【平屋を安く建てる】9の方法と4つの注意点を解説│予算と品質のバランスを取ろう
注文住宅を建築する場合、平屋建てにするか2階建てにするかで迷う人は多いものです。
そして平屋を諦める場合、多くの人は「予算」を理由に挙げます。
建築にかかる費用を抑えて平屋を建築する方法はあるのでしょうか。
本記事では「平屋を安く建てる方法」について解説します。
ただ予算だけを意識すると意外なところで後悔につながるケースもあるので、合わせて注意点も紹介します。
<コラムのポイント>
- ・「平屋の建築費用を安くする”9つの方法”」が分かる。
- ・「平屋を安く建てたい」場合の注意点が分かる。
平屋を安く建てる!「9の方法」とは?
平屋を安く建てるためには、以下の9の方法を意識することが大切です。
取れる方法から検討してみましょう。
- (1)土地選びの範囲を広げる
- (2)平屋の施工経験が豊富な業者に依頼
- (3)住んでいる地域の工務店・ハウスメーカーに依頼
- (4)建物の形状はシンプルにする
- (5)使わないスペースを削りコンパクトにまとめる
- (6)ハウスメーカーの標準仕様を選ぶ
- (7)水回りをまとめる
- (8)光熱費がかからないよう断熱性能に配慮
- (9)国・自治体の補助金を利用する
(1)土地選びの範囲を広げる
注文住宅を建築するにあたって、総額を大幅に下げるには「土地探しの範囲を広げること」が効果的です。
注文住宅の中で土地の取得費用が占める割合は小さくありません。
特に土地の単価が高額な都市部で建築する場合は、土地の取得費用のウエイトは大きくなります。
郊外に向かってエリアを広げ、土地の単価を下げることを意識しましょう。
(2)平屋の施工経験が豊富な業者に依頼
工務店・ハウスメーカーに依頼するときに「平屋の施工経験が豊富な業者に依頼すること」も大切です。
多くの平屋を建築してきた業者は、平屋を安価に施工する方法やコンパクトな平屋でも広々暮らす方法を知っているものです。
ホームページの施工事例を確認して、平屋の事例が多い業者を選定しましょう。
(3)住んでいる地域の工務店・ハウスメーカーに依頼
依頼する業者を選定する際に「住んでいる地域を本拠とする工務店・ハウスメーカーに依頼する」こともおすすめです。
地場の工務店は全国区の工務店・ハウスメーカーと比べて、テレビCMなど宣伝広告にかける費用が抑えられているので、総費用は比較的安価になります。
(4)建物の形状はシンプルにする
「建物の形状をシンプルにする」という意識も重要です。
建物の形状は複雑になるほど、内装や外壁にカーブする箇所が生まれます。カーブする箇所には役物と呼ばれる単価の高い部材を利用したり、職人の手間が増えたりしります。
内装・外観が直線的になりシンプルな間取りになるほど、一般的に建築費用は抑えられます。
▶関連コラム:シンプルモダンな家づくり~外観・内装・インテリアのこだわり~愛知・名古屋・豊橋の建築実例
(5)使わないスペースを削りコンパクトにまとめる
建物の建築費用を抑える最も効果的な方法は「床面積を減らすこと」です。
通過するだけの廊下や使用目的なく広くなったリビングなど、有効に使えていない間取りを削ってコンパクトな床面積に抑えてみましょう。
(6)ハウスメーカーの標準仕様を選ぶ
窓や断熱材、床材やクロスなど、注文住宅を建築する際には様々な仕様を決めます。
ハウスメーカーには標準仕様があるので「標準仕様を選択する」ことをおすすめします。
標準仕様はハウスメーカーにおける発注数量が多くなるので、建材メーカーからの仕入れ値が抑えられる傾向にあります。
施工する職人も使い慣れて高い精度で施工できるので、仕上がりの面でもおすすめです。
(7)水回りをまとめる
「水回りをまとめる」ことも効果的です。
キッチンやバス、トイレといった水回りは、建物の中で分散するほど配管が伸びることになります。
水回りを1箇所にまとめることで上下水道の施工に使用する資材を減らすとともに、職人の手間を軽減し人件費の削減にもつながります。
