2階リビングの間取りのメリット・デメリットと対策|25坪~40坪の間取りシミュレーションも

2階リビングの間取り実例

2階リビングの間取りは、リビングからの景観の良さ、明るさ、プライバシーを保った空間づくりなど様々なメリットがあり、選ぶ方が増えています。

でも、2階リビングって本当に住みやすいの?デメリットはないの?どんな土地で採用すると良いの?とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

今回は2階リビングのメリット・デメリットとその対策を合わせて解説します。また、25~40坪程度の延べ床面積で、2階リビングの家はどんな間取りになるのかシミュレーションもご紹介します。

新築で2階リビングが欲しいと考えている方は、間取りの参考にしてくださいね。

 

目次

・2階リビングの間取りのメリット
・2階リビングのあるおしゃれな間取り実例3選
・坪数別・2階リビングのおすすめ間取り
 ・25坪の2階リビングのある家のおすすめ間取り
 ・30坪の2階リビングのある家のおすすめ間取り
 ・35坪の2階リビングのある家のおすすめ間取り
 ・40坪の2階リビングのある家のおすすめ間取り
・2階リビングの間取り失敗を防ぐ!デメリットと対策
・まとめ

 

2階リビングの間取りのメリット

初めに、2階リビングの間取りのメリットを、2階リビングが向いている土地や周辺環境とともに解説します。

 

土地条件によってはリビングの快適性が高まる

2階リビングの1番のメリットは、リビングの快適性を高められることです。

<2階リビングのメリット>

  • ・1階よりも光を取り込みやすく明るさを確保しやすい
  • ・水回りや個室を1階にまとめると2階のリビングに広さが取れる
  • ・土地に合わせた間取り・配置で窓からの眺めが良くなる
  • ・道路からの視線を気にせず大きな窓も採用しやすい

 

土地の面積が広く、庭が十分に取れる敷地ならリビングはセオリー通り1階が妥当です。

狭小地や住宅密集地のように、周りを建物に囲まれている、前面道路の交通量や人通りが多い、南側からの眺めが良いなど、敷地の条件次第では2階の適切な方角にリビングをつくることで、理想的なリビングが実現しやすくなります。

 

2階リビングの快適性をさらに高める間取りの工夫

勾配天井と組み合わせて縦にも広がりをつくる

2階リビングは、小屋裏空間を利用して高い天井をつくれる勾配天井と相性が良い間取りです。

2階勾配天井付近の高い位置の壁や天井にハイサイドライト(高窓)や天窓を配置すれば、光がたくさん入るとても明るく過ごしやすいリビングになります。

1階リビングの上を吹き抜けにするのも良いですが、吹き抜けに面積を使い過ぎたくないという人もいるかもしれません。2階リビング+勾配天井なら、吹き抜けをつくらなくても縦に広がりのある開放的なリビングがつくれますよ。

 

耐震性を確保しながら2階に大空間LDKをつくる方法

2階リビングは、通常寝室や子ども部屋、書斎などの個室を1回に配置することが多くなります。この場合、1階を細かく仕切る個室の壁や柱が家全体の耐震性を高めてくれるので、2階には構造上必要な壁の量が少なく済み、2階部分は壁の少ない大空間を実現しやすくなります。

2階がまるでワンルームのような、おしゃれで広いLDKが欲しい方はぜひ検討してみてください。

 

2階リビングのあるおしゃれな間取り実例3選

2階リビング×ビルトインガレージで土地を最大限活用

1階にビルトインガレージを入れ、2階にLDKを配置し敷地を有効活用した家の実例です。2階リビングは勾配天井でとても明るく開放感のある間取り。リビングの掃き出し窓からはデッキバルコニーへつながっているので、面積以上に広さを感じるリビングになっています。

2階リビングのある家の外観

勾配天井を採用した2階リビングの間取り

デッキバルコニーのある2階リビング

 

