愛知で一戸建てがおすすめの理由|愛知の人気都市の住みやすさや注文住宅建築実例を紹介
愛知県は、東京や大阪などの他の大都市と比べて、一戸建ての新築が多く、一軒家の人気が高い県です。豊橋市や名古屋市、長久手市、みよし市などは全国や愛知県民の「住みよい街ランキング」でも上位にランクインしています。街の環境が良く住みやすいことや、宅地価格が安く一軒家が建てやすいなどのメリットがたくさんあります。
今回は、統計データやランキング、口コミなどを調査した、愛知県の住宅事情をご紹介します。愛知県や各都市の魅力・住みやすさと同時に、一戸建てが人気の理由がうなずける結果が見えてきました。
ブルーハウスが手がけた愛知県内の注文住宅建築実例もご紹介しますので、愛知県内で一戸建てを検討中の方は、土地探しや住まい選びの参考にしてくださいね。
<コラムのポイント>
・愛知県で一戸建ての持ち家が人気の理由や一戸建てが建てやすい理由が分かります。
・名古屋市・豊橋市・長久手市・みよし市など、愛知県内で持ち家を購入する人気エリアの住みやすさが分かります。
・愛知県で建てた一戸建て注文住宅の建築事例が見られます。
愛知県は大都市の中でも一戸建てが建てやすい条件が揃う
国土交通省の建築着工統計調査の最新版(令和3年)では、着工新築住宅戸数は全国で799,746戸、そのうち一戸建ては417293戸で、全ての着工新築住宅のうち52.17%が一戸建てという結果でした。
愛知・東京・大阪の大都市に絞って見てみましょう。
表1:全国・愛知・東京・大阪の着工新築住宅戸数と一戸建て戸数、一戸あたりの床面積(令和3年)
着工新築住宅戸数 | うち一戸建ての戸数 | 一戸建ての割合 | 戸建て一戸当たりの床面積 | |
全国 | 799,746戸 | 417,293戸 | 52.17% | 112.7㎡(約34坪) |
東京 | 116,834戸 | 33,449戸 | 28.62% | 105.7㎡(約32坪) |
愛知 | 56,499戸 | 30,470戸 | 53.93% | 115.81㎡(約35坪) |
大阪 | 65,352戸 | 22,111戸 | 33.83% | 112.7㎡(約34坪) |
出典:e-Stat(政府統計ポータルサイト)建築着工統計調査に基づき弊社で作成
このように、令和3年の全ての着工新築住宅のうち、一戸建ての割合は愛知県は53.93%と半数以上が一戸建てになっており、東京都や大阪府と比べて一戸建ての新築割合が多いことが分かります。
また、一戸あたりの平均床面積も約35坪と、全国平均を上回っており、東京都と大阪府よりも広くゆとりのある一戸建てが多いことが分かります。
愛知は宅地価格相場が東京・大阪よりも安い
一戸建てを建てたいと思ったとき、新しく建てる土地から探すパターンも多いでしょう。土地の価格も、一戸建てを考える時の重要な要素です。
国土交通省が公表している平成30年都道府県地価調査によると、愛知県の平成30年度の住宅地の平均価格は1㎡あたり10万5300円でした。東京都の38万900円と比較すると3分の1以下で、大阪府の15万900円よりも安いです。
都道府県別・住宅地平均価格(令和3年)
愛知県 | 105,300円/㎡ |
東京都 | 380,900円/㎡ |
大阪府 | 150,900円/㎡ |
出典:国土交通省「令和3年都道府県地価調査」
また、名古屋圏の中でも、市町村によって住宅地の価格相場には開きがあります。
表:愛知県内の主な住宅地の価格相場
名古屋市千種区 | 82.8 万円/坪 |
名古屋市緑区 | 51.5 万円/坪 |
名古屋市昭和区 | 100 万円/坪 |
岡崎市 | 38.2 万円/坪 |
豊田市 | 40.3 万円/坪 |
春日井市 | 36.1 万円/坪 |
豊橋市 | 27.8万円 / 坪 |
長久手市 | 61.2万円 / 坪 |
みよし市 | 39.9万円 / 坪 |
出典:suumo「愛知県の土地価格相場情報」をもとに作成(2022年2月時点)
愛知県では余裕のある一戸建てのための土地を手に入れやすいという背景も、戸建てを建てる後押しとなっているのではないでしょうか。
住みよさランキングで見る愛知の住環境
愛知県は、東洋経済研究所が発表している「住みよさランキング」で、毎年複数の都市がランクインしています。