(8)光熱費がかからないよう断熱性能に配慮
長期的な視点に立つと、光熱費がかからないよう「断熱性能に配慮すること」も大切です。
断熱性能を高めることで冷暖房機器の使用率を低減でき、毎月かかる光熱費を軽減できるでしょう。
建築費用だけでなく、継続してかかる費用の低減も考えましょう。
(9)国・自治体の補助金を利用する
高性能な住宅を建築する場合は「国や地方自治体の補助金を利用する」ことも勧められます。
たとえば2023年は、国土交通省は「こどもエコ住まい支援事業」を実施していて、条件に合致すれば1戸あたり100万円の補助金を受け取れます。
他にも地方自治体独自の補助金を設定している可能性もあるので、一度調べてみることをお勧めします。
▶関連コラム:【2023最新】安く家を買うには『補助金・減税の活用』が大切
平屋を安く建てる場合に気をつけたい「4つの注意点」
平屋を建築する際に安く建てる方法があることは分かりました。一方で、予算だけを気にしていてはよい家は建ちません。
予算を抑える場合に、どんな点に注意するべきかまとめました。
- ・土地選びの前にハウスメーカーを決めておく
- ・建物の性能・品質にもこだわって建築する
- ・建物の本体費用以外の項目も意識
- ・オプション工事の有無を確認しておく
土地選びの前にハウスメーカーを決めておく
「土地を確定する前に、工務店・ハウスメーカーを決めること」は非常に重要です。
条件に合致する土地が見つかったとしても、実は水道やガス管の敷設などにお金がかかる土地はよくあります。
設計者の視点で土地を見てもらうことで、土地の持つ特徴や造成にかかる費用の目安を教えてもらいましょう。
▶関連コラム:「平屋」が得意な工務店探しのポイント|要望を活かした平屋の間取り実例
建物の性能・品質にもこだわって建築する
建築費用の安さだけでなく「建物の性能・品質にこだわること」も大切です。
平屋を安く建てようとすると、建築費用に目が向かいがちですが、性能や品質が不足した住宅を建築してしまうと、住み始めてから温熱環境や光熱費の問題を抱えることになります。
断熱材や窓の性能、施工品質の良し悪しも気にすることで、住み心地がよく長期的にお金のかからない家が完成します。
建物の本体費用以外の項目も意識
つい建物本体の建築費に目が行きがちですが「本体以外の費用」も意識しておきましょう。
建物本体以外にも、外構費用やエアコンなどの空調機器、地盤補強工事や引越し費用など、必要な費用はたくさんあります。
こうした費用を適切に計上することで、想定外に手元の資金を減らさずに経済的に不安なく新居での生活を始められます。
オプション工事の有無を確認しておく
建物の安さを追求する場合は「オプション工事の有無」を確認することも大切です。
工務店・ハウスメーカーが見積書を作成する場合、どの工種を見積書に形状するかは会社・担当者次第です。
たとえば、A社とB社に見積もりを依頼したところ、A社ではカーテンレールや網戸が計上されておらず、B社では計上されている、といったケースは頻繁に見られます。
会社ごとに見積書に計上する品目が変わるので、どこまでが標準工事で、どこまでがオプション工事なのか、必ず確認しなければいけません。
このように平屋を安く建てられる場合でも、注意しなければいけない点が多くあるので、単純に金額だけを見て決めるのは危険です。
実際の建築現場の確認や見積書の精査を行うことで、快適で安価な平屋を建築しましょう。
まとめ│知識と工夫で平屋を安く実現しよう
平屋を安く建てる方法と注意点について解説しました。
平屋は非常に住みやすく、外観デザインも優れた建築様式です。
一方で建築する際の坪単価は高額になりがちで、平屋を諦めてしまう例も少なくありません。
ここで安く平屋を建てようとすると、紹介したような注意点にはまる可能性もあるので、安さと質とのバランスが大切になります。
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