おしゃれなリビング階段【事例集】メリット、デメリットと対策法も
家づくりを考える際に、「リビングは、おしゃれな『リビング階段』にしたい!」と考える方も多いのではないでしょうか。
人気のリビング階段は、おしゃれなだけではなく他にもメリットがたくさんあります。一方で、あとで後悔しないために事前に知っておきたいデメリットも。
そこで今回は、リビング階段の事例集をご紹介するとともに、リビング階段のメリット、デメリットとその対策方法についても解説します。
リビング階段をお考えの方は、ぜひ参考にお役立てください。
<コラムのポイント>
・リビング階段の実例を見て、好みのテイストや間取りのアイディアを取り入れてみましょう。
・リビング階段のメリット・デメリットを知り、事前に対策をしておきましょう。
リビング階段はおしゃれ?人気の理由
近年、若い世代や子育て世代に特に人気がある『リビング階段』。
その人気の理由はやはり、「おしゃれに見えるから」という声がもっとも多く聞かれます。
リビング階段は、文字どおり「リビング内に設置された階段」のこと。広々とした部屋の中で、階段がアクセントとなりオブジェのような役割を果たしています。
リビング階段がおしゃれに見えるのは、階段がただ単に上り下りするための用途としてではなく、部屋のデザインの一部としての役割も果たしてくれるからなのですね。
おしゃれなリビング階段【事例特集】
さっそくリビング階段の事例を見ていきましょう。
リビング階段には、さまざまな活用方法やデザインがあるので、ぜひ参考にご覧になってみてくださいね。
①リビング階段×吹き抜けの家
リビング階段の上部を吹き抜けにしたお家です。窓から日差しがたっぷり降りそそぎ、階段もリビングにも明るい空間が広がっていますね。
吹き抜けのリビングは、リビング階段とも相性がよく、部屋全体に開放感が生まれるのでおすすめです。
②リビング階段下を収納スペースに
シンプルな空間に、リビング階段と木柱がアクセントとなっていますね。階段下には収納スペースを設置して、無駄のない作りに。
家具があまり置かれていないシンプルなお部屋には、リビング階段がおすすめです。殺風景にならずに、おしゃれなリビングに仕上がります。
③中二階のあるリビング階段
2階へ続くリビング階段の途中に、中二階スペースを設置したお家です。
階段下はおもちゃの収納スペース、中二階は子どもの遊び場に。リビング階段は、アイディア次第でさまざまな空間づくりができます。
リビング階段のメリット
ここからは、「リビング階段のメリット」についてお話ししていきます。
・リビングが広く見える
リビング階段にすると階段の部分が抜き抜けになるため、視覚効果によりリビング全体が広く見えます。スケルトン階段にすると、視界をさえぎる部分が少なくなるため、さらに開放感が生まれます。
・部屋全体が明るくなる
リビング階段は、設置場所によって部屋全体を明るくすることもできます。階段上部は吹き抜けになるため、それを上手く利用して窓の近くに設置をすれば、高い位置から日差しが取り込めます。
・吹き抜けとの相性が良い
リビング階段は、吹き抜けとの相性が抜群です。リビング階段につながる天井を取り払い、吹き抜け天井にすることで、さらに部屋全体が明るくなり開放感のあるリビングになります。
・家族とのコミュニケーションが増える
リビング階段によって、1階と2階の空間につながりができ、家族とのコミュニケーションが増えることもメリットのひとつです。
家に帰宅した際も、リビングを通らなければ2階に上がれないため、必然的に家族と顔を合わせる機会も増えます。
家族同士の話し声や生活音も家全体に広がるため、つねに家族の存在が確認できるのも安心ですよね。
・廊下のスペースが必要ない
一般的な2階建ての場合、階段はリビングの外の廊下に設置するケースが多いですよね。
一方で、リビング階段にするとリビング内に階段が設置される形になるため、廊下のスペースが必要なくなります。
廊下が必要ない分、リビングや他の部屋を広くできたりなど、空間を無駄なく最大限に活用できるのが、リビング階段のメリットのひとつです。
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リビング階段のデメリット
ここからは、リビング階段のデメリットについてお話ししていきます。
・冷暖房の効率が悪くなる
リビング階段がある場合、1階と2階を遮るものがなく、天井も高くなるため冷暖房の効率が悪くなることがデメリットです。
とくに暖かい空気は上に溜まりやすく、なかなか部屋が暖まらず寒く感じることもあります。広い空間を暖めようと暖房を使用し続けると、光熱費が高くついてしまうことも。
・ニオイや音が伝わりやすい
1階と2階に仕切りがないため、ニオイや音が伝わりやすいのもデメリットのひとつです。
たとえば、1階のキッチンから出るニオイが2階まで伝わってきたり、逆に2階の話し声や生活音が1階のリビングまで聞こえてくる、といったことがあるでしょう。
・プライバシーが確保しにくい
家族とのコミュニケーションが取りやすい一方で、プライバシーが確保しにくいのもリビング階段のデメリットです。
「家族同士でも、ある程度プライバシーを守りたい」という場合や、「来客が訪れたときに、リビングを通らなければ2階に行けないならない」といった際に、デメリットを感じることがあるかもしれません。
後悔しないためのデメリット対策法
最後に、リビング階段で後悔しないためのデメリット対策についてお話しします。
家づくりにおいては、どのような間取り、デザインにするにしてもメリット・デメリットは必ずついてくるものです。事前に対策をしておくことで、満足できる理想の住まいを目指しましょう。
・家全体の気密性と断熱性を高める
「冷暖房の効率が悪くなる」というデメリットを解決するためには、家全体の気密性と断熱性を高めることがポイントです。
隙間ができないように断熱材を敷き詰めたり、断熱性の高い材質のものを取り入れるなど、工夫してみましょう。
・室内の換気性能を上げる
冷暖房の効率を上げるため、ニオイが充満するのを防ぐためには室内の換気性能を上げることで対策してみましょう。
たとえば、リビングの天井にシーリングファンを付けると、空気の循環が良くなり、冷暖房の効きがよくなるでしょう。
ニオイの問題は、キッチンに高性能の換気扇を設置するなどの対策をしておくのがおすすめです。
・リビングと繋がる部屋の配置を考える
「音が家全体に伝わりやすい」ということを考慮して、リビングと繋がる部屋の配置を工夫してみましょう。
寝室や仕事部屋など、「なるべく静かに過ごしたい」という部屋は、階段近くから離れたところに配置するのがおすすめです。
・壁や扉で仕切る
音の問題のもう一つの対策として、階段を壁や扉で仕切る方法があります。
階段全体がリビングから見えるように設置するのではなく、両サイドが壁に囲まれた形にすると、デザイン性は劣りますが、音が伝わりにくくなるでしょう。
完全に音を遮断したい、という場合は「リビング階段を扉で仕切ってしまう」という方法もあります。
・来客用のスペースを作る
来客が訪れた際に「リビングが丸見えになるのが気になる」という場合は、来客専用のスペースを設けるのが良いでしょう。
リビングを通ることがないため、プライバシーを確保できると同時に、きれいに掃除をして来客用に準備しておくスペースも最小限に済みます。
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おしゃれなリビング階段のある家を建てるなら…
リビング階段は、おしゃれな見た目にできるだけではなく、空間を有効活用できたり開放感が生まれたりと、たくさんのメリットがあります。冷暖房やニオイや音の心配も、きちんと対策をしておけば、後悔のない理想の住まいを作ることができます。
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