敷地30坪台の変形地で叶えた「心地よい光と広がり」の家

朝陽と山並みが抜ける東、バルコニーと軒で光が溜まる南、格子と階段で光が屈折するリズミカルな西、一日を通して、表情の異なる光と過ごすことができます。2階のLDKから斜めに抜ける視線は、空間に奥行きとゆとりを。一旦足を踏み入れると立地を忘れてしまうような、街中ながら自然を感じられる住まいになっています。

30坪台の変形地に建つ2階リビングの家(外観)

光があふれる2階リビングの間取り

ビルトインガレージのある変形地の家

 

40坪台の北道路・立地を感じさせない快適な2階リビングのある家

東側、南側には隣家が立ち並ぶ、北入りの土地に建つ2階リビングのある家です。少し窮屈な立地ながら、家族がまわりを気にせずに「のびのびと気持ちよく過ごせる空間」がコンセプトとなっています。家族がすごすリビングは2階に設け、南側は思い切ってクローズに。この土地で一番気持ちのいい北側には、軒のあるバルコニーテラスを。窓を斜めに設けることで感じる広がりは1.4倍にもなると言われています。外からはクローズに、家族はオープンに。立地を感じさせない心地よさがあります。

北道路に建つ2階リビングの家(外観)

ハイサイドライトで視線に配慮した2階リビング

2階ダイニングから出られるデッキバルコニー

 

坪数別・2階リビングのおすすめ間取り

 

25坪の2階リビングのある家のおすすめ間取り

延べ床面積25坪は畳にすると約50畳分になります。2LDKまたは3LDKの間取りをつくれます。夫婦2人や、夫婦+お子さま1~2人など2~4人家族であれば間取りの工夫で面積は小さくても余裕のある家を建てられます。

25坪の2階建てで2階リビングにしたい場合は、2階をLDK、1階を個室と水周り(浴室、洗面脱衣所、トイレ)にする2LDKの間取りや、2階をLDKと水周り、1階を個室にする3LDKの間取りがおすすめ。

総二階建てなら2階をすべてLDKにあてれば、約25畳分の広いLDKも実現できます。

 

30坪の2階リビングのある家のおすすめ間取り

延べ床面積30坪は畳約60畳分。LDK約20畳の3LDK、4LDKの間取りが目安です。

2階にリビングを配置したい場合、2階にLDKと個室1部屋、1階に個室2~3部屋と水周りにする間取りや、2階にLDKと水周り、1階に個室を3~4部屋にする間取りがおすすめです。

生活スタイルによっては、リビングとダイニングキッチンの階を分けるというアイデアもあります。1階は個室中心のプライベートフロア、2階はLDKと水周りの共有フロアとすれば、メリハリのある間取りになります。

 

35坪の2階リビングのある家のおすすめ間取り

35坪の家は、LDK20~26畳の4LDKの間取りが目安です。2階リビングでLDKを広く取りたい場合は、2階をLDK、個室と水周りを1階にまとめる間取りがおすすめです。広めの個室を4部屋取りたい場合は、2階に約20畳のLDKと個室を1部屋+水周り、1階に個室3部屋にするとバランスがとれます。

2階リビングからの眺望をより楽しみたいなら、LDKに面したバルコニーをつけるのもおすすめ。リビングから屋外まで一体化したような広がりのある空間が演出できます。

 

40坪の2階リビングのある家のおすすめ間取り

延べ床面積40坪の場合は、6~8畳の個室(または和室)4~5部屋と23畳~の広いLDKの4~5LDKの間取りが目安になります。

2階ホールに設けたセカンドリビングの実例

また、40坪・4LDKなら1階に20畳程度のLDKを配置し、2階にセカンドリビングをつくるという間取りも可能です。2階の眺望の良い場所に6~8畳程度のセカンドリビングがあると、家族がプライベートも確保しながら好きな場所でくつろぐ…というゆとりのある住まいになりますね。家族みんなで家で過ごす時間が増えた今の時代にもおすすめの間取りです。

