注文住宅の収納間取りアイデアを実例で紹介|収納計画の立て方、失敗しないためのポイントも解説
「注文住宅の収納で絶対に失敗したくない。」と考えていらっしゃる方へ。
家づくりにおける収納は、暮らしの快適さを左右する重要な要素です。
収納の設計を誤ってしまうと、理想の暮らしを実現することはできません。
この記事では、注文住宅の収納間取りアイデアを実例付きでご紹介します。
あわせて、収納計画の立て方や失敗しないためのポイントについても詳しく解説します。
<コラムのポイント>
・注文住宅の収納間取りアイデア6選を実例付きで紹介します。
・注文住宅の収納計画の立て方を解説します。
・注文住宅で失敗しないためのポイントを紹介します。
収納の実例を見て参考にしたい方、後悔のない収納計画を立てたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
【間取り実例】注文住宅の収納アイデア6選
ここでは、注文住宅の収納間取りアイデア6選を実例付きで紹介していきます。
ご自身の暮らしをイメージしながらご覧いただき、収納計画の参考にしてみてください。
玄関の収納アイデア
こちらの玄関は、単なる靴棚ではなく、土足のまま入れる収納スペース「シューズクローク」を採用しています。
靴を収納した流れで家に上がれるウォークスルー型を採用することで、スムーズな生活動線を実現しました。
スライドドアで目隠しできるので生活感が減り、急な来客時にもスッキリとした玄関でお客様をお迎えできます。
シューズクロークのある玄関実例については、以下の記事で詳しく紹介しています。
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リビングの収納アイデア
こちらは、デッドスペースになりがちな階段下を有効活用し、リビング収納兼ワークスペースを設けました。
使用頻度の高い日用品や子どものおもちゃなどをスッキリと収納できるので、リビングの生活感を軽減できます。
収納上部のワークスペースは、子どもの学習机やPC作業台としても活用できます。
階段下のスペース活用方法については以下の記事でも紹介していますので、あわせてご覧ください。
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キッチンの収納アイデア
こちらのキッチンは、背面カウンターに収納棚を設け、家事動線上に十分な収納スペースを確保しました。
また、背面カウンター上部に吊戸棚を設置することで、縦の空間も有効活用しています。
背面カウンターとキッチンの高さをそろえているので、リビングから見たときに収納棚が隠れ、スッキリとした印象を与えてくれます。
キッチンの収納実例についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
トイレの収納アイデア
こちらのトイレは、壁の厚みを活かした「ニッチ収納」を採用し、デザイン性と機能性を両立しています。
ニッチ収納とは、壁の一部をくぼませて作る収納スペースです。
トイレットペーパーや掃除用品を収納できるだけでなく、写真のようにディフューザーや小物を飾る「見せる収納」としても活用できます。
洗面所の収納アイデア
こちらの洗面所は、フロートタイプの洗面台を採用し、横と下に大容量の収納棚を設けました。
フロートタイプとは、洗面台を床から浮かせて壁に固定するデザインのことで、スタイリッシュかつ開放的な空間を演出できます。
洗面台の下に空間ができるため、掃除がしやすく、カビの発生を抑えられるのも大きな特徴です。
収納スペースを多く確保しているので、タオルや着替え、日用品のストックなどもスッキリと片付きます。
寝室の収納アイデア
こちらの寝室は、壁一面に大容量のクローゼットを設置しました。
クローゼットの扉と壁紙の色を白で統一することで、大きな収納の存在感を和らげています。
他に収納家具を置く必要が無いので、開放的で落ち着いた寝室を実現できます。
注文住宅の収納計画の立て方
収納でストレスのない暮らしを実現するには、適切な収納計画が必要不可欠です。
ここでは、注文住宅における収納計画の立て方を3つ紹介します。
収納するアイテムを想定してサイズを決める
収納計画を立てる上でまず重要になるのが、収納サイズです。
適切な収納サイズを決めるには、収納するアイテムを想定するところから始めます。
「何を」・「どのくらい」収納したいかを明確にすることが重要です。
