注文住宅の階段にアイアン手すりを設けて後悔した理由|メリット・デメリット、おしゃれな施工事例なども紹介
「マイホームの階段にアイアン手すりを設けたい」とお考えの方は多いのではないでしょうか。
デザイン性の高いアイアン手すりですが、「人や物が落下しそうで怖い」「手すりがつかみにくい」などの理由により、後悔することもあります。
しかしながら、アイアン手すりのデメリットを事前に把握して、対策を講じることで上記のような後悔するリスクを軽減できます。
そこで、今回は以下のポイントを中心に注文住宅の階段にアイアン手すりを設けて後悔した理由や対処法についてくわしく解説します。
<コラムのポイント>
- ・アイアン手すりを階段に設けて後悔した理由と対処法を解説します。
- ・「落下防止ネット」を利用することで、アイアン手すりの安全対策になります。
- ・階段にアイアン手すりを設けるメリットやポイントを紹介します。
- ・「ナチュラル」「インダストリアル」などおしゃれな施工事例を紹介します。
目次
注文住宅の階段にアイアン手すりを設けて後悔した理由と対策方法
注文住宅の階段にアイアン手すりを設けて後悔することがあります。
事前に後悔した理由を確認し、対策を講じることでリスクを軽減しましょう。
人や物が落下しそうで怖い
アイアン手すりは、手すりのすき間が広くなりがちです。
したがって、マイホームの階段にアイアン手すりを取り付けた際に、すき間から人や物が落下するリスクが懸念されます。
特に、小さなお子さまがいらっしゃるご家庭は、不安になることもあるかと思いますので、以下の安全防止対策を講じましょう。
- ・手すりに落下防止用のネットを取り付ける
- ・手すりのすき間にアクリルボードを設置する
- ・手すりの幅を太くする
上記のような対策は、シャープでスタイリッシュなデザインが損なわれるリスクもありますが、安全対策を優先しましょう。
例えば以下の施工事例のように、お子さまが小さなうちは、落下防止用のネットを取り付け、大きくなったあとは取りはずすことも可能です。
【アイアン手すりに落下防止用ネットを取り付けた施工事例】
<施工事例>気持ちいい光が差し込む住まい
触ると冷たいと感じることがある
アイアン手すりは、冬場に触ると冷たいと感じることがあります。
また、デザイン性に関しても木材や樹脂製の手すりと比べて冷たい印象があります。
例えば、以下のような対策により上記の懸念を解消できます。
- ・手すりの触る部分に樹脂製のカバーを取り付ける
- ・部分的に木材を使用する
また、「アイアン手すりはつかみにくい」というデメリットも樹脂製のカバーの取り付けにより解消できます。
思ったより費用がかかった
アイアン手すりを階段に設置するのに「思ったより費用がかかった」と後悔することがあります。
アイアン手すりは、さまざまな階段の形状に対応するため、オーダーメイドでつくられることが多いからです。
アイアン手すりの設置費用を予算内で納めたいのであれば、以下のような工夫をしましょう。
- ・シンプルなデザインにする
- ・加工費がかからない形状にする
- ・部分的にアイアン手すりを取り入れる
以下の記事で注文住宅の階段の種類について確認できます。
<あわせて読みたい>
階段にアイアン手すりを採用するメリット
注文住宅の階段にアイアン手すりを採用するメリットは、以下のとおりです。
- ・圧迫感を感じさせない
- ・さまざまなデザインを実現できる
- ・耐久性が高い
それぞれ、見ていきましょう。
圧迫感を感じさせない
一般的に、壁がないアイアン手すりは、圧迫感のない開放的な雰囲気を実現できます。
また、窓の光を遮る壁がないため、空間を明るくできることも魅力的です。
さまざまなデザインを実現できる
アイアン手すりは、加工性が高いため、以下のようなさまざまなデザインを実現可能です。
- ・フラットでシンプルな形状
- ・ねじりやゆらぎを入れて装飾する
- ・手すりにステンドグラスを取り入れる
基本的にカラーはホワイトかブラックになりますので、以下のように住宅のテイストに合わせてカラーを選択しましょう。
(例)
- 「ナチュラルな雰囲気にしたい」:ホワイトを選択
