平屋の注文住宅を建てる費用相場|コストを抑えるコツ、メリット・デメリット、間取りの成功例なども紹介
「平屋の注文住宅を建てたい。費用はどれくらいかかるのか。」とお悩みの方へ。
平屋は「ワンフロアで生活を完結できる」「家族を身近に感じられる」などのメリットがあり、老若男女問わず注目が集まっていますが、坪数や間取りによって費用が異なることに注意しましょう。
今回は、平屋の注文住宅を建てる際にかかる費用の概算や、必要な坪数、コストを抑えるポイントなどを紹介します。
ライフスタイルに合わせた間取りの成功例やメリット・デメリットなども紹介しますので、ぜひ、最後までごらんください。
<コラムのポイント>
・平屋の注文住宅を建てる際に必要な費用の目安を紹介します。
・「外観・内装をシンプルにする」「廊下を減らす」などコストを抑えるコツを紹介します。
・平屋の注文住宅を建てるメリット・デメリットを事前に確認しましょう。
・おしゃれな平屋の注文住宅施工事例を紹介します。
目次
平屋の注文住宅を建てる際の費用相場
平屋の注文住宅を建てる際の費用は、坪数、地域、建材の種類などさまざまな要因により変動します。
ここでは、一般的な平屋の注文住宅を建てる際に必要となる費用を紹介します。
平屋の注文住宅を建てる際に必要な費用
平屋の注文住宅を建てる際に必要な費用は、以下のとおりです。
- ・建物本体工事費用:建物本体にかかる費用
- ・付帯工事費用:屋外電気工事、上下水道引き込み工事など
- ・諸費用:工事以外にかかる費用(登記費用、検査費用など)
- ・土地の費用:土地代、仲介手数料など
建設費は、本体工事費が70%、付帯工事費が20%、諸費用が10%の割合になることが多いです。
これに加えて土地取得費用がかかることに注意しましょう。
平屋の注文住宅の建築費用相場
住宅金融支援機構が公表している「フラット35利用者調査」によると、注文住宅の住宅面積の平均値は119.5㎡(36.1坪)、建設費は3,861万円となっており、坪単価は約107万円です。
引用;住宅金融支援機構ホームページ「フラット35利用者調査 2023年度集計表」
ただし、上記のデータは2階建てや3階建ても含まれていることに注意しましょう。
また、こちらのデータについては付帯設備費や諸経費が含まれているため、一般的な平屋の坪単価よりもリアルな建築価格を予想しやすい数値となっています。
一般的に平屋は2階建てよりも建設費が高くなる傾向があるため、上記よりもやや高い価格になることが想定されます。
以下の記事で平屋の坪単価相場と費用を抑えるポイントを確認できます。
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平屋の注文住宅に必要な広さ
平屋の注文住宅に必要な広さは、家族構成やライフスタイルにより異なります。
目安として国土交通省の住生活基本計画を参考にした場合、快適な暮らしを維持するために必要な戸建て住宅の広さは下記のとおりになります。
- ・2人暮らし:約23坪
- ・3人暮らし:約30坪
- ・4人暮らし:約39坪
以下の記事で4人家族が平屋で快適に暮らすために必要な広さを確認できます。
30坪の注文住宅の建設費の目安は約3,000~3,500万円
「フラット35利用者調査」のデータをもとに、以下の計算式により30坪の注文住宅の建設費を算出しました。
107万円(坪単価)×30坪=3,210万円(建設費の相場)
フラット35利用者調査のデータは平屋以外の構造の注文住宅も含まれていますが、概ね約3,000万円~3,500万円程度を目安としましょう。
平屋の注文住宅の費用を抑えるコツ
平屋の注文住宅を建てる際に「できるだけ費用を抑えたい」と考える方は多いのではないでしょうか。
ここでは、平屋の注文住宅の費用を抑えるコツを紹介します。
外観・内装をシンプルにする
建物の外観を正方形や長方形などシンプルな形状にすることで、基礎や外壁の面積を減らせます。
内装についても同様でデザインが複雑になるほど、費用がかかる傾向があることに注意しましょう。
廊下を減らす
廊下を減らすことで、土地購入費や建設費を抑えられます。
廊下を減らした間取りは、「家事動線がよくなる」「老後も安心して暮らせる」などのメリットもあるため、おすすめです。
以下の記事で廊下のない間取りについて確認できます。
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土地取得費用を抑える
30坪の平屋を建てるには建ぺい率60%の地域で概ね50坪以上の土地が必要となります。
