リビングはダウンライトの配置で雰囲気や使い勝手が大きく異なる|事例を元に解説
リビングの照明はどのようなものをどこに採用したいですか。
スタイリッシュな雰囲気にしたいならダウンライト、ムーディにしたいなら間接照明など、照明の種類にこだわる方は多いですよね。
しかし、照明の配置にこだわる方はほとんどいないのではないでしょうか。
実は、照明の配置によってリビングの雰囲気や使い勝手は大きく異なります。
複数個の照明を配置するダウンライトは、特に配置の重要性が高いです。
今回はリビングにダウンライトを採用した家の、さまざまな配置例を紹介します。
自分の好みの配置を選んで、デザイン性や使い勝手を高めてくださいね。
<コラムのポイント>
・リビングのダウンライトの配置例を紹介しています。
・ダウンライトの配置による雰囲気や使い勝手の違いを解説しています。
・リビングにダウンライトを採用するときの注意点を説明しています。
目次
リビングのダウンライトの配置例
リビングのダウンライトの配置例を実例を元に解説します。
リビング全体にバランスよく配置する
ダウンライトがリビング全体に均等に配置されているため、リビングのどこにいても明るく感じるでしょう。
とにかく明るさを重視してダウンライトを配置したいという方におすすめです。
リビングの中央にまとめて配置する
リビングの中央にダウンライトが3灯配置されています。
まとめて配置することにより、デザイン性を高めてよりスタイリッシュに見せることが可能です。
個性的な配置は天井に視線が行きやすくなるため、木目天井の存在がより際立つでしょう。
テーブルとソファ上に配置する
リビングで書き物や読書する場合は、テーブルとソファ上にダウンライトを配置することもおすすめです。
ダウンライトの配置をテーブルとソファ幅に合わせることで、デザイン性も使い勝手も良くなるでしょう。
テレビとテーブル上に配置する
ソファではリラックスしたい場合は、あえてソファ上にダウンライトをつけないという配置をおすすめします。
なぜなら、ソファでは寝ころぶこともあるため、真上にダウンライトがあると眩しく感じることがあるからです。
テーブル上にダウンライトを4灯まとめて配置しているため、リビングが暗いという不快感を感じることはありません。
座る場所付近に配置する
リビング内のさまざまな場所に腰を掛けられる空間があるなら、そこに合わせてダウンライトを配置しても良いでしょう。
上の写真のリビングは、ソファの他に窓際にも座ることができるスペースがあります。
また、反対の壁際にも家具を置き、インテリアを飾れるようにしました。
座る場所の近くに照明があると読書などがしやすいですし、家具の上に照明があればインテリアを照らしてくれます。
間取りだけでなく、空間の使い方に合わせてダウンライトの配置を考えるようにしましょう。
壁を照らすように配置する
壁を照らすようにダウンライトを配置してもおしゃれでしょう。
壁際に採用された「集光型・ユニバーサルタイプ」のダウンライトは、光の向きを変えて一点に光を集めることができます。
壁に凹凸感のあるタイルなどを採用すれば、陰影を楽しむことができるためおすすめです。
LDKに統一感が出るような配置にする
LDKに統一感を持たせたいなら、それぞれの空間に同じ配置のダウンライトを採用しましょう。
上の画像はLDKそれぞれに対して、3灯ずつダウンライトを並べています。
LDKに等間隔で配置されたダウンライトは、一直線LDKを縦長に見せたいときにも効果的です。
メイン照明の周りに補助として配置する
ダウンライトはシンプルなので、他の照明との相性も良いです。
上の画像は、メインにシャンデリアを採用し、ダウンライトを補助照明として使っています。
メインの照明を邪魔することなく、明るさをプラスすることが可能です。
他にも間接照明やペンダントライトと組み合わせることも多いため、ダウンライトを採用すれば多様な照明計画が楽しめるでしょう。
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リビングにダウンライトを配置する際の注意点
リビングにダウンライトを配置する際の注意点を紹介します。
明るさが十分かチェックする
ダウンライトは配置する場所や数によって暗いと感じることがあります。
リビングはくつろぐ空間なので、一般的にそこまで明るさを求められる空間ではありません。
しかし、リビングで書いたり読んだりする機会が多い方は、灯数を増やすなどして明るさにもこだわりましょう。
ただし、ダウンライトは様々な大きさや明るさがあるため、工夫すれば少ない灯数で十分な明るさを確保することが可能です。
こちらの画像は、リビングの中央にダウンライトが4灯しかありません。
しかし、一般的な60W相当のダウンライトよりも明るさがとれる、100W相当のダウンライトを採用しています。
そのため、約8畳の空間を照らすのに十分な明るさを確保できています。
「明るいリビングにする=ダウンライトの数を増やす」と考えがちですが、これだと空間のデザイン性が落ちることもあります。
1棟当たりの明るさがとれるダウンライトを採用して、おしゃれで明るいリビングを作りましょう。
家具との位置関係を意識する
家具と照明がズレていると違和感を感じることがあります。
特に、ソファやテーブル上にまとめてダウンライトを配置した場合、模様替えをしたときなどに失敗したと感じる方もいるようです。
将来的に模様替えをする可能性があるなら、リビング全体に対して均等に配置することをおすすめします。
この画像のリビングでは、ダウンライトを4箇所に等間隔で配置しています。
そのため、将来ソファやテーブルの位置を変えても全く違和感がありません。
リビング全体にダウンライトを配置するとスタイリッシュさが欠けてしまいがちですが、2灯ずつまとめているため個性的でおしゃれな空間に仕上がりました。
また、リビングの中央に照明がなくても、拡散タイプのダウンライトなので空間全体を明るく照らしてくれます。
模様替えができないような間取りなら、家具に合わせてダウンライトを配置しても問題ないです。
むしろ空間にまとまりが出ますので、ダウンライトの配置にこだわりたいならおすすめします。
将来的な家具の配置を考えながら、照明計画を立ててみてくださいね。
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雰囲気を重視するなら配置だけでなく色も重要
部屋の雰囲気は照明の配置だけでなく、色によっても大きく印象が変わります。
下の画像はリビングにオレンジっぽい色のダウンライト、キッチンには白っぽい色のダウンライトを採用しています。
オレンジのダウンライトは電球色という色で、空間を暖かく見せたり気持ちを落ち着かせたりする効果があります。
ゆっくりとくつろぐリビングにぴったりの色です。
白のダウンライトは昼白色という色で、もの本来の色を鮮明に見せてくれます。
鮮度をチェックしたり細かな作業が多いキッチンにふさわしい色です。
また、ダウンライトは調光・調色機能がついたものもあります。
使う時間や用途に合わせて、明るさや色を調節できる機能がついたダウンライトです。
とても便利な機能ですので、リビングのように用途の多い空間には採用しても良いでしょう。
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まとめ
リビングの使い勝手を考えるときには間取りにこだわったり、デザイン性を高めるには内装にこだわったりする方が多いですよね。
しかし、照明計画は使い勝手・デザイン性のどちらにも密接に関わりがあります。
ダウンライトの配置を工夫すれば、リビングでの作業がしやすくなったり、オリジナリティあふれるデザイン性に仕上げることができるでしょう。
適切な明るさ・色のダウンライトを選び、間取りや採用したい雰囲気に合わせて配置してくださいね。
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