平屋で『最高の間取り』を実現する7つの考え方│愛知県で実現した平屋の実例と共に
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注文住宅を建てたい人の多くは、階段による上下動がないことで日々の動きが楽になる「平屋」を希望するものです。しかし平屋は、工事する際に決まった「考え方」を知らないと過ごしづらい間取りになってしまう恐れがあります。
そこで本記事では、デザインも実用性も優れた「最高の平屋の間取り」を実現するための考え方をお伝えします。
平屋を志す人のほか、二階建てを建てる人にも広く適用できる間取りの考え方なので、平屋以外の建築を予定している人も、ぜひ読んでみてください。
<コラムのポイント>
- ・最高の平屋間取りを実現する7つの方法が分かる。
- ・理想を実現した平屋の事例が見られる。
目次
平屋で『最高の間取り』を実現する7つの考え方
早速、平屋で最高の間取りを実現するための考え方を7つ紹介します。
考え方(1)「最高の間取り」は時と場所で変化する
実は、最高の間取りは「時と場合とで変化」します。
夫婦2人で生活するための注文住宅を建築する場合は、建物は広すぎない方がよいかもしれません。毎日の掃除が大変になり、部屋間の移動が大変になるからです。
続いて30代、子どもが生まれてからの注文住宅は、子どもが生活するための個室が必要になるほか、子どもの用品やレジャー用品を置くための収納が必要になります。
子どもが巣立ったあと、老後を見据えると、夫婦のときと同様に広すぎる家は避けたいところ。同時に手すりを配置したり車いすの移動に適した間取りが求められるでしょう。
このように「ライフステージに応じて『最高の間取り』は変化していく」ので、ステージごとの生活や経済状態を想像しつつ、直近の生活を見据えて工事するのがおすすめです。
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考え方(2)「最高の間取り」は人によって違う
最高の間取りは「人によって違う」ことも意識したいところ。
記事を読んでいるあなた、配偶者、子ども、それぞれ求める生活は変わります。趣味を主軸に置いた生活を求める場合もあれば、家族の団らんを楽しめる生活を求める場合、個々人のプライベートな時間を楽しめる間取りを求める人もいるでしょう。
同じ家族であっても、最高の間取りは人によって変わるので、家族みんなが満足できるように、間取りへの要望を一人ひとりに聞いて、全員の希望が詰まった間取りにするとよいでしょう。
考え方(3)「最高の間取り」はデザインと実用性の調和から
最高の間取りと聞くと、おしゃれな生活や洗練された生活を想像します。しかし、高いデザイン性の住宅を思い浮かべるのは住宅のCMや雑誌の美麗な写真を見た影響かもしれません。
実際に住むことを考えると、最高の間取りは「デザインと実用性の双方が満足できる間取り」を指します。
実用性だけが満たされていても、好みのデザインでなければ愛着を持てません。デザインだけが優れていても、実用性を伴わなければ使いづらくストレスを感じる生活になるでしょう。
デザインと実用性、双方が満たされる住宅こそ、最高の間取りをもつ住宅といえるでしょう。
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考え方(4)今の住まいにも「最高の間取り」が含まれている
つい忘れがちになりますが「今の住まい、生活にも最高の間取りが含まれている」ことを認識しましょう。
注文住宅の建築を計画し始めると、新しい住まいが理想の間取りで、現在住んでいる住宅の悪い点ばかりが目についてしまいます。しかし実は、現在の住まいにも満足な点はあり、新たな住宅に引き継ぐべき要素が含まれているのです。
新居の間取り図をにらみつけることも大切ですが、今の住まいの間取りを見つめて実際の生活を見返して引き継ぐべき箇所を探してみましょう。
考え方(5)「最高の間取り」は工事士との二人三脚が必要
間取りを考えるとき、つい一人で考え込んでしまいがちですが、最高の間取りを作るためには「工事士との二人三脚が必要」です。
