注文住宅のメリット・デメリット解消法を解説|建売住宅との違いも徹底比較

変形地を生かした趣味を楽しむ家の外観

「注文住宅のメリット・デメリットを知り、後悔のない家づくりをしたい。」と考えていらっしゃる方へ。

自分の理想の間取りやデザインを細かく再現できるのは、注文住宅の大きな魅力です。

一方で、建築費用が高額になりやすく、想像以上に手間と時間がかかるといったデメリットもあります。

この記事では、注文住宅のメリット・デメリット解消法や建売住宅との違いについて詳しく解説します。

<コラムのポイント>

・注文住宅のメリット・デメリット解消法について解説します。

・注文住宅と建売住宅の違いを徹底比較します。

・注文住宅と建売住宅はどんな人に向いているのか紹介します。

家づくりの魅力を知りたい方はもちろん、注意点や対策を知りたい方にも役立つ記事ですので、ぜひ最後までご覧ください。

注文住宅の5つのメリットを解説

愛猫と暮らす2階建ての外観

注文住宅の最大のメリットは、間取りやデザインをゼロから自由に設計できる点ですが、実は他にもあまり知られていない魅力があります。

ここでは、注文住宅の5つのメリットについて詳しく解説します。

メリット①:自分好みの間取り・デザインを実現できる

注文住宅の最大のメリットは、間取りやデザインをゼロから設計し、自分の理想の暮らしを形にできる点です。

賃貸物件や建売住宅では、「既に完成された家」に自分の暮らしを合わせていくのが一般的です。

一方、注文住宅は「理想の暮らし」に合わせて家を作り上げていきます。

家族構成や趣味、大切にしたい価値観を設計に直接反映できるため、より満足度の高い暮らしを実現できます。

メリット②:ライフスタイルの変化を考慮して計画できる

注文住宅は、建築時点だけでなく、将来のライフスタイルの変化を見据えた家づくりが可能です。

出産や子どもの独立、親との同居、老後生活など、ライフステージ・ライフスタイルの変化は必ず訪れます。

未来の暮らしの変化に対応するため、例えば以下のような工夫を設計に盛り込むことができます。

  • ・将来的に壁で仕切って2室にできる子ども部屋
  • ・車椅子の利用を想定したゆとりある廊下幅の確保、スロープ設置
  • ・将来の使用を想定したコンセント設置

