注文住宅を建てるための土地探しの方法を紹介|決め方のポイント・必要な期間などを解説

注文住宅を建てるための土地探しの方法

注文住宅を建てる際には、「どのような土地に住みたいか」も大事ですが、「どのような土地なら理想の家を建てられるのか」も検討が必要です。

理想的な土地を探すことができれば、注文住宅のクオリティも高まります。

今回は、「良い土地が見つからない」という方に向けて、注文住宅を建てるための土地探しの方法や決め方のポイントを紹介します。

<このコラムのポイント>

  • ・土地探しから注文住宅を建てるまでの流れを説明します。
  • ・土地探しの方法は、地域に詳しい不動産業者か建築会社に相談しましょう。
  • ・良い土地と悪い土地の見分け方について紹介します。

 

土地探しから注文住宅を建てるまでの流れを簡単に解説

土地探しから注文住宅を建てるまでの流れ

土地探しを始める前に、土地探しから注文住宅を建てるまでの流れを確認しましょう。

手順1:資金計画を立てる

土地探しの予算を決めるのが最初のステップですが、その前に全体的な資金計画を立てましょう。

「家は人生で最も高い買い物」と言われるように、注文住宅を建てるには大きな資金が必要です。

そのような大きな資金をどのように調達し、返済していくのか計画するのが、資金計画です。

注文住宅の資金計画については、下記の記事で詳しく紹介していますので、ぜひごらんください。

手順2:土地の予算を決める

資金計画が決まったら、土地の予算を決めます。

「土地の予算はどうすれば良いの?」とお悩みの方は、下記の住宅金融支援機構「2022年度 フラット35利用者調査」のデータから平均値を見てみましょう。

2022年度の土地付注文住宅の全国平均は、建設費約3,194万円に対し、土地取得費は約1,499万円となっています。

引用;住宅金融支援機構「2022年度フラット35 土地付注文住宅融資利用者の主要指標」

上記のデータから考えると、注文住宅の建設費:土地取得費=7:3の割合が平均的であることがわかります。

したがって、全体の予算から7:3の割合を目安とすると、標準的な資金計画を立てることができるでしょう。

手順3:土地を探す・建築会社の選定

土地を購入する予算が決まった段階で土地探しを始めましょう。

事前にエリアを決めておくと、土地選びがスムーズに進みます。

当然ながら、希望の条件の土地を探せれば理想的ですが、予算との関係もあり中々理想の土地は見つからないのが現状です。

したがって、下記のように希望条件をピックアップして、優先順位を決めることで土地を絞ることができるでしょう。

  • ・日当たりの良さ
  • ・土地の形状・面積
  • ・周辺環境
  • ・最寄駅から○○分

ただし、土地の種類によっては法律上の制限により希望の住宅を建築できない可能性もあります。

専門的な部分が多いので、必ず建築会社又は不動産屋などに確認するようにしましょう。

できることなら、この段階で建築会社を選定し相談しながら進めることをおすすめします。

手順4:土地の決定

購入したい土地が決まったら、希望する住宅が建てられるかどうかを確かめるため、下記のような調査が必要です。

  • ・現地調査
  • ・地盤調査
  • ・敷地調査

また、同時並行で住宅ローンの事前審査を受けるようにしましょう。

調査に問題がなければ、土地の売買契約を締結することになりますが、取引額の5~10%の手付金を預けるのが慣例です。

下記の記事では住宅ローンの金利について紹介していますので、ぜひごらんください。

手順5:建築会社と契約する

土地が決まれば、建築会社と打ち合わせを行い、プランのすり合わせを行います。

お互いに納得できれば、工事請負契約を締結しましょう。

また、建築請負契約書などを金融機関に提出し、住宅ローンの本審査を受けるのもこの段階で行ないます。

手順6:工事開始

住宅ローンの審査に通れば、着工に入ります。

施工会社まかせにせず、ご自身でも何回か現場に足を運ぶと、途中で要望が出たときに伝えやすくなります。

手順7:完成

工事着工から完成までは、概ね3~6ヶ月かかります。

土地探しから注文住宅を建てるまでの期間

土地探しから注文住宅を建てるまでの期間

土地探しから注文住宅を建てるまでの期間は、人によって様々です。概ね土地探しにかかる期間が、4~12ヶ月程度、工事開始から引き渡しまでは、約3~6ヶ月程度かかるケースが多いようです。

