平屋の外構をおしゃれに!プライバシーを守る目隠しフェンスとは|材質やデザインを紹介
平屋を建てる際の懸念材料として、2階建てなどに比べ周囲からの視線が防ぎにくく、プライバシー面の低下が上げられます。
いろいろな方法がありますが、平屋の外構に目隠しフェンスを加えることで、プライバシー面を高めつつ、おしゃれ度をアップさせることができます。
しかしひとことで平屋の目隠しフェンスといっても、いろいろな種類があり、どんなものを選んだらいいのだろう・・・と疑問に感じている方も多いでしょう。
今回は、平屋のプライバシー面を守る!外構と目隠しフェンスについてクローズアップしてみましょう。
目隠しフェンスのメリットは?
目隠しフェンスの高さには決まりがあるの?
平屋を検討している方の疑問と不安にお答えします。
ぜひこれからの平屋建築に活かしていきましょう。
<コラムのポイント>
- ・快適性を損なわせず、平屋の外構をおしゃれにするフェンスの選び方を知ることができます。
- ・プライバシーを守る方法として、目隠しフェンス以外の情報や注意点を合わせてご紹介します。
平屋とはどんな家?簡単に解説
平屋とは文字の通り、1階建ての平べったい家屋となります。
生活空間の全てをフルフラットな環境で整えることができ、小さなお子様からお年寄りまで、どの年代でも暮らしやすいことが最大の魅力です。
以前は、「なんとなく野暮ったい・・・」「避暑地などの別荘」などの印象がありましたが、現在では子育てもしやすい・コンパクトで暮らしやすいなど、若い年代の注目度を集めています。
現代の平屋はデザイン性や機能性が格段にアップし、アイデアや工夫により、暮らしやすくおしゃれで個性的なデザインも夢ではないのです。
また、平屋の生活では、下のようなメリットやデメリットがあります。
平屋のメリット
- ・生活動線や家事動線をシンプルにでき、コンパクトな間取りが可能
- ・家族とのコミュニケーションが取りやすい
- ・重心が低い、加重の負担が少ないことから、地震の揺れや風に対して強い
- ・屋根形状の魅力を室内環境に取り入れやすい
- ・メンテナンスもし易く、費用負担を抑えられる
平屋のデメリット
- ・2階建て住宅と同じ広さにする場合、広い敷地が必要になる
- ・緊急時、上への避難が不可能
- ・建物の低さから、周辺環境の影響を受けやすい
- ・外部から侵入されやすいなど、防犯面の不安がある
平屋を含めどんな住まいにも、メリットやデメリットは存在します。
後悔しない、失敗したと感じない家づくりをするためには、デメリットを知り対策することが重要です。
今回は「外部から侵入されやすいなど、防犯面の不安がある」の対策として、目隠しフェンスなど外構面のアイデアを次の項でご紹介します。
「平屋でのんびり暮らしたい。でも、広さが足りない」という方は、平屋のような暮らしを可能にする間取りも含めてご検討ください。
平屋の外構をおしゃれに守る!目隠しフェンスの種類
平屋の場合全ての空間が1階部分にあるため、周囲からの視線を防ぎにくいという点があります。
「安全面を向上させるのであれば、高いフェンスで囲えば・・・」と考えがちですが、住宅全体に閉鎖的な印象をあたえ、採光や風通しなどの低下が考えられます。
しかし安全面を高めて快適性が著しくダウンしてしまっては、その良さは半減してしまいます。
目隠しフェンスの特徴を把握し、外構のおしゃれ度をアップさせつつ快適性も損なわせない!目隠しフェンスを選びましょう。
アルミフェンス |
目隠しフェンスの中で一般的なのが、このアルミフェンスです。 単体で設置できる、塀や土台と併せてしっかりとガードするなど、いろいろなスタイルが選べます。 サビや腐食に強く豊富なデザインから選ぶことができ、価格も抑えやすいというメリットがあります。 |
木目調フェンス |
温かみを感じさせ、樹木など周囲の環境と調和させやすいのが、木目調フェンスです。 アルミフェンスの上に木目調を施したものや樹脂素材用いたものなどがあります。 デザイン性はグッとアップするのですが、アルミフェンスよりも価格が若干高くなる傾向にあります。 |
すりガラス調フェンス |
不透明なすりガラス調のクリアパネルをアルミ材やなどの枠で支えたフェンスになります。 上記のふたつに比べ採光を邪魔しないため、圧迫感を感じさせにくいというメリットがあります。 採光面などに優れていますが、汚れが目立ちやすい部分は、デメリットといえるかもしれません。 |