このように、注文住宅には長期的な視点でも様々なメリットがあり、知っているだけで家づくりの質が大きく向上します。

メリット③:理想の土地に住める

理想のエリアで家づくりをスタートできるのも、注文住宅の大きな魅力です。

建物と土地を別々に探せるので、「住みたい場所」という希望を最優先できます。

公共交通機関の充実度、子育てのしやすさ、治安の良さなど、ご自身の価値観に合う立地条件を選べます。

「建物は良いけど、立地が希望と合わない…」といったミスマッチを防げるので、充実した暮らしを実現可能です。

失敗しない土地探しの方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

メリット④:予算に合った家づくりができる

「注文住宅は高そう。」というイメージを持たれている方は多くいらっしゃいますが、実際は予算に応じて仕様を調整し、費用をコントロールできます。

どこにお金をかけ、どこでコストを抑えるかを施主自身で決められるので、予算内で納得のいく家づくりが可能です。

限られた予算の中で家づくりを成功させるには、無理のない資金計画が重要になります。

「資金計画を自分で考えるのは不安。」、「お金のプロに相談してみたい。」とお考えの方は、ぜひブルーハウスのFP無料相談(60分)にお申し込みください。

ご自身の要望やライフスタイルに寄り添ったアドバイスをさせていただきます。

<あわせて読みたい>

>資金計画のご相談はこちら

メリット⑤:家を建てる過程を見られる

基礎工事から完成まで、自分の家がゼロから出来上がっていく過程を見られるのも注文住宅ならではのメリットです。

完成するまでのプロセスを自分の目で見守れるため、大きな安心感と家への愛着を得られます。

また、職人さんと実際に顔を合わせてコミュニケーションを取ることで、施主の思いや細かな要望が伝わりやすくなり、理想の家づくりにつながります。

注文住宅の4つのデメリットと解消法を解説

緑に囲まれた庭のある家の外観

ここまで解説してきたように、注文住宅には多くのメリットがあります。

一方で、デメリットの存在も忘れてはいけません。

ここでは、注文住宅の4つのデメリットと解消法について詳しく解説します。

デメリット①:建築費用が高額になりやすい

注文住宅は間取りやデザイン・仕様の自由度が高い分、建築費用が高くなる傾向にあります。

また、お風呂やキッチン、洗面台などの追加オプションによって、気づかぬうちに予算オーバーしやすい点にも注意が必要です。

「あれもこれも」と要望を詰め込みすぎると、費用は青天井に上がってしまいます。

このデメリットを解消するには、資金計画と譲れない条件について家族で話し合うことが大切です。

資金計画を元に、「お金をかける部分」と「抑える部分」を明確にすると、予算内で理想の家を実現しやすくなります。

デメリット②:建物の完成までに時間がかかる

注文住宅は、土地探しから入居まで1年~1年半ほどかかるのが一般的です。

家づくりを始める多くの方にとって、初めてのことばかりで想像以上に時間がかかります。

なるべく早く家づくりを進めたい方がまずやるべきなのは、入居予定時期の設定です。

家づくりの期限を明確にすることで、ゴールから逆算して大まかなスケジュールを立てられます。

また、淡々と完成するのを待つのではなく、「家づくりを楽しむ時間」と捉えるのも大切です。

家づくりに積極的に参加し、出来上がっていく過程を楽しむことで、完成までの期間が一生に一度のかけがえのない時間になります。

デメリット③:施主が決めることが多く手間がかかる

間取りやデザイン、住宅設備などを細かく決められるのは、注文住宅の大きな魅力です。

その反面、施主にとっては時間や労力がかかり、大きな負担に感じる場合があります。

施主の負担を軽減するには、「家づくりの軸」について家族で話し合っておくことが大切です。

家づくりの軸とは、住まいに求める譲れない条件や優先順位のことです。

この軸が定まっていれば、選択肢が多い場合でも判断に迷いすぎることなく家づくりを進められます。

家づくりの手間を極力減らしたい方、打ち合わせをスムーズに進めたい方は、家づくりの軸決めから始めていきましょう。

デメリット④:イメージ通りに仕上がらない場合がある

実際に住み始めたときに「ここがイメージと違った。」と後悔する方は少なくありません。

ハウスメーカーとの打ち合わせでは、図面やサンプル資材を見ながら打ち合わせを行いますが、これだけで完成をイメージするのは至難の業です。

打ち合わせ時のイメージと完成形のギャップを減らすには、完成見学会やモデルハウスで実物を見て体感するのが効果的です。

自分の暮らしとすり合わせて見学することで、机上の打ち合わせとは違った視点で間取りや採光などの気づきを得られます。

以下の記事では、よくある間取りの失敗例や失敗しないためのポイントを確認できます。

注文住宅と建売住宅の違いを徹底比較

南をかんがえる家の外観

注文住宅の購入を検討する際に、あわせて比較されるのが建売住宅です。

建売住宅とは、建物と土地をセットで購入できる住宅のことです。

建売住宅は、建物完成済みもしくは建築途中の物件がほとんどで、注文住宅とは異なる特徴があります。

ここでは、注文住宅と建売住宅の違いを4つの観点で徹底比較していきます。

費用に関する違い

注文住宅と建売住宅の費用に関する違いは、表のとおりです。

住宅の種類 費用に関する違い
注文住宅

・費用が高額になりやすい
・費用の調整がしやすい
・様々な費用を考慮する必要があるため、資金計画が立てづらい

建売住宅

・注文住宅よりも安い物件が多い
・金額の調整がしづらい
・総額表示の物件が多く、資金計画が立てやすい

 

注文住宅は建築費用が高額になりやすいですが、予算に応じて調整が可能です。

一方、建売住宅は、建材の大量発注や土地の大規模取得によりコスト削減しやすく、比較的安く購入できます。

ただし、住宅の規格や仕様があらかじめ決められているため、費用の調整がしづらい点には注意が必要です。

土地に関する違い

注文住宅と建売住宅の土地に関する違いは、以下のとおりです。

住宅の種類 土地に関する違い
注文住宅 ・土地選びの自由度が圧倒的に高い
・土地探しや取得に手間がかかる
建売住宅

・土地選びの自由度が低い
・土地探しや取得に手間がかからない

 

