家事動線の良い家の間取りアイデア集|30坪で家事楽な注文住宅を建てるコツ

家事動線の良い間取り事例

家事を担う家族にとって、効率よく、無駄のない家事動線はとても重要ですよね。間取りづくりでは、キッチンや洗面脱衣所などの家事を行う場所と、リビングや玄関、寝室、バルコニーなどへのつながりや動線を考えることが家事動線の良い間取りのポイントです。

今回は、間取りづくりで家事動線や生活動線が重要な理由と、家事動線がよくなる間取りのポイントおすすめの設備30坪前後の建築実例付きで紹介します。

家族の動きや生活スタイルに合わせて最適化された間取りや、各スペースにフィットする造作家具をつくることで、「自分にとって最もラクに楽しく家事を行える空間」が実現できます。家づくりの参考になるアイデアをたくさん紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

<コラムのポイント>

・洗濯動線、回遊動線など、家事動線の良い間取りづくりで意識したい「4つの動線」が分かります。
・家事室やパントリー、ファミリークローゼットなど家事楽になる間取りや設備を紹介します。
・30坪前後の延べ床面積で実現した家事動線の良い家の間取り実例が見られます。

 

家づくりで家事動線、生活動線が重要な理由

家の間取りを考える際、玄関やLDK、寝室、階段、バルコニーなど、家の要素の大まかな位置と大きさを検討します。ゾーニングともいいます。この時、各部屋の繋がりや家族の要望を反映できているかを意識します。

実際の間取りは、部屋だけでなく家具を配置してみて、移動がしやすいかをチェックします。実際に間取りに家具を入れてみると、十分な広さがあると思っても、後から収納を追加することはままありますし、ソファやテーブルが大きめの場合通路が狭くなり「カニ歩き」しないと通れないかも…という可能性が見えてきます。

各部屋の繋がりや通路の幅、人の移動をシミュレーションすることは、ストレスなく暮らすための基本です。せっかくかわいい家、かっこいい家ができても、動線が悪いと快適に住めなくなってしまいますね。

さらに、1つの部屋に複数の場所から入れる「近道」や、部屋を通路として使う「通り抜け」も考えると、移動のストレスが減るだけでなく、家事の効率が良くなる「時短」も叶います。

2箇所から入れるLDK

プランを作成してもらうときや、間取りの希望を考えるときは、あまり堅苦しいルールにとらわれず、こうした生活動線とともに、個人的には「こうなったら楽しそう」というワクワク感も重視して、遠慮せずに要望を伝えて欲しいと思います。

「実現できるか分からない」という間取りでも、建築家や住宅会社の提案で、自分たちが想像していた以上の間取りができてくることもあります。そうなれば、便利さとともに「暮らしの豊かさ、幸福度」も上がって行き、家づくりがどんどん楽しくなっていきます。

 

家事動線の良い間取りづくりのポイント

家事楽につながる「4つの動線」を意識する

家事動線の良い家の間取り実例

「家事」と一言で言っても、洗濯、お料理、掃除、その他にも細かく様々な仕事がありますよね。

家事動線の良い間取りを考えるなら、特に次の4つの動線をそれぞれ意識した間取りにするのがおすすめです。

①洗濯動線

洗濯動線は、すでにご存知の方も多いかもしれません。洗濯機から物干し場(室内干し・外干し)までの動線、取り込んだ洗濯物をたたんでから収納するまでの動線になります。

洗濯前の予備洗いや取り込んだ洗濯物の仕分け、収納などをどこで行うのか、またそれぞれの家事を1人でやるのか、家族で分担するのかによっても、洗面脱衣所に必要な広さや収納スペースが変わってきます。

2階の洗面脱衣所兼室内干しスペース

2階ベランダに隣接した洗濯&室内干しスペース

また、洗濯機のある場所から物干し場までは、できるだけ短く、ストレスなく往復できる動線が理想です。室内干しがメインなのか、外干しがメインかによっても最適な間取りは変わってくるので、普段の洗濯のルーティンと、もっと改善したい点をはっきりさせると良い間取りがつくりやすくなります。

②掃除動線

家ができるまで考えたことがなかった、という人も多いのが「掃除動線」です。掃除は日常的に、そして家全体で行われる家事です。そのため、間取りで掃除のしやすさを考えることは、ストレスの少ない住まいづくりにとても重要なのです。