 

この間取りシミュレーションは各個室を6~8畳と想定しています。個室を小さめにすれば部屋数を増やすことも可能ですし、収納やキッチン、水回りの広さ、トイレの数など希望によって各部屋の広さは変わりますので、目安として参考にしてください。

 

2階リビングの間取り失敗を防ぐ!デメリットと対策

メリットが多い2階リビングの間取りですが、取り入れる際に注意する点についても簡単にまとめてみます。間取り検討の際の参考にしてください。

2階リビングは老後が大変?

リビングに行くのに階段を使わなければならない2階リビングは、年を取ったら住みにくくなるのでは?と心配な方もいるかもしれません。それでも2階リビングの暮らしがしたいという場合、新築時にできる対策をまとめてみます。

【対策】将来のリフォームやバリアフリー改修を見据えた設計にする

「2階リビング」という条件が家づくりの中でどの優先順位になるのかをまずはっきりさせることが重要です。その上で、将来の暮らしの変化に備えてできるだけ可変性(リフォームしやすい)設計にしておきましょう。

例えば、将来1階にLDKを移動させる可能性が高いと思うなら、1階に広い空間が取れるように1階の耐力壁(構造上移動できない壁)を配置する、将来ホームエレベーターを設置できるように2畳程度のスペースを納戸として確保しておくなどの方法があります。

2階リビングで老後の対策が気になる場合は、あらかじめ余裕のある階段の寸法や手すりの場所を考えておいたり、設計の依頼時に設計士に「家族や暮らしに将来、こんなケースがあるかもしれない」という可能性を伝えたりなどして、老後に対応しやすい間取りを提案してもらいましょう。

 

リビング階段だと2階リビングは寒い?

インターネットなどで2階リビングはドアがないので寒いという情報を目にすることがあります。確かに、2階リビングの間取りは、階段を上ると2階ホールや廊下ではなく2階リビングに直接つながる吹き抜けリビング階段の間取りも多いので、心配な方もいるかもしれません。

【対策】3階建ての場合は寒さ対策を考える

エアコンなどで温められた空気は、上に流れていくのでリビング階段だから寒いということはなく、それよりも家自体の断熱性能の問題であることが多いです。

ただ、3階建ての2階リビングの場合は、暖気が階段を通って3階へ逃げてしまうことによってリビングの寒さが気になることがあるかもしれません。

寒さ対策は、あらかじめリビングの入り口にドアやカーテンを設置する方法があります。

リビング階段に扉をつける場合は、お互いに向こう側の人の気配が見えるガラスやすりガラスなどのドアがおすすめです。また、開き戸だと開けた時にドアが人にぶつかる可能性があるので、引き戸だとなお安心です。

 

1階に日中人がいないので防犯が心配

【対策】窓を中心に侵入防止対策を

2階リビングの間取りは、リビングに家族が集まっているときは1階の様子がわかりづらいというデメリットがあります。また、逆に夜の時間帯は2階が無人になることも多いので、バルコニーの大きな窓などから侵入する窃盗も発生しています。

住宅へ侵入する窃盗は、約6割近くが窓(ガラス破りと戸締り忘れが合わせて8割以上)からという警視庁のデータでも分かるように、住宅において窓の防犯対策はとても重要です。

参考HP:警視庁「令和元年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況

2階リビングにする場合は、1階の居室と2階バルコニーの窓を中心に強化ガラスや防犯フィルムなどガラス破り対策を特にしっかり行っておくと安心です。

 

まとめ

今回は、2階リビングの間取りのメリット・デメリットとその対策、間取りの実例とシミュレーションをご紹介しました。

敷地の条件によっては、2階リビングが最善というケースも多々あるので、土地を活かした快適でおしゃれな住まいをつくりたいという方は、ぜひ家づくりの参考にしてくださいね。

 


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