無垢材の床の種類と特徴を解説|美しさを保つためのお手入れ方法と必要な道具リスト
無垢材の床の種類は多数あるため、それぞれの特徴を理解して選択することが大切です。
無垢材は、天然木ならではの温もりや質感が魅力で、住まいに自然の美しさや快適さをもたらします。
しかし美観を長く保つためには、適切なメンテナンスが欠かせません。
そこで今回は、無垢材の床の主な種類とそれぞれの特徴と、美しさを保つためのお手入れ方法、必要な道具リストについて解説します。
無垢材の床をご検討中の方や、美しい無垢の床を保ちたい方に役立つ記事ですので、ぜひ最後までごらんください。
<コラムのポイント>
- ・無垢材の種類や特徴をおさらいしましょう。
- ・無垢材の床ならではの魅力を解説します。
- ・美しい無垢材の床を保つために、お手入れ方法を確認しましょう。
目次
無垢材の主な種類と特徴
無垢材は、切り出された天然木のことで、自然の温かみや風合い、美しい木目が特徴です。
下記のような樹種には独自の風合いや色合いがあり、好みや部屋の雰囲気に合わせて選べます。
代表的な無垢材の床の種類 |
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この章では、代表的な無垢材の種類と特徴を解説します。
オーク (Oak)|ナラ
オークは、日本名で「ナラ」と呼ばれる樹種で、硬く耐水性、耐久性にすぐれています。
木目がはっきりと出るのが特徴で、フローリングだけでなく家具などにも広く使用されます。
ウォルナット (Walnut)
世界三大銘木のひとつとして知られるウォルナットは、重厚感のある深いブラウンの色合いと滑らかな質感、美しい木目が魅力の樹種です。
重厚感のある硬く耐久性の高い樹種で、経年変化によってさらに美しさを増します。
チェリー (Cherry)
チェリーは、赤みがかった色合いから、時の流れとともに深みのある赤茶色へ変化します。
木目が細かくなめらかさのある肌触りで、床材だけでなく家具などにも使用される高級木材です。
パイン (Pine)
マツの仲間であるパイン材は、柔らかな性質を持つ加工しやすい樹種です。
節が多く、素朴でカジュアルな印象を与えるため、ナチュラルテイストやカントリーテイストのインテリアによく合います。
無垢材の中でも比較的リーズナブルで、無垢材を初めて取り入れる方にもおすすめです。
無垢フローリングの魅力とは
無垢のフローリングは、冬でもひやりとした感覚が少なく、温かみのある肌触りで多くの住宅で取り入れられています。
ていねいなメンテナンスが必要になるため手間はかかりますが、育てる楽しさや天然木ならではの香りなど、数多くの魅力があるのです。
この章では、無垢フローリングの魅力を3つご紹介します。
自然素材の持つ温もり
無垢フローリングは天然の木材をそのまま使用しており、足触りがさらりと心地よく、やさしい質感が魅力です。
冬に素足で触れてもひやりと感じづらく、自然に包まれるような温もりを感じられます。
経年変化を楽しめる
無垢材は時間の経過とともに色や風合いが変化し、木材が持つ独特の味わいが深まることも特徴です。
この経年変化により、日々使い込むほどに愛着が湧き、ご家族の歴史が刻まれた唯一無二のフローリングとなります。
快適な住環境を作る調湿効果
無垢フローリングは木材が呼吸するように、湿気を吸収したり放出したりして、室内の湿度を調整することも大きな魅力です。
夏は涼しくべたつかず、冬は温かみを感じられるため、快適な住環境を保つのにも役立ちます。
こちらの記事でも、無垢フローリングの特徴や人気の樹種を詳しく解説しています。
合わせてごらんください。
>無垢フローリングとは何か|特徴やメリット・デメリット、人気の樹種やお手入れ方法を解説
無垢材ならではの木の香り
無垢材の床は、木に含まれている成分「フィトンチッド」により自然の森で過ごしているような香りを放ちます。
心を和ませる、部屋いっぱいに広がる木の香りも、無垢材ならではの価値です。
インテリア性の高さ
先ほども触れたように、経年変化により色合いや風合いが増す無垢フローリングは、インテリア性の高さも人気の秘密です。
北欧、ナチュラル、モダンなど、さまざまなインテリアテイストになじみ、それぞれの樹種が持つ美しさが際立ちます。
お好みのテイストや経年変化後の色・風合いも確認しながら、ご希望に合う無垢材の種類を選びましょう。
