建築家と建てる平屋グレー×木目外壁の家|後悔しないための色・素材選び、素敵に見せるポイント
グレーと木目を組み合わせた平屋の外壁は、モダンな洗練と自然の温かみを両立できるデザインとして、多くの住まいに取り入れられています。
その組み合わせをより素敵に見せるのは、繊細な色、素材選びです。
そこでこの記事では、平屋をグレー×木目で仕上げる際に押さえておきたい設計の考え方と、後悔を防ぐ素材・色選びのポイントを解説します。
<コラムのポイント>
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・グレー外壁は落ち着きと上品さを兼ね備え、平屋の水平ラインを美しく際立たせます
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・木目を組み合わせることで、無機質になりがちなグレー外壁に温もりと柔らかさを演出します
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・ツートンカラーや素材の組み合わせを工夫すると、立体感のあるおしゃれな外観に仕上がります
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・色味や素材はサンプル確認を徹底し、光や軒の影響を考慮して後悔を防ぎましょう
目次
グレー外壁が平屋に選ばれる理由
グレーは白と黒の中間に位置する落ち着いた色合いで、光の当たり方によって印象が変わる人気の外壁色です。
晴天の下では建物を引き締まった印象に見せ、曇天では穏やかな雰囲気を漂わせます。
そのニュアンスが日本の四季になじみ、景観に調和する家をつくるのです。
平屋とグレー外壁の相性がよい
家の形状の中でも、平屋は縦のラインよりも横のラインが強調される構造のため、外壁の色が全体の印象を大きく左右します。
汚れが目立ちにくく、経年変化にも強いため、長く美観を保ちやすい点も大きな魅力です。
グレーはその水平ラインをより安定的に見せ、落ち着きのある佇まいを演出できるため、平屋との相性がよいと言えます。
建築家と建てる平屋|グレー外壁を取り入れる利点
建築家は、敷地の方角や周辺環境を踏まえてグレーのトーンを選定します。
具体例は以下のとおりです。
- ・南面に大きな開口を設ける家は、明るめのグレーが柔らかな印象を与える
- ・北側に面した外観は、チャコールグレーなどの濃い色で引き締まる
- ・光の当たり方と反射を設計に取り入れる場合がある
時間帯ごとに美しい陰影を感じられる外観は、繊細な色選びも重要なポイントです。
グレーの平屋×木目を素敵に見せるポイント
グレー外壁に木目を組み合わせると、無機質な印象がやわらぎ、親しみのあるデザインに仕上がります。
木目の自然な表情が、グレーのクールさと対比しながら調和を生み出すのです。
特に平屋では、屋根の軒裏や玄関まわりなど、視線が集まりやすい部分に木目を取り入れることでデザイン全体の完成度が高まります。
明るいオーク調の木目は軽やかでナチュラルな印象をつくり、ウォルナットのような濃いトーンは落ち着きと高級感をもたらす組み合わせです。
建築家と建てる平屋|グレー外壁と木目を合わせるポイント
建築家は、光の当たり方・樹木とのバランス・外構の素材感などを考慮し、木目のトーンと配置を慎重に計画します。
木素材そのものの色味に頼るのではなく、陰影や反射の効果まで計算することで、空間に深みを持たせることができるのです。
さらに、木目は外観だけでなく内部空間とのつながりを生み出します。
軒下や玄関ポーチに木目を使い、室内の床材や天井と連続させると、外と内の一体感を得られるためです。
このような素材の一貫性は、平屋特有の開放的な空間デザインと相性がよいと言えます。
こちらの記事では、建築家と建てる家の進め方や空間設計のポイントを解説しています。
合わせて、参考になさってください。
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ツートンカラーで立体感を演出する
平屋は利点が多い家ですが、高さが抑えられているため、単調に見えやすい傾向があります。
その印象を避けたい場合は、ツートンデザインを取り入れるのもひとつの方法です。
例えば、 以下のような方法があります。
- ・上下または左右で色を切り替えることで、外観に立体感と奥行きを生み出せる
- ・下部をダークグレー、上部をライトグレーで構成すると、重心が安定して見えやすくなる
- ・玄関やバルコニーまわりに木目を配置すれば、自然素材の温かみがアクセントとして際立つ
また、金属サイディングと木目調サイディングを組み合わせるケースも増えています。
無機質な素材と有機的な素材を対比させることで、モダンさと柔らかさを両立しやすいアイデアです。
このようなツートン構成は、屋根の形状や外構のラインと共に検討しましょう。
水平・垂直のラインが整うことで、平屋ならではの安定感が一層際立ちます。
人気の外壁色と素材選びのコツ
グレー以外にも、平屋で人気の外壁色にはベージュ・ホワイト・ブラックなどがあります。
それぞれに異なる特徴があり、住まいの印象を大きく変える要素です。
人気の外壁色の具体例 |
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素材は、ガルバリウム鋼板や窯業系サイディング、塗り壁などが主流です。
グレーの外壁を採用する際は、光沢を抑えたマットな質感を選ぶと落ち着いた雰囲気になります。
反対に、艶のある素材は高級感が出るものの、周囲の景観や光量によっては眩しく感じられることもあるため注意が必要です。
実際の環境で、見え方を確認したり専門家に相談したりして慎重に決定しましょう。
屋根・サッシ・外構と調和させるコツ
外壁だけでなく、屋根・サッシ・外構との調和も欠かせません。
素材の組み合わせを一貫させることで、デザインに統一感が生まれよりおしゃれで洗練された外観をつくります。
建築家に依頼すればこれらを「構成要素」として捉え、全体のトーンバランスを整えられるため、外観にこだわりたい方は検討してみてはいかがでしょうか。
こちらの記事でも、デザイン住宅の実例やメリット・デメリットを詳しく解説しています。
ぜひ、参考になさってください。
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平屋に取り入れるグレー外壁×木目|後悔しないためのポイント
外壁の計画で後悔しがちなポイントは、色味の見え方とバランスの取り方です。
小さなサンプルで見た印象と、実際に外壁として施工したときの印象は大きく異なります。
必ず屋外でサンプルを確認し、日中と夕方の光で見比べることが重要です。
さらに、平屋は屋根や軒の出方によって影の入り方が変わります。
軒の深い家では陰影が強く出るため、少し明るめのトーンを選ぶと全体のバランスが整いやすく、軒の短い家では、濃色でも圧迫感を感じにくくなるため意識しましょう。
まとめ|グレーと木目が生み出す上質な平屋
グレーと木目を組み合わせた外壁は、時を経ても古びない魅力を持っています。
落ち着きと温もりを併せ持つデザインは、流行に左右されず、住まいに上質な印象を与えるのが利点です。
外壁の色や素材は、単なる見た目ではなく、住む人の感性を映し出す大切な要素と言えます。
建築家とともに光・影・質感を丁寧に計画することで、暮らしの時間とともに深まる美しい平屋を実現しましょう。
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