新築でもシロアリ対策が必要な理由|具体的な対策や被害に遭わないための注意点なども紹介
「新築でもシロアリ対策が必要なのか。」と疑問を持たれている方は多いのではないでしょうか。
シロアリは古い住宅に発生する印象がありますが、「建築基準法で定められている」「新築時にしかできない対策もある」などの理由から新築でもシロアリ対策は必要です。
今回は以下のポイントを中心に、新築でもシロアリ対策が必要な理由や具体的な対策などをくわしく紹介します。
長い間、快適に暮らせる安心・安全な住まいを実現するためにも、新築時のシロアリ対策を検討しましょう。ぜひ、最後までごらんください!
<コラムのポイント>
・「建築基準法で定められている」「新築時にしかできない対策がある」ことから新築時でもシロアリ対策が必要です。
・新築時の具体的なシロアリ対策を紹介します。
・新築時の対策に加えて日常的に点検を行い、シロアリの発生を早期に発見することで被害を抑えられます。
目次
新築時のシロアリ対策の必要性
シロアリは築年数の古い住宅に発生するという印象があるかと思いますが、新築時にもシロアリ対策が必要です。
新築時にシロアリ対策が必要な理由は、以下のとおりです。
- ・建築基準法で定められているから
- ・新築時にしかできない対策があるから
それぞれ、見ていきましょう。
建築基準法で定められているから
木造住宅においては、建築基準法で構造耐力上主要な部分について地面から1メートル以内の部分には必要に応じて、シロアリよる害を防ぐための措置を講じなければならないと定められています。
したがって、新築時には上記の基準を満たす必要があります。
新築時にしかできない対策があるから
シロアリ対策の中には新築時にしかできない対策もあります。
例えば、「ベタ基礎を採用する」「シロアリ被害に遭いづらい建材を使用する」など建物の構造についての対策は新築時にしかできないため注意しましょう。
次章からは具体的に新築時のシロアリ対策を紹介します。
新築時のシロアリ対策
以下のように新築時のシロアリ対策はさまざまな方法があります。
施行業者と相談しながら適切な対策を選びましょう。
- ・ベタ基礎を採用する
- ・シロアリに強い木材を選ぶ
- ・防蟻防湿シートを取り入れる
- ・点検しやすいつくりにする
- ・防蟻処理を施す
- ・床下の換気性能を高める など
ベタ基礎を採用する
ベタ基礎とは、床下の鉄筋が入っているコンクリートにより建物を支える構造のことを指し、住宅と地面にすき間ができないため、「シロアリの侵入経路を防ぎやすい」「湿気がたまりにくい」などの特徴があり、シロアリ対策として有効です。
また、ベタ基礎は耐震性に優れているため、地震に強い家づくりをしたい方にもおすすめです。
以下の記事で耐震等級3について確認できます。
シロアリに強い木材を選ぶ
シロアリは、「やわらかい木材を好む」「よい香りのする木材を嫌う」などの特徴があります。
以下の木材を使用することでシロアリ対策になります。
- ・ヒノキ
- ・ヒバ
- ・スギ
- ・チーク など
防蟻防湿シートを取り入れる
基礎コンクリート下部に防蟻・防湿シートを敷き詰めることでシロアリ対策になります。
防蟻効果だけでなく、防湿効果もあるため床下をシロアリが嫌う環境にすることが可能です。
点検しやすいつくりにする
長期的な観点からシロアリ被害を防ぐには、新築時に点検しやすいつくりにすることが重要です。
具体的には、床下や天井裏をチェックするための点検口を設けるようにしましょう。
防蟻処理を施す
防蟻処理とは、住宅の土台や柱などに専用薬剤を塗布することを指します。
薬剤の効果は5年程度と言われていますので5年に一度のタイミングで行いましょう。
床下の換気性能を高める
床下が湿気によりジメジメした環境になるとシロアリの発生リスクが高まります。
以下のような工夫により床下の湿気を除去することにより、有効なシロアリ対策になります。
・床下換気扇を設ける
・防湿シート、乾燥砂を敷く
・調湿材をまく など