特に、掃除機の収納場所とコンセントの位置、水道の位置は、家全体を無理なく掃除できるか、間取り上でシミュレーションして決めると日常の掃除機がけや拭き掃除が楽になります。

また、コードレス掃除機やフローリングワイパーなどを収納する場所をあらかじめ決めておくと、出しっぱなしを防げます。

③買い物動線、ゴミ出し動線

便利な勝手口

買い物やゴミ出しに便利なキッチンの勝手口

毎日の買い物で玄関や車からキッチンまで荷物を運ぶのに苦労していませんか?食料品んのまとめ買いが多い人は、キッチンやパントリーと玄関・勝手口の距離が近くなる間取りにすると負担が少なくなります。

また、途中段階で見落としがちなのが「ゴミ出しの動線」です。ゴミを各部屋から集めて一時保管する動線や、家の中から収集所までの動線はどうなるのか、間取り図上でシミュレーションしてみましょう。

④回遊動線

家事効率を重視した間取りは、「回遊動線」を意識すると良いでしょう。

回遊動線とは、行き止まりを減らして、家の中をぐるっと回れる(回遊させる)ようにする動線のことです。

家事や買い物を毎日している家族に、「こうだったらいいな」と思う点を聞いてみましょう。すると、回遊動線をつくると解決できることも多いです。

家事に関するよくあるお悩みは

  1. 「大量に買い物をした時にキッチンやパントリーに行くまでが大変」
  2. 「キッチンと洗面脱衣所(洗濯機)が近いと朝は嬉しい」
  3. 「洗濯後に物干し場までが遠くて往復が辛い」
  4. 「取り込んだ洗濯物を収納する場所、一時置き場所が物干し場から遠い」

といった声です。

買い出しの時のお悩みに対しては、キッチンに勝手口を付けて直接荷物を持って行けるようにする、玄関からリビングを通らずキッチンやパントリーに直接行ける近道をつくるなどの方法があります。

キッチンと物干し場の間に家事スペースを設けた間取り

キッチンと物干し場の間に家事スペースを設けた間取り。作業中もすぐに洗濯物を取り込めます

そして、キッチンと洗面脱衣所、さらに洗面脱衣所と物干し場、物干し場とキッチンを「ぐるっと回れる」回遊動線にすることで、家事効率はグンとアップします。洗面脱衣所と物干し場の間に、「家事室」のような部屋をつくると、洗濯物たたみや衣類・ハンガーの収納、部屋干し、アイロンがけなどマルチに使えて便利です。

洗濯機から物干し場のバルコニーがすぐそこに!

洗濯機から物干し場のバルコニーがすぐそこに!2階に水周りを集約した間取りです

さらに、物干し場として「サービスデッキ」と呼ばれる物干し、洗濯、その他の家事のための専用デッキをつけるのもおすすめです。外から帰ってきた時も、サービスデッキからキッチンに直接行けるようなつくりにするとさらに便利です。

回遊動線については、過去のコラムで詳しく解説しています。合わせてチェックしてみてください。

 

家事室(ユーティリティルーム)を取り入れる

こだわりの家事室。ミシン仕事がはかどります

こだわりの家事室。ミシン仕事がはかどります

先程も少し紹介した家事室は、家事にまつわる様々な雑務を行える場所。最近は、お父さんの「書斎」のように、お母さんにとっての「秘密基地」にして、こだわりの家事室を作る人が増えています。

家事室はパントリーやクローゼットの機能を持たせると一気に使い勝手が良くなります。たたんだ洗濯物をそのまましまっておけるので、朝は着替えもできる家族みんなのウォーキングクローゼットのように使い、みんなが仕事や学校に行った後は、趣味の作業やパソコンなどを楽しむ秘密のスペースのように使うこともできます。

家事室については、過去のコラムで詳しく解説しています。合わせてチェックしてみてください。

 

勝手口+内土間はゴミ出しに便利!

キッチンや家事室から直接外に出入りができる勝手口も便利です。食料などの買い物をキッチンに直接運べる他、生ゴミや資源ごみなどを出すときに玄関を経由せず外に出られると家の中が汚れません。

キッチン直結の勝手口は便利

キッチン直結の勝手口はなにかと便利!