愛知県で最新の2021年ランキングで50位以内にランクインしている都市は長久手市(全国4位)、名古屋市(14位)、みよし市(24位)、刈谷市(38位)、碧南市(46位)です。
出典:東洋経済ONLINE「住みよさランキング2021」全国総合トップ50
愛知県の結果で興味深いのは、調査項目の中でも「快適度」「富裕度」のランクが特に高いということです。快適度のランクが高いということは、暮らしの中で自然に触れる機会が多く、過ごしやすい気候であるといえるでしょう。
「富裕度」は、住民の1人あたりの所得や1住宅あたりの延べ床面積の広さ、持ち家世帯の比率の高さなどが評価基準です。先ほど解説した一戸建ての平均面積のデータとも共通しており、快適な住まいが実現しやすいということが分かります。
愛知は「一戸建て・持ち家を買って住みたい」人気のエリア
また、LIFULL HOME’Sが実施した2022年の住みたい街ランキングでは、「家を買って住みたい」街として名古屋市の名古屋・伏見・上前津、豊橋、春日井などが上位にランクインしています。
出典:〈中部圏版/中京圏〉2022年LIFULL HOME’S住みたい街ランキング
愛知で一戸建て新築に人気のエリアの魅力を紹介!
次に、住みよさランキングや住みたい街ランキングで上位にランクインしている、愛知県の人気のエリアについて、地域別の住みやすさを詳しく解説します。
住宅開発が盛んな名古屋エリア
愛知県の中心的存在の名古屋エリアは、都市開発が進んでおり2020年には大規模なマンションが行われたことなどから、住宅の需要が高く、周辺環境も整備され便利に住めるエリアです。
鉄道沿線では名古屋駅のほか伏見駅や久屋大通駅、上前津駅、新栄町駅の周辺に人気が集まっています。
名古屋市の人気エリアの住みやすさや一戸建ての価格相場については前回のコラムで詳しく解説していますので、合わせてチェックしてみてください。
子育てしやすさや暮らしの満足度が高い豊橋
名古屋・東京へのアクセスの良さから、デュアルライフの拠点としても注目が集まっている豊橋。利便性の高い駅周辺と、のどかで環境が良い郊外のバランスがよく、共働き子育てしやすさのアンケートでは、愛知県内で1位に輝いたこともあります。
さらに、豊橋市は、市民生活の幸福度や満足度調査において、全国主要都市でのうち「生活満足度」で全国1位(!)、「幸福度」で3位(!!)、総合ランキングでも5位(!!!)と、豊橋市民の満足度が高く、幸せに暮らしやすい街という結果となっています。
豊橋の魅力や住みやすさは、過去のコラムでさらに詳しく知ることができるので、合わせてご覧下さい。
長久手市は圧倒的なアクセスの利便性と自然の共存が魅力
住みよさランキングで2021年4位にランクインしている長久手市は、徳川家康と豊臣秀吉が互いに戦った「小牧・長久手の戦」の地として有名です。名古屋市と豊田市のちょうど間にある市で双方へのアクセスがよく、通勤、通学に適したベッドタウンとして発展してきた市です。2005年に開業した愛知高速交通の日本唯一の磁気浮上式リニアモーターカー「リニモ」が走る東部丘陵線が市を横断しており、交通の利便性をさらに高めています。
参考:長久手市ホームページ
長久手市東部はリニア開通の年に開催された国際万博「愛・地球博」のメイン会場でもあります。現在も広大な万博記念公園を中心に自然を楽しめる環境が整備されています。
このように、高い都市機能と自然が共存していることが、「住みよい」と思わせる理由なのではないでしょうか。
また、長久手市は平均年齢が37.8歳と全国で最も低い都市でもあります(平成27年国勢調査より)。働き盛りの世代や子どもの数が多く、結婚や子育てなど人生の節目にあたって移住を検討している人にとっては、若い人が多く活気のある都市は魅力的と感じる人が多いのかもしれません。
県内随一の財政力を誇るみよし市
みよし市は、愛知県のほぼ中央、名古屋市と豊田市の間に位置する市です。トヨタ自動車など自動車関連企業が多く、財政力や財政健全度は愛知県の中でもトップクラスです。東名道・東名三好ICがあり、豊田市や日進市、長久手市へも車で行きやすいのが魅力です。また、地下鉄鶴舞線と名鉄豊田線が乗り入れるため、名古屋市・豊田市のベッドタウンとして人気があります。