特に、湿気が多い土地や風通しがわるい場所に住宅を建てる際には適切な換気計画を立てるようにしましょう。
ブルーハウスでは薬剤での対策に加えて、よりシロアリ対策に適してい『JOTOキソパッキング工法』を採用しています。
キソパッキング工法の床下全周換気では、換気口を基礎に設ける場合に比べ1.5~2倍の換気性能を発揮します。
シロアリ被害にあわないための注意点
新築時に適切なシロアリ対策を施すことで、シロアリ被害にあうリスクを軽減できます。
さらに、新築後も「日常的に自分でできるシロアリ対策を施す」「定期的に点検を行う」などにより安全な住まいを実現しましょう。
ここでは、シロアリ被害に遭わないための注意点を紹介します。
定期的に点検する
点検口や住宅の外からマイホームを点検して、対策を講じることで被害を抑えられます。
以下のチェックポイントを参考に定期的に点検するようにしましょう。
- ・配管からの水漏れはないか
- ・蟻道はないか
- ・木材が腐食していないか
- ・雨漏りが発生していないか など
住宅の基礎や通風口付近にものを置かない
シロアリの侵入経路である「蟻道」は、住宅の外基礎につくられることが多いです。
蟻道を早期発見するためにも、住宅の外基礎付近にはなるべく物を置かないようにしましょう。
また、床下の換気に必要な通風口に物を置くことにより、床下に湿気がたまりやすくなることにも注意が必要です。
住宅のまわりに廃材や段ボールなどを放置しない
シロアリのエサとなる廃材や段ボールなどを放置することでシロアリの発生リスクが高まります。
住宅のまわりには廃材や段ボールなどを放置しないようにしましょう。
玄関や浴室を乾燥させる
湿気や水分がたまりやすい玄関や浴室は、シロアリ被害が多い場所と言われています。
「窓を開ける」「24時間換気」など室内を乾燥させることが重要です。
新築時のシロアリ対策についてのQ&A
最後に、新築時のシロアリ対策についてよくいただく質問と回答を紹介します。
シロアリが来ない家の特徴は
シロアリが来ない家の特徴は、以下のとおりです。
- ・ベタ基礎を採用している
- ・建物や周辺環境が乾燥している
- ・十分な高さの基礎を確保している
- ・床下を点検しやすい
基礎の種類や点検口の設置など新築時に対策を検討することが重要です。
ブルーハウスでは、シロアリ被害にあいにくいかつ耐震性に優れているベタ基礎を採用しています。
シロアリが発生しているサインは
以下のような現象がある場合には、シロアリが発生している可能性があるため、注意しましょう。
- ・蟻道がある
- ・羽アリを見かける
- ・床の一部がきしむ
- ・壁を叩くと空洞音がする など
まとめ
今回は、新築時のシロアリ対策の必要性と具体的な対策方法などを紹介しました。
「ベタ基礎を採用する」「点検しやすいつくりにする」など新築時からシロアリ対策を施すことで被害にあうリスクを軽減できます。
長い間、安心して暮らせる住まいを実現するためにも、新築時は施工業者と相談しながら適切なシロアリ対策を施しましょう。
今回紹介した情報が「新築でもシロアリ対策が必要なのか」とお悩みの方の参考になれば幸いです。
ブルーハウスは、豊橋市でオーダーメイドのデザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。
- ・デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担の少なく住める家をつくっています。
- ・ブルーハウスは、高気密高断熱住宅にこだわっています。(現在HEAT20G2グレードを中心に建築。全棟気密測定(C値測定)を実施)
- ・無垢材や塗り壁など、自然の素材を使った家づくりが得意です。
- ・土地探しからも始められて、建てたい家や住みたい地域、住みたい環境から適した土地をお探しします。
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