【20坪台】平屋間取りのコツと後悔ポイントを解説│愛知県の実例も紹介
注文住宅を建築する時「ぜひ平屋を建てたい」と考える人は多いもの。
平屋は階段が無いので、家事動線に優れており日々の家事を中心とする生活が非常にラクです。さらに重心が低く抑えられた外観も魅力的で、実用性からデザインまで優れた特徴を持ちます。
一方で平屋には総二階建てと比べたときに、屋根や基礎の面積が2倍になるため、建築費用が割高になりがちです。広めの土地も必要になるので、土地に係る費用も高額になります。
結果として平屋を諦める人が多いのが現実です。しかし工事の仕方によっては、コンパクトながら広々した平屋も実現可能なのです。
本記事では、20坪台で平屋を実現した注文住宅を紹介しながら、平屋をコンパクトに建てる場合のコツを紹介しています。「予算は多くはかけられないけど、平屋を建てたい」こう思う人はぜひ、最後まで読んで参考にして下さい。
<コラムのポイント>
- ・コンパクトな平屋を建てるためのコツが分かる。
愛知県で実現した20坪台の平屋実例
紹介するのは、45坪の土地に24坪の平屋を実現した住まいです。「平屋といえば最低でも60坪から」と言われがちですが、45坪の土地でも広々とした平屋は建てられる、実例を見てみましょう。
24坪と聞くと狭く感じるかもしれませんが、中を見てみると十分すぎるほどの広さを確保できています。フラットテーブルのキッチン・ダイニングに3人掛けの広々としたソファ、造作のテレビボードも置かれていて、全く狭さが感じられません。
洗面台の上部に設けられた窓からも光が差し込み、お部屋全体が明るさに包まれています。
キッチンの背面には大型の収納も用意されていて、食料品や食器のほか、ダイニングで使用する物を置くスペースにもなりそうです。
ダイニングキッチンの天井をわざと落として、落ち着きを演出しているのもポイント。一方でリビングは勾配天井と高窓から差し込む光で明るく開放的です。
外部は駐車場2台分のスペースを確保しています。各所に植栽を植えてリビングの目隠しとしつつ、自然を室内に取り込んでいるのも上手です。
玄関先には外のものを収納できる倉庫を確保している点にも注目です。車用品やキャンプ用品など、室内に持ち込みたくないものは多いものです。専用の倉庫を設けることで、使い勝手がよくなるとともに、外用品が外部に散乱することを防いでくれます。
このように45坪の土地、24坪の家でも、十分すぎるほどの広さ、開放感の家が建つことが分かります。平屋の夢があるなら、諦めずに実現に向かって工夫を重ねてみましょう。
20坪の平屋を選択するとき知っておきたい「コツ」
では、コンパクトな平屋を実現するならどんな工夫を加えればよいのでしょうか。知っておきたい「コツ」を紹介します。
空間を上手に使うため「階段下・ロフト」等を検討
1つ目は「空間を上手に使う」こと。
階段下や天井の上に広がる小屋裏空間を利用することで、限られた床面積を有効活用できます。収納は当然のこととして、書斎など、高さを必要としないスペースはあるものです。
仕上材や手間賃がかかるので、活用しない場合と比べると費用は増えてしまいますが、建坪を増やすよりも建築費は抑えられるでしょう。
「平屋の建築経験が多いハウスメーカー」を検討
2つ目は「平屋の建築経験が多いハウスメーカーに依頼」することです。
平屋を建てたことのある工事・施工者は、どんな工夫を加えれば、住みやすくなるのか、費用を浮かせられるのかノウハウを持っています。このため、経験値の多さが施工後の満足度に直結します。
ハウスメーカーのホームページには施工事例が掲載されていますが、ここに平屋の事例がたくさんあるなら、問題ありません。
土地探しのとき「建物に囲まれていないこと」を確認
土地探しの段階で「建物に囲まれていないこと」を確認するのも大事です。
平屋は建物の高さが低いことから、どうしても日の当たり具合や風のとおり具合に難が出てしまいます。特に、周囲を2階建ての建物で囲まれた土地の場合、土地が広くないと圧迫感を感じてしまいます。
このため、土地選びの段階で、前面道路が広め、土地が十分に広いといった特徴の土地を選ぶことが求められます。
20坪の平屋を選択して「後悔するとき」
気になるのは、コンパクトな平屋を建築した時、後悔が生じないのかということ。どんな場合に後悔・失敗を感じてしまうのか、考えてみましょう。
「自分だけの空間が欲しいな」と思った時
1つ目は「自分だけの空間が欲しい」と思ったときです。
床面積が小さい場合、共有スペースが増える一方、個人のための専用スペースは確保しづらいものです。
個人だけのパーソナルスペースを広めに取りたいと考えている人は、無理に平屋にせず一部2階建てにするなど、臨機応変に対応して、書斎などの個人用の空間を確保しましょう。
「もっと収納が欲しいな」と思った時
2つ目は「もっと収納が欲しい」と思う時です。
建物をコンパクトにしても、リビングやダイニングなど、主要な生活スペースは広さを確保したいものです。そこで犠牲になってしまいがちなのが収納です。
収納を犠牲にした住宅では、物が居室にも溢れてしまい、雑然とした印象が出てしまいがちです。
収納の量を想定して、最低限必要な量を見積もって、計画的に収納を造りましょう。
老後を見据えるとバリアフリーはし辛い
老後を見据えたとき「バリアフリーにし辛い」点に後悔するかもしれません。
バリアフリーは段差を解消するために、階段は緩やかにするかスロープを利用、手すりを取り付けるために通路の幅を広くしたいもの。結果として広めの面積が必要になります。コンパクトな家で、バリアフリーに対応するのは困難といえるでしょう。
「来客の宿泊スペースがない」と思った時
4つ目は「来客用の宿泊場所がない」と思ったときです。
床面積が限られる中では、来客が寝るための部屋の確保は厳しいもの。両親が新居に泊まりに来る頃合いになって、宿泊スペースのないことを後悔するかもしれません。
もし、間取りの中に和室があるなら、建具やロールカーテンで仕切れるようにするのも手です。
また、お客さんが泊まりに来る回数が限られているなら、無理に来客のことを考えず、ホテルへの宿泊を勧めるなど、割り切って対応してもよいでしょう。
「建築費用が割高」だと思った時
小ぶりな平屋を建てる場合、坪単価を計算すると「割高に思う」ことがあるかもしれません。
先述した通り、平屋は屋根や基礎の分、2階建て住宅より建築費用は割高になりがちです。床面積を小さくするために、さらに建築費用は割高になります。工事期間中の仮設トイレなど、家が大きくても小さくても同様にかかる費用があるからです。
平屋より2階建て、小さな家より大きな家の方が坪単価は抑えられます。しかし建坪を大きくする方が総費用は高額になるので、坪単価は気にせず、総額で考えて建築しましょう。
まとめ│コンパクトな平屋で幸せな生活を実現
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24坪の平屋を事例として紹介しつつ、小さめの平屋を立てる場合のコツを解説しました。
平屋は実用性もデザインも、どちらの要望も満たす優れた建て方です。一方で土地価格や建築費用が高額になりがちな点には注意が必要です。
予算とも要望とも相談しながら、あなただけの理想の平屋を実現しましょう。
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