地震に強い家の構造を解説|耐震性が高い住宅の特徴を総まとめ

住宅模型と地面の割れ

震度7にもおよぶ大地震が起こりうる日本において、住宅における地震対策は非常に重要です。

家を建てる際に、耐震性を重視する人も多いのではないでしょうか?

住宅が地震に強いか弱いかは、採用する構造や広報によって左右されます。さらに、住宅の形状や高さによっても、耐震性には違いがあらわれます。

それを知っていれば、住宅を建てる際、地震に対する耐性を確保する上で役立つでしょう。

そこで本記事では地震に強い家の構造、特徴などを解説します。

地震に強い家の構造と工法

木造住宅の骨組み

まず、住宅の構造は3つに大別されます。

  • ▶︎鉄骨造
  • ▶︎鉄筋コンクリート造
  • ▶︎木造

住宅では、ほとんどの場合上記いずれかの構造を採用します。それぞれの耐震性などに関して解説するので参考にしてください。

<コラムのポイント>

  • ・住宅における主たる構造の種類とその特徴を解説します。
  • ・地震に強い家の特徴を述べています。
  • ・その他「免震」や「地震等級」など、住宅と耐震性に関して関係性あるキーワードに関して解説しています。


鉄骨造

鉄骨造とは、住宅の基礎となる骨組みに、鉄骨を使用した構造を示します。

鉄を使用している関係上、建物としては頑強です。また鉄は「しなる」性質を持ち、地震によって負荷がかっても、容易には破断しません。

その性質を持ってして、揺れに対し耐性を発揮することが可能。また鉄骨は工場生産されるため、品質と耐震性が一定水準で安定するのも強みです。

法定耐用年数も長く、重量鉄骨造なら34年、軽量鉄骨造でも27年は耐久性を維持します。

しかし後述する鉄筋コンクリート造と比較すると耐震性はやや劣る点に注意しましょう。

ただし鉄骨造のほうが安価であり、住宅構造として採用しやすい部分はあります。

鉄筋コンクリート造

鉄筋コンクリート造とは、住宅における主たる鉄筋をコンクリートで覆う構造を示します。

3つの構造のうち、もっとも耐震性が高くなる傾向がありますが、建築費用がかさみやすいのがデメリット。

鉄筋コンクリート造は、鉄筋が持つ「牽引に耐える力」と、コンクリートが持つ「圧縮に耐える力」が合わさることで、耐震性を発揮します。

地震の揺れ方には縦横がありますが、縦に対してはコンクリートの、横に対しては鉄筋の特性を発揮することが可能です。

費用はかかりますが、その耐震性は魅力的に感じられるでしょう。

しかし、いかに鉄筋コンクリート造だとしても、住宅の形状次第では、本来の耐震性が発揮されません。

具体的には階層が高い、形状が複雑である、地盤が緩いなどの悪条件が重なった場合、地震に対する耐性が疑問視されます。

木造

木造とは、住宅の基礎となる筋交いや梁などを、木材で構成した構造を示します。

木造に関しては、「鉄筋を使用した場合と比較して、構造的に弱い」と考える人もいるかもしれません。

しかし木造でも耐震性は十分に確保可能。木造の場合は、在来工法もしくは2×4工法といった有力な工法を採用できるからです。

また木造住宅は構造がシンプルにまとまりやすく、軽量であることから、揺れをおさえやすいメリットも有します。

そして鉄骨造、鉄筋コンクリート造と比較すれば基本的には安価であり、採用する構造として検討しやすいのも強み。

【補足】建築基準法で最低限の耐震性は保証されている

このように、構造や工法によって、耐震性やその性質(揺れが大きいか、縦横どちらの振動に強いかなど)は異なります。

しかし現代では、1981年に定められた新耐震基準が存在することから、以下のような条件を満たさない限り、そもそも住宅を建築できません。

  • ▶︎震度5強程度の地震では大きな損傷がない
  • ▶︎それ以上の震度でも場合も倒壊は免れる

ゆえに現代では法律により、どの構造であっても、最低限、上記の耐震性は保証されている状態です。

さらに後述するように、木造でも鉄骨造でも、地震に強い家の特徴をおさえていけば、十分な耐震性を確保することが可能です。

地震に強い家の特徴

木造住宅の内部構造

構造や工法のほか、以下のような特徴を持つ住宅は、より高水準の耐震性を有する傾向にあります。

  • ▶︎住宅の標高が低い
  • ▶︎形状がシンプルである
  • ▶︎総二階に該当する

このような住宅は、構造的に安定しており、地震の影響を受けづらいもの。したがって、耐震性を十分に発揮することが可能です。

それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

住宅の標高が低い

まず、住宅の標高が低い場合、耐震性は高くなると考えられます。

