リビングが広く見える!間取りづくりや家具選びのコツを紹介【実例あり】
家族みんなが集まってくつろぐ空間であるリビング。
広く感じる空間を作れたら、ゆったりとした時間を過ごせますよね。
リビングに広い畳数を確保できなくても、間取り作りや家具選びにこだわることで広く見せることは可能です。
今回は、リビングを広く見せるコツや工夫を紹介します。
<コラムのポイント>
・リビングが広く見える間取り作りのコツを紹介します。
・家具やインテリアの選び方やレイアウト方法を知って広いリビングを作りましょう。
リビングが広く見える間取りを作るには?
リビングが広く見える間取りを作るためのコツを紹介します。
天井の高さを利用する
畳数が大きいリビングなら、広く感じるのは当たり前ですよね。
しかし、決して広くないリビングでも天井を高くするだけで、開放感があって広々していると錯覚させることができます。
吹き抜けや勾配天井、折上天井などを間取りに採用して、高い天井高のリビングを作りましょう。
LDKが見渡せる配置にする
リビングからダイニングキッチンを見渡したときに、視界を遮る壁や家具などが無いと広く感じます。
上の画像のような一直線LDKなら、視界を遮る壁が全くないので圧迫感が無いですよね。
また、左右の壁の位置が揃っている点も広く見えるポイントです。
例えば、右側の青い壁が少し前に出ていると、視界を遮っていなかったとしても圧迫感を感じる可能性があります。
LDKの配置や壁の位置などを考えて、広く見えるリビングの間取りを作りましょう。
他の用途の空間をつなげる
リビングの隣に別の空間をつなげることで、広く見せることができます。
畳コーナー・ワークスペース・ヌックなど、自分が使うスペースをリビングとつなげてみましょう。
上の施工事例は、リビング横に和室を取り入れた事例です。
4.5畳分の空間が隣接しているため、ソファに座っているときに圧迫感がありません。
さらに、壁や天井もリビングと同じ白のクロスを選ぶことで一体感が出ます。
来客が泊まったり子供がお昼寝したりするときは、扉を閉めて個室にすることもできます。
リビング横にスペースを設け、広々とした使い勝手も良い空間に仕上げてくださいね。
高さのある窓やドアを取り入れる
高いサッシやドアを採用することで、空間が広く感じます。
なぜなら、縦方向に長いサッシや建具は、天井を高く感じさせる効果があるからです。
サッシやドアの上に壁が無いと、すっきりするためスタイリッシュな印象を与えることもできます。
また、ハイサッシは取り入れる日差しの量も多いため、室内が明るくなる点もメリットです。
窓が大きいと外が良く見えるようになるため、景色も楽しめます。
景色の良い土地に建物を建てるなら、ハイサッシをつけて開放感を楽しみましょう。
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明るい色の内装材を選ぶ
リビングを広く見せたいなら、内装材の色選びにもこだわってください。
できるだけ明るめな色を選んだ方が空間は広く感じます。
上の画像のように壁紙はシンプルな白、建材は家具は明るめのブラウンなどがおすすめです。
ダークトーンはかっこいいですが、全体に採用すると圧迫感がでます。
ただし、照明やインテリアの一部などに採用するなら、アクセントとして空間を引き締めることができるでしょう。
全体は明るい色でまとめ、効果的に暗い色を取り入れてみてくださいね。
アクセントクロスは柄物よりも無地を選ぶ
アクセントクロスを取り入れるときは、柄物よりも無地の方がすっきりして見えます。
上の画像のリビングは、広い面積にアクセントクロスを取り入れた事例です。
濃いネイビーの壁ですが、すっきりとした印象の無地のクロスなら圧迫感を感じません。
周りの内装を明るくしたり、大きな窓や吹き抜けを採用したりした点も広く見える要因です。
柄物はごちゃごちゃとした印象を与えることが多く、リビングが狭く感じる可能性があります。
ただし、使われている色が少なく柄とベースが同系色のクロスは、圧迫感を感じにくいです。
柄物のクロスを採用するときは、施工範囲や色などを意識して選びましょう。
庭やテラスとつなげて外との一体感を出す
リビング横に大きな窓をつけ、庭やテラスとつなげることで空間に開放感が出ます。
ウッドデッキなどの木目を採用すると、フローリングと一体感が出やすいためおすすめです。
上の画像のように、木目の色や向きも揃えるなど細部までこだわると、より内と外のつながりが感じられます。
天気の良い日は窓を開けて、アウトドアリビングとして活用しましょう。
外でゆったりと過ごしたり家族でBBQをしたりと、有効活用できる空間になること間違いなしです。
リビングが広く見える家具・インテリアの選び方とレイアウトのコツ
リビングを広く見せるためには、家具やインテリアの選定とレイアウトも大切です。
ロースタイルのソファやテレビボードを選ぶ
大きな家具はロースタイルを選ぶと、空間を広く見せることができます。
ロースタイルの家具を置くと、壁の見える面積が広くなって開放感が出るからです。
また、暗い色の家具を選んでも、低い位置にあればあまり圧迫感を感じません。
ソファやテレビボード、チェストなどは高さも意識して選んでみましょう。
逆に背の高い家具を選ぶなら、脚の細いデザインがおすすめです。
脚が細いと床の見える面積が増えるため、空間に抜けが生まれます。
