小上がりダイニング・リビングの間取りアイデア|和室や掘りごたつのおしゃれな小上がり実例
最近新築でとても人気のあるダイニングやリビングに小上がりスペースのある間取り。
家はどこかに畳スペースがあると安心するという方も多いですよね。
LDKをワンフロアとする間取りが多い中で、緩やかに空間を分けられて、おしゃれに仕上がりやすいことが人気の理由です。
今回は、小上がりリビング、ダイニングの定番である畳や掘りごたつなど和室の仕上げの他にも、フローリングでつくられたモダンで快適な小上がりのあるLDKの事例も紹介します。
新築でLDKに小上がりを入れた間取りにしたい方はぜひ参考にしてくださいね。
目次
・リビング、ダイニングに小上がりをつくるメリット
・小上がりを作るならチェックしたい注意点は?
・リビング小上がりの間取り実例
・キッチンから家族の様子が見える収納付き小上がりリビング
・ダイニング小上がりの間取り実例
・家事動線の良いキッチン並列の小上がりダイニング
・和室(畳)のおしゃれな小上がり実例
・和モダンに仕上げたリビングの小上がりスペース
・洋風(フローリング)のおしゃれな小上がり実例
・小上がりは畳だけじゃない!フローリングを使った成功例
・フローリング×掘りごたつのモダンな小上がり
・まとめ
リビング、ダイニングに小上がりをつくるメリット
ゆるやかな空間分けができる
ともするとシンプルになりすぎてしまうワンフロアLDKの間取りも、小上がり部分があることで空間にメリハリがつきます。壁や扉のないタイプの小上がりなら、圧迫感も少なく、ワンフロアのメリットを残しながら空間を緩やかにゾーン分けできます。
扉を付ける場合も、引き戸やアコーディオンドアを取り入れて必要な時だけ個室にできる間取りがおすすめ。
多目的に使えて便利
小上がりに限らず、畳のスペースはくつろげる空間として役立ちます。また、洗濯物をたたんだりアイロンがけをしたりと、日常の様々な家事のためのスペースとしても使えます。
フローリングと違って柔らかく体に負担が少ないのでちょっと寝転がるのも気軽にできますよね。お子さんのいるご家庭ではプレイルーム(遊び場)やお昼寝スペースとして活用されていることも多く、子育て世代からも支持が高いです。
小上がりは、段差を利用した多目的な使い方ができるのがメリットです。日中や食事時はベンチやダイニングチェアとして、夜は布団を敷いてベッド代わりに使うなど様々な機能を兼用させれば、家全体のスペースを節約してその分ほかの場所を広く取れます。
収納を増やせる
小上がりの段差部分を使った引き出し収納や畳下収納も今人気の間取りです。収納が足りない気がするけど壁面収納や収納家具を置くと部屋が狭くなってしまう場合は、小上がりで不足分を補えないか検討してみるのも良いでしょう。
小上がり収納を取り入れる場合は、引き出しの高さや奥行きをチェックして、何をしまうか事前に想定しておくと住んでからもしっかり活用しやすくなります。
掘りごたつを作れる
小上がりは床が上がっているので、掘りごたつもつくれます。正座や足を折って座るのが辛い方にはとても快適になります。まるでお店のようなおしゃれな小上がりダイニングに仕上げることもできますよ。
小上がりを作るならチェックしたい注意点は?
次に、小上がりを間取りに取り入れる時に知っておいて欲しいチェックポイントについてまとめてみます。
段差の高さはどれくらいが良い?
