新築するなら平屋と2階建てどっちがいい?相場や費用を徹底比較!
最近「注文住宅で新築するなら平屋を建てたい!」という相談が増えています。2階建ての住宅が主流の中で、平屋を建てる際に気になるのは、やっぱり予算ですよね。2階建てと平屋では相場や費用はどう違うのか?平屋のほうが坪単価では割高になるとも、2階建てのほうが総費用がかかるとも言われるし、実際はどうなの?と疑問に思うことでしょう。そこで今回は平屋と2階建ての一戸建てを注文住宅で建てる場合の相場や費用、平屋を建てる際の予算を抑えるポイントや留意点などを実際の計算事例を交えて徹底解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
- 平屋を新築する場合の相場
- 平屋と2階建ての費用の比較
- 平屋のほうが費用が高くなる場合(坪単価)
- 2階建てのほうが費用が高くなる場合(総費用)
- 30坪の家を1,800万円で建築する場合の具体例
- 平屋で予算を抑えるポイント
- まとめ:平屋を新築する際の留意点
平屋を新築する場合の相場
おしゃれな平屋を建てたい!でも2階建てのほうがいいのかな、と考えたとき気になるのは、間取りはもちろんやっぱり相場と費用ですよね。せっかく注文住宅で住まいを新築するなら、デザイン性も高いおしゃれな家で機能も充実した理想の住まいを作りたいものです。でも、住宅ローンなどの予算もあるので、できるだけ現実的なプランを検討しなければなりません。今後の家づくりのプランを考える上で、目安となる相場を把握しておければ、間取りや資金計画の参考になるでしょう。
平屋の建築費の相場は、2~3LDKの場合、約1,000~2,000万円程度です。もちろん延べ床面積、間取りや設備などによって変わりますので一概には言えませんが、あくまでも目安として考えてください。
平屋と2階建ての費用の比較
平屋と2階建て住宅の建築費ではどちらの費用が高いのでしょうか? 一般的には平屋のほうが割高になるのではないか、というイメージがあります。一方で、総予算でみれば2階建てのほうが建築費が高くなると考える方も約7割程度いらっしゃるようです。では、一体どちらが正解なのでしょうか?
実際には、平屋と2階建てを全く同じ条件では比較できないためプランによって状況が違ってきます。そこで今回は実際のプランをもとに比較してみましょう。
平屋のほうが費用が高くなる場合(坪単価)
平屋のほうが割高感があると考えている方は、平屋のほうが坪単価が高くなるので平屋のほうが費用がかかると考えている方が多いようです。確かに、2階建てと同じ居住スペースを平屋で確保しようとすると、ある程度広い敷地面積が必要ですので、広くなった分の基礎と屋根の面積が広くなりますので、その分の費用がかかることになります。また、日本の場合、2階建て用の部材が広く流通していますので、2階建てのほうが比較的に部材を仕入れる原価が抑えやすいことから、坪単価は一般的に平屋のほうが高いのが実際です。
2階建てのほうが費用が高くなる場合(総費用)
2階建ての場合、階段と階段ホールのスペースが必要です。平屋よりも3畳から5畳程度の広さが必要ですので、その分の費用がかかります。また、最近は2階にもトイレや洗面所などの水回りを設置する場合も多くなりましたので、その分の設備費、施工費がかかります。メンテナンスをするにも、2階建ての場合、屋根のメンテナンスや雨どいの清掃、壁の塗り替えなども足場が必要です。つまり、2階建てのほうが平屋よりもスペースや追加設備が必要になるケースも多いため、総費用は一般的に2階建てのほうが高くなります。
30坪の平屋と2階建てを1,800万円で建築する場合の具体例
具体的に平屋と2階建ての費用を金額に換算して計算してみましょう。
仮に延べ床面積が30坪で建築費が1,800万円の平屋を新築するとした場合、坪単価は60万円になります。
2階建ての場合は平屋の居住スペースに加えて階段やホールの面積約5畳分(約3坪)を追加すると約33坪の二階建て住宅になります。この場合、坪単価は約55万円程度になりますので、坪単価でみれば2階建てのほうが安くなります。
一方、2階にもトイレや洗面台などの水回りを設置するとしたら、約1畳~3畳程度の設備費と施工費がかかりますので、仮に平屋の場合よりも、トイレと洗面所で3畳程度のスペースを確保し、先ほどの階段まわりの5畳分のスペースが必要になるとすると、計8畳分(約4.4坪)×坪単価55万円=240万円分2階建てのほうが総予算がかかる計算になります。
