吹き抜けのある家を快適にする4つの秘訣!人気のリビング階段の間取りと事例

吹き抜けのあるリビング全景

海外の住宅でよく見かける吹き抜けのある家。最近日本の住宅でも多く見かけるようになりました。明るく広々とした開放感が満喫できるリビング。昼は自然光をふんだんに取り込み、夜は星空を眺めることもできる天井高の広い窓。リビング階段も家族とのコミュニケーションもとりやすく、おしゃれで人気が高い間取りです。デザイン性だけでなく利便性も高い吹き抜けの間取りは、吹き抜けの特徴をしっかり理解して対策を講じれば、より快適な家づくりが可能になります。そこで今回は吹き抜けのある家づくりの秘訣についてご紹介します。ぜひ家づくりの参考にしてくださいね。

 

目次

 

 

吹き抜けが向いている家とは?

吹き抜けリビング二階廊下

参考)施工実績:かわいさにクールさがプラスされた家

 

吹き抜けとは、上の階まで天井がなくつながっている空間のこと。上下の空間を連続させることで、縦方向の空間の広がりが確保でき、採光、通風もしやすくなるといったメリットがあります。

 

では、そもそも吹き抜けは、何のためにつくるのでしょうか?

 

注文住宅で家を建てるとき、敷地面積が狭く、リビングスペースの広さを確保しにくいなら、天井が高く立体的な空間の広がりを感じる吹き抜けのあるリビングが向いています。

周辺の環境条件によって日当たりや通風が十分確保できないような立地である場合にも、吹き抜けにして、自然光を多く取り入れ、風通しも良くする間取りがよいでしょう。

家族とのコミュニケーションがとりやすい間取りにしたい、という子育てファミリーからのご相談にも、吹き抜けのあるリビング階段をご提案することも増えてきました。

吹き抜けのあるリビングは、自由度の高い間取りが可能です。デザイン性も高く、リビング階段とも相性がよいため、おしゃれでスタイリッシュな暮らしをしたい方にも人気の間取りです。

つまり、吹き抜けの家は、私たちの家の立地条件や日々の暮らしの問題解決のため、あるいは憧れのライフスタイルを実現するための魅力的な選択肢だと言えるでしょう。

 

 

 

吹き抜けにする効果と魅力

吹き抜けリビングの開放感

では、吹き抜けのある家にすると、どのような効果が期待できるのでしょうか?あらためて整理してみましょう。

 

開放的なリビングになる

吹き抜けは、縦方向に視界が広がりますので、実際のスペースよりも部屋が広く見える効果があり開放感が得られます。

 

自然光を取り入れ、部屋が明るくなる

北向きのリビングや周辺環境から採光がしにくい場合でも、広い窓、高い位置の窓を確保すれば、自然光が取り込みもしやすくなります。立地条件によっては、青空を眺めたり、夜空の星を楽しむといった暮らしも実現できます。

 

通風や換気もしやすくなる

吹き抜けにはFIX窓を設置する場合も多いのですが、開閉可能な窓を設置して、開閉がしやすい工夫をすれば通風を良くすることも可能です。

 

リビング階段でコミュニケーションもとりやすく

若いご夫婦から「リビングを通って部屋に行く動線にしたい」というご相談をいただくことが多くなりました。吹き抜けのリビングは、リビング階段とセットで考えると、独立階段を設置するよりもスペースも有効活用でき、また、家族のコミュニケーションも取りやすくなり、見た目もおしゃれで、人気の間取りになっています。

 

 

デメリットを解消! 吹き抜けのある家づくりの4つの秘訣

 

吹き抜けがある家は、広々とした空間を確保しているため、冷暖房効率が低く冬は寒いのではないかという意見もあります。また、換気がしっかりしていないと音や匂いが家中に広がってしまうこともあります。家の強度を心配される方もいらっしゃることでしょう。

 

しかし、現代の住宅では、こうしたデメリットはしっかりと対策を講じることで解決することできます。ここからは吹き抜けのある家づくりのための4つのコツをご紹介していきます。

 

吹き抜けは「気密性・断熱性」とセットで考える

吹き抜けリビングの気密性と断熱性

参考)施工実績:多角形が独創的な吹き抜けのあるデザインの家

1つめの秘訣は、吹き抜けは「気密性・断熱性」とセットで考えるということです。

壁、天井、床、窓などの断熱性、気密性を高めることで、冷暖房効率を高め、暖めた空気や冷たい空気を家を魔法瓶のように外に逃がさないようにすることができます。

 