上がり降りしやすい高さにしておくことがポイントです。10cm程度の小さな段差は逆につまずきやすいので注意しましょう。
一般的な小上がりの高さは20cm~40cm程度です。
20cmの段差は子どもでも腰掛けやすく、上がり降りしやすいのがメリットです。
小上がり収納を付けるなら30~35cmが適しています。
また、40cmの小上がりはダイニングチェアと同じくらいの高さになるので、小上がりの隣にダイニングテーブルを配置して椅子がわりに使うときに適していますが、上がり降りは大人でも少し大変と感じます。必要に応じて1~2段のステップ(階段)をつけておくのも1つのアイデアです。
この高さを参考にして、家族構成や使い方に合わせた段差の高さを選択してみてください。
スペースの広さを決める方法
LDKに小上がりをプラスする間取りの場合、3~4.5畳程度の少し小さめサイズにするのが現在は一般的です。小さめでもLDKと一線を画したスペースがあるだけで、ちょっとしたくつろぎエリアやお子さんの遊び場、家事室、テレワークスペースなど色々な使い方ができて便利ですよ。
必要に応じて、押入れや仏壇スペース(床の間)、造作机など使用目的に応じた設備をプラスしておくものおすすめです。
6畳確保すると、応接室や寝室などシーンに応じて個室として使いやすくなります。
扉の有無
LDKに小上がりを設ける場合、始めから扉をつけずに空間をつなげたままにするか、引き戸をつけて仕切れるようにするかを選択することになります。
基本的には使い方に応じて選ぶべきですが、小上がりエリアに窓が無い場合は、扉をつけて閉め切ると光が入らないことに注意しましょう。
照明を使う前提であれば良いですが、昼間、窓のない小上がりを閉め切って使うなら、外壁に面した窓が配置できる位置に間取りするなど工夫したほうが良いかもしれません。
リビング小上がりの間取り実例
リビングの一角に小上がりスペースを設けた実例を紹介します。
キッチンから家族の様子が見える引き出し収納付き小上がりリビング
キッチンとダイニングの間、カウンターキッチンの目の前に小上がりを設けた事例です。小上がりの様子が見えるよう、目線の高さが合うようにカウンター前の窓を設置しています。すぐにコミュニケーションができて、移動もラクラクの子育て世代に嬉しい小上がり畳スペースです。
畳の下には引出し収納付き。廊下に、面した引き戸にはステンドグラスが施されていて、昭和レトロな雰囲気を醸し出しています。
ダイニング小上がりの間取り実例
次に、小上がりダイニングの実例を紹介します。
家事動線の良いキッチン並列の小上がりダイニング
キッチンを中心にリビング、小上がりダイニング、廊下をぐるりと回遊できるようにした家事動線の良い間取りです。配膳や後片付けもスムーズにでき、料理など家事中も家族の様子を見守れます。
小上がりは造作のカウンターと棚板が付いていて、PC作業や家事など様々な用途に使えます。
和室(畳)のおしゃれな小上がり実例
小上がりのデザインは、大きく分けて畳を使う和風、和モダンデザインと、フローリングを使った洋風デザインの2種類があります。ブルーハウスでつくった2種類の小上がりデザイン例を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
和モダンに仕上げたリビングの小上がりスペース
引き戸を閉めればプライベートな空間をつくれます。縦格子の扉を選択して和モダンでおしゃれな雰囲気に仕上がっています。
和室でよく使われる地窓(床に接する窓)を配置。昼間は強い光を適度に遮って柔らかく優しい明るさになります。小上がりで使用する畳は、琉球畳風の縁なしタイプが人気です。
収納は吊り押し入れタイプにして下部に座卓をしまえるようにしました。襖紙や和紙風のロールスクリーンもおしゃれですね。
洋風(フローリング)のおしゃれな小上がり実例
小上がりは畳だけじゃない!フローリングを使った成功例
家族みんなの団欒スペースとしてリビングを家の中心に配置。隣接した和室・ライブラリーが一段上がっている分囲まれ感があり落ち着く空間に。リビング横の和室は季節の飾り物や思い出の品を飾れるよう床の間が設けられており、ご家族にとってとても大切な場所に。
フローリング×掘りごたつのモダンな小上がり
こちらは、家全体のナチュラルテイストに合わせてフローリングで仕上げた小上がりダイニングの実例です。ダイニングテーブルにぴったりサイズの掘りごたつ仕様で疲れにくく快適に使えます。
まとめ
今回は、おしゃれなデザインと実用性を兼ね備えたリビング・ダイニングの小上がりの間取り実異例をご紹介しました。段差を取り入れるだけでLDKに奥行きが出て、個性のある家づくりができますよ。
畳の快適さを活かした和室しつらえはもちろん、フローリング仕様の小上がりも人気が高まっています。LDKに様々な役割を持たせられる小上がりを活かして、ぜひあなただけの素敵な間取りを実現してくださいね。
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