注文住宅を建てるなら何から始める?まずやることや入居までの流れ、注意点を徹底解説
「注文住宅を建てたいけど、何から始めるべきか分からない…」と不安を抱える方へ。
やることが曖昧なまま、なんとなくで家づくりを進めてしまうと、失敗や後悔につながります。
理想の注文住宅を実現するには、正しい手順を知り、必要な作業を明確にすることが大切です。
この記事では、注文住宅を建てる際にまず何から始めるべきか、入居までの流れや注意点について詳しく解説します。
<コラムのポイント>
・注文住宅を建てる時に何から始めるべきなのか、「まずやるべきこと3選」を紹介します。
・注文住宅を建てる際の入居までの流れについて解説します。
・注文住宅を建てる前に知っておくべき3つの注意点を解説します。
これから注文住宅を建てようと考えている方、家づくりを正しい流れで進めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
注文住宅を建てる時に何から始めるべきか|まずやること3選
「注文住宅を建てたい。」と思い立った時に、まず何から始めるべきか悩む方は多くいらっしゃいます。
結論から言うと、まずやるべきなのは「予算」「価値観」「土地」という3つの要素を明確にする作業です。
これら3つの要素をどのように明確化するのかを、詳しく解説します。
家づくりの予算を決める
家づくりでまずやるべきなのは、建物と土地を合わせた総予算を決めることです。
予算という明確な指針がなければ、理想ばかりが先行し、実現不可能な計画になるケースがあります。
また、住宅ローンは何十年も支払いが続くため、将来の経済状況やリスクも加味した長期的な視点が重要です。
無理なく返済できる借入額を把握するために、資金計画を入念に検討しましょう。
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家づくりの価値観を話し合う
注文住宅を建てる際には、家づくりの価値観を家族で話し合い、理想を共有しておくことも大切です。
注文住宅は自由度が高く、間取りやデザインの打ち合わせで意見の衝突が起こりやすいです。
設計段階でもめてしまうと、計画が滞るリスクがあります。
価値観のすり合わせができていれば、設計の打ち合わせがスムーズに行えるので、ストレスなく家づくりを進められます。
実際の暮らしを具体的にイメージし、言葉で伝えたり・ノートに書き出したりして、価値観を共有しましょう。
住みたい土地の条件を決める
家づくりでまずやること3つ目は、「どのような土地に住みたいか」という具体的な条件の整理です。
土地は建物と同様に、日々の暮らしの質を左右する重要な要素です。
住宅の場合、完成後もリフォームによって間取りや設備を変更できますが、土地は一度購入すると立地条件を変えることはできません。
また、土地取得にかかる費用は非常に大きく、家づくり総予算に大きく影響します。
家づくりの価値観と照らし合わせながら、「交通の便」、「治安」、「土地の広さ」など、条件に優先順位を付けておきましょう。
注文住宅を建てる際の入居までの流れ
注文住宅を建てる際には、入居までの全体スケジュールを理解しておくことが大切です。
自分が今どの段階にいて、次に何をすべきかが明確になるので、スムーズに家づくりを進められます。
入居までの具体的な流れについて、詳しく見ていきましょう。
価値観をすり合わせ情報収集する
まずは、家族で家づくりの価値観を共有し、理想を具体化するために必要な情報を集めます。
具体的なイメージや基礎知識がないまま計画を進めてしまうと、判断基準が曖昧で失敗につながります。
主な情報収集の方法は、以下のとおりです。
- ・住宅情報サイト
- ・InstagramやYouTubeなどのSNS
- ・住宅展示場やモデルハウス
画面越しの情報収集だけでなく、実物を体感するのも重要です。
情報収集で正しい判断基準を身に付けて、満足度の高い家づくりを実現しましょう。
資金計画を立てる
住宅ローンを無理なく支払うためには、適切な資金計画が重要です。
資金計画を立てる際に注意すべきなのが、「金融機関から借りられる額」と「無理なく返済できる額」は異なる点です。
この違いを理解せずに借入額を決めてしまうと、毎月の返済が家計を圧迫し、将来的に支払いが困難になる恐れがあります。
理想のマイホームで安心して暮らし続けるためにも、現実的な資金計画を立てましょう。
資金計画の正しい立て方や失敗しないポイントを知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
土地・建築会社を決める
資金計画の目処が立ったら、次は「土地探し」と「建築会社の選定」を行います。
土地の形状や広さ・立地条件は、建てられる住宅の規格や暮らしの質に大きく影響します。
また、注文住宅を建てる建築会社は、理想の家づくりを共に叶えるパートナーです。
土地・建築会社の選択が、今後の家づくりと暮らしの大部分を方向づけるため、時間をかけて慎重に判断しましょう。
土地探しの方法や決め方のポイントを知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
住宅プランの打ち合わせ・仮見積りを取る
候補となる建築会社が見つかったら、具体的な住宅プランの打ち合わせを行い、仮見積りを取ります。
この段階で大まかな仕様や間取り、金額を把握し、複数社の提案を比較検討するのがおすすめです。