大型のテレビボードは、壁付けにして足元が見えるようにするといいでしょう。
リビングが少しでも広く見えるように、細部のデザインまでこだわって家具選びをしてくださいね。
インテリアは最小限にして部屋の余白を見せる
低い家具や脚の細い家具で、壁・床を見せるコツをお伝えしました。
似たようなポイントですが、インテリアにも同じことが言えます。
例えば、広い壁にたくさんの絵が飾ってあったら、圧迫感を感じてしまいます。
脚の細いソファやリビングテーブルを選んでも、存在感のあるラグを敷いたら空間は狭く見えるでしょう。
このように、選択するインテリアの量やデザインによって、広さの感じ方は異なります。
インテリアを採用することによって、空間がおしゃれになるのは間違いないです。
しかし、空間の余白を埋めすぎてしまうと、圧迫感の方が気になるかもしれません。
厳選した最小限のインテリアを飾り、オシャレで広々としたリビングに仕上げましょう。
インテリアは存在感よりも華奢なデザインを
すっきりとした印象のリビングに仕上げたいなら、存在感よりも華奢なデザインのインテリアを選びましょう。
存在感のあるインテリアは大きくて重厚感があるため、リビングが狭く感じてしまうことがあります。
上の画像は、圧迫感を感じやすいダークカラーでまとめたリビングです。
照明や飾り棚は真っ黒ですが、線の細いデザインを選んでいるため圧迫感はありません。
スタイリッシュさや洗練された印象を与えるリビングにしたいなら、華奢なデザインのインテリアを選んでみてくださいね。
壁掛けテレビを採用する
物理的にリビングを広く見せたいなら、壁掛けテレビを採用してテレビボードを置かないという選択をしても良いでしょう。
テレビボードが無いだけで、広さの感じ方は大きく変わります。
視覚的にもすっきりするため、リビングをシンプルに仕上げたい方にもおすすめです。
AV機器を少し置きたいという場合は、壁付けのカウンターを採用する方法もあります。
カウンターなら壁や床面が見えるため、ボックス型のテレビボードと比べて圧迫感が無いです。
ただし、オープンな収納なのでカウンター上はきれいに整理整頓しておく必要があります。
ものが片付いていないと見栄えが悪くなるため注意しましょう。
鏡を使った視覚的効果を利用する
鏡による視覚的効果を利用してリビングを広く見せる方法もあります。
本来、鏡は自分の姿を見るためのものです。
しかし、鏡に映った空間を見ることで、壁の先にも空間があるように錯覚させる効果も持っています。
例えば、リビングから見える場所に洗面台を採用すれば、洗面台の鏡が空間に奥行きを持たせてくれます。
リビングの一角にデザイン性の高い鏡を掛けておけば、インテリアとしても楽しむことができますね。
リビングで鏡を使う機会はあまりないですが、視覚的効果を利用する目的であえて採用してみても良いでしょう。
技ありリビング!広く見えるコツを採用した実例を紹介
リビングが広く見えるコツを実践した事例を紹介します。
実例① 空間に奥行きを持たせたリビング
テレビが掛かっている部分の両サイドを壁を無くし、目線が広がるように工夫した間取りです。
ソファに座ったときに壁より先の空間が見えるため、奥行きを感じることができます。
壁にアクセントやインテリアもないため、すっきりとした広々リビングに仕上がりました。
ガラスのリビングテーブルや脚の細いチェアを採用し、空間の抜けを作ったところもポイントです。
実例② リビングの両サイドに吹き抜けを採用
テレビと階段の上に吹き抜けを採用したリビングです。
全面に板張りの天井を採用すると圧迫感が出ますが、吹き抜けがあることで抜け感を楽しむことができます。
スケルトン階段やメッシュのテレビボードを選び、壁や床が見える面積を増やしました。
テイストに合った内装や家具・インテリアを選びつつ、広く見せるような工夫をしたリビングです。
実例③ 天井や壁の高さを工夫したリビング
シンプルな内装にこだわり、天井や壁の高さに工夫を凝らしたリビングです。
天井には折り上げ天井を採用し、高さによって開放感を出しました。
テレビ裏の壁は上の空間を開けて、広がりや奥行きを感じさせています。
壁の先にある窓が見えるため、明るい光を取り込めるというメリットも生まれました。
キッチン前のカウンターとリビングを隣り合わせることで、広々とした畳数も確保しています。
実例④ 壁を減らしたホワイトカラーのリビング
化粧柱を多く採用し、目線の抜けを意識したリビングです。
壁を極力減らすことで、採風・採光も良くなりました。
幅広いリビングではありませんが、キッチンまで見渡せるため奥行を感じることができます。
ソファやテーブルランナーは白を選び、家具による圧迫感を感じさせない工夫を行いました。
まとめ
リビングを広く見せるコツを取り入れることで、畳数以上の広さを感じることができます。
スタイリッシュさや開放感のあるリビングにしたい場合にも、使えるコツばかりです。
マイホームに合った工夫を取り入れながら、広々としたリビングを作りましょう。
ただし、間取りだけや家具・インテリアだけコツを取り入れても、効果は半減してしまいます。
リビングの間取り工事から家具購入まで、すべてのタイミングでベストな工夫をしてみてくださいね。
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