快適!テレワークしやすい家づくり~間取りとレイアウトの工夫~愛知・名古屋・豊橋編~
新型コロナウイルス禍、働き方改革などの流れを受けて、自宅を仕事場にするテレワーク(リモートワーク)へのシフトが急速に進んでいます。今後さらに自宅の一部をワークスペースにする家づくりが一般化してくることになるでしょう。しかし、現実には在宅勤務は「オンとオフの切り替えが難しい」、「仕事をする場に適したスペースがない」のが実際のこところ。そこで今回は、これから愛知・名古屋・豊橋で注文住宅で家を新築する方、リフォームを検討されている方にも参考になる間取りやレイアウトの工夫、オンとオフを切り替える生産性向上のアイディアなどをご紹介します。ぜひ家づくりの参考にしてくださいね。
目次
- テレワーク(リモートワーク)で困っていることは何ですか?
- テレワークしやすい部屋の間取りとレイアウト~愛知・名古屋・豊橋編~
- テレワークで仕事場とプライベートを分けるアイディア
- テレワークで生産性を高める一工夫
- まとめ
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テレワーク(リモートワーク)で困っていることは何ですか?
「これからの10年できっと増える家」というテーマでリクルート住まいカンパニーが2019年11月に実施した「テレワーク×住まいの意識・実態調査」によると、自宅でテレワーク(リモートワーク)を実施する上で、不満/不便に感じていること(複数回答可)は、
・オンとオフの切り替えが難しい(23%)
・仕事場に適したスペースがない(21%)
・資料、PCなどの設置場所、収納がない(20%)
・専用スペースがない(19%)など
主に「ワークスタイル」と「ワークスペース」を課題とする意見が多数を占める結果となりました。
この結果で注目したいのは、ワークスペースが足りないという問題よりも、仕事とプライベートの切り替えが難しいというワークスタイルの課題があると考えている方が多いということです。今後、ますます自宅をワークスペースとして活用するライフスタイルが普及していくことが想定される中、注文住宅はもちろん、マンションも含めた家づくりも、仕事の場所の確保と同様に、仕事に集中できる空間づくりや、時間の使い方などの工夫が可能な住まいづくりが必要になってくると言えるでしょう。
テレワークしやすい部屋の間取りとレイアウト~愛知・名古屋・豊橋編~
調査結果からもわかるように、テレワークをする際の課題は、主に仕事とプライベートの切り替えの難しさ、そして仕事に適したスペースの確保にあります。
ちなみに、愛知県の平均的な一戸建て住宅の面積は、新築で115~120㎡(約35~36坪)。国土交通省が定める住生活基本計画「居住面積水準」を参考にすると、35坪の場合、居住者が3.5人が快適に暮らせるスペースとされています。
とはいえ、住環境は広さや間取りで大きく変わります。今後、テレワークに適した住環境に求められる選択肢となる、
・個室:書斎などの専用のワークスペース
・半個室:緩やかにLDKなどとつなががる独立したワークスペース
・ロフトやスキップフロア:個室と半個室に近いイメージで利用できる間取り
・共用スペース:LDKや寝室の一角をワークスペースとして兼用する場合
といったケースについて、愛知のテレワークがしやすい注文住宅の家づくりの事例をご紹介していきます。
個室:書斎などの専用のワークスペースを確保
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参考>建築家とつくるデザイン注文住宅の魅力【建築実例:愛知編】
集中できるワークスペースを確保したい場合は、個室がおすすめです。注文住宅で一戸建てを新築する際に、テレワーク環境を充実させたり、フリーランスとして活動をする場合には必須になってくるでしょう。できるだけ食・睡眠・仕事のスペースを分けるのが理想的です。リモートワークでのオンライン会議の会話や家族の話し声や生活音なども気にせずに会議や仕事に集中できます。オンライン会議で映像の背景にプライベート空間が映ることを気にすることもありません。個室の場合でも、LDKや寝室近くの間取りにすれば、家族とのコミュニケーションもとりやすくなります。画像で紹介する事例は、穏やかな光が差し込む開放感と落ち着きのある集中しやすい書斎です。仕事に集中するもよし、読書にふけるのも最適な空間になりました。