こちらの記事では、内装とともに検討したい平屋の外観デザインや間取り、おしゃれな施工事例も多数ご紹介しています。
合わせて、参考になさってください。
>シンプルな平屋のおしゃれな施工実例|外観デザイン・間取りづくりのポイント
ただし、無垢材の美しさを長く楽しむためには、適切なメンテナンスは欠かせません。
次の章では、お手入れに必要な道具のリスト例をご紹介します。
無垢床のお手入れに必要な道具リスト例
無垢床を取り入れる場合は、メンテナンス用の道具をそろえておくと安心です。
どのような道具を使用すればよいのか迷ったら、下記を参考になさってください。
無垢床のお手入れ道具のリスト例 |
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これらは、ホームセンターのほかインターネットでも購入可能です。
ご自身がお手入れしやすく、無垢材の種類に合ったものを選びましょう。
無垢床のお手入れ方法
最後にこの章では、無垢床のお手入れ方法をご紹介します。
普段のお手入れのほかに、特別なメンテナンスとしてオイルやワックス塗布などを加えると、より長く美しい状態を保てるため参考になさってください。
日常的な掃除
無垢床に、ごみやホコリを溜めないようにこまめに掃除機や柔らかいモップを使って掃除しましょう。
特に小さな砂粒などが床に残ると、樹種によっては傷がつきやすくなります。
水気を避ける
無垢材は水気に弱いため、日常的なお手入れは乾いた布を使用しましょう。
何らかのトラブルで濡れた場合は、すぐに拭き取ることが重要です。
お手入れの際も水拭きは避け、湿った雑巾を使用する場合は、水分が床に残らないようしっかり絞ってから使用しましょう。
オイルやワックスでメンテナンス
ウレタン塗装や硬化クリア塗装などが施された無垢床は、ワックス塗布を基本的にはしません。
樹種や塗装などによって必要がある場合は、オイルやワックスの取扱説明書をよく確認し、決められた使用方法を守ってメンテナンスしましょう。
オイル塗装で仕上げた無垢床をメンテナンスする場合は塗装されたオイルを確認し、基本的には同じメーカーのものを使用しましょう。
異なるオイルやワックスを使用したり、塗布の仕方を誤ったりすると、シミの原因になる可能性があります。
日焼けや色落ち対策をする
無垢床は、紫外線に当たると日焼けや色あせが生じる場合があります。
特に直射日光が当たる部屋は、カーテンやブラインドで日光を遮りましょう。
また、家具のレイアウトを工夫することで、日焼けのムラを防げる可能性があります。
時間帯によって自然光の入り方も変わるため、プランニングの段階で無垢材の種類をよく検討し、選定しましょう。
無垢床の日焼けや色落ち対策に不安のある方は、実績豊富な施工業者に相談すると安心です。
こちらのページでは、無垢床の施工事例が多数あるブルーハウスの家の性能や標準仕様を詳しく紹介しています。
参考になさってください
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まとめ
この記事では、無垢材の床の主な種類とそれぞれの特徴と、美しさを保つためのお手入れ方法、必要な道具リストについて解説してきました。
自然のぬくもりを直に感じられるおしゃれな住宅をご希望の方に、無垢材の床はおすすめです。
定期的にお手入れをして無垢材を育てれば、ご家族の過ごされた時間とともに色合いや風合いを増します。
ブルーハウスでは、ナラ・レッドパイン・メープルなど6種類の人気無垢材を標準採用しています。
オプションも含め、全20種類80パターンからご選択可能です。
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無垢材の床を取り入れたシンプルなデザインの平屋も多数実績がございますので、ぜひお気軽にご相談ください。
豊橋市で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ
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- ・無垢材や塗り壁など、自然の素材を使った家づくりが得意です。
- ・土地探しからも始められて、建てたい家や住みたい地域、住みたい環境から適した土地をお探しします。
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