ホテルライクな家の内装・外観・間取り実例10選|プランニングのコツや後悔を防ぐ対策も解説

このコラムでは、豊橋・豊川エリアを中心に愛知県で注文住宅を手がける『ブルーハウス』の、ホテルライクな家の施工実例をたくさん紹介します。
ホテルのような機能的で快適な間取りや、リゾート風で非日常感のあるくつろぎの空間演出、別荘のような外観など、家づくりの参考になる実例を写真付きで分かりやすく紹介します。
コラムの後半にはホテルライクな家のプランニング時のポイントや、後悔を防ぐ対策も解説していますので、ぜひ最後までごらんください。
<コラムのポイント>
-
・ホテルライクな家は、機能的な間取りや上質な素材感、間接照明などを採り入れることで、自宅にいながら非日常の「癒やし」と「くつろぎ」を日常にもたらしてくれます。
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・施工実例やプランニングのポイントを参考にして、価値観や理想の暮らしを明確にして、自分だけの暮らしやすいリゾート空間を思い描いてみてください。
目次
「ホテルライクな家」とは

最近は家づくりやリフォーム、インテリアデザインで「ホテルライク」という言葉を良く聞くようになりましたが、決まったルールがあるわけではなく、実現する方法も1つではありません。
どんな暮らしを実現したいかによって、さまざまな方向性が考えられます。
〈ホテルライクな家の考え方一例〉
- ①シティホテルのようなラグジュアリー空間、動線や機能性の高い間取り
- ②国内外の高級リゾートホテルのような、暖かみのある内装インテリアや、高い天井、吹き抜けなどのある、非日常を感じるくつろぎの空間
- ③避暑地の別荘(コテージ)や隠れ家的宿のような、自宅にいながら自然を楽しみながら「癒し」になる空間 など
上記のように、自分にとって「もっとも癒されるのはどんな空間か」「何が好きで、どんな物に囲まれて暮らしたいか」など、「自分にとってのリゾートな暮らし」から考えるのがおすすめです。
ブルーハウスでは、建築家やスタッフが、丁寧なヒアリングを通して、お客さまの価値観や大切にしていることを明確にし、理想の暮らしをかなえる家を形にします。
ホテルライクな家の外観・内装・間取り実例10選
豊橋・豊川の工務店『ブルーハウス』が手掛けた、ホテルライクな家の外観・内装・間取り実例を紹介します。
理想の住まいのイメージづくりにお役立てください。
①サウナのあるリゾートホテルのような平屋

ヨーロピアンなデザインと塗り壁が高級リゾートホテルのような平屋の建築実例です。
玄関やリビングの前は目隠し壁を設けて、プライバシーに配慮しながらくつろげる工夫をしています。

LDKは約5mの高天井にして、ホテルのロビーのような開放感を演出しました。
グレーを基調にしたインテリアと、周囲より1段下がったダウンフロアリビングで、くつろぎ感のある空間に仕上げています。

玄関からダイニング、テラスの床は高級感のある大判タイルで統一しました。
テラスと室内に一体感が出て、LDKが畳数以上に広く見えます。

リビングのピクチャーウィンドウからは、中庭の木々の様子を楽しめます。

中庭には据え置き型のバレルサウナと外気浴スペースを設置しています。
家でいつでも疲れを癒し、ととのえる暮らしを実現しました。
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②木のぬくもりでリラックスできる和モダンな平屋

グレーのガルバリウムと塗り壁を組み合わせた、シンプルモダンなデザインのホテルライクな平屋建築実例です。
天井や地面からライトアップすることで、外壁を照らし出し、夜でも美しい外観を演出します。

内装はドアや目隠しに格子をポイントに使い、木のぬくもりを感じる和モダンなデザインに仕上げました。
ダイニングからリビングまである高天井が、開放感とゆとりをもたらし、くつろげるリビングになっています。

キッチンは、まるで料亭のようなカウンターがポイントです。
背面をフルに使った扉付きの収納で、たくさん物があっても、すっきりとした見た目を保てます。
③自然を近くに感じられる高天井リビングがある平屋

