ステンレスキッチンをおしゃれに見せるには?メリット・デメリットも解説

ステンレスキッチン

スマートな見た目でおしゃれな雰囲気に仕上がる「ステンレスキッチン」は、数あるデザインの中でも人気のあるキッチンタイプ。住まいのキッチンに取り入れるなら、ステンレスキッチンにしたいと考えている方も多くいるでしょう。

一方で、ステンレスキッチンは無機質でクールな見た目から、おしゃれにコーディネートするのが難しそうと感じる人も多くいるようです。

そこでこちらのコラムでは、ステンレスキッチンをおしゃれに見せるためのポイントと、ステンレスキッチンのメリット・デメリットをまとめて解説します。

<コラムのポイント>

・ステンレスキッチンは”スタイリッシュ””モダン”といったクールな印象を持つ人が多くいますが、実はコーディネート次第でさまざまなテイストに合わせることもできます。

・ステンレスキッチンをおしゃれに見せるコツを知って、ご自身のキッチンづくりの参考にしてみましょう。

 


 

ステンレスキッチンとは

おしゃれなステンレスキッチン

ステンレスキッチンとは、金属の一種である「ステンレス素材」を用いたキッチンのこと。

見せたい印象によって、シンクやシンク下の収納扉、腰壁に至るまで全体にステンレス素材を取り入れるキッチンもあれば、キッチンのシンクやコンロ周りのワークトップのみステンレス素材にする場合もあります。

そもそも「ステンレス」とは英語で「Stainless Steel 」=「錆びない鋼」と呼ばれ、耐食性や強度をもたせるために鉄にクロムを混ぜて作られる合金鋼。

耐食性・耐熱性・強度に優れている素材であることから、キッチンといった家の内装以外にも家電や食器などさまざまなモノに使用されています。

 

ステンレスキッチンをおしゃれに見せるには?

ペニンシュラキッチンのあるLDK

スタイリッシュで高級感があるイメージのステンレスキッチンですが、自分好みのテイストも取り入れつつおしゃれに見せるには、どのようにデザインを考えれば良いのでしょうか?

こちらでは、ステンレスキッチンをおしゃれに見せるためのコツを3つのステップに分けてご紹介します。

 

・内装全体のテイストを決める

ステンレスキッチンをおしゃれに見せるには、内装全体のテイストに合ったコーディネートをするのが最重要ポイント。

そのため、まずは内装全体の好みのテイストを決めましょう。ステンレスキッチンがもともと持ち合わせている”スタイリッシュ”や”都会的”といった印象をベースに、よりクールな見た目に寄せたいのか、あるいは親しみやすさも感じるナチュラルな雰囲気もプラスしたいのかを考えてみましょう。

 

・理想のイメージに合わせて床材や壁材を選ぶ

理想のテイストのイメージができたら、キッチンの印象を決める要素となる床材や壁材を選びましょう。

ステンレスキッチンによくマッチするのは、タイルや大理石、モルタルなどの床材。クールな印象がより際立って、都会的でスタイリッシュな内装にしたい人にはおすすめ。一方で、ステンレスの冷たいイメージを和らげたい場合には無垢材を使った床も人気があります。

壁材は基本的にシンプルな無地のホワイトがよく合いますが、見せたい雰囲気によってレンガやタイルなどの素材を取り入れるのも良いでしょう。レンガの壁はクラシックで重厚感のある印象になり、タイル張りにすればおしゃれなカフェのような雰囲気に仕上がります。

 

・リビングダイニングとのつながりも意識する

キッチンをおしゃれに見せるには、リビングダイニングとの自然なつながりも意識しておきたいポイント。特に腰壁や間仕切りを設けないオープンキッチンの場合は、LDK全体に統一感を持たせるようなコーディネートをしましょう。

ステンレスキッチンに馴染みやすいのは、グレーやホワイトなどのモノトーン配色のインテリア。一方で、キッチンに無垢材や集成材のフローリングを取り入れている場合は、木製のテーブルや椅子でナチュラルさを演出するのもよいでしょう。

キッチンとリビング・ダイニングの雰囲気が自然とマッチするようにインテリア選びをしてみましょう。

 

 

ステンレスキッチンのメリット

ステンレスキッチン

続いては、ステンレスキッチンの魅力・メリットについて見てみましょう。

 

・見た目が美しくスタイリッシュ

ステンレスの最大の魅力は、そのデザイン性の高さ。美しい見た目となめらかな質感からは高級感と洗練された雰囲気が感じられます。とにかく高級感のあるおしゃれなキッチンにしたい、無機質な雰囲気が好み、という方にはステンレスのキッチンがぴったりです。

 

・汚れにくくメンテナンスが楽

ステンレスは表面がツルツルとしていて凹凸がないため、汚れが付きにくいのがメリット。料理中に汚れが付着してしまっても、濡れたタオルでサッと拭き取るだけでお手入れを簡単にすることができます。

さらに、ステンレスは英語で「Stainless Steel」=「錆びない鋼」と呼ばれているだけに、サビも付きにくいので長期的に考えてもメンテナンスの手間は最小限に抑えられるでしょう。

 

・耐久性が高く長持ちする

ステンレスは汚れやサビのほか、熱にも強いという特性があります。そのため、熱いものをそのまま置くことができるなど耐久性が非常に高いのもメリットの一つ。

家の中でも特に水回りは経年劣化が起こりやすい場所ですが、できる限り長持ちする丈夫な素材を使いたいといった方にもステンレスは非常におすすめです。

 

ステンレスキッチンのデメリット

続いて、ステンレスキッチンのデメリットについても見てみましょう。

 

・キズ・凹みが目立ちやすい

キズや汚れがつきにくいのがステンレスのメリットですが、一方でキズや凹みが一度ついてしまうとそれらが比較的目立ちやすいというデメリットがあります。ステンレスは表面に光沢があるので、光の反射や角度によってキズや凹凸がどうしても目立ちやすくなってしまいます。

キッチンは日々使い続ける場所でもあるため完全にキズや凹みを防ぐことは難しいですが、キズが付きにくいように特別な施工をしてもらうなど強度を上げて対策することもできます。

 

・水垢やもらい錆が付くことも

ステンレスは水道水のミネラル成分や石鹸カスによって表面が白っぽくなる「水垢」が付着したり、鍋などの他の金属製品から出た錆が付着してしまう「もらい錆」が発生することがあります。

対策としては、料理を終えたあとに水をきちんと拭き取るようにすることで水垢が付着するのを防ぐことができます。もらい錆に関しては金属製品の調理器具をワークトップに置いておいたままにせず、天井から吊るしたり引き出しに収納するようにして対策をしましょう。

 

・年数が経つと光沢が失われる

ステンレスのキッチンを取り入れてすぐは、ピカピカと光沢のある高級感が感じられますが、経年劣化とともにその光沢が失われていってしまうのもステンレスならではのデメリット。

もちろんどの素材においても経年劣化はかならず起こるものです。できる対策としては、表面にキズが付きにくいように加工されているステンレスキッチンを選ぶことで、できる限りキレイな状態を維持することができます。

 

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今回のコラムでは、ステンレスキッチンをおしゃれに見せるコツやメリット・デメリットについてまとめて解説しました。

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