住宅に使われる「床材」の種類とは |木・タイル・カーペット・クッションフロアの特徴と注意点を解説
床材の種類は数多く、住まいづくりの中で迷われる方も多いのではないでしょうか。
木、タイル、カーペット、クッションフロアなど、種類ごとに特徴があり、部屋の用途や好みに合わせて使い分けることでより快適な住まいが実現します。
そこで今回は、それぞれの床材の種類・特徴や注意点とともに、後悔しないための床材選びのポイントを解説します。
<コラムのポイント>
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・住宅で使用される、主な床材の種類をご紹介します。
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・住宅で特に人気の「木の床材」について詳しく解説します。
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・汚れが気になる部屋は、フロアタイルがおすすめです。
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・部屋の用途に合わせてカーペットやクッションフロアも役立ちます。
目次
床材の種類|主な4種類
住まいの印象を左右するのは、部屋の中でも大きな面積を占める床です。
床材は、下記のポイントを押さえると、後悔のない選択ができます。
床材選び5つのポイント |
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この章では、床材の中でも代表的な4つのタイプをご紹介します。
木|フローリング
木のフローリングは、温かみや自然な質感が魅力です。
無垢材や合板フローリングなど、お好みや予算に合わせて選択可能です。
木は耐久性が高い樹種も多く、ていねいにメンテナンスを行うことで、長く愛用できます。
フロアタイル
フロアタイルは、タイル状の床材で主にPVC(塩化ビニル)や樹脂で作られています。
耐久性や防水性にすぐれ、汚れに強いためお手入れがしやすい床材です。
住宅だけでなく店舗など幅広い用途で使用されます。
カーペット
カーペットは、柔らかく温かみのある触感が特徴です。
防音性に優れ、リビングや寝室などの居室に適しています。
ただし、カーペットはファブリックのため、汚れやダニの発生に注意が必要です。
定期的に掃除をして、清潔な状態を保ちましょう。
クッションフロア
柔らかな素材で足にもやさしいクッションフロアは、水や汚れに強いことも特徴です。
デザインも豊富で、水回りなどにも気軽に取り入れられます。
ただし、耐久性は他の床材に比べて劣る場合もあります。
下記で、各床材の特徴や注意点を詳しく解説します。
床材選びの参考になさってください。
木の床材の特徴と注意点
木の床材は、リビング・ダイニング・寝室など、住まいのあらゆる部屋に使用されます。
この章では、床材の中でも人気が高い、木の床材の特徴と導入時の注意点を解説します。
無垢と合板の違いと魅力
木の床材は、主に無垢と合板の2種類あり、下記のような違いがあります。
床材は広範囲に使用する素材のため、予算やお好みに合わせて、慎重に選びましょう。
- ・無垢フローリング|天然木そのものをぜいたくに使用した床材で自然な風合いや経年変化を楽しめる。
- ・合板フローリング|リーズナブルなタイプが多く、反りや収縮が少ない。
無垢床の種類
無垢床の代表的な樹種は、下記の通りです。
無垢床の主な樹種 |
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樹種によって、色や木目の特徴だけでなく、肌触りや耐久性も異なります。
経年変化も考慮して、長く愛用できる樹種を選びましょう。
注意点|湿気や乾燥、傷など
無垢床は湿気や乾燥に弱く、収縮や反りが発生する可能性があります。
こまめな掃除だけでなく、定期的にメンテナンスをしましょう。
木の種類によっては、傷がつきやすい場合もありますが、暮らしの中でできた傷も、いずれ味わいとなっていきます。
こちらの記事でも、無垢フローリングの魅力やお手入れ方法を詳しく解説しています。
合わせてご確認ください。
<あわせて読みたい>
フロアタイルの特徴と注意点
バリエーションが豊富でデザイン性にすぐれたフロアタイルは、住まいの印象をより素敵にしてくれます。
魅力や種類、注意点も確認しておきましょう。
フロアタイルの魅力
フロアタイルは、耐久性や耐水性が高く、掃除のしやすさが魅力です。
リアルな木目調や石目調デザインや色合いも豊富で、さまざまなテイストに合わせられます。
汚れや摩耗にも比較的強いため、サニタリールームなどにも適した床材です。
フロアタイルの素材
