インナーガレージのある快適な間取り|デザインと機能を活かした新築
住まいの建物にガレージを組み込むスタイリッシュで便利な間取り。
インナーガレージをつくる場合、居住スペースとのつながりを考えた動線工事や趣味を楽しむ個室としても利用できる空間工事など、日常生活にも休日のリラックスタイムにも活用できる実用性の高いスタイルに仕上げることも可能です。
今回は、オリジナリティのある家づくりで人気のインナーガレージのある間取りメリット・デメリット、おすすめのデザインや動線が分かる新築実例をご紹介していきます。
機能性やデザイン性を高めるポイントも解説しますので、ぜひモダンでおしゃれな住まいづくりの参考にしてみてくださいね。
<コラムのポイント>
- ・インナーガレージのある間取りのメリット・デメリットを知ることができます。
- ・坪数別にインナーガレージ間取りの動線やデザインを実例で見てみましょう。
- ・おしゃれで機能的なインナーガレージ間取りをつくるポイントを解説します。
インナーガレージのある間取り
インナーガレージのある間取りは、住宅とガレージを一体化させたスッキリとまとまりのいい外観づくりにも役立つ、愛車の安全性や使い勝手を高める点においても有利なプランです。
住宅とは別に敷地内につくる駐車場やカーポートと違い、壁に囲まれた空間で愛車を雨風から守ることができ、シャッターや扉などの設置で防犯性を高めることも可能なモダンで人気の間取りプランの1つです。
インナーガレージのメリット・デメリット
インナーガレージのある間取りがかっこいい、モダン住宅の需要が高まるのに伴い、多くのスタイリッシュな実例も増えたため、ぜひ新築に導入したいと考えるご家族も増えています。
「メリット」
まずは、インナーガレージのある間取りのメリットを見てみましょう。
・狭小地・変形地でもつくれる
インナーガレージの大きなメリットは、敷地の広さが限られている場合でも駐車スペースをつくることができる点です。
住宅とは別に駐車場がつくれる土地の広さを確保する必要がないので、敷地に制限のある狭小地や変形地でも工事できます。
・住宅密集地でも有効な間取り
インナーガレージは、住まいの延べ床面積の1/5を上限に、敷地面積に対する延べ床面積の割合を定める「容積率」の緩和措置が受けられるため、都心部や住宅密集地であっても居住スペースが広めの住まいをつくることが可能です。
また、1階にガレージや個室を配置する2階リビングの間取りで、住宅街であっても採光・通風・借景に優れた住まいを建てることができます。
・生活に便利な動線・空間の確保
駐車スペースが建物内に取り込まれた間取りなので、雨風の強い日や早朝・夜間でも安全な車の乗り降りができるのも嬉しいポイントです。
ただ駐車目的の空間として確保するのではなく、隠れ家のような趣味室・書斎としてデザインすることで、より使い勝手のいいおしゃれな空間として活用の幅を広げることができます。
屋内から出入りできる通路やドアを設けて、荷物の積み下ろしにかかる負担を最小限に抑える動線工事も人気です。
「デメリット」
次に、インナーガレージのある間取りのデメリットも押さえておきましょう。
・1階の居住スペースが狭くなる
住宅の1階フロアの一部をガレージとして工事するため、1階にレイアウトできる間取りがある程度制限されます。
インナーガレージのある3階建て住宅も人気ですが、階段の上り下りが増える生活になることを理解しておきましょう。
・音やにおいの対策が必要
居住スペースと動線がつながるインナーガレージをつくる場合には、排気ガスのにおいやエンジン音・シャッターの開閉音が屋内に流れ込むケースに注意が必要です。
ガレージ空間ににおいを充満させないための換気扇の設置や音が気にならない静音タイプのシャッターを採用するなどの対策を施しましょう。
・広さや間口の大きさに制限がある
開口の大きなインナーガレージを設ける場合、住宅建物の強度が下がる可能性があるため、構法や構造が限られ、その結果予算が上がるケースにも注意が必要です。
あるいは、ガレージの広さや間口の大きさに制限が出る場合もあります。
建築家とつくる理想の住まいをお探しの方は、ぜひこちらのコラムもご覧ください。
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おしゃれで便利なインナーガレージの間取り
インナーガレージの間取りを採用する場合、車1台分に必要なスペースを把握しておくことが大切です。
・軽自動車: 約3.5坪 (奥行き5m×幅2.3m)
・普通自動車: 約4.5坪 (奥行き6m×幅2.5m)
を目安に、収納を設ける約5~6坪・車いすを使う約6.5坪・車を2台停める約10坪といった具合に、事前にどれくらいの広さが必要なのかをよく確認しておきましょう。
約25坪のインナーガレージ間取り
車1台分のインナーガレージと6~8畳の個室が2~3部屋(2~3LDK)ある2階建て間取りが目安です。
土地が狭い場合は、3階建ての間取りをつくるのもいいでしょう。
約30~35坪のインナーガレージ間取り
車1台分のインナーガレージと3~4LDKの2階建て・3階建て間取りが目安です。
30~35坪以上であれば、車2台分と3LDKの間取りをつくることもできるでしょう。
約40~45坪のインナーガレージ間取り
車1~2台分のインナーガレージと4~5LDKの2階建て間取りが目安です。
40~45坪以上になれば、平屋で車1~2台分と3~4LDKの間取りをつくることも可能になるでしょう。
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インナーガレージ間取りの成功ポイント
最後に、インナーガレージのある間取りの動線・空間工事を成功させるために大切な4つのポイントをご紹介します。
車の種類や台数で広さを決める
インナーガレージに格納する車の種類や台数によって、確保すべき最適な広さは異なります。
車のサイズや台数を事前に把握した上で、さらに乗り降りのしやすい幅や荷物の積み下ろしに不便のない奥行きや通路の工事を検討してみましょう。
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ガレージの活用方法を決める
せっかくおしゃれなインナーガレージをつくるなら、車庫としてのスペースだけではなく、使い勝手のいい収納棚や作業台のある趣味室、愛車を眺めながら仕事や調べものができる自分だけの秘密基地、家族みんなが使える多目的スペースにするなど、活用の幅を利かせた工事プランがおすすめです。
ガレージからの動線を考える
住宅に組み込まれたインナーガレージの特徴を活かして、よりスムーズで効率的な動線づくりを目指しましょう。
排気ガスやエンジン音の流れにも配慮して、ガレージに近づけたい間取りと遠ざけたい間取りの優先順位をつけながら、ご家族のライフスタイルに合った快適な動線を検討してみましょう。
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居住スペースとのつながりを意識する
ガレージと居住スペースがつながっていることを意識して、できるだけ排気ガスやにおいが屋内に流れ込まないよう、気密性の高いドアやしっかりと換気のできる窓・換気扇を設置することが大切です。
まとめ:便利でかっこいいインナーガレージのある家
インナーガレージのある間取りのメリット・デメリットや坪数ごとに工事可能な間取りの目安もご紹介してきました。
各個室の広さや収納スタイル、水回りのレイアウトなどによって、実際に実現可能な間取りが違ってくるケースもあるため、あくまで参考程度に活用してみてください。
また、外観デザインや空間工事、動線づくりのイメージを膨らませるために、モデルハウスや施工実例を見て真似したいスタイルを探してみるのもいいでしょう。
ブルーハウスではさまざまな施工事例をご紹介しています。ぜひ、ご覧になってみてください。
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