したがって、土地探しから注文住宅を建てるまでの期間は、7~18ヶ月程度を目安としましょう。

土地探しの方法

土地探しの方法

土地探しの方法は、様々ですが、一般的には下記の方法がありますので、1つひとつ見ていきましょう。

  • ・不動産会社に相談する
  • ・建築会社に相談する
  • ・市役所に相談する

不動産会社に相談する

紹介できる土地の情報が多いのが、不動産会社に相談するメリットです。

住みたい地域が決まっているなら、その地域に特化した不動産屋なら地元のネットワークに強いので、多くの情報を得ることができるでしょう。

逆に大手の不動産屋は、情報のエリアが広いので、エリアを跨いだ土地探しが得意です。

建築会社に相談する

建築会社に土地探しを相談するメリットは、希望の住宅を建てられる土地を探してくれることです。

土地には、建築制限など法律上の制限があるケースがあります。

そのような場合に、注文住宅の建築実績が豊富な建築会社ならすぐに判断してくれますし、土地の形状などを見て、プロの目線でアドバイスをもらうこともできるでしょう。

市役所に相談する

上述したように、注文住宅の土地探しは、不動産屋か建築会社に相談するのが一般的ですが、良い土地が見つからない場合には、ダメもとで市役所に相談することで良い土地に出会えることもあります。

なぜなら、市には保留地がある場合があり、もし保留地に希望の土地があった場合には、相場よりも安価に土地を購入できる可能性があるからです。

また、不動産屋を通さないことで、仲介手数料が不要となるというコストメリットもあるでしょう。

注文住宅を建てるのに良い土地と悪い土地の見分け方

注文住宅を建てるには、土地の目利きが重要です。

「安くて良い土地だ」と思って購入した土地が、実は注文住宅を建てるには悪い土地だったケースもあります。そのような失敗が無いように、しっかりと良い土地と悪い土地を見極めることが大切です。

ここでは、注文住宅を建てるのに良い土地と悪い土地の見分け方を紹介します。

注文住宅を建てるのに良い土地とは

注文住宅を建てるのに良い土地には、下記のような特徴がありますので、それぞれ見ていきましょう。

建ぺい率・容積率が高い土地

建ぺい率・容積率が低い地域では、同じ大きさの建物を建てるのにより広い土地が必要です。

逆に、建ぺい率・容積率が高い土地ではコンパクトでも、広めの住宅を建てられます。

建物の自由度が高い土地

住宅を建てやすい土地は、土地形状が正方形や長方形の整形地です。

特に正方形の土地は、間取りの自由度が高く、人気があります。

日当たりと通風が良い土地

日当たりの良い土地は、やはり南向きの土地でしょう。

南向きの土地は、1日中日当たりが良く、次に東向き、西向き、北向きという順番になります。

周辺環境の良い土地

交通の便の良さ、最寄り駅までの距離、近くに学校はあるかなど周辺環境は重要ですが、優先順位をつけて検討しましょう。

例えば、静かな環境を求めるのであれば、郊外が良い土地になることもありますが、利便性は悪い傾向があります。

地盤の強い土地

土地の地盤が弱いと、液状化現象などのリスクもあります。

万が一でも、後悔しないように土地の地盤は十分に調査しましょう。

注文住宅を建てるのに悪い土地とは

一般的に下記のような土地は、注文住宅を建てるのに悪い土地とされています。

傾斜地・旗竿地

平坦に見えても実は傾斜地で平らにならすのに費用がかかることもあります。

また、旗のような形状をしている旗竿地は、記載面積よりも住宅を建てられる面積が狭かったと後悔することもあるので、注意しましょう。

もちろん、このような土地でも間取りのアイデアでクオリティの高い住宅をつくることは可能です。

境界線がはっきりしていない土地

境界線がはっきりしていないと、後々に、近隣の所有者と境界トラブルになる可能性があります。

災害リスクが高い土地

洪水や土砂崩れなどの災害リスクがないか確認するようにしましょう。

下記の国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」から確認できます。

出典;国土交通省「ハザードマップポータルサイト

土地の間口に電柱がある

土地の間口に電柱があると、家を建てる時に電柱が邪魔になることがあります。

まとめ

今回は注文住宅を建てるための土地探しの方法や、ポイントを紹介しました。

土地探しの前に、注文住宅を建てるのに必要な資金計画を立て、そこから土地の予算を決めておくのがポイントです。

土地探しの方法は、不動産業者に依頼するか建築会社に相談するか悩みどころですが、土地を見て希望の家を建てられるか判断できる建築会社に相談することをおすすめします。

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ブルーハウスは、豊橋市でオーダーメイドのデザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。

  • ・デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担の少なく住める家をつくっています。
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