パントリーとランドリールームの間取りの考え方|家事楽な家を叶えるコツは?
家事の負担を最小限にし、収納のお悩みも解決してくれるのが「パントリー」と「ランドリールーム」。パントリーとランドリールームのある家は、近年、共働きで日々忙しい家族や家事楽な家を叶えたい人を中心に人気を集めています。
そこで今回は、パントリーとランドリールームを取り入れる際に注意しておきたい点や、パントリーとランドリールームのある家の間取りの考え方について解説していきます。
<コラムのポイント>
・パントリーとランドリールームを取り入れる前に、どのようなタイプがあるのか?広さはどれくらい確保するべきか?どこに設けるのがいいか?などの基本知識を知っておきましょう。
・パントリーとランドリールームを取り入れるなら、家事の負担が少なくなるように最短距離で移動できる間取りを目指したいもの。後半では、回遊導線を考えた間取りアイデアをご紹介します。
目次
パントリーとは?
パントリーとは、キッチン周辺にある食料品や食器を収納しておくための小部屋のこと。
キッチンカウンター下や吊り戸棚の収納では物足りないという人にとっては、たっぷりと収納できるパントリーは重宝するでしょう。何かと物が増えてしまいがちなキッチン周りですが、パントリーを一つ設けるだけでキッチン全体がすっきりと清潔感のある空間に変わります。
ランドリールームとは?
ランドリールームとは、洗濯機にかけてから物干し、アイロンがけ、洋服を畳むまでの一連の作業を一箇所で完結できる部屋を指しています。端的に言うと、「洗濯をするための専用の部屋」のこと。
ランドリールームを設けることの最大のメリットは、洗濯するのに洗濯機から物干し場所を行ったり来たりする必要なくすべて一箇所で済ませることができるため、家事の負担が大きく減ること。
さらに乾燥機や物干し竿がランドリールーム内にあるため、雨の日や夜遅くに家事をまとめてしたい日などいつでも洗濯をすることができます。
パントリーを設ける際の注意点
こちらでは、パントリーを設ける際に事前に知っておきたい3つのポイントをお話しします。
・3タイプから選ぶ
パントリーには、大きく分けて「完全個室型」「半個室型」「オープン型」の3つのタイプがあります。
「完全個室型」はパントリーのための独立した部屋を設けるため、収納量はたっぷりと確保できますが、ある程度の広さが必要になります。「半個室型」はキッチン奥に半個室空間を設けるタイプ。ある程度の広さを確保できますが、完全個室ではないため扉はつけないタイプとなります。
「オープン型」は中身が常に見える状態で、キッチンカウンターの背面収納として設けることが多いタイプです。収納量をそこまで求めていない方や個室型のパントリーを設ける余裕がない方におすすめ。
・広さは平均1〜3畳
パントリーの広さの目安は、1〜3畳ほどと考えておくのがよいでしょう。
最低限の収納量を確保するには、最低でも1畳は欲しいところ。さらに、家族の人数が多い方や物が多い方は4畳ほどの大きなパントリーを設けるのもよいでしょう。
・キッチン横か背面に設ける
パントリーを設ける場所は、キッチン横かキッチンカウンターの背面になります。
半個室や完全個室タイプの場合はある程度の広さを確保する必要があるため、キッチン横に設けることが多いでしょう。そこまで広さが必要ない場合は、キッチンの背面収納として食器棚や冷蔵庫の横に並ぶように設けることも。
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ランドリールームを設ける際の注意点
つづいては、ランドリールームを設ける際の注意点について解説します。
・独立型か兼脱衣所にするか
ランドリールーム専用の部屋を一部屋設ける「独立型」と、ランドリールーム兼脱衣所とする「兼脱衣所」の2タイプがあります。
「独立型」のメリットは広々とした空間で洗濯ができ、収納量も確保しやすいこと。一方で、兼脱衣所として設ける場合は脱衣所に洗濯機や物干し場所を確保することになるため、窮屈さを感じてしまうことも。ですが、将来的にランドリールームを使用しなくなったとしても脱衣所としてそのまま利用し続けることができるので、汎用性は高くなります。
・2〜3畳の広さを確保
ランドリールームは、2〜3畳の広さを確保するのが一般的。そのため、ランドリールームを取り入れる場合は小部屋が一つ増えるイメージになるため、間取りにある程度余裕がないと実現しにくいとも言えるでしょう。
そもそもどれくらいの広さが確保できるのか、洗濯は週に何回するのか、乾燥機か物干し竿どちらを利用するのか等によって必要な広さを考えてみましょう。
・風通しの良さにも配慮
ランドリールームを設ける際に注意しておきたいのが、カビ対策。
湿気を放っておくとカビが発生してしまうため、風通しの良さをきちんと確保し空調設備を整えておくことを忘れないようにしましょう。
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パントリーとランドリールームのある間取りの考え方
最後に、パントリーとランドリールームのある間取りについて詳しく解説していきます。
・キッチン→パントリー→ランドリールームの回遊導線は2パターン
間取りを決めるにあたって意識しておきたいのが、キッチン→パントリー→ランドリールームまでの移動がスムーズにできるかどうか。
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キッチン→パントリー→ランドリールームを回遊できる間取りパターンの一つ目が、上記のようにキッチン横に個室型のパントリーを設けた場合。
この場合はキッチン横からパントリーへ移動し、パントリーの反対側からランドリールームへつながるような間取りにすると移動距離が短くなります。
2つ目のパターンは、上記のようにキッチンの背面にオープンタイプのパントリーを設ける場合。
個室型のようにパントリーから直接ランドリールームへつなげることはできないため、キッチンとパントリーの裏側にランドリールームを設けるのが良いでしょう。
そうすることで、キッチンで料理をしてからランドリールームへ移動し、洗濯をするという回遊導線ができます。
・ランドリールーム近くにファミリークローゼットを設けると◎
さらに家事楽な家を叶えるために、パントリー→ランドリールームの先にファミリークローゼットを設けるというアイデアがあります。
ランドリールームで洗濯を済ませた衣類を2階の各部屋へ運ぶ必要なく、家族全員の衣類を一箇所にまとめることができます。一方で家族4人なら最低4畳は必要になるため、床面積に余裕がある場合は検討してみると良いでしょう。
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いかがでしたか。今回のコラムでは、パントリーとランドリールームのある間取りについて解説しました。
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