階段の種類別のメリット・デメリットや間取り事例を紹介

家づくりの中でも、階段をどのように設けるかは暮らしやすさに直結する重要なポイント。
そこでこちらのコラムでは、階段の定番の間取り例や階段の種類別のメリット・デメリット、階段デザインを決めるポイントなどをまとめて解説します。
階段の間取りでお悩みの方はもちろん、階段のデザインや種類について知りたいという方も、ぜひ参考にご一読ください。
<コラムのポイント>
・階段の間取りには大きく2つのパターンがあります。それぞれの特徴を知って、あなたにぴったりの間取りを選んでみましょう。
・階段の間取り以外にも、どのような種類の階段にするかやデザインについても悩むポイント。階段の形ごとのメリット・デメリットやデザインのコツも学んでみましょう。
階段の基本をチェック
まずは、階段の寸法と必要な広さについて整理します。
階段の寸法
階段の寸法は、上り下りのしやすさや安全性に関わる重要な要素です。
住宅では、段の高さ(蹴上げ)や足を置く奥行き(踏面)、通行できる幅のバランスが大切になります。
建築基準法では、住宅の階段幅は75cm以上、蹴上げは23cm以下とされています。大切なのは、家族構成や年齢、荷物の持ち運びなど、日常の使い方を想像しながら検討することです。
数値だけで判断せず、暮らしに合った寸法を探っていきましょう。
階段に必要な畳数
階段を設けるには、ある程度の床面積が必要です。
一般的な住宅では、階段部分だけでおよそ2〜3畳ほどを使うケースが多く見られます。
ただし、直階段か回り階段か、配置場所や形状によって必要な広さは変わる点も踏まえておきたいところです。また、階段下を収納として活用できるかどうかでも、間取りの印象は大きく異なります。
畳数だけを見ると「もったいない」と感じることもありますが、動線や空間のつながりを考える視点が不可欠です。
階段の種類別メリット・デメリット
続いては、階段を種類別に分けてそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
・直階段

真っ直ぐに伸びた直線タイプの階段を「直階段」と呼びます。
スタンダードな階段の種類で、場所を取らないので間取りに余裕がない家におすすめです。一方で、階段の途中に踊り場を設けたい方や、勾配が急になりやすいため小さい子どもがいて不安な方や、老後が心配という方には向かないでしょう。
・かね折れ階段

階段途中の踊り場で、90度向きを変えるタイプの階段が「かね折れ階段」。
直階段と比較すると階段の勾配が緩やかで、万が一転倒してしまった場合でも踊り場で止まることができるため、安全面で安心なのがメリット。さらに階段下のスペースを物置として活用することもできます。
一方で、直階段よりもより広い面積が必要となる点がデメリットに。
・折り返し階段

「折り返し階段」は、途中にある踊り場で折り返すように180度向きを変える階段のこと。
段数が増えるため段差は小さく緩やかな勾配になることや、踊り場部分があるため、折り返し階段よりもさらに安全性が高くなります。
その一方で、コストが高くなる傾向にあることや広い床面積が必要になるため、予算にも面積にもある程度の余裕がないと実現しにくいタイプの階段といえます。
螺旋階段
螺旋階段は、中心を軸に回りながら上下階をつなぐ形状の階段です。
設置に必要なスペースが比較的コンパクトなため、狭小住宅や限られた間取りでも採用しやすい点が特徴です。
一方で、踏面が扇形になることから、上り下りの際には足元への配慮や手すりの設置が欠かせません。また、家具の搬入や日常の動線に影響する場合もあります。
デザイン性や空間のアクセントとして人気がありますが、安全性や生活のしやすさも含めて検討したい階段タイプです。
階段の定番の間取り例
階段を家のどこに設けるかについては、大きく2つの間取りパターンがあります。それぞれの特徴についてみてみましょう。
・玄関のすぐ側に階段

もっとも一般的な間取りは、玄関扉を開けてすぐ、あるいは玄関ホールのすぐそばに階段を設けるパターン。
この間取りのメリットは玄関から入ってすぐに2階へアクセスできること、また1階と2階の空間が完全に分かれているため冷暖房の効率がよくなること。さらに、2階へ移動する際にかならずリビングを通らなければならない「リビング階段」と比べると、プライバシーを保ちやすいというメリットもあります。
一方で、家族同士で顔を合わせる機会が少なくなること、そして階段を設けるためにある程度の広さを確保する必要があり、間取りの自由度が下がってしまうこともあるので注意が必要です。
・リビング階段

