【平屋のモデルハウス・見学会】チェックするべき「10の項目」を解説
注文住宅の建築で「平屋」を希望する人はたくさんいます。
平屋を希望する人は、平屋のモデルハウスや見学会に参加することが多くなりますが、二階建てと同じように見学していませんか?
実は「平屋と二階建てでは、見学時に気をつけるべきポイントが異なります」。
本記事では、平屋を見学するときにチェックするべきポイントを10個にまとめています。
見学会に行く前に、本記事の内容を再確認してみてください。
▶関連コラム:【新築】必ず避けたい平屋の失敗事例10選と対策|間取り実例を元に解説
<コラムのポイント>
- ・平屋のモデルハウス・完成見学会。「10のチェックポイント」を見てみよう。
目次
(1)床面積を増やすのが難しい平屋。見学会で『平屋の広さ感覚を掴む』
平屋のモデルハウスや見学会に参加するとき「平屋の広さ感覚をつかむこと」を意識してみてください。多くの人は二階建ての住宅に住んだ経験しかなく、どのくらいの床面積を確保できれば、家族が生活するのに過不足のない住まいにできるのか、肌感覚が分かりません。
予算も住み心地も満足できる、適切な広さの平屋を建築できるよう、広さ感覚をつかむことを意識してみてください。また、複数の平屋の住まいを見学することでこそ、肌感覚をつかむことができます、一回で満足せずに、複数回参加してみてください。
(2)床面積を増やすのが難しい平屋。見学会で『どの程度の収納を確保できているのかチェック』
リビングダイニングや個室の広さ感覚をつかむことも大事ですが、同じくらい「適切な収納量」を考えることも大事です。建築費用が高額になりがちな平屋では、収納を確保するために床面積を増やすことをためらってしまいます。一方で収納が不足してしまえば室内は散らかってしまうでしょう。
見学する予定の住まいで、どれくらいの収納を確保できているのか、そしてその収納量はあなたにとって十分なのか、想像してみましょう。
(3)床面積を増やすのが難しい平屋。見学会で『無駄なスペースが無いかチェック』
モデルハウス・見学会場で「無駄なスペースがないか」確認してみてください。平屋は限られた床面積を効率的に利用することで、経済的で快適な住まいを手に入れられます。床から天井まで、三次元的に空間を有効に活用できているか、チェックしてみてください。
ハウスメーカーごとに、収納や空間の活用の仕方は異なります。あなたに合う会社を探しましょう。
(4)南北に大きくなりがちな平屋の建物『光が家の奥の方まで届いているかチェック』
平屋は横方向に広がる特性を持つため、南北方向にも建物が大きくなってしまい、南側の窓から取得した太陽光を北側のキッチンや個室まで届けられない場合があります。結果として建物全体が暗くなってしまう恐れもあるので「太陽光の取り込み方、明るさに対する配慮」をチェックしてみてください。
立地の関係で採光が難しいケースもありますが、高窓や天窓を利用して、光を取り込む姿勢を確認しましょう。
(5)南北に大きくなりがちな平屋の建物『風が南北方向に通り抜けているかチェック』
採光と同様に、南北方向に広い家になると、南北の風の流れを遮る壁が立ち上がってしまいます。「風通しについての問題の解消」をどのように考えているのか、チェックが必要です。
中庭を設けたり室内窓を設けたり、ほかにも全館空調を利用するのも手です。平屋を建築し慣れている会社は風通しをにも気を使います。モデルハウス・完成見学会で風通しへの姿勢を確認してみてください。
(6)屋根・基礎の分高額になりがちな平屋『見学中の家がどのくらいの金額で建てられているかチェック』
平屋の住環境についての確認も大事ですが「平均的な平屋の建築費用」を知ることも大切です。
ハウスメーカーには、それぞれ平屋を建築するときの平均的な価格帯があります。会社ごとの相場とかけ離れている場合は、安い場合は仕様や断熱材の性能に、高い場合は建物がコンパクトになることから狭さに不満を感じてしまいがち。
建築を検討している会社の建築相場と、あなたの注文住宅建築にかけられる費用に乖離がないか、確認してみましょう。
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(7)見学中のお家『冷暖房の効き具合をチェック』
住環境は暑さ・寒さにも左右されます。特に平屋は、屋根の下部がすぐに室内であることから、断熱材の性能が重要になります。さらに平屋は開放感を出すために、勾配天井や高天井を採用することが多く、冷暖房で調整するべき空気の体積が大きくなりがちです。
見学会場に赴いたとき、その日の天候に対して「室内の暑さ・寒さはどんな風か」リビングだけでなく、個室や洗面室の温熱環境はどんな風か。体感してみましょう。
(8)道路・隣家からの視線が弱点の平屋『視線を感じないようにする工夫についてチェック』
平屋に住みはじめたとき、不満を感じる原因のひとつは、外部からの視線を感じることです。二階建てと比べて高さが低いことから、間取りに気を使わなければどの部屋に行っても、道路や隣家からの視線を感じてしまうことになります。
「道路からの視線に対して、隣家からの視線に対して、モデルハウスや完成見学会の会場となる家では、どのように対処しているのか」体感してみましょう。見学会場では過去の施工事例を見られる環境も整っています。過去の事例も確認して、中庭・木塀、周囲の視線に対して、どんな方法で対策を取っているのか、確認してみてください。
(9)家事動線に優れる平屋『どんな工夫を加えているのかチェック』
平屋は水回りを始めとする家事動線に優れた形の住まいです。しかし、その平屋の中でも、ハウスメーカーによって家事動線に対する設計の思想は異なります。あなたに合った家事動線の会社を見つけるために、モデルハウス・完成見学会ではLDKだけでなく「水回りを始めとする裏側の動線を確認」してみてください。
特に、見学会場に設計担当者がいる場合、家事動線に関係する疑問を直接解消してくれるでしょう。事前に気になる事項をまとめて行くのもおすすめです。
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(10)庭・外構との距離が近い平屋『外とのつながり方をチェック』
平屋は全ての部屋が地面と接しています。庭との距離が近く、外構計画が直接住み心地に関係します。
「敷地に対して、どうしてモデルハウス・完成見学会場のとおり建物を配置しているのか」駐車場や庭はどうして会場のとおりになっているのか、質問してみましょう。
気になっている土地があるなら、担当者に意見を聞いてみるのもよいでしょう。そこから具体的に話が進んでいく可能性もあり、家づくりがよい方向に進展するかもしれません。
まとめ│平屋ならではの視点でモデル・見学会に参加
平屋のモデルハウスや見学会に参加する場合に、気をつけておいた方がよい視点について解説しました。
非常に暮らしやすい特徴を持つ平屋ですが、ハウスメーカーの選択を間違えてしまえば満足いく平屋は実現できないでしょう。
今回紹介したチェック項目をしっかりと把握して、理想の平屋を建築しましょう。
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