玄関をモルタルにするメリット・デメリット|おしゃれな建築実例も紹介

玄関をモルタルにするメリットデメリット

『新居の玄関はシンプルで無機質な雰囲気にしたい』『カフェ風のおしゃれなデザインにしたい』こう考えている方にとってピッタリなモルタル素材。セメントと砂と水を混ぜ合わせてつくられたモルタル素材は独特な雰囲気があり、デザイン性の高い注文住宅をよりおしゃれに見せてくれます。とはいえ、どんなメリットデメリットがあるのか気になりますよね。

そこで今回は、玄関をモルタルにするメリットデメリットとあわせて、おしゃれな施工事例をまとめてご紹介します。これからの家づくりに、ぜひお役立てください。

 

<コラムのポイント>

・モルタル玄関のメリット・デメリットを
・おしゃれなモルタル玄関の施工事例を紹介しています。

 

 

モルタルはどんな素材?

玄関をモルタルにするメリット・デメリット

セメントに砂と水を混ぜ合わせてつくられた建築材料のことを、モルタルといいます。耐火性に非常に優れているといわれており、玄関はもちろん、タイルの下地や外壁など様々な箇所に使用されます。

セメントに砂利が加えられたものがコンクリートで、モルタルと見た目は似ていますが素材は異なります。モルタルには砂利が入っていないため、コンクリートに比べるとつるっとした表面に仕上がります。

 

 

 

モルタル玄関のメリット​・デメリット

玄関をモルタルにするメリット・デメリット

モルタル玄関のメリット、デメリットを順番に見てみましょう。

メリット

メリット① 無機質でシンプルな見た目がおしゃれ

玄関をモルタルにするメリット・デメリット

▶︎吹き抜けに窓をつけることで自然光が入る玄関

モルタル玄関の最大の魅力は、なんといってもシンプルで無機質な見た目です。

シンプルゆえ木目や植物との相性が良く、どんなテイストの内外装や外構でも邪魔をすることなくマッチします。壁にタイルやレンガなどを施工する、カフェ風やインダストリアルの家にもクールなモルタルの玄関がぴったりです。

玄関をモルタルにするメリット・デメリット

▶︎施工事例:おおらかに暮らせる家

モルタルの色はグレーが一般的ですが、他にもさまざまなカラーの中から選ぶことができます。洋風ならテラコッタカラー、和風やモダンなら黒系のカラーもおすすめです。

メリット② 土汚れが目立ちにくく掃除が楽

モルタル玄関は、土汚れが目立ちにくいのが魅力です。靴裏についた砂や泥が持ち込まれやすい玄関は、特にこまめなお手入れが必要な場所です。しかしモルタル玄関なら、汚れが目立ちにくいのでこまめに掃除をする手間を省くことができます。

タイルと違って目地がなくフラットな仕上がりなので、掃除もしやすい点もメリットです。ただし、「ほうき目仕上げ」という滑りにくくするための仕上がりを選ぶと、凹凸ができて砂ぼこりが溜まりやすくなるため注意しましょう。

 

メリット③ デザインやテイスト、インテリアを選ばない

モルタルはデザインやテイスト、インテリアの種類を選びません。和モダンだから合わない、フレンチシックだから無理、といった制限なくどんなテイストにも合わせることができます。

家を建てた後で気分を変えたい時、テイストに変化を加えたい時も柔軟に異なる素材と合わせることができるので、楽しくおしゃれな内装を崩すことなく模様替えして楽しむことができます。

 

メリット④ 蓄熱機能に優れている

熱を溜め込むことができる蓄熱機能に優れているので、冬の間は太陽光から蓄熱することができます。夏はひんやりとした冷たさがあるので、一年を通して素材の質感を楽しむことができますね。

 

玄関をモルタルにするメリット・デメリット

 

モルタル玄関のデメリット

次に、モルタル玄関のデメリットを見てみましょう。

デメリット① ヒビがりやすい

モルタルは、ヒビが入りやすいというデメリットがあります。ヒビ割れる主な原因は

・モルタル自体の乾燥

・温度変化による木材やモルタルの収縮

・地震などによる揺れ

この3つが挙げられます。

玄関は屋外と室内をつなぐ空間なので、温度・湿度変化による乾燥や収縮がどうしても起こりやすくなります。こまめなケアをする、温度や湿度を一定に保つようにする、といった管理をしなければヒビ割れを防ぐことは難しいとされています。

 

デメリット② シミができやすく落ちにくい

シミ汚れは目立ちやすい、というのはモルタル玄関のデメリットです。モルタルはオイルなどを吸収しやすく、その部分だけ黒っぽくシミになります。玄関に置いていた生ゴミや靴裏などについていたオイルが原因でシミができやすいので注意しましょう。

