外観を決める窓選びのコツ|注文住宅をおしゃれに見せる窓の配置と組み合わせ、実例紹介
注文住宅の外観デザインを考える上で、窓の存在は見逃せません。
窓の配置や組み合わせ次第で、家の印象は大きく変わるからです。
本記事では、外観デザインと住み心地を両立する窓選びのポイントを解説します。
窓の種類や特徴はもちろん、バランスの取れた配置方法や実例もご紹介します。
理想の注文住宅を建てるなら、ぜひ参考にしてください。
<このコラムのポイント>
- ・おしゃれな外観を作る窓の配置・選び方のコツをお伝えします。
- ・窓の配置の工夫によりおしゃれな外観の実例をご紹介します。
- ・注文住宅の窓選びで失敗しないための注意点も解説します。
目次
外観デザインを決める重要な要素「窓」の基本
まずは、外観を決める際におさえたい窓の基本をお伝えします。
- ・注文住宅で採用されることが多い窓の種類
- ・窓の配置や組み合わせによる外観の印象の違い
- ・窓の数や大きさが外観に与える影響
順番に解説します。
注文住宅で採用されることが多い窓の種類
注文住宅の窓は、採光や通風、デザイン性などさまざまな要素を考慮して選びます。
よく使われるのが、引き違い窓や滑り出し窓、FIX窓などです。
引き違い窓は戸建て住宅で最も採用されています。
掃き出し窓にしてテラスへの動線を確保したり、部屋に開放感を与えたりと使い勝手抜群です。
一方、横滑り出し窓は雨の日に開け放っておいても室内が濡れにくいので、日常的な通風に適しています。
またFIX窓は開閉できませんが、デザイン性の高さが魅力です。
スリットのように細長い窓や、大判ガラスによる開放的な窓など、バリエーション豊かです。
窓の配置や組み合わせによる外観の印象の違い
窓の配置や組み合わせは、家の顔とも言える外観の印象を大きく左右します。
たとえば、左右対称に窓を配置すれば、バランスの取れた安定感のある佇まいになる一方、あえて非対称にすれば、個性的でモダンな雰囲気を演出可能です。
また、縦長の窓を多用すれば、シャープでスタイリッシュな印象になり、対して横長の窓はゆったりとした落ち着きを感じさせます。
窓の組み合わせも重要なポイントです。
大小の窓を組み合わせたり、同じ形の窓を連続して並べたりすると、メリハリが良いアクセントになります。
窓の数や大きさが外観に与える影響
窓の数や大きさによっても、外観の印象は大きく変わります。
大きな窓を多用すれば、開放的でモダンな雰囲気になる一方、正面から見える窓の数を少なくすれば、シンプルですっきりとした佇まいになります。
窓の数や大きさはプライバシーにも影響するので、周囲の環境を考慮しましょう。
道路に面した場所は小さめの窓を、庭に面した場所は大きな窓を設けるなど、メリハリが大切です。
おしゃれな外観を作る窓の配置・選び方のコツ
外観をおしゃれに仕上げる窓の配置には、主に4つのコツがあります。
- ・外観のバランスを整える窓の配置方法
- ・高さや大きさの異なる窓の組み合わせ方
- ・外壁や外構との調和を考えた窓選び
- ・あえて窓を少なくしてシンプルな外観にする方法
順番にご紹介します。
外観のバランスを整える窓の配置方法
外観のバランスを整えるには窓の配置が重要です。
細長い窓を縦方向に配置すると、縦のラインが強調されてすっきりとした印象になります。
また、窓の大きさもバランスを考えて決めてください。
大小の窓を混在させると、ごちゃついた印象になりがちなので、同じ大きさの窓を並べて統一感を出すなどの工夫が大切です。
高さや大きさの異なる窓の組み合わせ方
高さや大きさの異なる窓を組み合わせると、外観にアクセントを付けられます。
リビングには大きな窓を、トイレや洗面所には小窓を設けるなど、部屋の用途に合わせて使い分けが有効です。
また和室には横長の窓、トイレには縦長の窓など組み合わせるのもおすすめです。
縦長の窓が外観に縦のラインを生み出し、横長の窓が開放感を演出します。
ただし、あまりに異なるデザインの窓を多用しすぎるのは逆効果です。
統一感を持たせることを意識しながら窓を選びましょう。
外壁や外構との調和を考えた窓選び
窓選びで見落としがちなのが、外壁や外構との調和です。
せっかくおしゃれな窓を選んでも、外壁の色や素材と合っていなければ、違和感のある外観になります。
窓枠の色は、外壁の色と同系色を選ぶのがおすすめです。
ナチュラルな雰囲気を出すならホワイトやシルバー色のサッシを、モダンな印象を出すならブラックやブラウンを選ぶなど、デザインの統一感も大切です。
また、シンプルな外壁には特徴的な窓を配置し、凝ったデザインの外壁にはシンプルな窓を合わせるなど、外壁とケンカしない窓選びを心がけましょう。
あえて窓を少なくしてシンプルな外観にする方法
窓が多いほどおしゃれな外観になるとは限りません。
あえて窓の数を少なくすることで、シンプルでモダンな印象を演出できます。
窓を少なくする場合は、その分大きな窓を設けるのがポイントです。
開口部が少ない分、大きな窓で十分な採光を確保する必要があります。
またシンプルな外観の場合、窓の形にもこだわりましょう。
たとえば四角い窓を整然と配置するだけで、スタイリッシュな雰囲気に仕上がります。
