平屋×バルコニーで実現する開放的な暮らし｜メリットや注意点も解説

平屋の人気が高まる中「外で過ごせる気持ちの良い空間をつくりたい」という思いから、バルコニーに興味を持つ方が増えています。

平屋のバルコニーは、家族との時間を大切にしたい方や、外の風を感じながらくつろぎたい方にとって、満足度を高める魅力的な要素です。

最近では、インナーバルコニーやスカイバルコニーなど、デザイン性の高い外空間を取り入れた間取りも人気があります。

この記事では、平屋にバルコニーをつくるメリットや注意点を分かりやすく解説します。平屋で開放的な暮らしを実現したい方や、バルコニーをつけるべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

平屋×バルコニーで実現する開放的な暮らし｜まず知っておきたい基本と考え方

平屋にバルコニーを取り入れることで、住まいの開放感と暮らしの幅は大きく広がります。

平屋は、ワンフロアで生活が完結する反面、上下方向の広がりを感じにくい住宅です。外空間を立体的に活用することで、LDKなどの室内とつながる心地よい居場所が生まれます。

平屋とバルコニーの関係を正しく理解することが、快適で後悔のない家づくりにつながります。

まずは、平屋にバルコニーを設置する際に知っておきたい基本と考え方を見ていきましょう。

平屋のバルコニーの種類

平屋に設置するバルコニーは、その形やつくり方によって使い勝手や快適性が大きく変わります。

ここでは、平屋におすすめの「インナーバルコニー」「スカイバルコニー」「ルーフバルコニー」の特徴と魅力をご紹介します。

外からの視線をやさしく遮る「インナーバルコニー」

建物の外壁ラインの内側に組み込むインナーバルコニーは、三方を壁や屋根に囲まれるため外部からの視線が入りにくいのが特徴です。

屋根に囲まれることで雨や直射日光の影響も軽減されます。

リビングとつなげれば、室内外の一体感が高まり、自然を感じる心地よい外空間をつくれます。洗濯物干しや家事スペースとしても使いやすく、生活感を外観に出しにくい点も魅力です。

インナーバルコニーは、平屋の落ち着いた佇まいを大切にしたいご家族におすすめです。

開放感あふれる「スカイバルコニー」

空の広がりを感じたい場合には、スカイバルコニーが適しています。建物の最上部に設けるため、周囲の建物や塀の影響を受けにくく、空や景色へと視線が自然に抜ける点が特徴です。

周囲の景色を取り込みやすく、非日常感のある空間になるでしょう。スカイバルコニーは、家族で食事を楽しんだり、読書をしたりと、アウトドアリビングとしての活用が広がります。

一方で、スカイバルコニーへつながる階段動線や安全性への配慮が欠かせません。暮らしの中で自然と使える位置関係を意識した設計が重要です。

フラットな屋上空間「ルーフバルコニー」

屋根形状をフラットに設計し、屋上として活用するのがルーフバルコニーです。柱や壁に制限されにくいため、まとまった広さを確保しやすくなります。

植栽を配置したガーデニングスペースや、家具を置いたアウトドアリビングなど、用途に応じて柔軟に使える外空間が生まれます。

ただし、防水や排水計画は重要な検討項目です。

ルーフバルコニーは、設計段階から施工まで一体的に考えることで、安心感のある屋上空間が実現できます。

平屋にバルコニーをつくる際のポイント

平屋のバルコニーは、屋根構造と防水を含めた総合的な設計が重要です。

特に、ルーフバルコニーは屋上に人が立ち入る前提となるため、建物への負荷や耐水性が大きく関わるからです。

バルコニーの防水層の選定や勾配、排水計画が不十分だと、雨水が滞留しやすくなり、防水性能の低下や雨漏りにつながるおそれがあります。その結果、建物内部の劣化や修繕費の増加を招く可能性もあるでしょう。

そのため、用途や立地条件に合った防水工法を選び、雨水が自然に流れる十分な勾配を確保することが重要です。

ブルーハウスでは、暮らし方を丁寧にヒアリングし、土地条件や外観デザインまで含めた平屋のバルコニー設計を行います。快適な平屋のバルコニーを検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