例えば、クローゼットを設計する際は、パイプハンガーにかける服の枚数や種類を想定し、パイプの長さなどを算出します。
このように、収納アイテムを具体的にイメージし、適切な収納サイズを決めていきましょう。
生活動線を意識した配置にする
収納の配置は、暮らしの快適性に直結する重要なポイントです。
生活動線を意識した配置にすることで、日常の動作がスムーズになり、日々のストレスを軽減できます。
具体的には、以下のような配置の工夫があります。
- ・帰宅後すぐに上着を脱ぎ、かけられるようにクローゼットを配置
- ・干し終えた洗濯物を最短距離でしまえるようにクローゼットを配置
- ・日用品をすぐ取り出せるようリビング横に収納棚を配置
このような生活動線を意識し、適切な箇所へ収納スペースを配置しましょう。
生活動線が良い住宅にするための工夫や考え方については、以下の記事で詳しく解説しています。
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ライフスタイルの変化も考慮して計画する
家は10年後、20年後も長く住み続ける場所です。
そのため、現在の暮らしだけでなく、将来的なライフスタイルの変化も考慮して収納計画を立てる必要があります。
収納計画を立てる際に考慮すべきライフスタイルの変化の例は、以下のとおりです。
- ・出産による家族構成の変化
- ・子どもの成長や進学、就職に伴うライフスタイルの変化
- ・自身の加齢によるライフスタイルの変化
収納計画を正しく立てるには、このようなライフスタイルの変化を想定し、収納のサイズや配置を考えるのが効果的です。
また、「現時点では将来の見当がつかない。」とお悩みの方は、今後自由に改装できるように大きめかつシンプルな設計にしておくと便利です。
注文住宅の収納で失敗しないためのポイント
最後に、注文住宅の収納で失敗しないためのポイントを3つ紹介します。
満足度の高い収納を目指したい方、家づくりで後悔したくない方はぜひ参考にしてみてください。
収納の多すぎ・少なすぎに注意する
収納は多すぎても・少なすぎても、暮らしにくさの原因になります。
必要以上に収納を増やすと、居住空間に使えるスペースが減り、圧迫感のある家になるでしょう。
反対に、収納が少なすぎると物が収まりきらず、散らかりやすい家になってしまいます。
収納量を検討する際には、収納率を目安に決めていくのがおすすめです。
収納率とは、住宅の床面積に対する収納面積の割合を指します。
注文住宅では、10%~15%の収納率を確保するのが一般的です。
収納率を念頭に置きながら、収納と居住スペースのバランスを考えて計画を立てましょう。
収納の内部設計にもこだわる
収納は広さだけでなく、内部設計にもこだわりましょう。
用途をイメージして内部設計することで、使い勝手の良い収納空間を実現できます。
ここでは、内部設計の具体例をいくつかご紹介します。
- ・衣類の量に応じてハンガーパイプの長さや耐荷重を決める
- ・布団を折りたたんで収納できる十分な奥行きを確保する
- ・利便性を高めるため、照明やコンセントを設置する
外の物置やトランクルームの活用も検討する
注文住宅では、室内に限定して収納計画を立てる必要はありません。
敷地内に物置を設置する、近隣のトランクルームをレンタルするといった選択肢もあります。
室内収納と屋外収納を使い分けることで、住空間をより効率的に活用できます。
例えば、タイヤや趣味のアウトドア用品など、屋外で使用するものは外に保管すると便利です。
用途に合わせた収納の使い分けで、限られたスペースを最大限に活用しましょう。
まとめ
今回は、注文住宅の収納間取りアイデアを実例付きで紹介しました。
また、収納計画の立て方や失敗しないためのポイントについても解説しました。
収納のサイズや配置は、暮らしの質に直結する重要な要素です。
現在の暮らしだけでなく、将来的なライフスタイルの変化も想定して、適切な収納計画を立てましょう。
今回紹介した収納アイデアを参考にしていただき、「建てて良かった。」と思える理想の家づくりを叶えてください。
ブルーハウスは、愛知県豊橋市でデザイン性・住宅性能に優れるオーダーメイドの家づくりをしています。
ブルーハウスの家づくりについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
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