平屋と二階建てでは、まったく同じ条件で費用を比較することができないため、あくまでも概算ですが、坪単価でみれば平屋のほうが割高になりますし、総工費でみれば二階建てのほうが高くなります。実際のプランニングにあたっては、どのような暮らしをしたいのか、そのためにどのような家を建てたいか、という家づくりのプランに応じて、総合的に比較検討してみる必要があります。
平屋を新築する場合に予算を抑える3つのポイント
平屋を注文住宅で新築する場合、以下の3つのポイントを踏まえて検討するとよいでしょう。
シンプルな構造にする
1つめは、家の構造をできるだけシンプルにすることです。これは平屋でも二階建てでも同様なのですが、家の骨格をシンプルな構造にすれば総工費は抑えやすくなります。構造自体が複雑になると、それだけ施工に手間暇がかかりますし、部材も多く必要になります。
シンプルな構造の平屋は工事次第で洗練されたモダンなデザインに仕上げることが可能です。むしろシンプルであるからこそ生活動線がより効率化できたり、平屋のミニマムな機能性や暮らしやすさを追求できるともいえます。構造がシンプルであれば、家族構成の変化にあわせてリフォームもしやすく、終の棲家としてもバリアフリーにもしやすいのもメリットです。
スタンダードな設備や素材を選ぶ
2つめは、設備や素材もできるだけスタンダードなものの中からデザイン性の高い上質なものを選ぶことです。家の構造をシンプルになると、空間づくりも、シンプルでありながら質の高いスタンダードな設備や素材との相性がよい組み合わせがしやすくなります。
たとえば、キッチン、洗面台、バス、トイレなどの水まわりの設備も、有名メーカーのシリーズの中でもロングセラーシリーズのスタンダードな製品を選んだり、有名メーカーでなくても建築業界で定評のある国内外のメーカーの機能性が高くデザイン性も重視された製品を選ぶことで価格が抑えやすくなります。スタンダードな設備は、デザイン性と機能性のバランスがとれたコストパフォーマンスが高いものが多く、家族の成長や年齢を重ねても飽きのこない優れものもあります。メンテナンスや部品交換もしやすいので、長く住みやすい家を目指すのであれば、シンプルな空間にマッチしたスタンダードな設備や部材を選ぶことをお勧めします。
平屋の建築が得意な工務店を選ぶ
3つめは、平屋のデザインや建築が得意な工務店を選ぶことです。平屋住宅は、工事、施工、部材の調達方法などが二階建て住宅とは異なります。工務店のホームページの平屋の施工事例をみると、その工務店の得意なデザインや建築規模の違いがわかります。和風の平屋が得意な工務店、デザイン性が高くシンプルな平屋が得意な工務店など、特徴はそれぞれです。
一方、平屋の建築費用、施工技術の特徴や部材の調達方法については、ホームページだけではわからないことが多いと思います。
建築費用は、施工費以外にも大手ハウスメーカーなどは広告費や仲介手数料などの経費がかかりますので割高になります。一般的にいえば、ほぼ同様の仕様の場合、地域の工務店のほうがリーズナブルな価格で注文住宅を新築することができます。
また、地域の工務店でも自社オリジナルの部材を開発したり、自社で独自の部材の仕入れルートを持っているような工務店のほうが、良質な部材を安価に調達できますので、よりコストパフォーマンスの高い平屋を建てやすいといえます。
家は一生のうちに何度も建てる機会があるわけではありません。平屋を建てるなら、平屋の建築ノウハウのある工務店で、自分たちと家づくりの考え方やデザイン、予算規模が見合う工務店を選ぶことが重要です。ホームページだけでは、わからないことも多いと思いますので、気になる工務店のショールームや構造見学会などに出かけてみて工務店選びをすることをお勧めします。
まとめ:新築で平屋を建てる時の留意点
注文住宅で平屋を新築する際には、自分たちの理想のイメージに近い工務店を選び、予算的にどの程度の範囲に収めることができるのかを把握してプランを検討することが重要です。
自分たちの理想の住まいづくりを予算の範囲に抑えるには、構造や設備などをできるだけシンプルにして、設備や部材もスタンダードなものの中から長く使っても飽きの来ないデザインのものを選ぶようにするとよいでしょう。
シンプルな構造の平屋にすれば、生活動線もスムーズになります。将来的なメンテナンスも楽になり,バリアフリーにもしやすいので、長く住み続けることができます。
平屋を建てる工務店を選定するにあたっては、平屋の建築実績も多く、部材の調達ノウハウもある地域の工務店のほうが高品質の家をリーズナブルに建てることができます。
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