塗り壁と木の格子を組み合わせて、一見して住宅に見えない、美術館や隠れ家レストランを彷彿とさせるような外観を演出した、和モダンの平屋です。

LDKは木目の折り上げ天井で縦に空間を広げて、開放感あふれるリビングに仕上げました。
天井まである大きな窓によって、庭の風景と室内の一体感が抜群で、都市の喧騒から離れて絶景を楽しめる、ホテルのような雰囲気を演出しています。

内装は和モダンでまとめ、間接照明や木の格子を取り入れながら、シンプルな中にぬくもりも感じられる、くつろげるインテリアデザインに仕上げました。
④「完全プライベート」なアウトドアリビングがある平屋

壁で覆うことで周囲からの視線をカットし、青空の下で人目を気にせず家族や友人とくつろげる、プライベートなアウトドアリビングを作った平屋の施工実例です。

中庭はキッチンと直通で、歩きやすく安定しやすいタイル床を採用し、立水栓やコンセント、照明も完備しているので、バーベキューも気軽に楽しめます。

夜は室内の光が漏れて、よりリゾート感がアップし、別荘に来たような非日常感を味わえます。

室内はシンプルで都会的かつ、高級感を感じる、ベーシックなホテルライクテイストでまとめました。
高級感ある石材風の質感のキッチンやダイニングテーブルも、インテリアのように、LDKの内装デザインの一部となっています。
⑤外構にこだわったリゾートホテルみたいな平屋

玄関へと続くアプローチのデザインや植栽、駐車スペースの床面など、建物にマッチするリゾート風のエクステリアにこだわった平屋の外観実例です。

ライトアップすると、スクエアのアーチや細いアイアン手すり、植栽の影が外壁に映り、エキゾチックな雰囲気です。
植栽はヤシの木など、南国リゾートを感じさせる樹種を選びました。
⑥北欧モダンなインテリアでくつろげる平屋

ナチュラルテイストをベースに、北欧の近代的モダンデザインをミックスした、ホテルライクと相性の良い「北欧モダン」な家の外観・内装実例です。
外観はシンプルで洗練された形状で、大きな窓を美しく魅せるデザインにしました。


内装は白や木のぬくもり、インテリアグリーンを取り入れたナチュラルスタイルでくつろぎ感を演出しました。
日中はリビングにあたたかな自然光が降り注ぎます。

LDKの一角にヌックや小さな作業スペースがあるのもポイントです。
ワンフロアの間取りでも、家族が思い思いにお気に入りの場所で過ごせますよ。
⑦間接照明で癒しの空間を実現した家

ダークグレーの壁や天井でまとめた、シックで高級感のある、ホテルライクな内装の実例です。
日中は中庭からの自然光をうまく活用して、日当たりの良い場所と、こもり感のある暗がり、それぞれを楽しめる間取りです。

夜は、暗がりを暖かく照らす間接照明で、リゾートホテルのような非日常感のあるくつろぎのリビングになります。

水回りもグレーを基調とした内装で統一感を演出し、ホテルのパウダールームのようなおしゃれな空間に仕上げています。
⑧勾配天井で開放感あふれる、中庭と一体感のある平屋

広いウッドデッキと広いドッグラン、そして室内が一体となったような、視界が抜ける開放的なリビングが魅力のホテルライクな平屋の施工実例です。
天井まである大きなサイズの窓ガラスを使い、窓枠やサッシを細くすることで、屋外との一体感が高まるように工夫しています。

洗面カウンターやバスタブまで、モノトーンで揃えた水回り空間は、ホテルのサニタリー空間のような動線の良さも備えています。
⑨高級旅館のような外観と和室があるくつろぎの平屋

カーポートから玄関まで続く木の格子と、重厚感のある横長のシルエットが和の雰囲気を醸し出す、まるで旅館のような外観の平屋の施工実例です。

木の格子の内側はゆるやかなスロープになっていて、隠れ家的な旅館や料亭へ訪れたような気分になります。

アプローチは木目格子に石畳の階段や積み石、玉砂利、植栽などのバランスにこだわりました。
お客さまを和の心でおもてなしするような玄関です。

玄関ホールとリビングの間にある和室は、窓から緑を眺めながらリラックスできるお部屋です。
客間や寝室、お子さまの遊び場など、さまざまな使い方ができます。
⑩メゾネットホテルのように快適に暮らせる家

