大開口窓のリビングにするメリット・デメリット|レイアウト実例も紹介
家の中でも特にこだわりたいポイントのひとつである「リビング」。
長い時間を過ごす場所であることや、家族で集まる団欒の場でもあるため、「せっかくなら大開口の窓をもうけて、開放感を重視したい!」と考えている方も多いのではないでしょうか。
このように考える方に向けて、こちらのコラムでは大開口の窓を設けるメリット・デメリット、デメリットの解消法、実例写真を用いたレイアウトの紹介をします。
理想のお家づくりに向けて、ぜひ参考にご一読ください。
<コラムのポイント>
・大きな窓のあるリビングは住み心地の良さを叶えるだけではなく、見た目のおしゃれさも実現できるのが魅力。一方で、事前に知っておきたいデメリットも。
・後悔のない家づくりを目指すには、デメリットへの対策方法を知っておくとともに、さまざまなレイアウト実例を参考に自分自身に合った間取りを設定することがカギとなります。
目次
大開口窓のリビングにするメリット
大開口の窓を設けるメリットは、大きく3つあります。
・開放感抜群のおしゃれ空間に
同じ広さのリビングでも、大開口の窓を設けるだけで、一気に開放感溢れるおしゃれな空間に。
目線が窓の外まで突き抜けるようになるため、自然とリビングが広くなったかのような印象を与えます。また、窓の面積も大きくなるため、外の景色を思う存分楽しむことができるのも嬉しいポイント。
・採光しやすく明るい室内に
窓が大きいことで、太陽光をより取り入れやすくなるのもメリットのひとつ。
朝や夕方など時間帯関係なく、常に明るい室内を保つことができるので、ジメジメとした暗い雰囲気は一切感じません。とにかく日当たりを重視したい方には、大開口の窓がおすすめ。
・風通しがよく換気しやすい
大開口の窓があるリビングは、風通しのよい空間になるため、過ごしていてとっても気持ちが良い環境に。また、空気が篭ったり料理中の煙や臭いが気になったときでも、換気がしやすいというメリットも。
新鮮な外の空気を取り込みながら、リラックスした日々を送りたい方にはおすすめ。
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大開口窓のリビングにするデメリット
続いては、大開口の窓を設けるデメリットを3つお伝えします。
・断熱性が下がる
壁全体に対して窓の面積が多くなるため、住宅の断熱性が下がってしまうといったデメリットが。
夏は熱い外気が室内に入り込み、冬は冷たい空気が室内に入り込みやすくなるため、「真夏、真冬の室内温度がどうなるか不安…」という人もいます。
・冷暖房の効率が悪くなる
窓を通して外気が屋内に伝わりやすくなるため、その分、冷暖房の効率が悪くなるといったデメリットもあります。
一定の室温を保つためには冷暖房の温度を高め/低めに設定しなくてはいけなかったり、長時間使用しなければならなくなるなど、光熱費が高くなるとともに環境への悪影響にも。
・プライバシー面が不安に
日当たりをよくしたい、景色の楽しみたい、という思いから大きな窓を設けたものの、「外からの視線が気になってリビングにいても、なんだか落ち着かない…」という場合も。
窓が大きい分、外からも屋内が見えやすくなってしまうというデメリットが生まれるため、プライバシー面で不安に感じる人もいるでしょう。
・耐震性が下がる?
開口部の大きい窓をたくさん設置することで、物理的に建物を支える壁の面積が小さくなります。そのため、耐震性に影響が出てしまうのでは?と不安に感じる人も。
しかしながら、建物を建てる際には建築基準法により「耐震基準」がきちんと定められているため、大きな窓を設けても、「地震に耐えられない家になってしまうのではないか」といった心配をする必要はありません。
大開口窓のリビングのデメリット解消法
すでに解説した大開口の窓を取り入れるデメリットの中で、とくに気になるのが「断熱性」と「プライバシー」の問題。しかしこれらの問題は、さまざまな工夫をすることで解消することができます。
・断熱性を高めるアイディア
断熱性を高めるためにしておきたいのは、熱を逃しにくい高断熱の窓ガラスを選ぶこと。トリプルガラスやペアガラスといった「複層ガラス」がおすすめです。
また、窓のサッシも断熱効果の高い「樹脂フレーム」などを選ぶと、さらに断熱性能がアップします。また夏の暑さ対策をしたい場合は、窓の外に長めの軒を設けたり、背の高い植木をしたりなどのアイディアも。
・プライバシーを守る目隠しアイディア
外からの視線を遮るには、目隠しをして対策を。リビングの窓の外に中庭やプライベートテラス、ウッドデッキなどを設けて高い壁や植木で周囲を囲んでしまえば、外からの視線を完全に遮ることができます。
また、2階リビングにすると道路の通行人の視線を気にせずに済むので、間取りの工夫もアイディアの一つとして考えておきましょう。
大開口窓のリビング【レイアウト実例】
最後に、大開口窓を設けたリビングのレイアウト実例をご紹介します。
・実例①
空間を贅沢に使った広々としたLDKのある家。
キッチンとダイニングの横には、ジャクジー付きの豪華なアウトドアリビングが。
ガラス張りの大開口の窓で、室内からも外の景色が楽しめるうえに、屋外からもリビングの様子を見守ることができます。リビングの目の前がプライベートなアウトドアリビングスペースになっているので、隣家の視線も気になりません。
・実例②
こちらは、1階と2階部分がつながった吹き抜けリビングの家。高い場所にも窓を設けることができるため、吹き抜けと大開口の窓は相性抜群◎
夜はライトアップでおしゃれなレストランのような雰囲気に。
リビングのすぐ横には、BBQが楽しめる中庭が。中庭を囲む塀お
・実例③
広々とした外構が美しい、和モダンの外観の家。
中心に屋外スペースを設け周りを大開口の窓で取り囲むことで、すべての部屋に光を取り込めるというメリットが。
大開口窓×高天井で、開放感を最大限感じる空間に。
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こちらのコラムでは、大開口窓のある家のメリットデメリットやデメリットを解消するアイディアをご紹介しました。大開口の窓にするための基本知識を学んで、実例でご紹介した間取りやデザインを参考に、理想の家づくりをはじめてみましょう。
ブルーハウスでは愛知・豊橋エリアにおいて、大きな窓を設けた開放感のある家を数多く手掛けております。家づくりのリサーチを始めたばかりの方や、まず何から始めたら良いか分からない方は、ブルーハウスのブルーハウスの家づくりセミナー・オープンハウスにぜひご参加ください。
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