高気密・高断熱の家は一度安定した気温になれば、そのまま気温を維持しやすくなります。部屋の空気を効率的に循環させるためにシーリングファンやサーキュレーターを設置するなどの工夫をすれば、より快適な住空間がつくれます。高気密・高断熱住宅は仕様や施工で性能が変わってきますので、吹き抜けにする際は、信頼性の高い建材や施工状況をブログ等で公開しているような工務店に相談するとよいでしょう。

 

換気性能を高める

吹き抜けリビングの構造

2つ目の秘訣は、換気性能を高めることです。

吹き抜けの場合に限りませんが、キッチンでつくる料理の匂いが2階に届くことがあります。そのため換気扇の位置や強さを工夫したり、窓を開けて換気しやすくすることも重要です。窓の位置を工夫して自然対流も効果的に活用しながら、通風も良くすることも考慮すれば、二階廊下を設置して、開閉がしやすい位置に窓を設置するのがよいでしょう。

 

掃除やメンテナンスをしやすくする

吹き抜け階段とメンテナンス
 
 

3つめの秘訣は、掃除やメンテナンスをしやすくすることです。

吹き抜けは、高い位置の窓掃除や照明の交換を自分でできるようにしておくと便利です。そのためには、二階廊下やキャットウォークを設置して、掃除やメンテナンスをしやすくするという方法があります。二階廊下やキャットウォークがあれば、窓の開閉もしやすくFIX(はめごろし)窓にしないという選択もできます。部屋干しができるスペースを確保すると、長雨の時期でも洗濯物や布団も干しやすく、便利です。防カビ対策にもなり、より自由度が高く健康的で快適な家づくりができます。

 

構造を強化する

吹き抜けの構造強化

4つめの秘訣は、構造を強化することです。

広々とした吹き抜けの空間を確保し、広めの窓を設置すると明るく開放的な空間づくりができますが、一方で、開口部を広めにとることになります。そのため十分な強度が確保できるように、家の形をシンプルにし、高強度の構造材を採用したり、制震ダンパーを採用するなど、耐震性も十分考慮した構造対策をした家づくりをすることが重要です。

 

このように吹き抜けの家づくりは、適切な対策を講じることで、より快適な空間づくりができ、さらには、しっかりとした住宅性能を確保することにもつながります。自由度が高く、自分たちらしい家づくりをするには、デザイン性と機能性を兼ね備えた信頼できる工務店に相談しながら、プランを検討していくことをおすすめします。

 

 

まとめ

吹き抜けのある家は、明るく開放感のある広々とした空間づくりが魅力です。自然光も取り入れ、通風も確保できれば、南向きのリビングでなくても明るいリビングが実現できます。吹き抜けとリビング階段を組み合わせると、スタイリッシュで機能的な空間づくりができます。一方で、吹き抜けには空調効率や開口部の広さに対する対策が必要ですが、現代の住宅性能や工夫によって快適な住空間づくりができます。吹き抜けを家を実現することで、デザイン性と機能性を兼ね備えた自由度の高い家づくりも可能になると言えるでしょう。

 

愛知・名古屋・豊橋で自由度の高い注文住宅を建てるならブルーハウスにご相談ください

ブルーハウスは、「自分たちらしい家づくりをしたい」という方の想いを実現するため、デザイン性と機能性を兼ね備えた家づくりをしています。吹き抜けのある家づくりにも最適な「ZEH (ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」対応の家は、夏涼しく冬温かい二重断熱構造を採用し、断熱材は魔法瓶のように家中をすっぽり隙間なく空気の層で覆う「アイシネン」を使用しています。構造材も一般的な無垢材の1.5倍の木の構造材を使用し、モノコック工法により、木造軸組み工法よりも壁倍率が高く、また、制震ダンパーも採用するなど耐震性の高い家づくりをしています。家づくりは、あたなの想いから始まります。どんな暮らしをしたいのか?を考えるヒントになる様々なライフスタイルに応じた家づくりの事例や考え方をまとめた「家づくりカタログ」を無料でお送りしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

 

著者情報

株式会社ブルーハウス 編集チーム

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