勝手口まわりの床は土間仕上げやタイル仕上げにすると、濡れたものや泥のついたもの、翌日出すゴミの入った袋を置いておけるなど、何かと便利なことが多いです。

 

和室はリビングと続き間にすると子育てに便利

特に子育て世代から「あってよかった」という声の多いものに、「ダイニングやリビングとつながった畳スペース」があります。

育児に団らんに、重宝するタタミコーナー

育児に団らんに、重宝する畳コーナー。小上がり収納もポイントです

実際に、赤ちゃんのおむつ替えなどのお世話も、畳があるとやりやすかったという声が多く寄せられます。お子さんを寝かせるにも、ベビーベッドよりも畳に直接寝かせておいたほうが様子の変化に気づきやすかったという声も。

畳は日本人にとって馴染みが深く、いるだけで落ち着きます。スペースに余裕があればぜひ検討してみてください。もちろん、生活スタイルや家事、育児のスタイルによって必要性は変わってきます。

畳スペースは、本格的な和室にするのも良いですが、仕切りやふすまを付けずにリビングやダイニングとつなげた「小上がり」にするのもおすすめです。仕切りがないのでキッチンからでもある程度様子が見えますし、小上がりの段差部分に引き出し収納をつければ収納も増えます。

アールの壁が特徴的な和室スペース

アールの壁が特徴的な和室スペース

また、ダイニングテーブルの椅子と同じ高さにして、テーブルの片側は畳の小上がりに腰掛けて食事をするようにするのも、スペースの節約にもなり合理的です。食事のあとに畳スペースでごろごろすることもでき、小さなお子さんのいる家族におすすめです。

 

コンセントの数と配置はしっかり検討する

前回の使い勝手の良いキッチンの記事でも挙げましたが、

洗面脱衣所や家事室、パントリーをつくるときも、コンセントの位置や数はしっかりと検討しましょう。必ず必要な洗濯機用の他に、掃除機やアイロン、ミシンなどを使うときに、どこにいくつ必要かをシミュレーションします。

造作のオリジナル洗面化粧台

造作のオリジナル洗面化粧台。ブルーハウスではメーカー品でなく造作の洗面台をつくる方が多いです。

ユニット洗面化粧台にもコンセントがついていますが、脱衣所は特に夏場は扇風機やサーキュレーター、冬場はヒーターなどの家電を使うことも多いので、洗面脱衣所にはコンセントは多めに作ると便利です。

 

収納はつくる場所と出し入れしやすさを考える

キッチンの隣のパントリー

キッチンの隣に設けたパントリー。すぐに入れて、取り出しやすい奥行きです

「収納はできるだけ多く」はとてもよくいただくご要望です。収納づくりは、家事効率にも大きく関わります。それぞれの寝室や居室用の個人収納に加えて、食品や雑貨類、家電、文具類などリビングやキッチンのものに対してどれぐらい必要かを正しく見極めることがポイントです。

なぜなら、これらの日用雑貨類は種類も大きさもばらばらで、つい分類せずにしまっておきがちなものばかり。

そこで、新しい家の収納を考えるときは、一度今あるものを分類して量をチェックするのがおすすめです。

調理器具、食器類、食品ストック、本や雑誌、文具やファイル類、工具類、衛生用品など、大まかな量を把握したら、それぞれどこに収納したらしまいやすく、取り出しやすいかを考えます。収納も、家事や生活の動きに合わせた動線上に配置することがポイント。

漠然と広さ、大きさを増やすよりも、しまうものを具体的にイメージして位置と奥行きにこだわる方が、良い収納がつくれます。

 

30坪前後で実現!家事楽な家の建築実例

ブルーハウスの施工事例から、30坪前後の延べ床面積で、家事動線の良い、暮らしやすい間取りを実現した事例を紹介します。

【4LDK・平屋】効率の良い間取りと家事動線の良さを両立した家

平屋のLDK

4LDK+ガレージのある平屋の建築実例です。玄関からLDKへの動線は、ホールや通路を最小限にして、LDKに広いスペースが取れるようにしています。玄関からは目隠し壁でLDKの様子が見えないように工夫されています。

通り抜けできるキッチン

キッチンはリビングと対面式で、ダイニングテーブルとは横並びで、配膳や後片付けがしやすい間取りです。キッチンの写真手前側は通り抜けができ、洗面所や脱衣所へすぐに行けるようになっています。