例えば3階、4階建て以上の建物は、1階より上の階層が揺れやすい傾向にあります。そこが脆弱であるがゆえ、大規模な被害が生じるケースも少なくありません。

しかし住宅の標高が低いほど揺れが小さくなり、結果としてより優れた耐震性を発揮できます。

したがって地震に対する強さを考えるなら、住宅の標高を低くおさえることを検討するのも重要でしょう。

また高さの観点で考えるなら、1階分の高さしかない平屋の住宅は耐震性を有すると考えるのが自然です。

形状がシンプルである

また形状がシンプルであることも、耐震性の向上に寄与します。

一般に住宅は、正方形に近いほど地震に強くなるもの。揺れのエネルギーを4つの方向に分散し、住宅全体で受け止められるからです。

しかし正方形ではなく、L字形などの場合、どこか一点に揺れのエネルギーが集中しがち。そこを中心に被害が広がるケースも少なくありません。

また高階層住宅である、1階が駐車場で柱しか通っていない(ピロティ構造)などの条件が重なると、さらに耐震性は落ちてしまいます。

一方で住宅を建てる際は、できる限り正方形に近づけることで、耐震性を高めることが可能です。

総二階に該当する

また総二階の住宅も、耐震性が高い傾向にあります。

総二階とは、1階と2階の形状が同一の住宅。この場合も揺れのエネルギーがバランスよく拡散するため、地震による影響を受けにくくなります。

耐震性を意識するなら、総二階の形を取るのも、有効な選択肢となるでしょう。

住宅と耐震性に関するよくある質問

スタディースペースよくある質問

本記事では住宅の構造および耐震性に関して解説しました。ここではよくある質問に回答します。

耐震・制震・免震の違いとは

基本的には以下のような性能を示します。

  • ▶︎耐震/地震の揺れを耐えて、倒壊などを防ぐ
  • ▶︎制震/地震の揺れのエネルギーを吸収する
  • ▶︎免震/地震の揺れのエネルギーが住宅に伝わらないようにする

耐震性のみならず、制震、免震性を確保すればさらに地震に強い住宅を建てることが可能。

私たちも、耐震性のみならず、ダンパーという構造を持ち、制震性を高める工夫をしています。

ダンパーのような新しい技術に興味がある方は、ぜひ一度、お問い合わせください。

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耐震等級とはどのような基準か

耐震等級とは、品確法によって定められた、住宅の耐震性を区分する3段階の基準です。等級3が最高の耐震性を有すると定義されています。

耐震等級1の基準は、1981年に定められた新耐震基準と同一です。

  • ▶︎震度5程度の地震では大きな損傷がない
  • ▶︎震度6強~7相当の震度に対して倒壊・崩壊しない

また耐震等級3には、耐震等級1の1.5倍の耐震性を有している住宅が該当。これは消防署や警察署などの建設における基準とされています。

ただし新耐震基準を満たすことは義務付けられている一方、等級2、3に該当させることは、法的に必須ではありません。

なお私たちのブルーハウスの住宅に関しては、等級3を基準として建築しています。

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まとめ

木造住宅の模型

本記事では地震に強い家の構造や特徴に関して解説しました。

構造に関しては、鉄筋造、鉄筋コンクリート造、木造と、3種類あります。「鉄筋コンクリート造が最も強い」と認識されがちですが、実は木造の住宅でも、木材ならではの軽さとしなかやさを活かして、耐震性を獲得することが可能。

また、合わせて地震に強い家の特徴をおさえていけば、より構造的に安定した住宅を建てられます。

愛知・名古屋付近で注文住宅を手がけるブルーハウスからのメッセージ

ブルーハウスは、愛知・名古屋で、快適性、住みやすさ、そして本記事で述べた耐震性、その全てにおいて高水準な住まいづくりをお手伝いしています。

  • 高度な耐震構造を用いた、地震に強い家づくりにも注力しています。非常に重要な役割を果たす耐震・制震ダンパーも採用。
  • デザインも性能も叶えて、長く快適に経済負担の少なく住める家をつくっています。
  • ・ブルーハウスは、高気密高断熱住宅にこだわっています。(現在HEAT20G2グレードを中心に建築。全棟気密測定(C値測定)を実施)
  • ・無垢材や塗り壁など、自然の素材を使った家づくりが得意です。
  • ・土地探しからも始められて、建てたい家や住みたい地域、住みたい環境から適した土地をお探しします。

愛知に住む人、そしてその郊外に住む人を家づくりで幸せにする。「人生を最高に楽しむ家」をつくることを目指して家づくりをしています。

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