フロアタイルは、主にポリ塩化ビニル(PVC)が使用されています。
汚れや水をさっと拭き取れる素材のため、キッチンなどの水回りの床材としてもおすすめです。
注意点|素材選びや敷き方など
すき間に水が入ったり、硬さが気になったりと、施工方法や選び方によってデメリットを感じる可能性があります。
小さなサイズ感のフロアタイルを敷き詰めて施工するため、ご自身で敷くことが難しい場合は、プロの施工業者に依頼しましょう。
カーペットの特徴と注意点
カーペットは、やわらかな肌触りと、温かみのある素材感が特徴です。
この章では、カーペットの特徴や注意点を確認しましょう。
ウールとナイロンの違いと魅力
カーペットの素材として代表的な、ウールとナイロンの違いは下記の通りです。
- ・ウール| 自然素材で肌触りが柔らかく、防音性にすぐれている。
- ・ナイロン:|耐久性が高く、汚れに強い。デザインも豊富
カーペットの種類
カーペットには、主に下記のような種類があります。
- ・タフテッド|大量生産が可能で、コストパフォーマンスにすぐれている。
- ・織物カーペット| 高級感があり、インテリアのアクセントになる、ウィルトン織やゴブラン織などさまざまな種類がある。
注意点|お手入れやドアとの干渉など
カーペットは、使用する範囲やメンテナンスなどいくつかの注意点があります。
- ・ダニやカビが発生しやすいため、定期的な掃除が欠かせない。
- ・汚れが染み込む可能性があるため、防汚加工を選ぶのがおすすめ。
- ・ドア付近に敷くと、ドアの開閉がしづらくなる可能性がある。
カーペットは素材や厚み、デザインなど種類が豊富です。
サンプルだけでは広範囲に敷いた場合がイメージしづらいため、プロの施工業者とよく打ち合わせを行い、色の出方などを確認しましょう。
クッションフロアの特徴と注意点
やわらかく、踏み心地のよいクッションフロアは、立ち仕事の多い場所に適しています。
最後にこの章では、クッションフロアの特徴や注意点を解説します。
クッションフロアの魅力
クッションフロアは、種類も豊富で機能性も高い床材です。
主に下記のような魅力があります。
- ・足に優しく、長時間立っていても疲れにくい。
- ・防水性が高く、キッチンやトイレなどの水回りに適している。
- ・木目調やタイル調など、デザインが豊富でインテリアに合わせやすい。
クッションフロアの種類
クッションフロアには、素材によって下記のような種類があります。
- ・塩化ビニル系素材|耐久性・耐水性にすぐれている。
- ・リサイクル素材| 環境に配慮でき、機能性も高い。
- ・抗菌仕様|水回りなどで、衛生面への配慮ができる。
注意点|耐久性や劣化など
メリットの多いクッションフロアですが、敷く場所や使用方法など、下記の点に注意しましょう。
- ・耐久性は硬質床材に比べると劣るため、交換が必要になる可能性がある
- ・高温や、とがった物に弱い。
- ・長期間使用することで、素材の劣化が気になる可能性がある。
こちらの記事でも、内装決めの手順や注意点などを詳しく解説しています。
合わせてご確認ください。
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まとめ
この記事では、それぞれの床材の種類・特徴や注意点とともに、後悔しないための床材選びのポイントを解説してきました。
おしゃれで暮らしやすい家を実現するために、床材選びは重要なポイントになります。
ブルーハウスは一流の建築家がお客様のライフスタイルやご要望をお伺いし、床材にもこだわった快適な住まいをご提案しております。
無垢フローリングなど高品質な床材を使用した実績も多数ございますので、ぜひお気軽にご相談ください。
豊橋市で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ
ブルーハウスは、豊橋市でオーダーメイドのデザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。
- ・デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担の少なく住める家をつくっています。
- ・ブルーハウスは、高気密高断熱住宅にこだわっています。(現在HEAT20G2グレードを中心に建築。全棟気密測定(C値測定)を実施)
- ・無垢材や塗り壁など、自然の素材を使った家づくりが得意です。
- ・土地探しからも始められて、建てたい家や住みたい地域、住みたい環境から適した土地をお探しします。
愛知に住む人、豊橋に住む人を家づくりで幸せにする。「人生を最高に楽しむ家」をつくることを目指して家づくりをしています。
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