スケルトンリビング階段で上下階がつながる、2階建ての実例です。
1階は玄関からLDK・水回りがワンフロアで、2階は家族それぞれが過ごす個室となっていて、メゾネットタイプのホテルのように暮らしやすい間取りです。

リビングのソファやダイニングに座ると、大きな窓から中庭の景色が目に広がります。
計算された植栽の配置をはじめとするこだわりのデザインで、季節ごとに違った癒しを感じる風景を楽しめます。

キッチンは室内に違和感なくなじむ、高級感のあるグレーでまとめています。
休日はアイランドタイプのカウンターで、家族みんなで料理を楽しむなど、ちょっとしたバカンス気分を味わえます。
「ホテルライクな家」外観・内装・間取りづくりのポイント

「ホテルライク」「リゾート風」「別荘のような家」を実現するための内装・外観・間取りづくりのポイントを紹介します。
内装・インテリアのポイント

素材選びにこだわり、統一感を意識する
壁やフローリング、建具などは上質感のある色や素材にこだわることで、ラグジュアリーな雰囲気やリラックス感を演出できます。
また、家具やキッチンもインテリアの1つと考えて、トータルでコーディネートし、空間に統一感を持たせるのもポイントです。
トイレや浴室などの水回りは小さな空間ですが、毎日使う場所だからこそ、ホテルのサニタリーのような高級感のある雰囲気を演出するのがおすすめです。
照明にこだわる
間接照明を活用することで、リゾートホテルの客室のような、くつろぎ感のある空間演出ができます。
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生活感を出さない工夫

キッチン回りやリビングの生活用品など、生活感の出やすいものはできるだけ扉付きの収納で隠し、すっきりした部屋を保つことも重要なポイント。
インテリアグリーンや絵画、オブジェなどを飾るのもおすすめです。
間取りのポイント

開放感・ゆとりを感じる設計
LDKなど面積の広い場所は、吹き抜けや勾配天井にして縦に広がりを持たせると、ホテルのエントランスやロビーのような開放的でリゾート風な雰囲気を出せます。
天井を高くするのとは逆に、床面を一部下げるダウンフロアリビングもおすすめ。
デザインのポイントにもなり、こもり感が増してゆったりと過ごせるリビングになります。
<あわせて読みたい>
・勾配天井リビングの間取り・内装づくりのコツ|ロフトの成功事例や照明計画のポイントも紹介
・吹き抜けの家で後悔しない間取りづくり|メリット・デメリットと対策方法
屋外とつながりを作る
お部屋のバルコニーから絶景や自然を楽しめるのも、リゾートホテルの醍醐味ですよね。
ホテル風の家にするなら、中庭やサンルームなど、LDKやお部屋から外に出られる空間を作るのもおすすめです。
中庭は照明やコンセント、外部収納、サウナスペースなどを設けて、アウトドアリビングとして家族やお友達とバーベキューなどを楽しめるスペースにしておくと、活用の幅が広がりますよ。
動線の良い機能的な間取り
ホテルライクな間取りは、効率的な生活動線もポイントです。
各部屋を仕切りすぎず、家全体でワンフロアに感じられる間取りを意識します。
仕切りを減らすことでそれぞれのスペースにゆとりが生まれ、動線が短い機能的な間取りになります。
外観のポイント

テーマを決めて統一感のあるデザインにする
ホテルライクな家の外観は、内装と同じく、テーマを決めて、統一感のあるデザインにするのがポイントです。
都市部のホテルのようなスタイリッシュな外観にするなら、洗練された印象を与えるシックな色合いや、塗り壁・レンガ調などの高級感ある素材でまとめます。
家の顔になる、玄関周りにこだわるのもおすすめです。
玄関ドアやポーチの屋根、目隠し壁などデザインにこだわり、すっきりと見せながらも、人を暖かく迎え入れてくれるようなエントランスにしましょう。
外構にこだわる
玄関へつながるアプローチや庭、駐車スペースなど、外構もデザインの重要なポイントです。
建物と調和するような外構を意識しながら、間接照明を採り入れ、植栽をバランスよく取り入れることで高級感のあるホテル風の雰囲気を演出できます。
上記のようなポイントを抑えながら、自分にとって落ち着ける空間を追求したデザインや間取り、仕様を選択しましょう。
機能性と癒しを両立した、自宅にいながらリゾート気分を味わえる家づくりができますよ。
ホテルライクな家づくりのコツは以下のコラムでも詳しく解説しています。
今回紹介しきれなかった実例もたくさんありますので、ぜひチェックしてみてください。
<あわせて読みたい>
・ホテルライクな家をつくるためのコツ7選!|くつろぎの家を作るために考えるべきこと
・ホテルライクな平屋の特徴は?|おしゃれな平屋の施工事例や家づくりのポイントを解説
・リゾートホテルのような家を実現するには|内装のポイント・間取り・施工事例を解説
ホテルライクな家づくりに関するQ&A

