L字型LDKは使いやすい?レイアウト実例と広く見せるコツを紹介
家族が1番長い時間を過ごすLDK。
居心地よいLDKを作るためには、広さや明るさなどのさまざまなポイントもありますが、レイアウトも非常に大切です。
レイアウトとはLDKの配置や形状などのことを指します。
- ・リビング、ダイニング、キッチンのどれを隣り合わせに配置するのか
- ・LDKはどのような形状にするのか
- ・それぞれの空間に適した方角はどこか
これらを考えることによってLDKの過ごしやすさや広さの感じ方は大きく変わります。
今回はL字型のLDKにスポットを当てて、使いやすさや広く見せるためのポイントを確認していきましょう。
<コラムのポイント>
・LDKにはさまざまなレイアウトがあります。
・L字型のLDKは空間の一体感を出したり、プライバシーを配慮出来たりする万能なレイアウトです。
・実例を元に自分に合ったL字型のLDKのレイアウトを考えてみましょう。
LDKのレイアウトはさまざま
LDKのレイアウトはさまざまなバリエーションがあります。
まずは、よく採用されるレイアウトをチェックしてみましょう。
①縦並びの一直線LDK
キッチンの正面にダイニングとリビングが並ぶレイアウトです。
一直線に配置されるため、キッチンに立ったときに家族の様子が確認しやすいというメリットがあります。
一方で、リビングとキッチンの距離が遠いため、テレビを見ながら料理をしたいという場合は不便でしょう。
②横並びの一直線LDK
キッチンの横にダイニング、さらに横並びでリビングが配置される間取りです。
横一直線の配置なので、料理中に横を向けば家族の様子が確認でき、料理の配膳も楽な点がメリットでしょう。
ただし、間取りによってはキッチン前の空間がデッドスペースになることもあります。
③ダイニング・キッチンが横並びのL字型LDK
キッチンとダイニングが横並び、キッチンの正面にリビングが配置されるL字型のLDKです。
リビングとキッチンの距離が近づくため、家族とコミュニケーションが取りやすくなります。
キッチンとダイニングの動線が良くなるため、家事のしやすい点も魅力的です。
④リビング・ダイニングが横並びのL字型LDK
キッチンの正面にダイニングを配置し、ダイニングとリビングが横並びのレイアウトです。
ダイニングとリビングを南面に配置すれば、長い時間過ごす空間を明るくすることができます。
また、壁に囲まれたリビングを作りやすいため、落ち着く空間にしたい方におすすめです。
L字型LDKのメリット・デメリット
LDK型LDKのメリット・デメリットを紹介します。
・L字型LDKのメリット
L字型の最大のメリットはすべての空間の距離の近さです。
キッチン・ダイニング・リビングを近づけて配置できるため、よりコミュニケーションを取りやすい間取りになります。
また、あえてキッチンやリビング周りを壁で囲めば目線を通りにくくできるため、リビングからキッチンを見えにくくしたい方にもおすすめです。
・L字型LDKのデメリット
L字型のLDKのデメリットは開放感が出にくい点です。
一直線LDKと比べて凹凸がある形状なので、同じ畳数でもL字型LDKの方が狭く感じることがあります。
開放的なL字型のLDKにしたいなら、窓や壁の位置を工夫した間取り作りを行うことが大切です。
L字型のLDKを広く見せる4つのコツ
狭さを感じやすいL字型のLDKを広く見せるコツを紹介します。
①壁をなくして開放的にする
LDKをL字型に配置するなら、壁を最低限にして視線を遮るものを極力減らしましょう。
壁や建具の色などもシンプルにすると広さを感じやすいです。
キッチンとリビングの間に目隠しを採用したいときは、格子等で抜け感のある目隠しを採用すると圧迫感が出ません。
スケルトン階段やアイランドキッチンを採用して、目線を遮る壁をなくす方法も効果的です。
②色々な方向に窓を配置して明るさを確保する
L字型のLDKを採用するなら、窓を使って空間の圧迫感を減らしましょう。
