吹き抜けとキャットウォークを設けた注文住宅|メリット・デメリット、適切な高さ・幅・材料なども紹介

吹き抜けとキャットウォークを設けた注文住宅|メリット・デメリット、適切な高さ・幅・材料なども紹介

「猫と楽しく暮らす開放的な吹き抜けのある家を建てたい」と考えている方は、吹き抜け×キャットウォークを設けた間取りを検討してみてはいかがでしょうか。

開放的な吹き抜けにキャットウォークを設けることで、猫の遊び場として活用できるのはもちろん、おしゃれなデザインのアクセントにもなります。

今回は、以下のポイントを中心に吹き抜けとキャットウォークを設けた注文住宅のメリット・デメリットなどをくわしく紹介します。

<コラムのポイント>

  • ・吹き抜け×キャットウォークを設けるメリット・デメリットを紹介します。

  • ・キャットウォークと吹き抜けは相性がよく、猫の運動不足やストレスを解消すると同時にデザインのアクセントになります。

  • ・猫の安全性を確保するためには、キャットウォークの「幅」「段差」「素材」について慎重に検討しましょう。

    吹き抜けにキャットウォークを設けるメリット

    吹き抜けにキャットウォークを設けるメリット

    吹き抜けにキャットウォークを設けた間取りには、以下のようなメリットがあります。

    • ・猫にとって開放的な遊び場になる
    • ・吹き抜けのデザインのアクセントになる
    • ・窓や照明器具の点検用として設置することもできる

    それぞれ、見ていきましょう。

    猫にとって開放的な遊び場になる

    完全に室内で猫を飼う場合には、家の中にキャットウォークを設けることで猫のストレスや運動不足を解消できます。

    特に、吹き抜けのある空間は広々としたスペースを確保できるため、猫が自由に遊べるキャットウォークを実現可能です。

     

    以下の記事で吹き抜けの家で後悔しない間取りづくりやメリット・デメリットを確認できます。

    吹き抜けのデザインのアクセントになる

    キャットウォークの素材や色、デザインを工夫することで、吹き抜け空間にアクセントを加えるインテリアとしても活用できます。

    例えば、モダンな印象の吹き抜け空間に無垢材のキャットウォークを設置することで、温かみのある雰囲気をつくれます。

    窓や照明器具の点検用として設置することもできる

    キャットウォークは、建築用語として使われることもあり、その場合には「高所点検のための通路」としての意味があります。

    住宅においても窓や照明器具の点検用としてキャットウォークを設けることもあります。

    ただし、点検用としてキャットウォークを設ける場合には、安全性を確保するため、人が乗れる強度・幅にする必要があることに注意しましょう。

    吹き抜けにキャットウォークを設けるデメリット

    吹き抜けにキャットウォークを設けるデメリット

    吹き抜け空間にキャットウォークを設けるデメリットは、以下のとおりです。

    • ・掃除に手間がかかる
    • ・費用がかかる
    • ・猫がキャットウォークを使わないこともある

    1つひとつ、見ていきましょう

    掃除に手間がかかる

    吹き抜けにキャットウォークをつくる場合、高い場所に設けることが多いため、目が届きにくく汚れに気づかないこともあります。

    場合によっては、においが発生することもあるので以下のような対策をしましょう。

    • ・高所用の清掃用具を使って定期的に清掃する
    • ・掃除のしやすい設計にする

    費用がかかる

    新築時にキャットウォークを設ける場合、追加で費用がかかることに注意しましょう。

    素材や設置場所にもよりますが、概ね5~10万円程度の追加予算が必要です。

    猫がキャットウォークを使わないことがある

    せっかくキャットウォークをつくっても猫が使わないことがあります。

    一般的に、猫は高いところを好む習性があると言われていますが、中には高いところが苦手な猫もいますし、「高すぎる」「小さすぎる」などの理由で猫にとって使いにくいものになることもあるからです。

    キャットウォークと猫の特徴のミスマッチを防ぐため、事前に猫の大きさや性格を考慮して検討するようにしましょう。

     