平屋にバルコニーを取り入れるメリット

平屋にバルコニーを取り入れることで、暮らしの快適性と心地よさは一段と高まります。

平屋は生活動線がシンプルで、家族の距離が近い住宅です。そこに外とつながるバルコニーを加えることで、空間の広がりや光の入り方に変化が生まれます。

ここでは、平屋にバルコニーを取り入れるメリットを見ていきましょう。

1.外でくつろげるスペースがつくれる

平屋にバルコニーがあると、外でくつろげるスペースがつくれるのがメリットです。平屋は1階部分に居住空間を設けるため、リビングと連続した外空間を設けやすいからです。

室内から一歩外に出るだけで、気分転換の場が生まれ、家族が自然と集まりやすくなるでしょう。さらに、室内と視線や床の高さをそろえることで、一体感のある空間になります。

平屋のバルコニーは、落ち着いた雰囲気を保ちながら、暮らしに広がりを加えられる点が魅力です。

2.採光・通風が良くなる

平屋にバルコニーを設置すると、採光・通風が良くなります。バルコニーにより、光や風を取り込みやすい開口部を確保しやすくなるでしょう。

採光・通風が確保された平屋は、朝の自然光で気持ちよく目覚めやすくなり、日中も室内が明るくなります。

風が通ることで快適さが続くため、家族それぞれが無理のない生活リズムを保ちやすくなるでしょう。

3.デザイン性が高まる

平屋にバルコニーを設置すると、住まい全体のデザイン性が高まるのも魅力です。

平屋はワンフロアのみで構成される住宅であり、シンプルな形状になりやすい住宅です。そのため、バルコニーを組み合わせることで、立体感や陰影が生まれます。

さらに、バルコニーの素材や手すりのデザイン次第で、ナチュラルにもモダンにも表情を変えられます。

平屋にバルコニーを取り入れることで、外観にアクセントが加わり、住まい全体の印象が引き締まるでしょう。

4.家事動線がスムーズになる

一階部分のみに居住空間を設ける平屋は、もともと家事動線に優れた住まいです。さらに、バルコニーを設置することで、より家事の効率化につながります。

ランドリールームの近くに物干しができるバルコニーを配置すると、洗濯から干すまでの移動距離が短くなり、日々の家事負担を軽減しやすくなります。

また、バルコニーで干した洗濯物をそのまま室内へ取り込み、近くのクローゼットや収納スペースへ片付ける動線も計画しやすくなるでしょう。

平屋にバルコニーを設置すると、洗う・干す・しまうが一箇所で完結し、日々の家事がよりスムーズに進みます。

5.アウトドアリビングとして楽しめる

平屋にバルコニーがあると、アウトドアリビングとして楽しめるのもメリットです。屋外がリビングから気軽に出られる距離にあることで、特別な準備をしなくても外へ足を運びやすくなります。

朝の一息や夕方のくつろぎなど、日常の中で屋外に出る時間が自然と増えていくでしょう。

天気の良い日は日向ぼっこや読書、家族でのティータイムなど、室内とはひと味違う開放的な過ごし方が生まれます。

平屋ならではの外とのつながりを、さらに深く知りたい方は、アウトドアリビングの考え方や実例をまとめたこちらの記事も参考にしてみてください。

平屋にバルコニーを設ける際の注意点

平屋にバルコニーを計画する際には、事前に押さえておきたい注意点もあります。

ここでは、平屋ならではの特性を踏まえながら、後悔しないために知っておきたい注意点を解説します。

1.プライバシーを確保する必要がある

平屋のバルコニーは、周囲の視線との距離が近くなりやすいため、プライバシーへの配慮が欠かせません。隣家や道路からの見え方を考慮し、手すりの高さや目隠し壁、植栽などを組み合わせて計画することが大切です。

間取りやバルコニーの位置を敷地全体で捉え、室内からの見え方も含めて検討することが重要です。

2.日差し・風・雨への配慮をする必要がある

平屋にバルコニーを設置する際は、日差し・風・雨への配慮をする必要があります。

バルコニーに強い日差しが長時間当たると、床材や手すりの表面温度が上がり、夏場はバルコニーに出にくくなります。結果的に、素材の色あせや劣化が進みやすくなる点にも注意が必要です。

