1階完結型の間取りのメリット・デメリット|取り入れる際のポイント、外観実例など紹介
2階建てでありながら平屋のように暮らせる1階完結型の間取りは、「洗濯動線がよくなる」「老後も安心して暮らせる」などさまざまなメリットがあります。
一方で、「総2階建てよりも耐震性が劣る傾向がある」「広い土地が必要」などいくつかのデメリットもあることに注意しましょう。
今回は、以下のポイントを中心に1階完結型の間取りを取り入れるメリット・デメリットや後悔しないためのポイントなどをくわしく紹介します。
事前に1階完結型の間取りのメリット・デメリットを確認し、後悔しない1階完結型の間取りを実現しましょう。ぜひ、最後までごらんください。
<コラムのポイント>
・1階完結型の間取りのメリット・デメリットを紹介します。
・1階完結型の間取りを取り入れたおしゃれな家の外観実例を確認し、イメージを膨らませましょう。
・「1階に収納スペースを確保する」「プライバシーを確保する」など1階完結型の間取りを取り入れる際のポイントを紹介します。
目次
1階完結型の間取りとは
1階完結型の間取りとは、基本的な生活スペースを1階に集約して確保できなかった寝室などを2階に配置することを指します。
1階にLDK、水回り設備を配置し、「寝るときだけ2階に上がる」「子ども部屋だけ2階に配置する」など2階建てでも平屋のように暮らすことができます。
1階完結型の間取りのメリット
1階完結型の間取りを取り入れるメリットは、以下のとおりです。
- ・ライフステージに合わせた使い方ができる
- ・生活動線がシンプルになる
- ・ご家族とのコミュニケーションがとりやすい
- ・土地面積が少なくても居住スペースを確保しやすい
それぞれ、見ていきましょう。
ライフステージに合わせた使い方ができる
1階完結型の間取りは、ライフステージに合わせた使い方ができます。
生活に必要な設備を1階に集約させることで、将来的にお子さまが独立したあとは、夫婦2人で1階だけで生活することも可能です。
生活動線がシンプルになる
例えば、1階と2階にクローゼットを配置し普段使う服は1階のクローゼットに、使わない服は2階に置くことで洗濯動線を短くすることが可能です。
また、帰宅→着替え→リビングの動線が短くなるため、効率的な帰宅動線を実現できます。
以下の記事で生活動線が良い住宅の間取りのポイントを確認できます。
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ご家族とのコミュニケーションがとりやすい
1階完結型の間取りは、自然とリビングに家族が集まりやすいため、家族間のコミュニケーションがとりやすいことが魅力です。
さらに、以下の施工事例のようにリビング階段を採用することでお子さまが外出するときも自然に顔を合わせやすい間取りになります。
以下の記事でリビング階段の間取り実例集を確認できます。
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土地面積が少なくても居住スペースを確保しやすい
1階完結型の間取りは平屋と比べると、土地面積が少なくても居住スペースを確保しやすいことがメリットです。
基本的には1階で生活し、2階には「子ども部屋」「寝室」「収納スペース」などを配置することで、平屋よりも少ない土地面積でも十分な居住スペースを確保できます。
1階完結型の間取りのデメリット
ここまで紹介してきたとおり、1階完結型の間取りにはたくさんのメリットがありますが、以下のようなデメリットもあることに注意しましょう。
- ・総2階建てと比べると広めの土地が必要になる
- ・総2階建てと比べると耐震性が劣る傾向がある
総2階建てと比べると広めの土地が必要になる
1階完結型の間取りは総2階建てと比べると広めの土地が必要になります。
したがって、狭小地では1階完結型の間取りをつくれないこともあります。
総2階建てよりも耐震性が劣る傾向がある
2階の外壁の真下に1階の外壁がある総2階建てに比べて、2階の面積が小さく1階と2階の外壁がずれてしまう1階完結型の間取りは耐震性が劣る傾向があります。
ただし、耐震性能は家の構造だけではなく、地盤の強度や構造部材の性能などさまざまな要素を総合的に判断する必要があります。
