サウナのある家の間取りづくりのポイント|水風呂・ととのいスペースとの動線を考えよう
最近はホームサウナを検討する方が増えていますが、間取りづくりの難易度が高いイメージがありますよね。
日本ではサウナのある家はまだ少なく、普段の生活の中にどうやって組み込むのか考えるのが難しいと感じる方も多いです。
そこで今回は、サウナのある家を建てるときの、間取りづくりのポイントをご紹介します。
注文住宅にサウナを組み込む場合はもちろん、リノベーションでご自宅や中古住宅にサウナを設置する際にも役立つ基本的な考え方を解説します。
また、実際にサウナを設置した家の間取り実例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
<コラムのポイント>
- ・サウナのある家づくりでは、一般的な間取りの考え方に加えて工夫すべきポイントがあります。
- ・サウナ本体の広さや設置場所、水風呂やととのいスペースの動線など、クオリティが高い環境をつくるための考え方を覚えておきましょう。
- ・サウナメーカー、専門会社、ハウスメーカー、リフォーム/リノベーション会社など、サウナのある家づくりの相談先も紹介します。
目次
サウナのある家は間取りが重要
サウナ付きの新築住宅・中古住宅を建てる、または購入する場合、一般的な住まいづくりにはない間取りのポイントを押さえる必要があります。
ただサウナがあるだけだと、快適なととのい生活を送ることはできません。
サウナ本体の設置場所はもちろん、水風呂・ととのいスペースへの動線なども考える必要があります。
また、サウナ環境を重視しすぎて、居住スペースや収納が不足して暮らしにくい家になっても本末転倒です。
このように、サウナのある家は間取りづくりの重要性が高いため、基本的な考え方のポイントを押さえて取り組むことが大切です。
サウナのある家の間取りづくりのポイント
サウナ室自体の配置や広さ、水風呂やととのいスペースの確保など、クオリティの高い環境づくりのポイントをチェックしておきましょう。
サウナ室の広さ
まずは、ととのいスタイルを踏まえてサウナ室本体の広さやについて考えましょう。
家庭用サウナは1人用なら0.5帖程度のサイズからありますが、人によっては圧迫感を覚えることもあります。
せっかくサウナのある家を手に入れても、圧迫感があると店舗のように気持ち良くととのうことができません。
ご家族で一緒に入ったり、1人でのんびりと汗を流したりするなら、1坪前後など少し広めのサウナが欲しいところです。
サウナの広さや場所を考えるときは、実物をチェックしてから検討するのがおすすめです。
ブルーハウスは愛知県豊川市に、プライベートサウナのあるモデルハウスをご用意していますので、ぜひご活用ください。
<ブルーハウスのモデルハウス情報>
設置場所と動線
住まい全体の動線や普段の生活なども踏まえて、サウナの設置場所と利用時の動線を考えることも大切です。
例えば、洗面所内にサウナを設置する場合、家族やゲストが洗面台を使うのを気兼ねしてしまう可能性があります。
サウナに入ったあと気持ち良い状態で眠る環境を重視するなら、寝室の近くにサウナを設置すると動線がスムーズです。
普段の生活や家事とサウナの両立が難しい場合は、ベランダやお庭など屋外タイプを設置するのも1つの考え方です。
サウナのことだけでなく、生活や家事に関する動線なども踏まえながら、設置場所を検討しましょう。
熱源(ストーブ)の種類
一口にサウナと言っても複数の種類があるため、ととのいスタイルに合わせて熱源やストーブを選ぶことも大切です。
※サウナ熱源の種類
- ドライ(乾式)
- スチーム・ミスト(湿式)
- 遠赤外線
一般住宅で採用されることが多いサウナの熱源は、主に上記の3種類です。
乾式のドライサウナは温度を高く設定することができ、店舗のようにしっかり汗をかきたい方におすすめ。
サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる、ロウリュ対応のストーブもあります。熱源は電気・ガス・薪などがありますが、一般住宅では設置ハードルが低い電気式が主流です。
スチームやミストは、水蒸気で室温を上昇させるタイプで、乾燥しにくくマイルドなサウナが好きな方に人気です。遠赤外線サウナは輻射熱で体を温める方式で、湿式と同じようにマイルドな入り心地が特徴。