近年、おしゃれな空間が作れると人気が高まっているのが「リビング階段」の間取り。
リビング内に階段が設けられているため、LDKから2階への移動がしやすく、家族間で顔を合わせる機会も増えるのがメリット。さらに、相性の良い吹き抜け天井と組み合わせると開放感のあるおしゃれな空間に。
リビング階段にするデメリットは1階と2階の空間につながりができるため、冷暖房の効率が悪くなってしまうことやキッチンの臭いや煙が2階へ伝わりやすくなること。ですが、階段の周りを壁で覆うタイプの階段を設けることで、上下階の空間のつながりを最小限に抑えることもできます。
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便利でおしゃれな階段づくりのポイント
ここでは、デザイン性と使いやすさを両立する階段づくりの工夫を紹介します。
空間を広く見せるスケルトン階段を採用する
スケルトン階段は、踏み板の下に壁や蹴込みがない構造で、空間を広く見せやすいのが特徴です。
視線が抜けるため、リビングやLDKに配置すると開放感が生まれ、間取り全体がすっきりした印象になります。採光を取り込みやすく、インテリアのアクセントとしてデザイン性を高められる点も魅力です。
一方で、転落防止の手すりや踏み板の素材選びなど、安全性への配慮は欠かせません。
収納計画や生活動線とのバランスも含めて検討したい階段の一つです。
段数・幅・踊り場で「上り下りのしやすさ」を確保する
階段の上り下りのしやすさは、段数や幅に加えて、途中に設ける踊り場の位置や広さによっても変わります。段差が急だと足への負担が大きくなり、日々の移動が負担に感じやすいものです。
一方、階段幅に余裕があれば、すれ違いや荷物の持ち運びがしやすく、動線にもゆとりが生まれます。また、途中に踊り場を設けることで、動きに区切りができ、万が一の転倒リスクを抑えられる点も安心です。
家族構成や年齢、これからの暮らしを考慮することが、納得のいく階段づくりにつながります。
足元を美しく照らす間接照明を取り入れる
階段に間接照明を取り入れることで、足元が照らされ、安全性を高めることができます。
直接光源が見えないため、まぶしさを抑えながら、空間全体を落ち着いた雰囲気に演出できる点も魅力です。
踏み板の下や壁面に照明を設けることで、夜間の上り下りもしやすくなります。
デザイン性を高めるだけでなく、家族の生活リズムや使う時間帯に配慮した照明計画を考えることが、快適な階段づくりには欠かせません。
窓や吹き抜けで明るさと抜け感をつくる
階段まわりに窓や吹き抜けを設けることで、自然光を取り込みやすくなり、空間に明るさと抜け感が生まれます。
視線が上下に広がるため、階段が単なる通路ではなく、住まい全体に開放感をもたらします。
日中は照明に頼りすぎずに済む点もメリットのひとつです。
一方で、冷暖房効率や視線の抜け方には配慮が必要なため、間取り全体とのバランスを考えながら計画することが大切です。
階段下スペースを収納やワークスペースに活用する
階段下は、工夫次第で収納やワークスペースとして有効活用できる場所です。
収納にすれば、日用品や掃除道具などをまとめやすく、住まい全体をすっきり保てます。
また、デスクを設けてワークスペースにすることで、限られた面積でも作業場所を確保できるでしょう。
ただし、天井の高さや奥行きには制限があるため、使い方をあらかじめイメージしておくことが大切です。
暮らし方に合わせた活用を考えることで、間取りの満足度も高まります。
おしゃれな階段の間取り実例集
最後に、私たちブルーハウスがお届けする「おしゃれな階段のある間取り実例」を3つご紹介します。
・中二階とスタディスペースを設けた間取り

玄関を入ってすぐにLDKを設けた間仕切りのない家。リビングの横には、2階へと伸びるスケルトン階段が。
2階へと上がる途中の踊り場には子どもの遊び場スペース、階段下には在宅ワークができる書斎スペースを設けました。
・デザイン性と機能性を兼ね備えた間取り

こちらは、明るく爽やかな印象のリビング階段のある間取り。
階段の一部はスケルトン式に、途中からは壁に囲まれるようにして、おしゃれさは残しつつも冷暖房の効率は下げない機能性のある階段になっています。階段下は子どもの遊び道具を収納するスペースに。
・コンパクトで無駄のないシンプルな間取り

こちらは、リビングの背面に直階段のスケルトン階段を設けた間取り。居住スペースを最大限に残せるように、場所を取らないシンプルな直階段を選びました。
豊橋市で注文住宅を建てるなら、ブルーハウスへ
今回のコラムでは、階段の間取りや種類別の特徴、デザインのポイントについて解説しました。
愛知・豊橋で注文住宅を手掛ける私たち「ブルーハウス」では、おしゃれなリビング階段や生活導線に配慮した玄関階段の家をお届けしております。
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