平屋で安心のバリアフリー対策|20~30坪で今と将来性を考える間取り
平屋の間取りはワンフロアで効率的な動線を叶えやすく、階段や段差のないバリアフリー仕様での暮らしをお考えの方にぴったりの住まいです。
バリアフリーな平屋は、子育て中の安全はもちろん、ご家族が将来高齢になった時の安心や間取り変更、メンテナンス時においても有効です。
今回は、そんな平屋でつくるバリアフリー間取りのおしゃれな20~30坪の実例とこだわりポイント、快適な空間と動線づくりのコツを解説します。
おすすめの車イス対応間取りの例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
<コラムのポイント>
- ・家族構成やライフスタイルに合わせた、平屋×バリアフリー間取りの実例を見てみましょう。
- ・子育て中から老後まで安心のバリアフリー空間や動線をつくるポイントを解説します。
- ・バリアフリー平屋を建てるなら採用したい車イス対応の間取り例も参考にしてみましょう。
【実例】平屋で安心のバリアフリー間取り
それでは、早速約20~30坪の平屋でつくるバリアフリー間取りの実例と安心ポイントを見ていきましょう。
「約20坪」平屋のお子様も安心な間取り
玄関を入って、シューズクローク・洗面に続く通路とリビングに出られる通路の2方動線を叶えた平屋の実例。
子育て中や来客の多いご家庭におすすめの、まとまりのいい水回り配置と便利な回遊動線のある間取りが魅力です。
20坪台の平屋でゆったりとした広さのバリアフリー通路を確保するには、無駄な動線の節約につながる「キッチン×ダイニング」や「収納×洗面」のように、目的別に間取りを集約させる方法がおすすめです。
「約25坪」平屋の動線が自由な間取り
25坪前後の平屋で自由なバリアフリー間取りを考える場合、個室や壁、廊下の固定概念を捨てた、レイアウトの工夫がポイントです。
実例のようなアイランドキッチンなら、将来屋内で車イスを使う場合にも移動がスムーズです。
また、天井まで伸ばさない「仕切り壁」やキッチン横の「ワークスペース」などのように、ご家族の存在を近くで感じられる斬新なデザインや空間づくりへの配慮も大切なポイントです。
「約30坪」平屋の将来性のある間取り
約30坪以上の平屋でつくる、落ち着いた和モダンの雰囲気がクールなカウンター型ダイニングの実例。
キッチン⇔ダイニング間の配膳・片付けにかかる家事負担が軽減できて、おしゃれな居酒屋やバーのようなデザインも楽しめる、魅力的なキッチン×ダイニングの設計スタイルです。
ダイニングとの「兼用」が新しい廊下の先には、ゆったりとくつろげるリビングがレイアウトされています。
長く安心なバリアフリー間取りのポイント
平屋バリアフリーの自由な実例でも、ご覧いただいたように「壁・段差のない間取りやレイアウト」「移動負担を減らすスタイル」「将来に備えた車イス対応の設計」など、ストレスフリーな暮らしを考えることが快適な間取りづくりのポイントです。
それでは、詳しく今と将来を考えたバリアフリー間取りのポイントを解説していきましょう。
子育て中・老後の動線を考える
まずは、子育て中に助かるバリアフリー間取りを考えてみましょう。
まだ、お子様が小さいうちは、家中あちこち付き添ってトイレや手洗い、着替えなどのお世話をしなくてはいけません。
そのため、無駄な移動やドアの開け閉めがいらない広い通路や空間が便利です。
この動線は、ご家族が高齢になったり、足腰に障害を抱えたりした時の生活や介助を受ける場合にも有効で、一緒に暮らすご家族や介護者にとっても助かる間取りになることでしょう。
間取りの使い勝手・余裕を確認
バリアフリー間取りを考える際には、細い廊下や移動距離の長い動線、無駄な壁・柱をできるだけ無くすことがポイントです。
実例のような、玄関すぐのリビングや通路兼リビングダイニング、水回りの集約化、家事動線の直線化などは、どの世帯にとっても心にゆとりが持てる快適な間取りですよね。
また、子育て中や老後も健やかに趣味を持ちながら、また自身の心の余裕と身体の調子を整えながら暮らすために「外出しやすい間取り」を検討するのもおすすめです。
実例では、プライベートなコの字型の中庭と、屋内から屋外にフラットにつながるウッドデッキのスペース、開放的なオープン窓が、屋外との優雅でアクティブなつながりを演出しています。