働き盛りの子育て世代の比率が多く、住民の平均年齢は40.3歳と非常に活気を感じる若い街でもあります。
住環境は落ち着いた治安の良い街並みと公園など自然が多い環境が特徴です。
参考:みよし市ホームページ
学園都市として発達し明るく活気のある日進市
住みよさランキングで2018年に11位にランクインした日進市は、長久手市の北側に隣接した市です。愛知学院大学や名古屋外国語大学、名古屋学芸大学など愛知で有名な大学が多くあり、多くの学生が集まる学園都市としての面があります。
市と教育機関が連携したまちづくりの取り組みも盛んに行われ、若い力が溢れる活気のある街という印象です。日進市から名古屋市を流れ、伊勢湾へ注ぐ天白川を中心に日本の田園風景が広がる自然豊かな街でもあります。
参考:日進市ホームページ
こうして具体例を見ていくと、愛知の各都市が住みよいと言われるのは、通勤や通学に便利でなおかつゆとりを持って快適に住め、自然も豊かな周辺環境であることが最大の理由ではないでしょうか。
愛知県は一戸建て新築に使える移住支援事業も充実
愛知県には、東京23区から移住をしやすい支援制度があります。
東京23区内や東京圏内に住んでいて一定の条件を満たしている人が、愛知県内の指定市町村に転入すると、移住支援金として1世帯につき100万円(単身者は1人につき60万円)が支給されます。
参考:愛知県移住支援事業(移住支援金の支給)について(愛知県ホームページ)
また、北設楽郡設楽町では、子育て世代に向けた新築住宅の建築への補助金制度を行っています。補助額は上限500万円と住宅補助制度の中ではかなり高額です。新築する住宅の床面積の合計が100㎡以上であることや、中学生以下の子どもまたは配偶者を有する世帯で、配偶者との年齢の合計が80歳未満などの条件があります。
参考:設楽町若者定住促進住宅補助金について(設楽町ホームページ)
この他にも、愛知県では移住に伴う住宅の新築で利用できる補助金がもらえる自治体が多くあります。過去のコラムで詳しくまとめていますので合わせて参考にしてください。
補助金を利用することで、補助金を様々な建築時の初期費用にあてることができます。建築家や工務店に払う工事料や工事着手金など、最初の自己資金はやはりある程度必要ですし、住宅ローンを組むとしても自己資金額が多い方がその後の返済が楽になります。
愛知県の注文住宅建築実例
最後に、ブルーハウスが手がけた愛知の注文住宅建築実例をご紹介します。ブルーハウスは、施主様の理想の暮らしを間取りや外観で実現し、高気密高断熱と無垢材など自然素材をふんだんに使った、長く健康に暮らせる家をつくっています。
平屋のように暮らせる「家事楽」にこだわった家
シンプルなグレーの塗り壁に木のエントランスがアクセントになった、トレンド感のある外観に仕上げました。ファザードからは玄関ドアが見えないようになっており、プライバシーに配慮しています。
エントランスのデッキを曲がると、玄関があります。ウッドデッキは外からの視線を気にせずお子さまの遊び場など便利に使えるスペースになっています。
22畳の広々LDKは、無垢材のカバザクラをフローリングに使用。温かみのある色合いと木目がナチュラルで落ち着ける空間になっています。サラサラとして足触りが良いのも魅力です。リビングの一部を高天井にして梁を見せることで、開放感や広さを感じられます。
キッチンやダイニングには収納を豊富につけました。見せる収納でいつも気持ちよくお料理を楽しめそうですね。
LDKと洗面所・脱衣室・浴室・トイレがつながっていて動線が効率的、1階で生活が完結する間取りです。テレビボードの後ろの間仕切り壁を使って上手くゾーン分けしました。
まとめ
愛知県で一戸建てが人気の理由を探った今回ですが、調べていくほどに愛知県がいかに住みよい場所であるかということを実感する結果になりました。
都市型のライフスタイルを求める人にとっても、自然の中で暮らしたいという人にとってもマッチングする場所が必ずあると思います。
大型ショッピングセンターや教育機関が充実しているため、子育て世代やデュアルライフ・テレワーク中心のライフスタイルの人にもおすすめです。大都市へのアクセスも便利なので、仕事の選択肢や通勤手段も豊富です。
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