二世帯住宅で後悔するポイント|対策と意外なメリットとは?
二世帯住宅を考えているけれど、「失敗したらどうしよう‥」「二世帯住宅を建てた人は、どんなところに後悔しているのか知っておきたい」といったお悩みを持つ方も、多いのではないでしょうか。
こちらのコラムでは、よくある二世帯住宅で後悔するポイントとその対策について、詳しく解説します。マイナスなイメージを持たれがちな二世帯住宅ですが、一方で、実はメリットもたくさんあります。
二世帯住宅のメリット・デメリット、両面についてご紹介していきますので、ぜひマイホームづくりの参考にお役立てください。
<コラムのポイント>
・二世帯住宅の後悔するポイントを抑えておき、家づくりの参考に役立てましょう。
・ネガティブなイメージを持たれがちな二世帯住宅ですが、経済面や安心面でのメリットもたくさんあります。
二世帯住宅を建てて後悔するポイント
まずは、二世帯住宅を建てた人が感じる「後悔するポイント」をご紹介します。解決策も合わせて解説しますので、二世帯住宅の家づくりにぜひ取り入れてみると良いでしょう。
①生活音が気になる
実際に暮らし始めてみると、「お互いの生活音が気になって気持ちよく生活ができない」ということも。
たとえば、「まだ寝ているのに、朝から調理する音がキッチンから聞こえてうるさい」といった悩みや、「廊下を子供がバタバタと走る音で、夜は寝付けない」といった話がよく聞かれます。
→間取りを工夫・防音性能を上げる
解決策として、間取りの工夫をすることと、防音性能を上げるような家づくりを心がけてみましょう。
まずは、お互いにどの生活音が気になるのかを話し合ったうえで、静かに過ごしたい寝室は各世帯で離すようにしてみたり、玄関の出入りの音が気になる場合は、玄関を共有せずに分けるという選択肢もあります。
また、壁や床に防音効果の高い建材を使用することも対策のひとつです。また、床に防音カーペットや防音マットを敷くなどの方法もあります。
②間取りの自由度が下がった
二世帯住宅の場合、一つの建物に二世帯分の住居スペースを確保する必要があるため、どうしても間取りの自由度が下がってしまう傾向があります。
「子供部屋は2部屋作りたかったのに‥」「仕事部屋をもっと広くしたかった」といった後悔の声も。
→優先順位を決めて折り合いをつける
親世帯と子世帯で、それぞれ理想の間取りがあるでしょう。お互いの希望をすべて実現させることは難しいため、まずは「ここだけは譲れない」という優先順位を決めていきましょう。そうすることで、後悔なくスムーズに間取りを決めていくことができるでしょう。
③生活スペースが狭くなった
二世帯住宅は、間取りの自由度が下がってしまうと同時に、生活スペースが狭くなってしまいがちです。
「リビングがなんだか窮屈に感じる」「キッチンがもっと広かったら‥」といった後悔の声も。
→土地の広さから最適な同居スタイルを選ぶ
限られた土地で快適に過ごせる生活スペースを確保するには、どのような同居スタイルを選ぶかによって大きく変わります。
二世帯住宅には「完全分離型」「完全共有型」「一部共有型」の主に3タイプがありますが、より広い生活スペースが確保できるのは、「完全共有型」です。「完全分離型」は、2世帯分のリビング、ダイニング、トイレやお風呂を設置する必要があるため、かなり広い土地でないと、一つひとつの部屋が窮屈に感じてしまいます。
④共有スペースが好きなときに使えない
親世帯、子世帯で共有している場所に関して、好きなときに使えなくてストレスを感じてしまうことも。
特にトイレやお風呂、キッチンなどの水回りについての声がよく聞かれます。
→お互いの生活スタイルから共有スペースを決める
家づくりの段階でお互いの生活スタイルから相性の良い場所を、共有スペースに決めるのがおすすめです。
たとえば、二世帯でお風呂に入る時間帯がずれているのであれば、共有にしても「使いたいのに使えない」とストレスに感じることが少ないでしょう。
⑤友人・知人を呼びにくくなった
「友人や知人をよく家に呼んでいたけれど、二世帯住宅に住み始めてからは気を遣ってしまい、家に人を呼びにくくなってしまった」という後悔の声も。
→玄関を別にする・客室を作るという選択肢も