素人目で間取りを考えると、どうしてもスケールアウト(縮尺が合わず、現実にはありえない図面)してしまい、現実的に実現不可能な間取り図を作ってしまいます。一方で工事士に間取りづくりの全てを丸投げにしてしまうと、あなたの希望が反映されない間取りができてしまいます。
間取りへの要望の優先順位が答えられるあなたと、寸法の感覚が身について現実的な図面を作成できる工事士。最高の間取りを作るためには、どちらかが欠けてはいけません。
考え方(6)「最高の間取り」は土地に大きく左右される
理想的な間取りは1つではない、その理由は「土地によって適した間取りが異なるから」です。
周囲をアパートなど高い建物に囲まれた土地なら、天窓を利用したり屋上を利用することでプライベートな空間を作る必要があります。逆に広々とした土地で視界が開けているなら、リビングに大きな開口部を設けて、外の景色を取り込むことを考えるでしょう。
このように、土地によって実現するべき間取りは異なるのです。特に平屋の場合は、建物の高さが低いことから土地の影響を受けやすいもの。平屋を希望する場合は、最高の間取りを作るなら土地選びからこだわりましょう。
考え方(7)「最高の間取り」は外構も関係する
最高の間取り作りに必要な要素は室内に留まりません。「外構も含めて考える」ことで理想的な外構を作れます。
リビングから出た先のウッドデッキ。ダイニングの延長線上に見える風景。洗濯物をすぐに外に干すための家事動線。どれも内部だけで完結するものではなく、外部のことも考える必要があるものです。
間取りを考えるとき、つい室内の間取り図ばかりを見てしまいがちですが、建物に加えて道路、隣家との関係が描かれた敷地図も見つめてみてください。さらに、建築予定地現地に赴き、どんな外構を作れば快適な生活ができるのか、考えてみましょう。
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愛知県で実現した理想的な平屋の施工事例
記事の終わりに、愛知県で理想を実現した平屋の施工事例を紹介します。
建築家が描く憧れのガレージハウス
初めに紹介するのは、愛車を趣味の部屋からすぐに見られる、車好きにとって夢のような生活を実現した注文住宅です。
趣味のお部屋では、音楽を楽しんでいて、主要な趣味がひと部屋で完結するようになっています。
日常生活を便利に不自由なく送る生活も大事ですが、趣味や嗜好を満たすことも大切です。心置きなく楽器を演奏したい。愛車を眺めながら生活したい。そんな要望を叶えるのも、注文住宅の役割のひとつです。
伸び、外とを結ぶ平屋
注文住宅で平屋を志す人が多いのは事実です。一方で予算や土地の関係で平屋を諦めてしまう人もいます。しかしこちらの施工事例では、45坪の土地に24坪の平屋を実現しています。
室内は24坪と思えないほど広々。注文住宅の建築は、予算や土地の広さも大事ですが、それ以上に工事力が大事になることが分かる事例です。
絶景を楽しむ暮らし
最後に紹介するのは、斜面の上部に建てられた絶景を臨める土地に立つ注文住宅です。
人目を気にせずに暮らせるので、大きな開口部を複数設けて、外の景色を積極的に取り入れている点が特徴的です。
天井や床の板張りも、広さ・開放感の演出に一役買っている点にも注目です。
まとめ│平屋で最高の間取りを実現しよう
平屋で最高の間取りを実現するために重要となる考え方について、以下の7つの項目にまとめました。
- ・「最高の間取り」は時と場所で変化する
- ・「最高の間取り」は人によって違う
- ・「最高の間取り」はデザインと実用性の調和から
- ・今の住まいにも「最高の間取り」が含まれている
- ・「最高の間取り」は工事士との二人三脚が必要
- ・「最高の間取り」は土地に大きく左右される
- ・「最高の間取り」は外構も関係する
どの考え方も、欠けたまま図面を作ってしまうと、取り返しがつかない後悔を感じてしまうかもしれません。頭の中に入れて工事に反映し、最高の平屋の間取りを実現しましょう。
また、最高の平屋の間取り実現に不可欠なのは、平屋の工事に慣れたハウスメーカーと工事士です。見つけるためには、多くの平屋の施工事例を持っている会社に相談することが大切です。様々な会社のホームページを見て、完成見学会に参加して、最高の平屋づくりのパートナーを探しましょう。
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