土地取得費用は、地域や立地条件により大きく異なるため、利便性は低下しますが、郊外の土地に家を建てることで土地取得費用を抑えられます。
住宅設備にかかるコストを抑える
キッチン、ユニットバスなどの住宅設備のグレードを落とすことで費用を抑えられます。
もちろん、必要最低限の機能は維持することは必須ですが、実際の生活で本当に必要な機能を優先順位をつけて検討することが大切です。
平屋の注文住宅を建てるメリット・デメリット
平屋の注文住宅には、たくさんのメリットがありますが、いくつかのデメリットもあるため、事前に確認しておきましょう。
平屋の注文住宅のメリット
平屋の注文住宅を建てるメリットは、以下のとおりです。
- ・生活動線がよい
- ・家族間のコミュニケーションがとりやすい
- ・耐震性が優れている
- ・バリアフリー対応しやすい
- ・老後も安心して暮らせる
平屋はワンフロアで生活を完結できるため、動線をコンパクトにまとめやすいことがメリットです。
階段がないため、バリアフリー対応もしやすく、ライフステージに合わせて快適に暮らせる間取りを実現しやすいことも魅力です。
平屋の注文住宅のデメリット
平屋の注文住宅のデメリットは、以下のとおりです。
- ・建設費用、土地取得費用などが2階建てと比べると高くなる傾向がある
- ・防犯対策が必要
- ・通気性、採光性がわるくなる可能性がある
平屋で居住スペースを確保するためには2階建てよりも居住スペースを広くする必要があるため、広い面積の土地が必要になります。
また、2階建てと比べ「屋根材」「基礎部分」などの面積も大きくなるため、建設費や土地取得費にコストがかかる傾向があります。
おしゃれな平屋の注文住宅施工事例を紹介
最後に、おしゃれな平屋の注文住宅施工事例を紹介します。
実際に建てられた平屋の注文住宅を見てイメージを膨らませましょう。
27帖のLDKがある平屋の注文住宅施工事例
こちらは、敷地面積64坪、延床面積32坪の平屋の注文住宅施工事例です。
外観は、グレーの塗り壁の一部にガルバリウム鋼板を採用することで、スタイリッシュなデザインを実現しました。
27帖の広いLDKは、おしゃれで開放的な空間に仕上がりました。
和モダンテイストがおしゃれな平屋の注文住宅施工事例
こちらは、延床面積32坪のおしゃれな平屋の注文住宅施工事例です。
アースカラーの塗り壁、軒の出た平屋に木彫の格子やシンボルツリーがアクセントとなり、和モダンテイストな外観に仕上がりました。
高天井を採用することで開放感のあるリビング空間を実現しました。
中庭がある平屋の注文住宅施工事例
こちらは、中庭がある平屋の注文住宅施工事例です。
正面から室内が見えないコートハウスにブラックの塗り壁を採用することで高級感のある外観に仕上がりました。
外とつながることができる中庭にソファやテーブルを置くことで、アウトドアを楽しめるセカンドリビングとして活用できます。
ブルーハウスには今回紹介しきれなかったおしゃれな平屋の注文住宅施工事例がほかにもたくさんあります。ぜひ、ごらんください。
まとめ
今回は、平屋の注文住宅を建てる際の費用相場やメリット・デメリット、間取りの成功例などを紹介しました。
平屋の注文住宅を建てる際の費用は、地域や施工業者により大きく変動します。
一般的に平屋は2階建てよりも費用がかかりますが、「廊下をなくす」「シンプルな外観・内装にする」など間取りや設計を工夫することでコストを抑えることが可能です。
今回紹介した情報が、平屋の注文住宅を検討中の方の参考になれば幸いです。
ブルーハウスは、豊橋市でオーダーメイドのデザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。
- ・デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担の少なく住める家をつくっています。
- ・ブルーハウスは、高気密高断熱住宅にこだわっています。(現在HEAT20G2グレードを中心に建築。全棟気密測定(C値測定)を実施)
- ・無垢材や塗り壁など、自然の素材を使った家づくりが得意です。
- ・土地探しからも始められて、建てたい家や住みたい地域、住みたい環境から適した土地をお探しします。
愛知に住む人、豊橋に住む人を家づくりで幸せにする。「人生を最高に楽しむ家」をつくることを目指して家づくりをしています。
豊川で暮らしを楽しむ!豊川モデルハウスで体感ください
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