【平屋にガレージ】5つの施工事例紹介│気になる費用や注意点も解説!
「階段を利用する上下動がない平屋がいい」
「雨に濡れずに乗り降りでき、見た目もおしゃれなガレージを作りたい」
どちらの願いも叶えるのは「ガレージと一体化した平屋」です。
本記事では、ガレージと平屋を一緒に作ると一体どんな外観・特徴を持つことになるのか、事例とともに解説します。
合わせて気になる、費用や注意点も紹介するので参考にして下さい。
▶関連コラム:平屋でビルトインガレージをつくるポイント|間取り・2台収納時の坪数について紹介
<コラムのポイント>
- ・平屋+ガレージの実例を5つ紹介します
- ・平屋+ガレージの大まかな費用感を掴めます
- ・平屋+ガレージを実現する上での注意点が分かります
「平屋+ガレージ」5つの事例
まずは、平屋とガレージを一緒に建設した場合にどんな家ができるのか、実際に建築した5つの事例を紹介します。
自分たちのライフスタイルと照らし合わせて「いいな」と思う点を参考にしてください。
【開放型のガレージ】すべてを叶える平屋
「すべてを叶える平屋」は、玄関前に広がる大きなピロティ空間が印象的なガレージを持つ住まいです。
車を止めるコンクリート部分から玄関まで、大きな屋根が続いているので濡れずに移動できる点がポイント。
横幅に余裕があるので、愛車のほかに自転車を置いたり、正面に見えるくぼみ部分に収納棚を置くこともできます。
【開放型のガレージ】地平線の平屋
「地平線の平屋」もお庭に向かって風が吹き抜けるタイプのガレージです。玄関とガレージとの距離の近さが嬉しい配置です。
抜けのあるガレージの場合、排気ガスの問題が生じにくい点や、来客があったときに車を奥に入れられる点など、様々なメリットがあります。
一方で風の強い日にはガレージ内部にも雨が吹き込んでしまう点は認識しておきましょう。
【別棟型のガレージ】こだわりの詰まった平屋
「こだわりの詰まった平屋」に設けられたのは、バイクを中心とするアウトドア用品を収納するための別棟型のガレージです。
別棟型のメリットは、母屋とは異なり外部空間とみなすことができるので、断熱材を省略するなど施工費用を抑えられる点です。
バイクを1台置いて、お手入れの品や外で使用する道具を収納しても、まだ十分な余裕があります。
愛車や各種用具を雨風や盗難から守れるので、非常に高い安心感を得られます。
【ビルトインガレージ】憧れのガレージハウス
「憧れのガレージハウス」は、濃いブルーと白のキューブ型が重なるスタイリッシュな外観を持ちます。
外観の一翼を担うグレーの部分が開閉し、ガレージにアクセスできます。
ガレージは趣味の部屋に設けられたFIX窓から眺めることができます。
趣味を追求する中で行きつくガレージハウスとしての理想形といえるでしょう。
【ビルトインガレージ】アウトドアが楽しめる平屋コートハウス
最後に紹介する「アウトドアが楽しめる平屋コートハウス」は、ガレージ部分がそのまま、人が通行するためのアプローチにもなっている住まいです。
左右と天井部分が囲われているので、雨に濡れずに快適に乗降できます。
ビルトインガレージは建物と外観デザインが共通する点が特徴です。ガレージ部分もヒノキをふんだんに使用して、おしゃれな空間を実現しました。
「平屋+ガレージ」価格はどれくらいを見込めばいい?
