ガルバリウム鋼板の外壁の色選びで失敗しないためのポイント|人気の色・種類など解説
外壁材として人気のガルバリウム鋼板ですが、「どのような色にしたらよいのか」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
ガルバリウム鋼板の外壁の色選びによって住宅の印象が大きく変わりますので、全体のバランスを考えながらトータルコーディネートすることが重要です。
今回は、ガルバリウム鋼板の外壁の色選びについて以下のポイントを中心に色の種類や失敗しないためのポイントを解説します。
<コラムのポイント>
・ガルバリウム鋼板を外壁に取り入れるメリット・デメリットを紹介します。
・ガルバリウム鋼板の色や種類について解説します。
・色選びは、全体のバランスを考えてトータルコーディネートすることが重要です。
目次
ガルバリウム鋼板とは|外壁に取り入れるメリット・デメリット
ガルバリウム鋼板とは、アルミニウムや亜鉛でつくられた金属材の一種で、主に屋根材や外壁材として使われます。
ここでは、外壁材としてガルバリウム鋼板を採用するメリット・デメリットを解説します。
外壁にガルバリウム鋼板を取り入れるメリット
外壁にガルバリウム鋼板を取り入れるメリットは、以下のとおりです。
- ・モダン・スタイリッシュな外観デザインを実現できる
- ・耐震性・耐久性に優れている
- ・防水性が高い
- ・錆びにくい
ガルバリウム鋼板の素材感は、モダンな印象を与えますし、他の素材と組み合わせることもできます。
例えば、木材とガルバリウム鋼板を組み合わせることで和モダンな外観になります。
以下の記事では、和モダンのおしゃれな平屋をつくるためのポイントを解説していますので、ぜひごらんください。
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外壁にガルバリウム鋼板を取り入れるデメリット
外壁にガルバリウム鋼板を取り入れるデメリットは、以下のとおりです。
- ・デザインのバリエーションが少ない
- ・凹みやすい・傷がつきやすい
- ・施工に技術力が必要
ガルバリウム鋼板は、サイディングと比べると、デザインのバリエーションが少ないことがデメリットです。
また、ガルバリウムは衝撃に対する抵抗力が弱いため、凹みやすい特徴があることに注意しましょう。
ガルバリウム鋼板の外壁の色の種類と特徴
ガルバリウム鋼板には、様々なバリエーションの色があります。
ここでは、ガルバリウム鋼板の外壁で人気の色の種類や特徴について解説します。
グレー
ガルバリウム鋼板と相性がよい色として、「グレー」があり、一般的に以下のような印象を与えます。
・落ち着いた雰囲気
・無機質なイメージ
また、「汚れが目立ちにくい」「無彩色なので他の色と組み合わせやすい」などの特徴もあります。
一方で、地味な印象となることもあるので注意しましょう。
ブラック・ダークグレー
かっこいい外観にしたいならブラックやダークグレーがおすすめです。
一般的にブラック・ダークグレーは、以下のような印象を与えます。
・高級感や重厚感
・モダン・スタイリッシュ
・存在感が強い
一方で、「汚れが目立ちやすい」「熱を吸収しやすい」などの特徴があるため、「断熱材の選定」「通気工法の採用」などの工夫を検討しましょう。
ホワイト系統(アイボリー)
ホワイト系のガルバリウム鋼板は、清潔感や開放感を与えてくれますので、ナチュラルなテイストを入れたい方におすすめです。
一般的に、ホワイト系の配色には以下のような特徴があります。
・明るく開放的
・清潔感
・他の色と調和しやすい
ただし、「汚れが目立ちやすい」デメリットがあるため、外壁にホワイト系のガルバリウム鋼板を採用する際は、定期的な清掃が必要になります。
ブルー
空や海の色を連想させるブルーも人気の色です。
一般的に、ブルーには以下のようなイメージがあります。
・清涼感
・好感度が高い
「アメリカンテイストの家をつくりたい」と考えている方は、ブルーのガルバリウム鋼板がおすすめです。
アースカラー
アースカラーとは、地球や植物など自然をイメージした茶色系統~緑系統の色の総称です。
アースカラーは一般的に以下のようなイメージがあり、ナチュラルな雰囲気や周囲との一体感を出したい場合に、おすすめの色です。
- ・落ち着いた雰囲気
- ・老若男女に人気がある
色を組み合わせる
「外壁の色をツートンカラーにしたい」という方は、2色のガルバリウム鋼板の色を組み合わせることも可能です。
一般的には、ブラックとグレー、ブラックとネイビーなど同系色の濃い色を組み合わせるとおしゃれな外観に仕上がります。
また、ガルバリウム同士でなくても外観をツートンカラーに仕上げることができます。
