ランドリールーム・サンルームのある間取り|新築注文住宅実例|家事動線の良い家で快適に室内干し
日々の家事の中でもっと効率化したい・楽にしたいものは?と聞かれて「洗濯!」と答える方はたくさんいるのではないでしょうか。
「洗濯と物干しの往復が大変」「取り込んだ洗濯物、たたんだ洗濯物でリビングが散らかってしまう」というお悩みの方におすすめなのが「ランドリールーム」や「サンルーム」のある間取りです。
今回は、新築で今人気の「ランドリールーム・サンルームのある間取り」のメリットや間取りのポイントを実例写真を交えて解説します。30坪~40坪前後の延べ床面積で実現した実例ですので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
コラムのポイント
・一戸建てでランドリールーム、サンルームをつくるメリットが分かります。
・ファミリークローゼットと合わせた便利なランドリーの間取りやランドリールームの適切な広さが分かります。
・延べ床面積30~40坪前後でおしゃれなランドリールーム、サンルームのある間取り・デザイン実例が見られます。
■ ランドリールームとは?間取りのメリット
ランドリールームとは、その名の通り洗濯家事の部屋です。場所は洗面脱衣所の隣や、洗面脱衣所内にランドリーコーナーを兼ねる場合もあります。
ランドリールームは、通常2~3畳で作ることが多い脱衣所にプラスして
・室内干しができるスペース(室内干しポールやワイヤー)
・衣類ケースや棚、ハンガーポールなどの収納スペース
・アイロンがけなどの作業ができるカウンターがある
など、洗濯にまつわる一通りの作業が1部屋で完結する便利な機能を備えています。
室内干しのために、日光がよく入り風通しも良くなるハイサイドライト(天窓)を設置する場合もあります。
・洗濯動線がよく家事効率が上がる
ランドリールームは、洗面脱衣所や外干しするための出入り口(勝手口など)と近く行き来しやすい間取りにすることで、洗う、干す、取り込む、畳む、収納するといった一連の家事を効率よく行えます。
さらに、キッチンからも出入りしやすいようにすると、料理や洗い物の合間に洗濯、のように、他の家事の効率も良くなります。
・室内干しが快適に!
ランドリールームのような洗濯専用の部屋・スペースがあれば、リビングが室内干しでごちゃごちゃしたり、湿気で不快になることがなく、快適に室内干しができます。
また、室内干しは外から洗濯物が見えないのもメリットです。
特に、室内干しがメインになる(夜にしか洗濯機を回せない、花粉やPM2.5などが気になるなど)場合は、生乾きを防いで気持ちよく洗濯物を乾かすためにも、室内干しが快適に行えるスペースはしっかりと確保しておくべきでしょう。
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■ 室内干し派におすすめ!サンルームのある間取りのメリット
ランドリールームとともに、室内干し派におすすめしたいのがサンルームです。
「サンルーム」と聞くと、ヨーロッパのガラス張りの温室のような部屋を想像する人も多いかもしれませんが、実は今、日本の不動産業界では、ガラス張りに限らず「室内干し用の窓際の部屋」を「サンルーム」と呼ぶことが多いんです。
賃貸アパートやマンションでもこのような「サンルーム」のある物件が増えています。建物同士が近い住宅密集地エリアでは特に「洗濯物を外に干すとプライバシーが気になる、それなら室内でもしっかり干せる場所が欲しい」という要望が多いことから、サンルームのある物件が増えたと言われています。
例えば、リビングと外につながる窓の間に「サンルーム(室内干しエリア)」を設けることで、日中は日がよく当たる場所で洗濯物を干せて、リビングに洗濯物の湿気が入り込むのを防げます。
■ ランドリールームの間取り・レイアウトのコツ
・洗濯の流れをイメージする
ランドリールームを設ける場合は、洗濯してから干して取り込み、収納するまでの動きを具体的にイメージしながら間取りを決めることが大切です。家族の衣類はそれぞれが部屋に持っていくのか、ファミリークローゼットなどでまとめて収納するのかによっても必要な広さや棚が変わってきます。
また、外干しもする人は、ランドリーからデッキやベランダとの動線が良くなるようにすると物干しや取り込みが楽になりますよ。
・室内干しコーナーは日当たりや風通しを良くする
洗面脱衣所の近くは浴室からの湿気も溜まりやすい場所です。物干しポールの近くに窓があると日光で乾きやすくなり、必要に応じて窓を開けて風を通すことができるのでおすすめです。
・ランドリールームはどれくらいの広さが必要?