図面や見積りを見ながら比較することで、選ぶべき建築会社が見えてきます。
金額や条件だけでなく、営業担当者の人柄や提案力にも目を向けて検討を行いましょう。
土地を購入する
建築を依頼する会社が決定し、その土地で希望の建物が建てられるのを確認したうえで、土地を購入します。
土地購入の際には、売主と売買契約を締結し、その土地に家を建てる法的な権利を確保します。
土地の売買契約は内容が複雑でわかりづらいですが、施主自身が十分に理解しておくことが大切です。
契約時は建築会社の担当者にも同席してもらい、内容に問題がないかをプロの視点で確認してもらうと安心です。
住宅ローンの事前審査に申し込む
土地の売買契約と建築会社が決定したら、金融機関に住宅ローンの事前審査を申し込みます。
この事前審査は仮審査とも呼ばれ、借入額を把握するうえで重要なステップです。
特にこだわりがない場合は、複数の金融機関へ審査を申し込み、金利や団信の条件を比較検討するのも効果的です。
住宅プランや間取りの詳細打ち合わせ・正式見積りを取る
建築会社と間取りや仕様に関する詳細な打ち合わせを重ね、最終的な見積りを作成してもらいます。
このステップは、建物の細かな仕様と総額を確定させる重要なポイントです。
外壁や床材、キッチン、浴室、トイレ、壁紙の色、コンセントの位置に至るまで、家の隅々の仕様を決めます。
打ち合わせで決めた内容が図面に反映されていくため、家づくりの実感を得られます。
注文住宅の間取りアイデアや実例を見たい方は、以下の記事も参考にしてください。
工事請負契約を締結する
細かな仕様と見積り金額に合意したら、建築会社と工事請負契約を締結します。
工事請負契約とは、「どんな家を、いくらで、いつまでに建てる」といった内容を約束する契約のことです。
この契約によって、施工内容や金額、工期などが法的に約束されます。
後のトラブルを防ぐためにも、不安な点がある場合は、必ず質問して解消しておきましょう。
住宅ローンの本審査に申し込む
土地の売買契約・工事請負契約の締結後、金融機関へ住宅ローンの本審査を申し込みます。
事前審査は個人の返済能力を承認するものであったのに対し、本審査は最終的な融資の可否と金額を決定します。
本審査には、数週間程度の時間を要するのが一般的です。
審査が承認されると、家を建てるための資金が法的に確保され、着工への準備が整います。
着工
住宅ローンが承認されると、いよいよ建築工事が始まります。
着工前には、工事の安全を祈願する「地鎮祭」や「近隣住民へのあいさつ周り」を行うのが一般的です。
地鎮祭やあいさつ周りのタイミングについては、事前に建築会社へ確認しておきましょう。
イメージしていた理想のマイホームが少しずつ形になっていく過程は、施主にとって一生の思い出となります。
完成・竣工検査
建築工事が完了すると、建物が契約書通りに建てられているかを確認する「竣工検査」が行われます。
竣工検査は、建築会社の担当者と施主が立ち会い、図面との相違点や不具合がないかを確認します。
第三者の専門家の視点で確認したい場合は、ホームインスペクターに同行してもらうのも効果的です。
万が一不具合が見つかった場合は、この時点で指摘し、補修を依頼しましょう。
引き渡し・入居
竣工検査が無事に終わると、ようやく新居の鍵が渡され、引き渡しとなります。
住宅ローンは、引き渡し日に実行されるのが一般的です。
鍵を受け取ったその日から入居でき、理想のマイホームで新しい暮らしが始まります。
ここまでが、注文住宅を建てる際の全体的な流れです。
注文住宅を建てる前に知っておくべき注意点
家づくりをスムーズに進め、満足度の高い住まいを実現するには、いくつか注意すべき点があります。
これから紹介する3つの注意点を押さえて、後悔のない家づくりを進めましょう。
入居日から逆算してスケジュールを立てる
家づくりのスケジュールを考える際は、希望の入居日を決め、逆算して計画を立てていくのが効果的です。
家づくりは開始から入居まで、1年以上の期間を要する長期的なプロジェクトです。
最終的なゴールを決めておくことで、段階ごとに細かくスケジュールを立てられます。
家づくりを計画的に進めたい方は、必ず入居日を決めるところから始めてみましょう。
打ち合わせ段階で不安要素を解消しておく
建築会社との打ち合わせでは、不安や疑問を残さないように意識しましょう。
「言わなくても伝わるだろう」、「後で聞こう」といった遠慮や先延ばしは、完成後の後悔につながる恐れがあります。
どんなに些細なことでも必ずその場で確認し、解消しておくことが大切です。
着工前に近隣住民へあいさつ周りする
着工前には、施主自身で近隣住民へのあいさつ周りをするのが望ましいです。
工事中は、騒音や振動、工事車両の出入りなどで、近隣住民へ迷惑がかかる可能性があります。
事前に施主からひと言あるだけで、相手への配慮が伝わり、入居後の近所付き合いにも良い影響を期待できます。
まとめ
今回の記事では、注文住宅で何から始めるべきか、家づくりの流れや注意点について解説しました。
注文住宅を建てる際には、「予算」、「価値観」、「土地」の3要素を考えることから始めましょう。
資金計画の立て方や土地の探し方について、より具体的に知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
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