ブルーハウスでは全棟耐震等級3、制震ダンパー搭載を標準仕様としています。
地震に強い一階完結型の間取りを検討中の方は、ぜひご相談ください。
1階完結型の間取りを取り入れたおしゃれな家の外観実例を紹介
「1階完結型の間取りの外観」が気になる方に、1階完結型の間取りを取り入れたおしゃれな家の外観実例を紹介します。
塗り壁×ガルバリウムがおしゃれな一階完結型の家の外観実例
こちらは、ホワイトの塗り壁とガルバリウム鋼板の組み合わせがおしゃれな一階完結型の家の外観実例です。
さらに、無垢材のウエスタンレッドシダーを取り入れたことでシンプルな外観にアクセントを加えることができました。
塗り壁×サイディングの組み合わせがおしゃれな1階完結型の家の外観実例
こちらは薄いグレーの塗り壁に木調のサイディングを組み合わせたおしゃれな1階完結型の家の外観実例です。
軒天にも木調のサイディングを採用することで、ナチュラルな外観を実現しました。
グレーの外壁がおしゃれな1階完結型の家の外観実例
こちらは、グレーの外壁がおしゃれな延床面積28.6坪の平屋のように暮らせる2階建ての外観実例です。
玄関ドアに明るい木目調を採用することで、かわいらしさを演出しました。
1階完結型の間取りを取り入れる際のポイント
最後に、快適に暮らせる1階完結型の間取りのポイントを紹介します。
プライバシーを確保する
1階を生活の中心とすることで、外からの視線が気になることがあります。
以下のように、外からの視線を遮ると同時に採光性を確保する間取りの工夫を検討しましょう。
- ・中庭を設ける
- ・高窓やスリット窓を採用する
- ・目隠しフェンス、植栽を設ける など
以下の施工事例は、勾配天井を利用して高い位置に窓を配置することで外からの視線を遮りながらも自然光を十分に取りこめる間取りを実現しました。
2階は寝るだけのスペースとして割り切る
1階完結型の間取りの2階部分は、寝るだけのスペースとしてシンプルな間取りにすることをおすすめします。
1階の居住スペースを確保する
1階の面積には限りがあるため、居住スペースを広くするためにも以下のように、無駄をなくした間取りにすることが重要です。
- ・部屋同士をつなげて廊下を極力減らす
- ・回遊性を高める
1階に収納スペースを確保する
1階に十分な収納スペースを確保することで暮らしやすい間取りになります。
以下のような間取りを取り入れて暮らしやすい空間をつくりましょう。
- ・ファミリークローゼットを設ける
- ・土間収納を採用する
以下の施工事例のように1階にファミリークローゼットを配置して、洗面台や脱衣室とつながる間取りにすることで効率的な動線を実現できます。
以下の記事でファミリークローゼットの間取り実例を確認できます。
<コラムのポイント>
まとめ
今回は、1階完結型の間取りのメリット・デメリットや取り入れる際のポイントを紹介しました。
1階を生活の中心とすることで日々の生活動線がシンプルになることが、大きなメリットです。
さらに、「1階に十分な収納スペースを確保する」「プライバシーを確保する」など間取りの工夫をすることで暮らしやすい1階完結型の家を実現できます。
今回紹介した情報が、1階完結型の間取りを検討中の方の参考になれば幸いです。
ブルーハウスは、豊橋市でオーダーメイドのデザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。
- ・デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担の少なく住める家をつくっています。
- ・ブルーハウスは、高気密高断熱住宅にこだわっています。(現在HEAT20G2グレードを中心に建築。全棟気密測定(C値測定)を実施)
- ・無垢材や塗り壁など、自然の素材を使った家づくりが得意です。
- ・土地探しからも始められて、建てたい家や住みたい地域、住みたい環境から適した土地をお探しします。
愛知に住む人、豊橋に住む人を家づくりで幸せにする。「人生を最高に楽しむ家」をつくることを目指して家づくりをしています。
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