最後に、ホテルライクな家づくりについて、よくあるご質問やご相談内容をまとめました。
Q.ホテルライクは外観がシンプルすぎて飽きてしまわないか心配です。
ホテルライクな家でよく使われる、グレー・黒系、石材やタイルなどを使った外観は、シンプルだからこそ飽きがこないと言われるテイストですが、もちろん好みの問題もあります。
また、ホテルライクと言っても1種類ではありません。建築家との打ち合わせを重ねて、好みを反映した、オリジナリティのある外観を考えていくこともできます。
ブルーハウスでは、ホテルライクなどのテイストにかかわらず、「ご自身の好みに合っていて、その空間にいて違和感なくしっくりくる」ようにデザインすることが、長く愛せる家にするために大切だと考えています。
Q.ホテルライクな家で生活感を出さないために、間取りや収納計画はどんなことに気を付ければよいですか?
ホテルライクな間仕切りが少な目で開放感のある間取りは、部屋の奥まで見通せるので、物が多いと全体がごちゃごちゃして見えやすくなります。
間取りはLDKなどのパブリック空間と水回り・個室のプライベート空間を明確に分けることで、お客さまが来ても生活感をできるだけ見せないようにできます。
収納計画は、オープン収納はできるだけ死角に配置する、目に入りやすい収納は扉付きにする、対面キッチンは腰壁(立ち上がりを付ける)などの工夫で、生活感を極力出さないようにできますよ。
Q.ホテルライクな家のデメリットはありますか?後悔しやすいポイントと対策を知りたいです。
ホテルライクな家は、高級感のある外装材・内装材を使うことで費用が増えて予算オーバーしやすいデメリットがあります。
ただし、注文住宅の家づくりでは、コストコントロールができるという大きなメリットがあります。
内装や外観に使う素材をすべてグレードの高いものにすると、きりがなく費用が増えてしまいます。どこにこだわれば高級感が出せるのかを考えて、予算を掛けるべきポイントを絞るようにします。
逆に、優先順位の低い場所は標準的なクロスやリーズナブルなフロアタイルを使うなど、メリハリを付けてバランスを取ることで、予算内で満足度の高い住まいは十分に実現可能です。
家づくりで不安なことは何でも、わたしたちブルーハウスのスタッフや建築家に相談してください。
ブルーハウスの建築家とつくる家は、個々のご予算も踏まえた上で、コストコントロールによって、住まいの希望を実現するためのベストなプランニングを提案します。
まとめ
ホテルライクな家は、機能的な間取りや上質な素材感、間接照明などを採り入れることで、自宅にいながらリゾートホテルのような非日常の「癒やし」と「くつろぎ」を日常にもたらしてくれます。
今回ご紹介した実例やポイントを参考にして、ご自身の価値観や理想の暮らしを明確にして、あなただけの暮らしやすいリゾート空間を思い描いてみてください。
ブルーハウスでは、建築家とスタッフがお客さまに寄り添い、コストコントロールも踏まえた丁寧なヒアリングを通して、理想の住まいづくりをお手伝いします。ぜひお気軽にご相談ください。
豊川で暮らしを楽しむ!豊川モデルハウスで体感ください
ブルーハウスは2024年、豊川市に豊川モデルハウスをオープンしました。ブルーハウスの家づくりをもっと知りたい方、住み心地を体感したい方、デザインを詳しく見てみたい方は、ぜひお気軽にご来場ください。



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