注文住宅は、住みたい土地を決めてから、家を建てるのが一般的な流れです。

土地取得に手間はかかりますが、立地条件を最優先して家づくりを始められます。

建売住宅は、完成された土地付きの住宅を購入するため、土地取得に手間をかけたくない方にとって魅力的な選択肢となります。

間取りや仕様に関する違い

注文住宅と建売住宅では、間取りや仕様にも大きな違いがあります。

住宅の種類 間取りや仕様に関する違い
注文住宅 ゼロから自由に設計、もしくは大部分を自分好みに設計できる
・ライフスタイルの変化やリフォームを考慮して設計できる
・施主が決めることが多く、手間と時間がかかる
建売住宅 住宅の大部分があらかじめ決められている
・物件によっては、壁紙など内装の一部のデザインを選択できる
・施主が決めることが少なく、手間や時間があまりかからない

 

ゼロから自由に設計し、理想の家を実現できるのは注文住宅の最大の魅力です。

建売住宅は、間取りや設備などの大部分が決められているため、細かな設計はできません。

間取りや仕様の設計には、多くの手間と時間がかかることも念頭に置き、ご自身の価値観に合った住宅を選びましょう。

入居までのスケジュールに関する違い

注文住宅と建売住宅では、入居までのスケジュールにも以下のような違いがあります。

住宅の種類 入居までのスケジュールの違い
注文住宅 土地探し~入居まで、1年~1年半程度かかるのが一般的
建売住宅 物件探し~入居まで、1ヶ月~半年程度かかるのが一般的

注文住宅と建売住宅では、家づくりのスタートラインが異なるため、入居までのスケジュールに大きな差が出ます。

注文住宅は、単に入居までの時間がかかるだけでなく、決めることや必要な手続きも多いです。

建売住宅は必要な手続きが少なく、建物が完成しているケースが多いので、短い期間でスムーズに入居できます。

注文住宅と建売住宅はどっちがいいのか

White & Grayの外観

ここまでの内容から、「注文住宅と建売住宅はどっちがいいのか」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、家づくりの価値観や優先順位、予算、ライフスタイルによって最適な選択肢は変わります。

ここでは、注文住宅・建売住宅がどんな人に向いているのかを詳しく紹介するので、家づくりの参考にしてみてください。

注文住宅が向いている人

注文住宅は、以下のような人に向いています。

  • ・間取りやデザインをとことんこだわりたい人
  • ・譲れない土地の条件がある人
  • ・家づくりをゼロから楽しみたい人
  • ・家づくりに手間と時間をかけられる人

何度もお伝えしているように、ゼロから自分の理想の住まいを叶えられるのは、注文住宅の最大の魅力です。

施主自身で決めることや必要な手続きは多く、時間もかかりますが、それすらも楽しめる方にとっては最高の選択肢になります。

建売住宅が向いている人

建売住宅は、以下のような人に向いています。

  • ・家づくりの費用を抑えたい人
  • ・実物を見て物件を決めたい人
  • ・時間や手間をなるべくかけたくない人

注文住宅よりも費用を抑えやすいのは、建売住宅の最大の魅力です。

必ずしも建売住宅の方が安くなるとは限りませんが、コスパの高い物件が多いのが一般的です。

完成済みの物件を見て決められるので、住んでからのギャップが減り、イメージ通りの暮らしを実現できます。

また、注文住宅と比べて施主自身で決めることや手続きが少なく、スムーズに入居したい方にも最適です。

まとめ

今回は、注文住宅のメリット・デメリットや建売住宅との違いについて解説しました。

理想の住まいを叶えるには、注文住宅のメリットだけでなく、デメリットにも目を向けることが大切です。

記事の後半で紹介した建売住宅との比較内容も参考にしていただきながら、ご自身の価値観に合った住宅を選びましょう。

ブルーハウスは、愛知県豊橋市でデザイン性・住宅性能に優れるオーダーメイドの家づくりをしています。

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