 

デメリット③ 安っぽく見えることも……

モルタル玄関は、シンプルなデザインが好きな方には「かっこいい、おしゃれ」という印象を与えることができます。しかし一方で、モルタルはタイルよりも安いという特徴があるため、見る人によっては「安っぽい」と捉えられてしまうこともあります。

素材による価格差が生じるのは仕方のないことなので、モルタルのかっこよさ、おしゃれさがより引き立つようなデザイン、工事でカバーしていきましょう。デザイン性の高い注文住宅なら、決して安っぽい印象は与えないはずです。

デメリット④ 断熱対策が必要

蓄熱性能に優れているモルタルですが、冬場は特に冷たくなります。日の当たらない玄関の場合、玄関全体が冷え込んでしまわないよう、断熱対策をする、床暖房を導入する、といった工夫が必要です。

モルタル自体は耐火性に優れた素材なので、まわりに注意しながら昔ながらの石油ストーブを設置してもおしゃれですね。

モルタルの玄関を採用した家の施工例

それでは、モルタルの玄関を採用したおしゃれな施工事例をご紹介します。

case⒈ モルタルとフローリングがフラットにつながる空間

玄関をモルタルにするメリット・デメリット

フローリングとモルタルがフラットにつながった、おしゃれな玄関のこちらのお家。段差がないので、ペットの足腰にも負担がかかりません。

玄関をモルタルにするメリット・デメリット

白と茶をベースとする内装に、モルタルのグレーがマッチしていますね。

▶︎施工事例:建築家とつくる平屋の憧れの暮らし

case⒉ 玄関と趣味空間をモルタル仕上げに

玄関をモルタルにするメリット・デメリット

モルタルの玄関と趣味空間をつなげた、こちらのお家。モルタルのシンプルさが様々な趣味のアイテムを引き立てています。

玄関をモルタルにするメリット・デメリット

玄関をモルタルにするメリット・デメリット

テラスとLDKが繋がった開放的な空間づくりは、真似したい部分がたくさんありますね。

▶︎建築家とつくる憧れの暮らし・ナチュラルフレンチ

 

case⒊ 個性的な形状のモルタル玄関

玄関をモルタルにするメリット・デメリット

おしゃれな平屋の玄関。木材との相性が良いため、自然と統一感があります。

玄関をモルタルにするメリット・デメリット

▶︎施工事例:地平線の平屋

 

 

 

おしゃれなモルタル玄関の家を建てるなら……

玄関をモルタルにするメリット・デメリット

モルタル玄関は、建物のデザイン性を引き立てるのにぴったりな素材です。どんなテイストにも自然とマッチし、おしゃれな玄関に仕上げます。

工事例も参考にしながら、おしゃれなモルタル玄関のある家づくりを進めていきましょう。

 

 

ブルーハウスは名古屋市・豊橋市を中心として愛知県内で自由なデザイン・間取りを実現する注文住宅を工事・施工する地域工務店です。

愛知エリアに密着した工務店であることを活かして、土地選びや資金計画などから家づくりのあらゆる工程に関わることで、住む場所や予算、その後の人生にとって最適な、世界にひとつのお客様一人ひとりにベストな家を提供することを最も大切にしています。

また、家のデザイン、プランニングには暮らし方への高い提案力を持ち、地域風土や敷地の条件に合わせた柔軟な工事ができる建築家による意匠工事を提供、地域の皆様の幸せに貢献します。

家づくりのリサーチを始めたばかりの方、まず何から始めたら良いか分からない方は、ブルーハウスの家づくりセミナー・オープンハウスにぜひご参加ください。

 


<関連コラム>

玄関におしゃれな土間収納がある間取り|広さ別に使い方や施工事例を紹介

土間リビング・玄関でよくある後悔とは?理想の暮らしを実現するコツ

玄関に吹き抜けって必要?|メリット・デメリットと5つの注意点


著者情報

株式会社ブルーハウス 編集チーム

注文住宅の専門家集団が、単に情報をまとめただけの簡易的な記事ではなく、注文住宅を中部エリアで検討している読者に役立つ、中身の濃い情報をお届けしています。

【加盟】
TOTOリモデルクラブ正会員
YKK AP MADOショップ加盟店
日本木造住宅産業協会会員

【各種許認可】
建設業登録許可番号
愛知県知事 許可 ( 般 – 30 )第79115号

【完成保証】
住宅あんしん保証 登録番号03130
ハウスジーメン 事業者番号MB2009022514

【住宅瑕疵担保責任保険】
住宅あんしん保証 登録番号03130
JIO日本住宅保証検査機構 登録番号A4001132
ハウスジーメン 事業者番号MB2009022514

【地盤調査・保証制度】
ジャパンホームシールド 登録番号62093