LDK併設のワークスペース

キッチン横、ダイニングの後ろには便利なワークスペースを設置しました。カウンターでテレワークや家事など様々に使えるスペースです。

回遊できる洗面所

リビングとキッチン、そして玄関から直接入れる洗面化粧室です。帰宅後すぐに手洗いをして、リビングやお部屋に行くという帰宅動線がスムーズです。

折りたたみアイロン台のある脱衣所

浴室前の脱衣所、洗濯コーナーです。洗濯機横の収納スペースが便利です。手前には折りたためるアイロンがけ用のカウンターを造作で設置。使わないときはたたんでおけば脱衣所を広く使えます。

ファミリークローゼット

脱衣所から近い場所に設けたファミリークローゼット。畳んだ洗濯物を各部屋に運ぶ手間がなく、入浴時や外出前も着替えに便利です。

スタイリッシュなガレージハウス

こちらの建築実例は動画でも間取りを詳しく解説しています。写真では紹介しきれなかった部分や間取り図も見られますのでぜひチェックしてみてください。

この他にも、ブルーハウスで建てた家事動線の良い家の実例を紹介しています。施工事例集も合わせてチェックしてくださいね。

 

まとめ

今回は、間取りで家事動線が大切な理由と、家事動線の良い、家事楽な間取りづくりのポイントを解説しました。家族の動きや生活スタイルに合わせて最適化された間取りや、各スペースにフィットする造作家具をつくることで、「自分にとって最もラクに、楽しく家事を行える間取り」が実現できます。

最近はステイホームが浸透して、家族みんなで家事を分担する機会も増えたかもしれません。みんなでキッチンや洗面脱衣所を使っていると、「こうしたほうが便利」と思うことも多いのではないでしょうか?

今だから気づけた家に対する希望をぜひ、たくさん貯めておきましょう。感じた問題点がこれからの家づくりの際の重要な指針になることは間違いありません。自分たちの暮らしに合った間取りをつくるための参考にして頂ければ幸いです。

 

豊橋市で家事動線の良い家づくりはブルーハウスにお任せください

ブルーハウスでは、家事を担うご家族が楽しく、ラクに毎日の作業ができるような間取り作りにこだわっています。家事動線をはじめとする生活動線や、収納があると良い場所、普段の家事スタイルに合わせた間取りなど、あらゆる面から検討した上でプランをご提案させていただきます。

常にお客様の「想像を超える」豊かな暮らしをイメージできるご提案を目指しています。場所にぴったり合う造り付けの家具のご提案も好評いただいています。おしゃれで機能的な家事室やサービスデッキ、パントリーなど、どんな細かなこだわりにも「楽しむ」気持ちをもって、実現のお手伝いをさせていただいています。

ブルーハウスは豊橋市をはじめとした愛知県全域と、岐阜県、静岡県、三重県の一部を対応エリアとしています。ぜひ一度、ショールームにお気軽にお越しいただければと思います。家づくりに関すること、土地や資金計画に関すること、なんでもご相談を承っております。

 

豊橋市で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ

ブルーハウスは、豊橋市で100%オーダーメイド・完全自由設計の注文住宅の設計施工、建築家デザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。

  • ・デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担の少なく住める家をつくっています。
  • ・ブルーハウスは、高気密高断熱住宅にこだわっています。(現在HEAT20G2グレードを中心に建築。全棟気密測定(C値測定)を実施)
  • ・無垢材や塗り壁など、自然の素材を使った家づくりが得意です。
  • ・土地探しからも始められて、建てたい家や住みたい地域、住みたい環境から適した土地をお探しします。

愛知に住む人、豊橋に住む人を家づくりで幸せにする。「人生を最高に楽しむ家」をつくることを目指して家づくりをしています。

<合わせて読みたい>ブルーハウスの家の性能や標準仕様を詳しく紹介しています。

ブルーハウスの家づくり|住宅仕様・性能

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ブルーハウスは2021年、豊橋市に平屋モデルハウスをオープンしました。ブルーハウスの家づくりをもっと知りたい方、住み心地を体感したい方、デザインを詳しく見てみたい方は、ぜひお気軽にご来場ください。

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