ただし、ミスト・スチーム・遠赤外線は温度があまり高くならないため、しっかり汗をかきたい場合は物足りないかもしれません。
このように、熱源それぞれにメリット・デメリットがありますので、好みや求める環境に合わせて選びましょう。
水風呂の確保
サウナと切り離せない水風呂をどうやって実現するかも重要なポイントです。
ユニットバスの浴槽を水風呂にするのが簡単に思えますが、サウナを使うときにほかの家族が入浴できなくなってしまいます。
入浴とサウナを両立させたい場合は、冷水シャワーで代用するか、ほかの場所で水風呂を確保するか考えないといけません。
最近は自宅サウナのためのポータブル水風呂などもあるので、使うときだけ水を溜めるなどのアイデアもあります。
また、夏場は水温が20℃以上になることも珍しくないため、水道水では十分にととのえない可能性も高いです。
サウナ施設のように冷たい水風呂でしっかりととのうためには、氷を用意したり、チラー(冷水器)を設置して水温を下げたりする工夫も必要です。
水風呂でサウナのクオリティが大きく変わりますので、求める環境に合わせてしっかり考えましょう。
ととのいスペースの確保
サウナで汗をかき、水風呂で引き締めたあとは、リラックスできるととのいスペースも必要です。
サウナや水風呂の近くにととのいスペースがあるのが理想的ですが、ゆったりくつろげるチェアを置くためにはある程度の広さが必要になります。
また、家族が通る場所だと、くつろげなかったり、不満が出たりする可能性もあります。
室内にととのいスペースを確保するのが難しいときは、ウッドデッキやお庭など屋外につくるのも1つのアイデアです。
ただし、屋外の場合は外からの視線や天候、虫などの外的要因について考え、対策する必要があります。
実際にサウナを使うシーンをシミュレーションしながら、快適でしっかりととのえるスペースを確保しましょう。
サウナのある家づくりはどこに相談する?
実際にサウナのある家を検討するとき、相談先が最初のハードルになります。
サウナのある家づくりに対応できる相談先はいくつかあり、それぞれメリット・デメリットがあります。
※サウナのある家の相談先
- サウナメーカー
- サウナ設置専門会社
- サウナを扱っているハウスメーカー
- リフォーム・リノベーション会社
サウナメーカーや設置を専門とする会社は、ノウハウがあり適切なアドバイスやサポートが期待できるのがメリット。
ただし、最近はサウナの新規のサウナ店舗がたくさんオープンしているため、一般住宅に対応していなかったり、予約が埋まっていて時間がかかったりする可能性があります。
サウナのオプションプランを扱っているハウスメーカーは、住まいづくりとサウナ設置の両面からのサポートが期待できます。
サウナを扱っているハウスメーカー自体が少ないのがデメリットですが、家づくり予定地の近くにあれば積極的に相談したい選択肢ですね。
リフォーム・リノベーション会社も、サウナに対応しているケースがあります。ご自宅や中古住宅にサウナを設置するなら有力な選択肢ですが、新築の場合は建てた後の施工になるのがデメリット。
このように、相談先それぞれに特徴がありますので、住まいづくりの状況に合わせて相談してみてください。
まとめ
サウナのある家づくりを検討する際は、さまざまな間取りのポイントを押さえることが大切です。
サウナ本体のレイアウトやクオリティはもちろん、水風呂やととのいスペース、ほかの間取りとの動線も踏まえて理想の環境をつくりましょう。
一般的な家づくりとは異なる点も多いため、サウナの施工実績が豊富なハウスメーカーに相談することも重要です。
信頼できる相談先を見つけて、理想のサウナがある家の間取りを目指しましょう。
サウナのある家づくりはブルーハウスにご相談ください
ブルーハウスは、お客様一人ひとりの家族構成やライフスタイル、ご趣味、将来希望する暮らし方など様々な事柄をヒアリングした上で、最適な家づくりのプランをご提案させていただきます。
自由なプランニングで、サウナの設置を含めた理想の住まいづくりをお手伝いしています。
プライベートサウナがあるモデルハウスもご用意していますので、ぜひお気軽にご相談・ご来場ください。
<ブルーハウスのモデルハウス情報>