づくろいをしたりトイレ後は排泄物を埋めて隠したりするキレイ好きな習性があります。こうした習性は、なるべく自分のニオイを消して、獲物や敵に気づかれないためと言われています。

 

・なわばり意識が強い

野生の猫は自分のなわばりを持ち、定期的にパトロールして安全をチェックしています。また、他の猫のなわばりを尊重し適度な距離感を保って争いを避けています。

室内飼いの猫にもなわばり意識は残っていて、家の中を見回ったり、マーキングをしたりします。

 

■猫と暮らす家・間取りの3つのポイント

次に、猫ちゃんがのびのび暮らせる家のための間取りのポイントを紹介します。

 

①運動しやすい間取り

吹き抜けとキャットウォーク

高いところが好きな猫の習性に配慮して、キャットタワーやキャットウォーク、猫階段など、上下運動ができる場所があると室内でも猫ちゃんがよく動きストレスを溜めにくくなります。また、運動不足や筋力・体力低下を防ぐこともできますよ。

専用のタワーをつくる以外にも、吹き抜けの梁や収納棚を利用する方法もあります。完全自由設計の注文住宅ならこうした造作の猫ちゃん用設備も自由に配置できます。

壁に猫専用の通路穴を設置

さらに、室内でものびのび歩き回れるように、猫の動線を意識して通路を作ってあげましょう。

ドアを開けなくても通れるペットドアや通路穴で各部屋を自由に移動できるようにしたり、壁や仕切りになる部分を室内窓にして通れるようにしたりすると、猫ちゃんを1つの部屋に閉じ込めてしまうことがなくのびのびと過ごせます。

 

②生活・習性に配慮した間取り

 

・快適なトイレづくりのポイント

綺麗好きな猫のトイレの適切な置き場所は、猫が排泄したいときにすぐにできて、人の目が行き届き、お手入れしやすい場所です。

具体的には

・快適な温度、湿度を保ちやすいリビングの一角

・換気しやすく猫砂をすぐに流せる人間用トイレ・洗面所

などが最適です。視線が気になりにくい洗面台やリビング収納の下部を利用して猫のトイレスペースにするのもおすすめです。始めから間取りにトイレ置き場やトイレ関連グッズの収納スペースを作っておくと便利で清潔も保ちやすいですよ。

洗面台の下も猫ちゃんのトイレ置き場にする場合も

洗面台の下も猫ちゃんのトイレ置き場にする場合も

玄関や廊下は、こまめにチェックできて家中の気温差が少ない家であれば問題ありませんが、間取りや人通りによっては猫ちゃんが落ち着いてトイレを使用できなかったり、寒さで利用したがらなくなったりすることもあるので、トイレ周りの環境は特に注意しましょう。

 

・快適な日向ぼっこスペース

暖かいリビングの窓辺

リビングなど日当たりのよい場所に、猫がくつろげる日向ぼっこスペースをつくってあげましょう。窓を出窓にすると猫ちゃんも過ごしやすくなります。

キャットウォーク

キャットウォークから窓へ、そのまま日向ぼっこできます

キャットウォークの上部など、猫が登る場所に小さな窓をつけるのも素敵です。お昼寝だけでなく窓からテリトリーの観察もできるお気に入りの場所になるかもしれません。

 

・爪とぎスペース

猫ちゃんを飼っている方からは、「家に1つは爪とぎ用の柱が欲しい」という声もよく聞きます。気に入った爪とぎ場があれば同じ場所で爪とぎをするため、爪とぎ専用スペースは家具や壁紙での爪とぎを防ぐ効果もあります。

 

・水飲み場

猫ちゃんは新鮮な水が好き。猫専用の水飲み用ボウルと蛇口を設置するのもおすすめです。ボウルはオーバーフロー機構付きのものにすれば、蛇口から少量の水を流すことで常に新鮮な水をボウルに貯めておけます。

 

・中庭

外の空気を感じられる中庭

外の空気を感じられる中庭

LDKからつながる中庭は、室内飼いの猫ちゃんも自然を感じられ安らげる場所です。中庭があることで室内に光を多く取り込め、気持ちよく日向ぼっこできます。

中庭をウッドデッキ仕様にすれば外でも快適に過ごせます。中庭は脱走もしにくい構造なので猫ちゃんに外の空気を感じてもらいたい飼い主さんにおすすめです。

 

