おしゃれな三角屋根の家のメリット・デメリット|北欧風、モダンなど施工事例も紹介
どこか安心感のある三角屋根の家は、日本の伝統的な屋根として馴染み深く、機能面で様々なメリットがあります。
また、デザインに関しても、ちょっとした工夫で「北欧風」「モダン」など様々なテイストを表現できることも三角屋根の特徴です。
今回は、以下のポイントを中心におしゃれな三角屋根のメリット・デメリットや施工事例を紹介します。
<コラムのポイント>
・三角屋根のメリット・デメリットを紹介します。
・様々なテイストに調和する「意匠性」と家を守る「機能性」が三角屋根のメリットです。
・「北欧風」「モダン」などおしゃれな三角屋根の施工事例を紹介します。
目次
三角屋根の家とは
三角屋根の家とは、屋根と屋根の2つの面を最頂部で組み合わせた形状の屋根のことを指し、「切妻屋根」とも呼ばれています。
ちなみに、代表的な住宅の屋根には以下のような種類があります。
種類 | 形状 |
---|---|
【三角屋根(切妻屋根)】 |
2つの傾斜面でつくられた三角の屋根 |
【寄棟(よせむね)】 |
屋根の最頂部から4方向の屋根面がある |
【陸屋根(ろくやね・りくやね)】 |
水平な屋根 |
【片流れ屋根】 |
切妻屋根の棟に沿って真二つに切断した形状 |
【方形(ほうぎょう)屋根】 |
最頂部から四方へ同じ角度で傾斜 |
このように、屋根にはたくさんの種類がありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。
次の章からは、三角屋根のメリット・デメリットを紹介します。
三角屋根のメリット
三角屋根には、機能性とデザイン性についてのメリットがたくさんあります。
1つひとつ見ていきましょう。
雨漏りのリスクが低い
屋根の形状が直線的で水はけがよい三角屋根は、雨漏りのリスクが低くくなります。
一般的に、屋根からの雨漏りは、棟や建物とのつなぎ目から雨水が侵入することが多いです。
三角屋根はシンプルな構造でつなぎ目が少ないため、雨漏りのリスクを軽減できます。
小屋裏の通気を確保しやすい
一般的に三角屋根は二等辺三角形の形状をしているため、頂点の下に通気口を設けやすい特徴があります。
小屋裏に通気口を設けることで、室内の湿気を排出しやすい構造になるので、室内の空気環境を快適に維持できるメリットがあります。
屋根への積雪を抑えられる
三角屋根は、勾配があるため屋根への積雪を抑えられます。
また、「雪が落ちるのか」を把握しやすいメリットもあります。
施工コストを抑えられる
三角屋根は、他の屋根形状と比較してシンプルな構造であるため、「人件費」「材料費」など施工コストを抑えられる傾向があります。
同様に、リフォーム時にもコストが低い傾向があるため、維持管理の観点からもコストパフォーマンスが高いことがメリットです。
太陽光発電システムを導入しやすい
三角屋根は屋根の面積が広いため、太陽光発電システムを設置しやすい特徴があります。
例えば、ZEH住宅のような省エネ住宅をつくりやすいことも三角屋根のメリットです。
以下の記事では、ZEH住宅についてくわしく解説していますのでぜひ、ごらんください。
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どのようなデザインテイストにも調和しやすい
三角屋根は、かわいらしいデザインの「北欧風」、スタイリッシュな「モダン」など様々なテイストに合わせやすいことも魅力的です。
また、以下のように三角屋根の形状を活かした間取りにすることも可能です。
- ・天井を張らずに開放的な高天井にする
- ・屋根の形状を活かしてロフトをつくる
以下の記事では、高天井のあるリビングのメリット・デメリットを紹介していますので、ぜひごらんください。
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三角屋根のデメリット
ここまで紹介してきたとおり、三角屋根にはたくさんのメリットがありますが、いくつかのデメリットもあります。
ここでは、三角屋根のデメリットを紹介します。
妻側の壁面が劣化しやすい
妻側(つまがわ)とは、棟に対して直角な面のことを指します。
妻側は、雨や日光が当たりやすいため、劣化しやすい傾向がありますので、以下のような対策を検討しましょう。