塗り壁塀 |
「既製品ではなく、外観に合わせたデザインにしたい」などの自由度を求めている方は、塗り壁塀がおすすめです。 既製品とは違い、ひとつひとつ色味やデザインを変えられる部分は、大きな魅力です。 費用負担が大きくなりがちですが、しっかりと周囲からガードすることができます。 |
化粧ブロック塀 |
化粧ブロックは、外壁用に表面に凸凹が加工されているものです。 色づけや凸凹によっても表情が変化し、デザインが豊富なのが魅力のひとつ。 塗り壁塀と同様に、周囲からの視線もしっかりガードできます。 |
角材 |
など、いろいろな楽しみ方ができるのがこの角材です。 塗り壁や化粧ブロックよりも目隠し効果は高くありませんが、デザイン性を高めつつ、周囲からの視線をやんわりと遮る効果が期待できます。 |
上記の目隠しフェンス以外にも、生垣や庭木、シンボルツリーなど、たくさんのアイデアがまだまだあります。
平屋の特性を活かした、「暮らしやすい間取り」「高級感のあるデザイン」をご希望なら、建築家と一緒に平屋づくりができるブルーハウスまでご相談ください。
効果的な目隠しアイテムを選ぶポイント
安全面のみを高めた目隠しフェンスを設置しても、快適性が低下してはその良さは半減します。
家族が長い時間集う空間だからこそ、「安全面を高める+快適性をアップさせる目隠しフェンス」を選ぶことが、とても重要なのです。
平屋の安全面を高める+快適性をアップさせる目隠しフェンスにするためには、下の3つのポイントを押さえることが必要です。
- ・安全性を確保する「フェンスの高さ」
- ・快適性を損なわせない「採光や風通しのあるスタイル」
- ・平屋のトータルバランスを考えた「スタイルの選択」
ひとつずつ特徴と注意点をご紹介します。
安全性を確保する「フェンスの高さ」
フェンスは低すぎると周囲の視線を防ぎきれず、高すぎてはかえって死角を多くする・倒壊の危険性が高くなるなどのリスクが考えられます。
そして民法235条では、「目隠し設置義務の条件(境界線付近の建築の制限)」が定められています。
第二百三十五条
境界線から一メートル未満の距離において他人の宅地を見通すことのできる窓又は縁側(ベランダを含む。次項において同じ。)を設ける者は、目隠しを付けなければならない。
2 前項の距離は、窓又は縁側の最も隣地に近い点から垂直線によって境界線に至るまでを測定して算出する。
日本人の平均身長を考えると、地面から180cmほどの高さがあれば、通行人からの視線を遮ることが可能でしょう。
塀をつくる位置や環境に合わせて高さを調整することが必要です。
こんなデザインにしたい、ここは風や光が多く入るようにしたいなどの要望をまとめ、プロにアドバイスをもらうこともひとつの方法です。
上の基準を守りつつ、しっかりと目隠しできる環境を整えていきましょう。
快適性を損なわせない「採光や風通しのあるスタイル」
前項でもご紹介したように、選択する目隠しフェンスにより「視界の遮り」や「採光や採風の取り込み」に変化が現れます。
目隠しフェンスのメリットは安全面を高める効果が期待できる部分ですが、取り付ける位置や方角により室内の採光や風通しを妨げてしまいます。
土地の向きや周辺環境を考慮に入れ、目隠しフェンスだけではなく間取りも調整することが必要です。
平屋のトータルバランスを考えた「スタイルの選択」
目隠しフェンスも外構アイテムのひとつです。
そのためセレクトする目隠しフェンスにより、住宅全体の印象を大きく変化させます。
住宅のデザイン、家全体の雰囲気、フェンスの高さや機能面など、全体のバランスを考えつつ選択していきましょう。
まとめ
平屋とひとことで表しても、ご家族が成功と思う形になるためにはいくつもの道があります。
自分たちの頭や心に中にある思いや希望を形にすることは、住宅建築の醍醐味でもあり、一方では難しさともいえるでしょう。
そのためその思いを形にするための建築会社選びは、とても重要になります。
ブルーハウスでは、お客様小さな声も聞き逃さず形にするお手伝い&ご提案をさせていただいております。
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