③安全・事故を防ぐ間取り

 

・猫に安全なキッチンの間取りの工夫

窓や扉で囲われた猫と暮らす家のキッチン事例

窓や扉で囲われた猫と暮らす家のキッチン事例

猫にとってキッチンは興味を引くものがたくさんあります。誤飲や誤食、やけどや怪我などが心配な方も多いと思います。衛生面や安全面から、キッチンに猫が侵入しないように対策しておくと安心です。

最も安心なのは仕切りやドア、室内窓などでキッチンを独立させることです。対面式キッチンの場合でも、ダイニングとキッチンの間に開閉可能な窓を設置して、調理中など必要に応じてキッチンを仕切れば猫ちゃんも安全です。

食器棚やパントリーは、オープン棚よりも引き戸で隠すタイプがおすすめ。猫ちゃんが食器や食品で遊んでしまうのを防ぎ、見た目もすっきりします。

 

・破れにくい建材を選ぶ

爪とぎ専用スペースの他にも、壁や網戸に爪とぎに強い建材を使用するのも効果的です。最近はステンレス製の破れない網戸も販売されています。また、壁は耐久性の高い壁紙を使用したり、腰壁シートを利用したりすることで対応できます。万一汚れや破れが気になったときは下側だけ張り替えれば良いので経済的です。

また、窓辺のカーテンで猫ちゃんが遊んでボロボロになってしまうという人は、縦型の電動ブラインドがおすすめです。電動ブラインドは爪が引っかかりにくく、コードがないので安全というメリットがあります。横型のブラインドは猫ちゃんがぶら下がったり間に挟まったりする危険があるので縦型がおすすめです。ブラインドはカーテンよりも毛がつきにくいのでお手入れも楽です。

ブラインドの素材は木製のウッドブラインドやポリエステルなど爪が引っかかりにくく怪我をしにくいものが人気です。

 

・猫にやさしい床材とは?

猫ちゃんは当たり前ですが常に素足です。そこで、普段歩き回る床にも気を配りたいですよね。

床材は滑りにくく傷や汚れに強いペット対応のフローリングや、夏でもひんやり心地よいタイルなどがおすすめです。クッションフロアやコルクタイルも滑りにくく耐久性が高い床材です。使用する場所に応じて選びましょう。また、汚れやすい部分には、好きな場所に敷ける「タイルカーペット」を使用する方法もあります。汚れたらすぐに交換できるので猫ちゃんにも人にもやさしい工夫ですね。

 

・ドア周りの工夫

ドアにはペットドアを付ける他、人がドアを開けた時に勢いよく閉まって挟まれる事故を防ぐため、ソフトクローザーをつけておくと安心です。

 

・消臭効果のある建材を使う

ペットのニオイ対策をしたい方は、トイレを置く場所などに消臭・調湿効果のある建材を使用するのもおすすめです。場所によって欲しい機能で壁材を使い分けることでより快適な空間になりますし、インテリアのアクセントにもなります。

 

・脱走対策

玄関と居室の間にドアを設置

猫と暮らす家で気をつけたいのが脱走対策です。玄関を開けた瞬間や、ベランダで洗濯物を干す時などに逃げてしまうことが多いようです。玄関の場合は、猫が居室から玄関や玄関ホールに入れないように脱走防止ドアを設置する方法があります。玄関ドアと脱走防止ドアを同時に開けないようにすれば、猫ちゃんが外に出ていってしまうのを防げます。

2階のバルコニーからの脱走対策は、破れない強化網戸にしたり、網戸が開けられないようロックできるようにしたりする方法があります。バルコニーを落下防止ネットで覆うなどでも対策できます。

 

■まとめ

今回は、新築時に役立つ猫と暮らす家の間取りのポイントについて解説しました。猫ちゃんの習性や好きなもの・嫌いなことから考えることで、それぞれの猫ちゃんにぴったりの家づくりができます。また、飼い主のお世話しやすさ、目の行き届きやすさにも気をつけることで、猫ちゃんも人間も快適な暮らしが実現できます。

ブルーハウスは、完全自由設計で猫がのびのび暮らせる家づくりを実現します。新しい家で猫ちゃんとともにどんな暮らしがしたいか、現在困っていることなど、なんでもお聞かせください。100%オーダーメイドのプランをご提案します。


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