- ・定期的にメンテナンスを行う
- ・軒の出を長くする
- ・庇を設ける
周囲と似たデザインになりがち
一般的に三角屋根は、日本の屋根の中で多く普及している形状であるため、周囲の家のデザインと似た雰囲気になってしまいがちです。
「北欧風」「モダン」など設計段階で住宅のテイストを決めて、おしゃれな三角屋根の家をつくりましょう。
例えば、以下のようなアイデアで、単調になりがちな三角屋根の家の外観にアクセントを加えられます。
- ・窓の配置を工夫する
- ・サイディング、天然素材などを組み合わせる
おしゃれな三角屋根の家の施工事例を紹介
三角屋根の家は、周囲と似たような雰囲気になりがちですが、設計段階でテイストを決めて工夫することでおしゃれに仕上がります。
ここでは、「北欧風」「南欧風」「モダン」おしゃれな三角屋根の施工事例を紹介します。
カフェ風の可愛らしい三角屋根の家
こちらは、北欧風の可愛らしい三角屋根の家の施工事例です。
可愛らしいテイストの「塗り壁」「木風の窓枠」などを採用することで、ナチュラルな北欧風の平屋に仕上がりました。
<施工事例>ジャパンディな三角屋根の平屋
ナチュラル×モダンな三角屋根の家の施工事例
こちらは、ナチュラルな三角屋根の家の施工事例です。
グレーの塗り壁を採用したシンプルな外観ですが、アイアンの手すりがアクセントになって、おしゃれな三角屋根の家を実現しました。
<施工事例>猫と共に暮らす家
南欧風の可愛らしい三角屋根の家
こちらは、南欧風の可愛らしい三角屋根の家の施工事例です。
白い塗り壁にブラウンの洋瓦を採用した外観により、ナチュラルで可愛らしい雰囲気を実現しました。
<施工事例>建築家をつくる憧れの暮らし
ブルーハウスには、三角屋根を含めた様々な屋根形状の住宅の施工事例がたくさんあります。
ぜひ、ごらんください。
おしゃれな三角屋根の家をつくるポイント
最後に、おしゃれな三角屋根の家をつくるためのポイントを紹介します。
軒の出を工夫する
軒の出を短くすると、「モダン」な印象になり、長くすると「落ち着いた雰囲気」になります。
例えば、軒ゼロの家にすると、シンプルモダンな外観を実現できます。
屋根の勾配を工夫する
屋根の勾配を緩やかにすると、「柔らかい」雰囲気になる一方で、きつくすると、「屋根が強調」されます。
例えば、ヨーロッパ風の家にしたい場合には、屋根の勾配をきつくすると求めるテイストに近づきます。
窓の配置、枠などを工夫する
同じ形状でも、以下のように窓の配置や枠の色を工夫することにより、印象がガラリと変わります。
- ・異なる種類や大きさの窓を組み合わせる
- ・むやみに窓を設けない
- ・木風、ブラックなど窓枠の色で外観にアクセントを加える
例えば、シンプルなデザインにしたい場合、必要がなければ無理に窓を設けないことで、かっこよく仕上がるケースもあります。
以下の記事では、外観を決める窓選びのコツを紹介していますので、ぜひ、ごらんください。
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外構と合わせてトータルコーディネートする
「庭」「玄関アプローチ」「門柱」などの外構もトータルコーディネートすることで、おしゃれな三角屋根の家に仕上がります。
(例)
- ・玄関前にシンボルツリーを配置する:ナチュラル
- ・アイアンの手すりを設ける:モダン、インダストリアル
- ・外構にレンガ、枕木などを採用する:北欧風、ナチュラル
まとめ
今回は、おしゃれな三角屋根の家のメリット・デメリットを紹介しました。
「モダン」「北欧風」など様々なテイストと調和する「意匠性」と家を長持ちさせる「機能性」が三角屋根のメリットですが、三角屋根は、日本で多く普及している屋根なので周囲の家と似たような外観になりがちです。
「軒の出」「屋根の勾配」などを工夫することでおしゃれに仕上がりますので、おしゃれな三角屋根の施工実績が多い施工業者を選定し、相談しながら検討しましょう。
今回紹介した情報が、「おしゃれな三角屋根の家」を検討中の方の参考になれば幸いです。
豊橋市で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ
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