ここからは気になる、平屋にガレージを取り入れた場合の「費用」について解説します。
なお、実際に掛かる費用は施工会社や使用する素材によって大きく異なります。大まかな目安として捉えて下さい。
別棟型:100万~
まずは母屋とは別に建築する「別棟型」の場合です。
別棟型は母屋と切り離して建築するため、外観デザインや断熱材の有無、内装といった仕様を全く異なったものにできます。
このため、製作費用を抑えられ「100万~」の費用感で建築できるでしょう。
開放型:150万~
続いて、母屋と繋がっている一方で、左右や奥の壁が抜かれた「開放型」の場合です。
開放型は一部の壁が不要で、断熱のことも考えなくてよいので、ビルトイン型より費用は抑えられる傾向にあります。
一方で外装などデザインは母屋と共通にする必要があるので、別棟型より高額になる認識を持ちましょう。
ビルトイン型:200万~
最後に「ビルトイン型」は外観デザインも共通で三面が壁に囲まれています。さらにシャッターを取り付ける場合もあり、断熱材を取り付けるケースや換気扇を取り付ける場合もあります。
費用は最も高くなり、1台用でも200万円~の費用の増加を見込みましょう。
どの形式においても、デザインや快適性にこだわるほどに、建築費用は増えてしまいます。どこまでこだわり、どこでコストダウンを図るのか、入念な検討が必要になります。
「平屋+ガレージ」気にしておきたい注意点
最後に、平屋にガレージを設ける場合に気をつけておきたい注意点を解説します。
耐震性の低下は避けられない
1つ目は、車が出入りするだけの大きな開口部を設けることから「耐震性の低下は避けられない」ことです。
木造住宅は等間隔に柱・壁を設けることで、地震が発生したときに生じる建物のねじれを防ぐことができます。
ガレージの場合は車の出入りする方向は柱を設けることができず、ねじれへの耐性が低くなってしまいます。
施工費用は上がりますが、開口側の部材を太くするなど、耐震性能が向上する対策を行うのがおすすめです。
カーポートと異なり固定資産税がかかる
2つ目は「固定資産税がかかること」です。
ガレージと似た機能を持つ設備としてカーポートがあります。
雨風をしのぐ、同等の機能を持つ設備ですが、ガレージのように壁で囲まれていないので、固定資産税の対象にはなりません。
「想定していたより固定資産税が高かった」という場合はガレージが原因かもしれません。
▶参考リンク:東松山市 どのような建物に固定資産税がかかりますか。
排気ガスによる汚れを覚悟
3つ目は「自動車の排ガスで内部が汚れてしまう」こと。
建築当初はガレージ内部の内壁は白く美しいですが、車から排気ガスが出るため徐々に白い内壁は黒くなってしまいます。
定期的に掃除しなければ、排ガスの出る部分の床・壁は汚れていってしまうという認識が必要です。
マフラーの周囲だけでも洗浄しやすい素材にするなど、工夫を加えましょう。
換気計画をしっかり立てよう
汚れとともに、特にビルトインガレージの場合は「換気計画を立てること」が大切です。
体積が限られているガレージにおいて、自動車の排気ガスが充満する速度は早いもの。
室内用の換気扇を複数設置して強制的に外部に排出するなど、対策をとりましょう。
ガレージ内でエンジンをかけながらお手入れすることが分かっている人は、マフラーにつないで直接外に排気する製品も販売されているので検討してみてください。
車用品以外も収納できるように計画
ガレージ内の収納を増やして「車用品以外のものも置けるようにする」のもおすすめです。
特にガレージの設置を反対されている人は、自転車やキャンプ用品、ガーデニング用品などを置けるようにして「趣味のためでなく家族みんなが生活しやすくするためのツール」として説得してみましょう。
平屋+ガレージを建てるなら広めの敷地を確保
注意する必要があるのは「十分に広い土地を確保すること」を土地探しの段階で意識することです。
元々平屋は、二階建てと比べて広い敷地面積が必要になる間取りです。加えてガレージを設置すると、さらに広い敷地が求められます。
平屋+ガレージを希望するなら、土地探しや設計の初期段階で先に設計・施工業者を決めておくことをおすすめします。
ガレージを設けるなら建築時に計画を
「手元の資金がなくなるのが不安だから、後でガレージを作ろう」と思う人もいるかもしれませんが「設計段階で図面だけは引いておく」ことが大切です。
後でガレージを作ろうと思ったとき、土地面積が不足していたり、母屋や道路との位置関係でガレージが入らない可能性があります。
ガレージの計画だけでも、設計段階で立てるようにしましょう。
まとめ│平屋+ガレージで豊かなクルマライフを実現
平屋+ガレージの建築事例を紹介するとともに、注意点についても解説しました。
平屋は元々生活しやすい間取りですが、ガレージを設けることで暮らしやすさの更なる向上が見込めます。
ただし、広い土地が必要になるなど、注意すべき点は多いもの。大切なのは平屋+ガレージの施工経験が多い業者を選択することです。
依頼する可能性のある業者のホームページを確認して、事例の多い業者を選ぶようにしましょう。
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ブルーハウスは、豊橋市で100%オーダーメイド・完全自由工事の注文住宅の工事施工、建築家デザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。
- ・デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担の少なく住める家をつくっています。
- ・ブルーハウスは、高気密高断熱住宅にこだわっています。(現在HEAT20G2グレードを中心に建築。全棟気密測定(C値測定)を実施)
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