半個室:階段の途中の隠れ家のようなスペース
個室のワークスペースを確保するのが難しい場合は、LDKや寝室の一角をデスクとして、リモートワークができる半個室を設けるのがおすすめです。専用個室ほどの遮音性は確保できませんが、集中しやすい空間づくりができ、趣味の部屋も兼ねれば隠れ家のような空間が確保できます。家具やカーテンなどを間仕切りにしたり、デスクの位置を集中できるように工夫することで、独立した空間として使いやすくなります。オンとオフの切り替えもしやすいように、工夫するとよいでしょう。
施主様インタビュー>大好きなものを詰め込んだ暮らしを楽しむおうち
ロフトやスキップフロアを有効活用
参考>特集 ガレージのある家を建てたい!|愛知・名古屋・豊橋の建築実例
注文住宅で家を建てるならロフトやスキップフロアでリビングと縦方向の段差を活かした空間づくりで半個室のような空間を確保することができます。ロフトならより個室に近いこもりやすい空間ができ、スキップフロアはよりリビングに近いため家族の気配を感じながらも仕事に集中しやすい環境づくりができます。
共用スペースでも家事や子育ての合間に仕事モードに切り替えやすく
家族と過ごすLDKの一角に共用ワークスペースを設置すれば、家事や子育ての合間に仕事にとりかかることができます。小さい子供のいるうちはリビングで仕事ができて、いずれオフィスでの仕事に復帰したいという方に向いています。子供の宿題を見る場所としても利用できます。オンライン会議では家族の会話・生活音や背景にプライベート空間が映り込む場合がありますので留意が必要です。
参考)カフェ風のかわいい家~かわいさにクールな印象をプラス~
テレワークで仕事とプライベートを分けやすい間取りのアイディア
たとえ個室や専用のワークスペースが確保できなくても、ちょっとしたアイディアでオンとオフを切り替えることが可能です。既にホームオフィスで在宅ワークをされている先輩方に、そのアイディアを聞いてみましたので、ぜひ参考にしてください。
【集中モードへの切り替えの工夫】
まず、仕事に集中したい場合の工夫の事例をご紹介します。
仕事モードへの切り替えは、ちょっとした空間移動が効果的
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たとえば、仕事に集中する時は個室に移動する、ロフトに上がる、一旦リビングから庭やデッキを経由して仕事部屋に向かうといった空間移動はオンとオフの切り替えに有効です。半個室の場合でも、たとえば家具やカーテンで空間の独立性を高める、可動式の間仕切りを立てる、カーテンを閉めるといった方法もあります。家具は間仕切り代わりに有効です。仕事まわりの道具や資料を収納しながら間仕切りにできるとよいですね。
デスク周りの素材やカラーリングで集中力アップ
壁や家具の家、照明の使い方によっても集中力に差が出ます。プライベート空間に隣接していても、ダークカラー、ブルーなどの集中できる色を使い、ダーク系でトーンを統一するだけで集中モードへの切り替えもしやすくなります。
【効率アップのための工夫】
資料の出し入れがしやすい扉がない棚
机のまわりに資料棚を配置すると間仕切りや引き出し替わりにもなり一石二鳥です。家具の選定もプライベート空間とトーンの異なる素材や色使いをすることで、オンとオフの切り替えもしやすくなります。
席を立たずに印刷やスキャンできる機器を設置
仕事に必要なプリンタやスキャナは機能性を重視して、すぐにての届く範囲に設置できればベストです。電源やLANなどの設備も多めに確保しておくことで、効率アップが図れます。
資料の見える化(オープンボード)がしやすい壁面
ちょっとした資料をコルクボードなどの壁にピン止めしたり、資料を横に並べて見られるような空間があると便利です。
照明の位置と色を選ぶ
集中できる環境にするには、昼光色や昼白色が適しています。自然光もほどよくとり入れると快適な空間になるでしょう。照明の位置は、作業を効率的にするために重要です。仕事の内容によって適した器具や位置がかわりますので、造り付けのデスクなどにする場合は、工務店と相談しながら検討するとよいでしょう。
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コンセントの配置と数を考慮する