上の画像のように、LDKの中心に中庭を作って窓で囲むと、視線の抜けが生まれて広く感じます。
キッチンに立っているときも目の前が壁ではないので、明るくて開放的です。
中庭を作れなくてもLDKを建物の端に配置することで、複数の方向に窓をつけることは可能です。
こちらの事例では、リビングに明るい日差しが入る大きな窓を採用しています。
ダイニング横は床から腰高までの高さにすることで、隣家からの視線が気にならないようにしました。
周辺環境にも配慮しながら適切な大きさ・数の窓を配置して、L字型のLDKを明るく開放的に仕上げましょう。
窓の大きさや種類に関しては、ぜひこちらのコラムをご覧ください。
③天井を吹き抜けや勾配天井にする
横方向の視線の抜けが作りにくいL字型のLDKは、天井を高くして縦方向の視線が広がるように工夫しましょう。
吹き抜けや勾配天井を採用して天井を高くすることで、広く感じさせることが可能です。
上の画像のように、リビング上を吹き抜けにするだけでも開放感は大きく変わります。
コンパクトなLDKになる場合は、縦方向の広がりを意識してみてくださいね。
④LDKと他の空間を組み合わせる
LDKと他の空間を隣り合わせに配置する方法も効果的です。
上の事例では、仕切りのない和室をダイニング横に配置し、リビング横に収納付きのベンチを採用しました。
他の空間を組み合わせることで畳数が広くなりますし、凹凸を減らせるため狭さを感じにくいです。
また、空間を隣接させることで、窓の数を増やせるケースもあります。
使い勝手の良い空間をLDKと組み合わせ、L字型のデメリットを解消しましょう。
【実例】L字型にレイアウトしたLDKを紹介
デメリットを解消しつつおしゃれに仕上げたL字型のLDKのレイアウト事例を紹介します。
実例① 明るさと開放感を重視したL字型LDK
キッチンの前にダイニング、そしてリビングとダイニングを横並びにしたL字型のLDKです。
目線を遮る壁をなくし、一体感のあるLDKに仕上げました。
ダイニングの前には大きな掃き出し窓、キッチン横にも縦長の窓を採用して明るい空間に。
道路からの目線が気にならないように、外構で目隠しフェンスを作りました。
南側に配置されたリビングにも大きな掃き出し窓を採用しました。
南と北から日差しが入る明るいLDKです。
また、リビングの両端を吹き抜けにし、スケルトン階段を採用した点もポイント。
コンパクトなリビングですが吹き抜けがあることで空間が広く感じられます。
階段下の空間も有効的に使えるため、ソファの後ろに通路を確保することができました。
暮らしやすさとデザイン性にこだわったL字型のLDKのレイアウトです。
実例② スキップフロアで開放感をプラスしたL字型LDK
キッチンとダイニングを横並び、ダイニングとリビングを隣り合わせにしたL字型のLDKです。
リビング・ダイニングが南側に配置されたため、明るい光が差し込む空間になりました。
ソファに座ったときに、キッチンの手元が見えないような配置にした点もポイントです。
また、リビング横にはスキップフロアを配置。
スキップフロアの壁を極力減らし、吹き抜けからの明るい光がリビングまで届くようにしました。
階段下スペースは扉を付けずにアーチ型の壁で仕上げ、リビングとの一体感が出やすい間取りに。
遊び心あるスキップフロアを取り入れ、開放的なL字型LDKに仕上げた事例です。
まとめ
L字型のLDKは、住む人によってさまざまなレイアウトが楽しめる自由度の高い間取りです。
家事を楽にしたいなら、キッチンとダイニングを横並びにして料理の配膳をスムーズに行えるようにしましょう。
キッチンのすぐ前にリビングを配置すれば、家族とコミュニケーションも取りやすいです。
また、キッチンとリビングの視線を遮りたいなら、キッチンが見えにくくなるように配置を考えることが大切です。
理想の暮らし方を考えながら、自分に合ったL字型LDKを採用してみてくださいね。
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