車イス対応の間取りを考える
車イス対応間取りのポイントも押さえておきましょう。
玄関まわり
車イスの利用で、玄関からリビングに向かう間取りの機能を段階的にチェックしてみましょう。
・車イスまたは歩行器で移動する玄関には、段差のないスロープがあると安心です。また、車イスや歩行器を片付けて置く玄関収納も確保しておくといいでしょう。
・靴の脱ぎ履きがしやすい、させやすい広い土間玄関で、土間続きの収納があると便利です。
・玄関の床材が滑りやすいタイルでないか。転倒の危険性を無くしておきましょう。
・玄関から車イスで移動するための通路幅は広く取っておきましょう。
トイレまわり
トイレまわりの注意ポイントも見ておきましょう。
・トイレは水回り近くと寝室近くの2ヵ所あると安心です。
・トイレの広さは、車イスでも使いやすい約0.75坪(横120㎝以上・奥行き160㎝以上)からが目安です。
・トイレ内に手すりを設置する。
・車イスからも手が届く収納設計を考える
<合わせて読みたい>
バリアフリー平屋におすすめの間取り
最後に、バリアフリー間取りの平屋を建てるならぜひ取り入れたい、人気間取りをご紹介しましょう。
開放的なオープンキッチン
おしゃれな見栄えと、家事シェアにも有利な回遊性が魅力のキッチンスタイル。
シンプルでフラットな形状なので、調理後の片付けや掃除にも便利です。
<合わせて読みたい>
使い勝手のいい造作収納
ランドリールームやファミリークローゼット、キッチンパントリーといった収納スペースには、ご家族の使い勝手に合わせた造作収納棚の設置がおすすめです。
また将来のために、車イスでも手が届く高さや取り出し・片付けがしやすいエリアを中心に収納を集めておくのもいいでしょう。
<合わせて読みたい>
フラットにつながるデッキスペース
縁側のような使い勝手で、気軽に外の空気や景色が楽しめる、中庭のデッキスペースも人気の設計です。
掃き出し窓から屋内とウッドデッキをフラットにつなげることで、車イスでも出入りのしやすい空間が完成します。
<合わせて読みたい>
掃除負担の少ないシンプル間取り
壁やドア、個室の少ないできるだけシンプルな間取りにすることで、生活や家事における移動はもちろん、掃除の手間や負担を減らすことにもつながります。
また、将来間取り変更をする場合やメンテナンスを行う際にも有利です。
まとめ:ライフスタイルに合わせた平屋のバリアフリー
今も将来も安心で快適な平屋のバリアフリー間取りをつくる場合、設備や動線の使い勝手や広さ、また空間やデザインの居心地や優雅さも忘れてはいけません。
ついつい機能性ばかりを意識してしまうと、せっかくの平屋の魅力を活かし切れなくなってしまいます。
長く愛着を持って暮らすためのバリアフリー平屋をつくるなら、おしゃれでモダンな間取り実例も参考にしながら、ぜひお好みのスタイルも楽しめる家づくりを実現させてくださいね。
ブルーハウスではさまざまな施工事例をご紹介しています。ぜひ、ご覧になってみてください。
豊橋市で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ
ブルーハウスは、豊橋市でオーダーメイドのデザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。
- ・デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担の少なく住める家をつくっています。
- ・ブルーハウスは、高気密高断熱住宅にこだわっています。(現在HEAT20G2グレードを中心に建築。全棟気密測定(C値測定)を実施)
- ・無垢材や塗り壁など、自然の素材を使った家づくりが得意です。
- ・土地探しからも始められて、建てたい家や住みたい地域、住みたい環境から適した土地をお探しします。
愛知に住む人、豊橋に住む人を家づくりで幸せにする。「人生を最高に楽しむ家」をつくることを目指して家づくりをしています。
豊橋で暮らしを楽しむ!平屋コートハウスで体感ください
ブルーハウスは2021年、豊橋市に平屋コートハウスをオープンしました。ブルーハウスの家づくりをもっと知りたい方、住み心地を体感したい方、デザインを詳しく見てみたい方は、ぜひお気軽にご来場ください。