ワークスペースに、コピー機、スキャナ、通信機器などを設置する場合、電源と通信のための配線を多めに想定したコンセントの位置決めが必要です。新築後に変更が難しい場合もありますので、電気・通信設備については、あらかじめ仕事の概要や使用する機器などを想定し、工務店のスタッフに相談しながら詳細を詰めていく必要があります。
セキュリティ対策
仕事で重要な情報を扱う場合は、特にセキュリティ対策が重要です。電話や通話の音声が外部に漏れにくい間取りを確保し、通信環境も無線LANだけでなく有線LANジャックなども設置するとよりセキュリティ強化が図れます。契約するインターネットプロバイダーのセキュリティサービスやセキュリティソフトも見直して、より安全安心な環境を構築しましょう。
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テレワークで生産性を高める一工夫
仕事をする時間帯を家族の生活時間とずらす
オンとオフの切り替えをしやすくするには、家族との生活時間を考慮した仕事の時間が設定できるとより生産性が高めやすくなります。朝型夜型などそれぞれ集中しやすい時間帯はライフスタイルにより異なります。オフィスワークと同様の時間帯に仕事をするか、時間と場所に制約されないワークスタイルを実現するかは、それぞれの環境によりますが、より生産性が高く、お客様や会社にとって最高のパフォーマンスが発揮できるスタイルを追求する必要があります。
時間を決めて集中と解放をする
一人ひとり集中できる時間帯や持続時間は異なります。自宅での仕事になると、自分のペースにあった時間の切り替え方をセルフマネジメントしていく必要があります。オンとオフの切り替えを自宅内での空間移動やルーティンワークによって見つけていきましょう。仕事を始める前に服を着替える、といったルーティーンも有効です。
テレワークなら食事を作りながらでも仕事ができる?
在宅ワーク歴数十年というベテランの方から伺った話ですが、仕事の合間に家事を効率的にこなす道具として大変重宝するのが圧力鍋だそうです。一旦加熱して調理を始めればあとは火を止めても余熱で調理ができるので仕事にも他の家事にも集中できるのだそうです。ITツールだけが生産性向上の道具ではないという目からうろこのアドバイスをいただきました。
テレワーク環境を充実させるには、ワークスペースの確保に加えて、間取りや家具の工夫にプラス、時間の使い方の工夫によって、ワークスタイルとして確立していく必要があります。仕事かプライベートのバランスをとってワークライフバランスを重視した働き方をするか、あるいはさらに、仕事とプライベートの相乗効果を目指して、ワークライフ・インテグレーションの考え方で新たなライフスタイルを見つけていく必要もあるかもしれません。デュアルライフ(二拠点生活)も選択肢となったこの環境の激変は、次の時代の私たち一人一人にとって、自分たちらしい働き方、暮らし方を見つめ直すきっかけになっているのかもしれません。
まとめ
自宅を仕事場にするテレワーク(リモートワーク)へのシフトが急速に進む中、在宅勤務は「オンとオフの切り替えが難しい」、「仕事をする場に適したスペースがない」のが実際のこところ。これから注文住宅で家を新築するなら、オンとオフの切り替えがしやすいテレワークしやすい家づくりをしたいところです。テレワークしやすい家の間取りは、個室、半個室、ロフト、スキップフロア、共用スペースなど、様々なスタイルがあります。今回ご紹介した愛知・名古屋・豊橋の注文住宅でリモートワークしやすい家づくりの事例でもわかるように、集中しやすい環境を確保しながら、家族の気配を感じる距離感、在宅ワークで生産性を高めるちょっとした工夫で、快適なテレワーク環境をつくることができます。テレワークしやすい家づくりは、デザイン、間取りなどの要素だけでなく、電気設備や通信環境、空調性能などの機能性、照明、家具、インテリアなども含めて、総合的に検討する必要があります。自分たちが目指す理想のライフスタイルを実現するために、自由度の高い注文住宅の家づくりで豊富な施工実績がある工務店に相談しながら、自分たちらしい新たなワークスタイル&ライフスタイルを実現していきましょう。
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