また、風や雨が直接吹き込むと、床に水がたまりやすくなります。バルコニーの排水が追いつかない場合は劣化や雨漏りの原因にもつながるでしょう。

日差し・風・雨への配慮としては、夏の日射を和らげる庇の設置や、風の抜けを考えた手すりの形状、耐久性・防水性に優れた床材選びなどが重要です。

自然条件を読み取った設計と素材選定により、長く使いやすいバルコニーになります。

3.実績豊富な施工会社に依頼する

平屋のバルコニーは、構造計画や防水処理、メンテナンス性まで含めた高い設計・施工力が求められます。実績豊富な施工会社に依頼すれば、安心して暮らせる品質面まで総合的に提案してもらえるでしょう。

ブルーハウスでは、平屋の住まいづくりに精通した視点から、敷地条件や暮らし方に合わせた最適なバルコニープランをご提案しています。ぜひお気軽にご相談ください。

平屋ならではのデメリットや、その具体的な対策について知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

 

間取りとセットで考える「平屋×バルコニー」のつくり方

平屋にバルコニーを設ける際は、間取りと一体で計画することが重要です。

ここでは、バルコニーの種類ごとに相性の良い空間配置や設計の考え方をご紹介します。

暮らしに自然になじむ平屋の間取りづくりのヒントとして、参考にしてみてください。

インナーバルコニーと相性の良い空間配置

インナーバルコニーは、建物の内側に取り込むように配置することで、天候や視線の影響を受けにくい外空間をつくれます。軒下や深い庇と組み合わせることで、夏の日差しを抑えつつ、雨の日でも使いやすいスペースになります。

バルコニーをリビングやダイニングと緩やかにつながる配置にすると、室内との一体感が高まり、自然に活用しやすくなるでしょう。

スカイバルコニーのある開放的な間取り

スカイバルコニーは、建物の最上部に設けることで、空を身近に感じられる外空間です。玄関からの動線や階段位置を整理すると、外出や帰宅の流れの中で立ち寄りやすくなります。

玄関からの動線や階段位置を整理すると、スカイバルコニーへ行くまでの移動を、無理なく行えるようになります。例えば、玄関ホールから階段までの距離を短くし、リビングを大きく横切らずに上階へ上がれる配置がおすすめです。

外出前や帰宅後に、靴のままスカイバルコニーに移動できる動線であれば、洗濯物を干す、外の空気を感じるといった行動が自然に生まれます。

また、階段の位置を廊下やホールに面して計画することで、家族それぞれの生活時間を邪魔しにくくなるでしょう。

このように、玄関から階段、そしてスカイバルコニーへと続く流れをシンプルに整えることで、日常の延長として使える外空間になります。

ルーフバルコニーを活かす間取り

屋根部分を有効活用するルーフバルコニーは、視線が上へ抜けるため、平屋でも開放感のある外空間です。

中庭と組み合わせると、室内から中庭、さらに屋上へと視線や動線がつながり、上下に広がりのある立体的な空間構成が生まれます。

ルーフバルコニーを平屋に設置することで、ガーデニングや星空を眺める時間など、暮らしの中に多彩な楽しみも加わります。

外空間との距離感やプライバシー確保のヒントとして、こちらの記事もあわせてご覧ください。

 

まとめ｜平屋×バルコニーで家族が心地よく過ごせる外空間をつくりましょう

平屋にバルコニーを取り入れることで、暮らしは室内だけで完結せず、外へとやさしく広がります。くつろぎや家事、家族の時間など、日常のさまざまなシーンにゆとりが生まれ、住まいの快適性も高まるでしょう。

一方で、プライバシーや日差し、防水といった配慮も欠かせません。間取りや土地条件、家族のライフスタイルに合わせて丁寧に計画することが大切です。

平屋とバルコニーを上手に組み合わせ、家族が自然と集まる心地よい外空間を実現しましょう。

ブルーハウスでは、土地の特性を読み解いた設計と、暮らしに寄り添う提案力を活かし、平屋とバルコニーを一体で考えた住まいづくりを行っています。家族が自然と集まる心地よい外空間をお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

豊橋市で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ

ブルーハウスは、豊橋市でオーダーメイドのデザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。

• ・デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担が少なく住める家をつくっています。
• ・ブルーハウスは、高気密高断熱住宅にこだわっています。（現在HEAT20G2グレードを中心に建築。全棟気密測定（C値測定）を実施）
• ・無垢材や塗り壁など、自然の素材を使った家づくりが得意です。
• ・土地探しからも始められて、建てたい家や住みたい地域、住みたい環境から適した土地をお探しします。

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「人生を最高に楽しむ家」をつくることを目指して家づくりをしています。

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