・室内干しコーナーは半畳程度から作れる
ランドリールームは、専用の部屋でなくても、脱衣所の一部に物干しができるスペースをプラスするだけでも洗濯効率がグンと上がります。
室内干しコーナーは2人分程度なら洗面脱衣所2畳+半畳程度から実現可能です。家族の人数や洗濯物の量に合わせた物干しポールが設置できる広さを検討しましょう。また、ハンガーやピンチ類の収納場所も確保できるとベストです。
物干しポールは昇降式のものを選べば、使わないときは収納できて見た目も綺麗です。アイアン製のポールにして、あえてインテリアとして見せるのもおしゃれです。
・畳む、収納までするなら脱衣所と分けて2畳~がおすすめ
ランドリールームで取り込んだ洗濯物を畳んだり、収納の手間を減らしたいなら、洗面脱衣所と分けて(扉で仕切ってもOK)単独のランドリールームを作ったり、ファミリークローゼットと兼用したりする間取りがおすすめです。
脱衣所と仕切れる扉を付ければ、浴室や洗面台を使う家族とバッティングもせずに済みますし、浴室からの湿気も入り込みにくくなります。
脱衣所と分ける場合のランドリールームの広さは2畳~4.5畳程度がおすすめです。洗濯物の量や収納したい物の量に合わせた面積を確保しましょう。
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■ 30~40坪前後の家・ランドリールームの間取り実例
延べ床面積30~40坪前後でランドリールームやユーティリティ、室内干しコーナーを設けた間取り実例を紹介します。デザインや設備などの参考にしてくださいね。
・室内干しも外干しもラクラクの2階の洗面脱衣所
2階のバルコニーと隣接させた洗面脱衣所の間取りです。晴れた日はバルコニーで外干し、曇りや雨の日は室内では物干しポールで室内干しと、天気によって干し分けができます。約2畳の標準的な洗面脱衣所ですが、スペースを有効に使える間取りと配置で使いやすい洗面脱衣所になっています。
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・収納力抜群の造作棚のあるランドリールーム
造作棚に収納ケースやかごを組み合わせてたくさんの衣類やタオルなどを収納できるランドリールームです。室内干しの時は天井の手動昇降式のポールを降ろして使います。ハイサイドライト(高窓)からの光が洗濯物を乾きやすくしてくれます。
・ウォークインクローゼットにつながる室内干しコーナー【平屋】
広々としたカウンターの洗面台の横に設けられた室内干しコーナー。奥にはウォークスルークローゼット、キッチンへの動線があります。乾かした洗濯物をそのままクローゼットにかければ収納完了という効率の良さがポイントです。「ハンガーにかけたまま収納」派におすすめの間取りです。
・広々と明るい空間で洗濯できるランドリー
ハイサイドライトからの光で明るく気持ち良い空間のランドリールームです。使う人に合わせた造作のカウンターや収納棚もポイントです。
■ サンルームのある家の間取り実例
洗面脱衣所から独立させたランドリールームは、洗ってすぐに干せるアイアンのポールとカウンターのあるシンプルな内装がおしゃれです。
洗面脱衣所とサンルームの間にはウォークインクローゼットを配置。乾いた衣類をそのままクローゼットに移動すれば収納できます。クローゼットは脱いだ服の一時置き場としても重宝します。
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■ まとめ
今回は、おしゃれで実用的なランドリールーム、サンルームの間取り実例を紹介しました。ランドリールームやサンルームは、自分や家族の生活スタイルや家事のやり方に合わせた広さや設備で作るのが成功の秘訣です。
また、室内干しをする方はランドリールームや室内干しスペースの風通しや換気、除湿が大切になってくるので、窓や換気扇、衣類乾燥除湿機などを上手に取り入れましょう。
これから新築する方、注文住宅で家を建てたい方はぜひ、自分が快適に家事ができる動線や間取りを意識してみてくださいね。
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