以下の記事では、外壁をツートンカラーに仕上げるポイントを紹介していますので、ぜひごらんください。
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ガルバリウム鋼板にはつやありとつや消しがある
ガルバリウム鋼板には、「つやあり」と「つや消し」があり、以下のような特徴があります。
- ・つやあり:汚れが落ちやすい、光を反射する
- ・つや消し:汚れがつきやすい、落ち着いた印象になる
同じ色でもどちらを選ぶかで印象が変わりますので、慎重に検討しましょう。
ガルバリウム鋼板には色だけでなく柄の種類もある
ガルバリウム鋼板を外壁に採用する際は、「色」だけでなく「柄」にもこだわりましょう。
ガルバリウム鋼板には、以下のような柄の種類があります。
- ・スパン柄:ストライブのような柄
- ・積石柄:異なる大きさの石を組みあわせた模様
- ・レンガ調:レンガのような模様
- ・木目調:木材を再現した模様
例えば、以下のような工夫をすることで目標とするデザインテイストに近づきます。
- ・「スタイリッシュな雰囲気にしたい」:スパン柄を採用
- ・「ナチュラルな雰囲気にしたい」:積石柄、木目調を採用
ガルバリウム鋼板の外壁の色選びで失敗しないためのポイント
ガルバリウム鋼板を外壁に採用する際の色選びで、「こんなはずじゃなかった」と失敗しないためのポイントを解説します。
全体のバランスを考慮しトータルコーディネートする
マイホームの外壁は自分が好きな色にしたいところですが、全体的なバランスを考えトータルコーディネートすることが重要です。
外壁の色が悪目立ちしないためにも、建物の周囲の環境、屋根の色、外構などと調和させるようにしましょう。
維持管理が楽な色を選ぶ
マイホームを建てた後のメンテナンスを考えることも大切です。
例えば、白や黒は汚れが目立ちやすいので定期的なメンテナンスが必要になることがあります。
例えば、グレー系、シルバーなどの中間色は汚れや色褪せが目立ちにくい特徴があるため、汚れが気なる方におすすめです。
事前にサンプルで確認する
カタログで色選びをするだけでは、実際にマイホームを建てた後に「イメージと違った」と後悔することがあります。
事前にカットサンプルを取り寄せて実際の色を確認するようにしましょう。
遮熱性も考慮する
一般的には、ブラックやネイビーなどは熱を吸収しやすく、シルバーやグレーなどは遮熱効果が高いと言われています。
例えば、寒冷地にお住まいの方は暗い色を選択し、そうでない方は夏の暑さ対策として遮熱効果が高い色を選ぶなどの工夫が必要です。
外壁にガルバリウム鋼板を取り入れた施工事例を紹介
最後に、外壁にガルバリウム鋼板を取り入れた施工事例を紹介します。
ガルバリウム鋼板の外壁のイメージが湧かない方は、ぜひ参考にしてください。
ダークグレーのガルバリウム鋼板を外壁に取り入れた施工事例
こちらは、屋根続きで、一部にガルバリウムを採用した施工事例です。
ダークグレーのガルバリウム鋼板が外観のアクセントとなり、スタイリッシュなデザインに仕上がりました。
<施工事例>距離感を考えた暮らしやすさ
グレーのガルバリウム鋼板を外壁に取り入れた施工事例
こちらは、グレーのガルバリウム鋼板を外壁に取りいれた施工事例です。
グレーのガルバリウム鋼板と相性のよい無垢材を一部採用することで、和モダンな雰囲気に仕上がりました。
<施工事例>長い暮らしを考える
ホワイト系のガルバリウム鋼板を外壁に取り入れた施工事例
こちらは、ホワイト系のガルバリウム鋼板を外壁に取り入れた施工事例です。
深みのあるグリーンの外壁とガルバリウムのコンビネーションが特徴的です。
<施工事例>green for reborn
ブルーハウスには、今回紹介しきれなかったガルバリウム鋼板を外壁に取り入れた施工事例がたくさんあります。
ぜひ、ごらんください!
まとめ
ガルバリウム鋼板の外壁の色選びの方法について解説してきました。
ガルバリウム鋼板の色は、周囲の環境や屋根、外構などと調和させることが重要です。
また、あとになって「イメージと違った」と後悔しないためにも、事前にカットサンプルを取り寄せて、実際の色を見て選ぶようにしましょう。
今回紹介した情報が、ガルバリウム鋼板の外壁を取り入れた家づくりの参考になれば幸いです。
豊橋市で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ
ブルーハウスは、豊橋市でオーダーメイドのデザインと快適性、住みやすさを両立した家づくりをしています。
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