子育て中の子世帯はママ友を家に呼んでお茶をしたり、なんてことも多々あるでしょう。そういった際に、親世帯に気を遣ったり気を遣わせてしまうことを避けるため、玄関は共用にせず別々に設置するのがおすすめです。
また、玄関から近い場所に客室を設けると、他の家族が来客者と顔を合わせないような間取りにすることもできます。
⑥子育て・生活への干渉がストレス
一部共有型や完全共有型の二世帯住宅では、「親世帯からの子育てや生活スタイルへの干渉が、ストレスに感じてしまう」という声も。
→お互いの生活を尊重し適度な距離感を保つ
子どもへの教育方法や普段の生活習慣に関して、親世帯はどうしても気になってしまうもの。ですが、せっかくの二世帯住宅でお互いが気持ちよく暮らすためには、適度な距離感を保つことも非常に大切です。
不快に感じることがあれば、それを相手にきちんと伝えるようにしましょう。「どうしても干渉されるのが嫌だ」という場合は完全分離型の二世帯住宅がおすすめです。
⑦固定資産税・生活費等の負担でトラブルに
一つの住宅に二世帯が住んでると問題になるのが、「お金」についてのトラブル。住宅にかかるお金で共有することになるのは、主に「固定資産税」と「水光熱費」といったところです。
→事前にしっかりと話し合いをしておく
費用面に関わることは、事前にしっかりと話し合いをしてルールを決めておくことが、もっとも重要な対策方法となります。「親子だから」と曖昧にしておくと、思わぬところでトラブルに発展してしまうこともあるでしょう。
知っておきたい二世帯住宅のメリット!
後悔の声やデメリットについて話してきましたが、意外にも、二世帯住宅にはたくさんのメリットがあるのです。
メリットとデメリット両面を見たうえで、二世帯住宅にするかしないかの最終的な判断をしてみましょう。
・経済的な負担が減る
最大のメリットは、経済的な負担が軽減されることです。
建築コストはもちろんのこと、ランニングコストとなる「固定資産税」や「水光熱費」、食卓を共にする場合は「食料費」も節約することができるでしょう。
・家事・育児が協力できる
共働きの世代が当たり前となっている中、「幼稚園や保育所もいっぱいで子供の預け場所がない」と困っている夫婦も多いのではないでしょうか。
そんな時に、親世帯が同じ屋根の下で暮らしていることで、気軽に子供の面倒をみてもらったり、家事を手伝ってもらったりと、さまざまな面でサポートしてもらうことができるでしょう。
・介護の負担が減る
将来、親の介護が必要になったときにも、すぐに駆けつけることができたり、いつでもサポートができるというのもメリットです。
同居していない場合、親の家を行き来するのに大きな負担がかかってしまったり、緊急事態でもすぐに駆けつけることが難しかったりと、不安に感じることも多いでしょう。
・家族がそばにいる安心感
親は子が、子は親が、お互いにいつまでも心配に思ってしまうものです。家族が常にそばにいることで感じられる安心感は、何物にも変え難いでしょう。
「何かあったらすぐにお互いに助け合える存在」がいることで、より安心して日々の生活が送れるのも大きなメリットです。
<合わせて読みたい>
二世帯住宅がおすすめな人とは?
二世帯住宅にするかどうかをお悩みの方に向けて、後悔するポイントや二世帯住宅のメリットについてご紹介してきました。そこで、良い点・マイナスな点を踏まえて、どのような人に二世帯住宅がおすすめなのかをまとめました。
<二世帯住宅がおすすめな人>
・住まいにかかる経済的な負担を少しでも減らしたい。
・家事・育児や介護など、親子でサポートし合える環境で暮らしたい。
・親世帯・子世帯で、遠慮なく話し合いができる関係である。
・自分の家族以外と一緒に暮らすことに抵抗がない。
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いかがでしたか?二世帯住宅はマイナスな印象を持たれがちですが、今回ご紹介したような「後悔するポイント」を事前に把握し対策をしておけば、デメリットもきちんと解消することができます。経済面や共働き夫婦にとってのメリットもたくさんあるので、二世帯住宅でお悩みの方は、まずはハウスメーカーや工務店に相談してみましょう。
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