モダンな「平屋×ガルバリウム」の実例|外壁材の特徴とメリット・デメリット
近年、平屋建ての外壁や屋根をガルバリウム鋼板で仕上げた、おしゃれで存在感のある新築をよく見かけます。
人気の「平屋×ガルバリウム」を真似してみたいけど、ガルバリウム外壁の特徴やセンスがいいデザインの組み合わせについては、まだよく知らないという方も少なくないでしょう。
そこで今回は、「平屋でモダンなかっこいい家が欲しい」という方向けに、無機質なのにスタイリッシュな雰囲気を醸し出す、ガルバリウム鋼板の特徴や平屋づくりにおけるメリット・デメリットを解説していきます。
ガルバリウム外壁の色選びや屋根のタイプ選びに役立つポイントもご紹介しますので、ぜひこだわりの家づくりの参考にしてみてくださいね。
<コラムのポイント>
- ・平屋で人気のガルバリウム外壁の特徴とモダンな外観の実例を見てみましょう。
- ・ガルバリウム鋼板の家を建てるメリット・デメリットを押えておきましょう。
平屋外壁で人気の「ガルバリウム鋼板」とは
ガルバリウム鋼板は、アルミニウム、亜鉛合金のメッキ加工が施された鋼板のことを言います。
このガルバリウム鋼板自体は、非常に薄いもので0.3~0.5㎜程の厚みしかない素材なので、家の外壁で使われるものは、主に心材に硬貨ウレタンフォームなどの断熱材を使用しているのが一般的です。
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【実例】おしゃれなガルバリウム外壁の平屋外観
まずは、ガルバリウム外壁を使った平屋外観の実例を「色」「屋根」「素材の組み合わせ」の3つのポイントに注目しながら詳しく見てみましょう。
モダンなグレーのガルバリウム外壁
無機質なガルバリウムの外壁を選ぶなら「色」選びが、平屋の印象を大きく左右するポイントになってきます。
ガルバリウム外壁で人気の色を参考に、それぞれの色が与えるイメージを1つずつチェックしてみてください。
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■黒: ガルバリウム外壁で特に人気の色。存在感と重厚感が際立つかっこいい印象の平屋に仕上がります。
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■ダークグレー: 黒や白と比べて汚れが目立ちにくいのが魅力。モダンかっこいい印象の平屋づくりに向いています。
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■シルバー: メタリックでクールな印象。ライトグレーであれば優しい雰囲気の演出にもいいでしょう。
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■青・ネイビー: スタイリッシュでオシャレな印象。黒やダークグレーよりも個性的なデザインに仕上がります。
陸屋根でクールな外観
屋根の形状によっても「平屋×モダン」の外観イメージは大きく変わってきます。
モダン平屋でよく選ばれる屋根の種類は以下の通りです。
- ・片流れ屋根
- ・切妻屋根(三角屋根)
- ・陸屋根
この中でも、スタイリッシュなガルバリウム外壁によく似合うのが、キュービクルなシルエットをつくる「陸屋根」です。
人気のガルバリウム×無垢材
ガルバリウム外壁の平屋を選ぶなら、ナチュラルな味わいが上品な無垢材を組み合わせるのがおしゃれです。
無機質なガルバリウム鋼板とヒノキ科のウエスタンレッドシダーは、とても相性がよく明るい雰囲気を演出できるのが魅力です。
他にも、ガルバリウム鋼板と相性のいい自然素材として、漆喰の塗り壁もおすすめです。
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ガルバリウム鋼板の家を建てるメリット
おしゃれな「平屋×ガルバリウム」外観のイメージができたところで、ガルバリウム鋼板のメリットを見ていきましょう。
耐久性が高い
まず、ガルバリウム鋼板は金属素材の上にコーティング塗装を施しているため、劣化のスピードがとても緩やかで、一般的な耐用年数は25~35年と言われています。
定期的なお手入れやメンテナンスを加えることでさらに劣化を防ぐことが可能です。
特に、劣化の原因となる釘や飛来物による凹みや傷がないか注意しておくことが大切です。
重量が軽い&耐震性が高まる
最初にもご紹介したように、ガルバリウム鋼板自体は0.3~0.5㎜と非常に薄い素材なので、屋根に使用することで、重量が軽く耐震性の高い平屋をつくることができます。
例えば、瓦の1㎡あたりの重さが約40~50㎏なのに対して、ガルバリウム鋼板の1㎡あたりの重さは約4~5㎏と10分の1程度の差が出てきます。
さびにくい
ガルバリウム鋼板は金属素材でありながら、ブリキやトタンなどのメッキ鋼板と同様に、さびにくいという特徴があります。
金属配合などの研究で生み出されたアルミと亜鉛の良さを引き出した合金なので、例えば海の近いエリアで建てた、ガルバリウム鋼板の家でもさびにくいようです。
デザイン性がある
鋼板部分にエッジがきいたデザインと無機質な表情が、視覚的にもシャープでクールな質感なので、おしゃれでモダンな平屋を建てたい方にぴったりの外壁材です。
個性を出したい場合は、無垢材や漆喰との組み合わせの他、「片流れ屋根」や「片流れ屋根+陸屋根」など組み合わせを変えてみるのもおすすめです。
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ガルバリウム鋼板の家を建てるデメリット
続いて、ガルバリウム鋼板のデメリットもよく押さえておきましょう。
傷や凹みが出やすい
メリットでもご紹介したように、ガルバリウム鋼板は耐久性に優れた素材である一方、直接的な衝撃には弱いという特徴があります。
定期的に、劣化を進める原因となる凹みや傷がないかチェックしておくと安心です。
雨音が気になる
ガルバリウム鋼板の家で気になるデメリットとして、想像していたよりも雨の音が大きく聞こえるという点です。
心材に断熱材を使っているため、ある程度の音は吸収されますが、雨の強い日や睡眠時の影響を考慮した屋根材の選定や屋根の位置が高くなる勾配天井を採用するなど、建築会社によく相談した上で決めていきましょう。
材料費・施工費が高め
原材料の高騰や輸送費の値上げなど、情勢によって変わってきますが、ガルバリウム鋼板の家の施工費は、他の外壁材の家と比べて高めに設定されていることが多いようです。
窯業系サイディングなどと比べても凹みや傷に対して繊細な素材なので、デザインだけではなく、その特徴をよく理解した上でコストとのバランスも見ながら選んでいきましょう。
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まとめ:センスのいいこだわり平屋外観
ガルバリウム鋼板のメリット・デメリットや「平屋×ガルバリウム」の実例を見ながら、ガルバリウム外壁や屋根の特徴をご紹介してきました。
シンプルなのにスタイリッシュで、無垢材や漆喰などの自然素材とも相性のいい魅力的である一方、直接的な衝撃には弱いという繊細な部分もある素材です。
最終的には、他の外壁や屋根ともよく比較して、また家づくりのプロからのアドバイスも参考にしながら、納得のプランを選んでいくことが大切です。
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