    以下の記事で猫と暮らす家の間取りのコツを確認できます。

      吹き抜けのある住宅にキャットウォークを設ける際の注意点

      吹き抜けのある住宅にキャットウォークを設ける際の注意点

      吹き抜けにキャットウォークを設ける際は、寸法や素材、設置する位置などに注意しましょう。

      ここでは、吹き抜けのある住宅にキャットウォークを設ける際の注意点を解説します。

      適切な幅・段差にする

      キャットウォークの幅は、「猫が足を踏み外す」リスクを軽減するためにも25cm以上にしましょう。

      猫を2匹以上飼われている方は、猫同士がすれ違えるような幅にすることで、安全性の高いキャットウォークになります。

      また、キャットウォークに高低差をつけることで上下運動ができるのでおすすめです。

      こちらも安全性を考えて、以下の高さを目安としましょう。

      • ・階段状に配置:20cm程度
      • ・ステップ上に配置:50cm程度

      素材にこだわる

      猫が遊びやすいキャットウォークにするためには、素材の選定も重要です。

      例えば、猫の爪がかからないガラスやアクリルなどの素材は、落下の危険性があるので注意しましょう。

      キャットウォークの素材としては、木材がおすすめですが、中でもオーク、ブナ、パイン材などの耐久性の高いものがおすすめです。

      また、キャットウォークの素材だけでなく、床材の選定も慎重に検討しましょう。

      猫が着地したときにケガをしないように、キャットウォークの下にはクッションフロアのような柔らかい素材を選ぶと安心です。

      猫が使いやすいレイアウトにする

      猫は後ろ向きに歩くのが苦手なため、動線を考えた回遊性の高い設計にすることが重要です。

      キャットウォークに出入口を2つ以上設け、ストレスフリーに遊びやすい環境をつくりましょう。

      また、猫は上ることは得意ですが高いところから一気に降りることは苦手な傾向があります。

      特に、吹き抜けの場合には高い位置にキャットウォークを設置することが多いため、猫が少しずつ降りられるレイアウトにしましょう。

      部屋に調和した色やデザインを選ぶ

      キャットウォークは、住宅のデザインの一部とも言えるため、内装と調和したものを選びましょう。

      以下のような工夫で吹き抜け空間全体がおしゃれに仕上がります。

      • ・床材と同じ素材を採用する
      • ・キャットタワーを取り入れる
      • ・曲線的なデザインにする など

      キャットタワーとは、床から柱で頂上まで猫が登れるもののことを指し、吹き抜けのある家の大空間と相性がよい組み合わせになります。

      吹き抜け×キャットウォークを取り入れた施工事例を紹介

      吹き抜け×キャットウォークを取り入れた施工事例を紹介

      こちらは、吹き抜け空間に階段状のキャットウォークを設けた施工事例です。

      吹き抜けの開放的なデザインと相性がよい木材を使用したキャットウォークは、上下運動も可能な猫の遊び場になります。

      吹き抜け×キャットウォークを取り入れた施工事例を紹介

      吹き抜けのリビングにキャットウォークを取り入れたことで、リビングから猫の様子を眺められる間取りを実現しました。

      窓際に設置したため、日当たりもよく、猫のお昼寝スペースとしても利用できます。

      吹き抜け×キャットウォークを取り入れた施工事例を紹介

      <施工事例>猫と共に暮らす家

      まとめ

      今回は、吹き抜けのある注文住宅にキャットウォークを設けるメリット・デメリットや注意点を紹介しました。

      開放感のある吹き抜け空間とキャットウォークを組み合わせることにより、猫のストレスや運動不足を解消しやすくなります。

      また、キャットウォークのデザインや素材を工夫することで、おしゃれな吹き抜け空間を実現できるのも嬉しいですよね。

      今回紹介した情報が、吹き抜けとキャットウォークを組み合わせた注文住宅を建てたいとお考えの方の参考になれば幸いです。

       

      豊橋市で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ

      ブルーハウスは、豊橋市でオーダーメイドのデザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。

      • ・デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担の少なく住める家をつくっています。
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      • ・無垢材や塗り壁など、自然の素材を使った家づくりが得意です。
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