外壁に深みのある色を用いたり、塗り壁で凹凸を出すなど、窓以外の部分で表情を加えるのも効果的です。
窓は少なくてもメリハリのある外観を作れます。
こちらでは、間接照明を使っておしゃれな外構を演出した施工事例を紹介しています。ぜひ参考にしてください。
<あわせて読みたい>
窓の工夫で叶う、魅力的な注文住宅の実例集
ここでは、窓の配置でおしゃれな外観に仕上げた実例をご紹介します。
ご自宅の外観や窓の配置を検討する際に参考にしてください。
エッジの効いた屋根と大開口のFIX窓が印象的な外観の家
こちらは大胆な窓使いが特徴的な事例です。
住宅の正面には、1階から2階にかけて大きな吹き抜けを設け、そこに大開口のFIX窓を配置しました。
内部に光を取り込むだけでなく、縦に広がる開放感も演出しています。
また、エッジの効いた特徴的な屋根は、玄関前を大きく覆う形状になっており、雨の日でも快適に出入りできる工夫がされています。
シャープな印象の外観デザインに、大きな窓がアクセントを加えた住宅です。
シンプルな四角い窓が並ぶ外観デザインの家
こちらの住宅は、シンプルな四角い窓を連続して並べることで、モダンな外観を実現しています。
キッチンからは外の景色がのぞめる開放的な設計になっており、家事をしながら景色を楽しめるのが魅力です。
スクエアの窓が印象的な、スタイリッシュな外観の住宅です。
変形した外壁と窓の組み合わせが特徴的な平屋
思わず内見したくなるほど、変形した外壁と窓の組み合わせが特徴の平屋です。
斜めに建っているように見える外壁によって、道路からの視線をやわらげつつ、リビングには大開口の窓を設けることで、庭の桜並木を一望できる設計になっています。
プライバシーを確保しつつ、大きな窓で開放感も得られるのが見どころです。
窓の形や大きさを変えることで、外観にメリハリを付けています。
窓なしで洗練された外観のお家
窓を極力少なくすることで、シャープでモダンな外観を実現した二階建て住宅です。
道路に面した壁には窓を設けず、シンプルな佇まいに仕上げています。
窓が少ないと室内が暗くなりそうですが、LDKに面した中庭や大きな出窓により、プライバシーを守りながら、部屋に光を取り込んでいます。
要所に窓を配することで、採光や通風は十分です。
窓の少ないスタイリッシュな外観が、洗練された印象を与えます。
ブルーハウスには、ここでは紹介しきれなかった注文住宅のおしゃれな内装施工事例がたくさんありますので、ぜひごらんください。
注文住宅の窓選びで失敗しないための注意点
実際に窓を選ぶ前に、失敗しないための注意点を確認しておきましょう。
- ・プライバシーと採光のバランスを考慮する
- ・部屋ごとに適した窓の種類を選ぶ
- ・家具の配置や景色も想定して窓を決める
- ・窓の断熱性や気密性にもこだわる
順番に解説します。
プライバシーと採光のバランスを考慮する
窓選びで最も重要なのが、プライバシーと採光のバランスです。
大きな窓を設ければ明るく開放的な空間になりますが、外からの視線も気になります。
逆にプライバシーを重視して窓を小さくしすぎると、室内が暗くなってしまいます。
そこで大切なのが、窓の位置や大きさなど種類の工夫です。
道路に面した窓は小さめにし、庭側の窓は大きくするなど、周囲の環境に合わせて適切に設計しましょう。
また、すりガラスの窓やルーバー形状のエクステリアを使えば、プライバシーを確保しながら光を取り込めます。
部屋ごとに適した窓の種類を選ぶ
続いて意識したいのが、部屋の用途に合わせた窓選びです。
たとえばリビングは、大きな掃き出し窓で開放感を出すのがおすすめです。
一方、トイレや脱衣室は小窓でも十分です。
キッチンには掃き出し窓を設けるなど、それぞれの部屋に最適な窓を選びましょう。
家具の配置や景色も想定して窓を決める
窓は外観だけでなく、内観にも大きな影響を与えます。
窓の位置によっては、家具の配置が制限されることもあります。
そのため窓を決める際は、事前に家具レイアウトのシミュレーションが大切です。
ソファを置きたい場所に窓があると不便ですし、ダイニングテーブルの真横に窓があっては景色を楽しめません。
また、窓から見える景色も確認しておきましょう。
せっかくの窓も、外の景色がお隣のお家では台無しです。
庭の緑を楽しめる位置に窓を設けるなど、眺望にもこだわると素敵なマイホームになります。
窓の断熱性や気密性にもこだわる
最後に見落としがちなのが、窓の断熱性や気密性です。
おしゃれな窓を選んでも、断熱性が低ければ暖房効率が下がり、結露の原因にもなります。
快適な住まいにするには、断熱性と気密性の高い窓を選ぶことが不可欠です。
樹脂サッシやLow-E複層ガラスを採用するなど、性能面にもしっかりとこだわって窓選びをしましょう。
窓は外観を左右する重要な要素ですが、機能性も兼ね備えてこそ、理想のマイホームに近づきます。
こちらでは、ブルーハウスが実現している高断熱住宅の仕様について解説しています。
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窓の配置一つで、住宅の外観は大きく変わります。
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