- 「アイアン本来のスタイリッシュな雰囲気にしたい」:ブラックを選択
耐久性が高い
アイアン手すりは、鉄を使用しているため耐久性が高いことが魅力です。
上述した、曲げたり折れたりしたデザインにしても安全性が高く、長く使い続けられるメリットがあります。
階段にアイアン手すりを設ける際のポイント
注文住宅の階段にアイアン手すりを設ける際は、以下のポイントを意識することで、クオリティが高まります。
1つひとつ、見ていきましょう。
使う人の高さに合わせる
階段に手すりを設ける場合、一般的には750~850mmの高さにすることが多いです。
小さなお子さまがいらっしゃる場合には、2段、3段の手すりをつけることで使いやすくなります。
さまざまな素材と組み合わせる
一般的に、スケルトン階段に設けられることが多いアイアン手すりですが、箱階段に取り入れることも可能です。
また、踏み板に木材、ガラスなどを使用することで個性的なデザインを実現できます。
以下の記事では、スケルトン階段のあるおしゃれな間取りを紹介しています。
吹き抜け空間に取り入れる
以下の施工事例のように、吹き抜け空間の落下防止手すりとしてアイアン手すりを取り入れることで、より開放的な空間を実現できます。
このように、階段だけではなく開放感を出したい場所に設置することで、住宅のクオリティが高まりますのでおすすめです。
【吹き抜け空間にアイアン手すりを用いた施工事例】
<施工事例>生活を魅せる家
リビング階段に取り入れる
リビングに階段を設置することで、「家族とコミュニケーションがとりやすい」「リビングスペースのアクセントになる」などのメリットがあります。
しかし、一方でリビングに階段を設置することでリビングが狭く感じることがあります。
以下の施工事例のように、アイアン手すりを用いた視界を遮らない階段にすることでリビングスペースに開放感を与えられるのでおすすめです。
【リビング階段にアイアン手すりを用いた施工事例】
<施工事例>南をかんがえる家
以下の記事でリビング階段のメリット・デメリットを確認できます。
<あわせて読みたい>
階段にアイアン手すりを取り入れた施工事例を紹介
注文住宅の階段にアイアン手すりを取り入れた施工事例を紹介します。
ここで紹介する施工事例のように、住宅のテイストに合ったアイアン手すりの階段にすることでおしゃれでかっこいい空間を実現できます。
インダストリアル
こちらはリビングにスケルトン階段×アイアン手すりを設けた施工事例です。
クールなスケルトン階段とナチュラルな木材を組み合わせることで、インダストリアルテイストのリビングを実現しました。
<施工事例>アクティブの家
ナチュラル
こちらは、吹き抜けに一面の窓を設けた注文住宅の階段にアイアン手すりを設けた施工事例です。
ホワイトのアイアン手すりを採用することで、明るく開放的な雰囲気に仕上がりました。
<施工事例>光の家
スタイリッシュ
こちらは、吹き抜けのLDKにスケルトン階段×アイアン手すりを設けた施工事例です。
シンプルなアイアン手すりにすることで、スタイリッシュで洗練された雰囲気のリビングを実現しました。
<施工事例>灯籠の家
ブルーハウスには、ここでは紹介しきれなかった階段にアイアン手すりを設けた施工事例がたくさんあります。ぜひ、ごらんください。
まとめ
今回は、注文住宅の階段にアイアン手すりを設けて後悔する理由について紹介しました。
アイアン手すりには、「人や物が落下しそうで怖い」「費用が思ったよりもかかった」など後悔する可能性がいくつかありますが、「落下防止対策を講じる」「シンプルなデザインにする」などの対策により、リスクを軽減できます。
アイアン手すりは、デザイン性や耐久性の高さなどメリットも大きいため、優先順位を決めて導入するかどうかを判断しましょう。
今回紹介した情報が、マイホームにアイアン手すりのある階段を導入しようか迷っている方の参考になれば幸いです。
豊橋市で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ
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